南新宿駅
南新宿駅 | |
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高架下にある駅入口(2019年9月28日) | |
みなみしんじゅく Minami-Shinjuku | |
◄OH 01 新宿 (0.8 km) (0.7 km) 参宮橋 OH 03► | |
所在地 | 東京都渋谷区代々木二丁目29番16号 |
駅番号 | OH02 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■小田原線 |
キロ程 | 0.8 km(新宿起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]3,588人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月1日 |
南新宿駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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南新宿駅(みなみしんじゅくえき)は、東京都渋谷区代々木二丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 02。
駅名に新宿と付くが、渋谷区に存在する。駅名の由来は新宿駅の南に位置するというのが諸説である。
歴史[編集]
当駅が現在の位置に置かれたのは、隣接する新宿駅の拡張工事が1967年(昭和42年)に完了したときからである。駅はそれ以前、現在の位置よりも新宿駅寄り、現行の小田急線の新宿駅地下ホームからの線路が地上ホームからの線路と合流する踏切(新宿1号踏切)からその次の旧小田急本社(現在の小田急南新宿ビル)前の踏切(新宿2号踏切)にかけての地点に設置されていた。同地には新宿駅地上ホームへの線路と地下ホームへの線路との分岐器を設置したため、昔の駅の痕跡はほとんどみられず、わずかに踏切脇に当時の駅舎の土台部分のコンクリート跡が残る程度である。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 千駄ヶ谷新田駅(「千田ヶ谷新田」という表記もみられる[1])として開業[2][3]。駅名は当時の駅所在地の地名に由来する。
- 1937年(昭和12年)7月1日 - 小田急本社前駅に改称[2][4]。小田原急行鉄道の本社が駅前にあることから。
- 1942年(昭和17年)5月1日 - 当時の小田急電鉄が当時の東京横浜電鉄等と合併し東京急行電鉄(大東急)となったことから南新宿駅に改称[2][5][注 1]。
- 1945年(昭和20年)5月26日 - 前日の夜からのアメリカ軍による東京大空襲(山の手大空襲)で、本社事務所(現在の小田急南新宿ビル)と新宿駅甲州口が焼失、新宿 - 南新宿間が不通となったため、数日間、全列車が当駅止まりとなる[6]。
- 1973年(昭和48年)12月21日 - 参宮橋方に150m移転し、現在地に開業[2][7]。
- 2012年(平成24年)2月 - ホーム有効長を10両対応とする工事が完了[8]。
- 2014年(平成26年)1月:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[9]。
- 2019年(平成31年)3月16日 - ダイヤ改正により、新たに10両編成の各駅停車が停車するようになる。
駅構造[編集]
2009年(平成21年)5月から駅の改良工事を実施しており、エレベーターの新設やトイレの改修などが施工された。2012年(平成24年)2月に、各駅停車の10両編成化に対応するためのホーム有効長の延伸工事が完了した[8]。延伸部分は立入禁止の仕切りによって閉鎖していたが、2019年3月16日ダイヤ改正より10両編成の各駅停車が設定され、延伸部分の供用を開始した。現在、ホームドアの設置は無し。
のりば[編集]
海側(南側)から下表の通り。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先[10] |
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1 | 小田原線 | 下り | 小田原・片瀬江ノ島方面 |
2 | 上り | 新宿方面 |
(出典:小田急電鉄:駅構内図)
駅構内設備[編集]
- エレベーター
- 各ホームから改札への階段は8両編成の5号車付近にそれぞれ1か所ある。
- トイレとATM(横浜銀行)は下りホームの新宿寄りにある。
- かつては改札内コンコースに忘れ物取扱所として「南新宿遺失物センター」が併設されていたが、2006年3月に経堂駅に移設された。
利用状況[編集]
2022年度の乗降人員は3,588人であり[小田急 1]、小田急線内全70駅中最下位である。ただし、次点の足柄駅との差は僅かであり、年度により順位が入れ替わることがある。
また、新宿駅と目と鼻の先で徒歩圏内、かつ500メートルほど離れた代々木駅からは山手線や中央総武線が運行されており、千代田区・中央区などの東京都心部や渋谷・池袋方面などに乗り換え無しで行けるなど、近距離に利便性の高い駅がある関係からか、東京23区内では利用者数の少ない鉄道駅の一つとなっている。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[12] |
1日平均 乗車人員[13] |
出典 |
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1972年(昭和47年) | [14]5,114 | ||
1982年(昭和57年) | [15]7,625 | ||
1985年(昭和60年) | [16]8,888 | ||
1989年(平成元年) | [17]8,447 | ||
1990年(平成 | 2年)2,874 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)2,770 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)2,715 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)2,732 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)2,512 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)2,366 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)2,255 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)2,137 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | [18]5,412 | 2,033 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 1,962 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 1,871 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 1,981 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 4,565 | 2,027 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 4,315 | 1,899 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 4,178 | 1,726 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 3,863 | 1,573 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 3,965 | 1,625 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 4,124 | 1,727 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 3,803 | 1,575 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 3,667 | 1,515 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 3,665 | 1,532 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 3,676 | 1,549 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 3,688 | 1,562 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 3,850 | 1,622 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 3,788 | 1,638 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 3,815 | 1,658 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 3,782 | 1,649 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 4,024 | 1,781 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 4,023 | 1,803 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 3,977 | 1,795 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)3,153 | 1,411 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)[小田急 2]3,410 | ||
2022年(令和 | 4年)[小田急 1]3,588 |
駅周辺[編集]
- 小田急南新宿ビル(小田急電鉄の商業登記上の本店所在地[19])
- 小田急サザンタワー
- ホテルセンチュリーサザンタワー
- JR東京総合病院
- 代々木駅(東日本旅客鉄道〈JR東日本〉山手線・中央・総武緩行線、東京都交通局〈都営地下鉄〉大江戸線)
- 新宿駅で階段等の上下移動を伴う大江戸線など、新宿駅の乗り換えよりもスムーズに乗り換えられる場合があるが、連絡運輸は行われていない。
- 代々木ゼミナール 本部・代々木校
- 代々木ゼミナール造形学校
- 山野美容専門学校
- 渋谷区立代々木小学校
- 代々木三郵便局
- 代々木駅前通郵便局
- 北参道駅(東京メトロ副都心線)
バス路線[編集]
最寄りのバス停留所は、ハチ公バス神宮の杜ルート(フジエクスプレスが運行)の代々木一丁目である。
隣の駅[編集]
なお、1927年4月1日の小田急小田原線開業時から1946年5月31日まで、当駅と参宮橋駅との間に山谷駅が存在した。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ その後、各会社に分離された後も、小田急本社は新宿駅西口駅前に移転したため、駅名が「小田急本社前」に戻ることはなかった
出典[編集]
- ^ 綱島定治 『ポケット大東京案内』 地人社/竹田弘文堂 昭和6年発行
- ^ a b c d 生方良雄『小田急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2010年2月1日。ISBN 9784533075629。
- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、98-99頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、795頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、798頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、800頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、817頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ a b “第91期のご報告(2011年4月1日から2012年3月31日まで)” (pdf). 小田急電鉄. p. 9. 2015年1月3日閲覧。
- ^ 『小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて 2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します! 新宿駅から箱根・芦ノ湖まで通しのナンバリングにより、わかりやすくご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄/箱根登山鉄道、2013年12月24日。 オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ 。2021年5月9日閲覧。
- ^ “南新宿駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月3日閲覧。
- ^ 渋谷区勢概要 - 渋谷区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ 『首都圏沿線ガイド1 小田急線各駅停車』(椿書院・1973年)p21
- ^ 『日本の私鉄5 小田急』(保育社・1985年重版)p145
- ^ 『小田急 車両と駅の60年』(大正出版・1987年6月1日)p150
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻546号「特集・小田急電鉄」(電気車研究会・1991年7月臨時増刊号)p17
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻679号「特集・小田急電鉄」(電気車研究会・1999年12月臨時増刊号)p29
- ^ 小田急電鉄株式会社の情報(国税庁法人番号公表サイト)
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月26日閲覧。
- ^ “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月26日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和2年)