川村卓也

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川村 卓也
Takuya Kawamura
Takuya Kawamura 2020-2021.jpg
2021年 シーホース三河
新潟アルビレックスBB  No.1
ポジション SG
基本情報
愛称 タク
TK
日本語 川村 卓也
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1986-04-24) 1986年4月24日(36歳)
出身地 岩手県盛岡市
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 92kg (203 lb)
キャリア情報
高校 岩手県立盛岡南高等学校
経歴
2005-2007オーエスジーフェニックス
2007-2008オーエスジーフェニックス東三河
2008-2013リンク栃木ブレックス
2013-2015和歌山トライアンズ
2015-2016三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋
2016-2019横浜ビー・コルセアーズ
2019-2021シーホース三河
2021-2022西宮ストークス
2023.3-新潟アルビレックスBB
受賞歴
  • JBLルーキー・オブ・ザ・イヤー 2005-06
  • JBLベスト5 2006-07
  • 天皇杯ベスト5 2007
  • JBLオールスターMVP 2008-09
  • JBL得点王 2008-09
  • JBLベスト5 2008-09
  • JBL得点王 2009-10
  • ベスト5 2009-10
  • 東京運動記者クラブ選出 ベスト5 2009-10
  • JBL得点王 2010-11
  • JBLベスト5 2010-11
  • バスケットボールアジア選手権ベスト5 2011
  • JBL得点王 2011-12
  • JBLアシスト王 2011-12
  • JBLベスト5 2011-12
  • JBLオールスターMVP 2011-12
  • NBLベスト5 2013-14
  • 天皇杯ベスト5 2014
  • 東京運動記者クラブ選出 ベスト5 2013-14
  • B.LEAGUE 2016-17 タフショット賞
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp
代表歴
キャップ 2004 U-18日本代表
2005 アジア選手権
2006 世界選手権
2007 アジア選手権兼北京五輪予選
2011 日本代表 東アジア選手権
2011 アジア選手権兼ロンドン五輪予選

川村 卓也(かわむら たくや、1986年昭和61年〉4月24日 - )は、日本プロバスケットボール選手。岩手県盛岡市出身。ポジションはシューティングガードB.LEAGUE新潟アルビレックスBB所属。

日本初の高卒プロ契約選手。「オフェンスマシーン」の異名を持ち多くの外国籍選手にNBAクラスのスキルを持っていると言われている歴代トップクラスの日本人選手。

来歴[編集]

仙台市立連坊小路小学校に通いながら、片平小学校のミニバスケットボール部に所属しプレーを磨いた。仙台市立五橋中学校に進学し、3年生時の2001年全国中学校体育大会でベスト4入りする。

その後、盛岡市立下小路中学校へ転校し、2002年4月、岩手県立盛岡南高等学校に進学。高校入学時から非凡なシュート力と得点力で全国に知られる。1年生時は全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)に出場し、1回戦の京北戦ではチームトップの22得点を記録したが敗れた。2年生時の全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)1回戦・白岡戦では55得点、2回戦の桜宮戦で51得点してベスト16進出に貢献。3年生時のインターハイではベスト8入りに貢献した。

また、2005年に国際バスケットボール連盟(FIBA)とNBAが共催して行われた開催地域のトップ若手選手(19歳以下)を集めた第1回バスケットボール ウィズアウト ボーダーズ(Basketball Without Borders)のアジア地区キャンプの参加メンバーに選出され、同キャンプにおいてコーチを務めたNBA選手達から高い評価を受け、MVPに選ばれた。

高校卒業後の2005年、JBLスーパーリーグ所属の実業団チーム・オーエスジーフェニックスに入団。ルーキーイヤーの2005-06シーズンに新人王を獲得し、2006-07シーズンには全日本総合バスケットボール選手権大会、スーパーリーグとも史上最年少ベスト5を獲得した。

同シーズン終了後、オーエスジーのbjリーグ転籍に伴うJBL脱退により、代わってJBLに参加するプロチーム・リンク栃木ブレックスへ移籍。2008-09シーズン、得点王を獲得。日本人が得点王を獲得するのは日本リーグ時代とあわせて24年ぶり。2009-10シーズンにはJBL初優勝に貢献。

2013年オフ、NBA挑戦のためリンク栃木を退団した[1]。しかし、海外のチームとは契約に至らず、8月にNBLの和歌山トライアンズと2年契約を締結した[2]。同年のNBLオールスターに選出されている[3]。契約初年度の2013-14シーズンは準優勝に貢献。2015年退団、同年三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋に加入[4]。2016年、横浜ビー・コルセアーズに移籍し、主力としてチームを支えた[5]。2019年から2021年まではシーホース三河に所属し[6]、2021年から1シーズンは西宮ストークスでプレー。退団[7]後は長く所属先が決めらず、解説業等を行っていたが、2023年2月に新潟アルビレックスBBへの練習生での加入が発表され、3月13日付で選手契約に合意した[8]

日本代表歴[編集]

高校3年生時の2004年、U-18日本代表主将を務め、FIBAアジアジュニア選手権に出場し9位。翌2005年、未来の日本代表を担う大学生を対象としたスプリングキャンプに高校生ながらも選出。そこでの活躍が目に止まり、同年日本A代表候補に唯一の10代選手として選ばれ、同年に行われたキリンカップバスケットボール2005、キリンインターナショナルバスケットボール2005、第23回FIBAアジア選手権に出場。

2006年世界選手権代表にもチーム最年少で選出され5試合に出場。

2007年アジア選手権には主力として8試合に出場し8位。1試合平均14.6得点。

2011年アジア選手権は決勝トーナメントの準々決勝で敗れて最終順位7位だったが、大会ベスト5に選出された。9試合に出場し、1試合13.4得点、1.7リバウンド、3.1アシスト。

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
JBLスーパーリーグ 2005-06 オーエスジー
JBLスーパーリーグ 2006-07
JBL 2007-08 35 34 35.9 .436 .417 .812 4.1 1.7 1.2 0.1 1.4 14.6
JBL 2008-09 栃木 35 35.7 .408 .408 .733 4.5 2.1 1.4 0.2 2.2 20.4
JBL 2009-10 40 33.5 .430 .375 .754 3.8 2.7 1.3 0.2 1.7 20.5
JBL 2010-11 28 34.2 .395 .354 .714 4.8 2.7 1.1 0.2 2.1 34.2
JBL 2011-12 37 36 35.0 .412 .404 .838 3.9 4.5 1.7 0.2 2.8 35.0
JBL 2012-13 30 28 34.5 .428 .435 .776 3.9 3.7 1.2 0.0 2.6 34.5
NBL 2013-14 和歌山 46 39 35.3 .430 .396 .811 3.1 5.1 1.2 0.2 2.6 19.2
NBL 2014-15 9 4 27.0 .388 .321 .914 2.2 3.6 1.8 0.2 2.0 15.9
NBL 2015-16 三菱電機 42 30 21.6 .394 .397 .667 1.8 1.2 0.5 0.1 0.8 7.7
B1 2016-17 横浜 59 57 29.5 .402 .321 .781 3.1 3.3 0.9 0.1 1.8 13.4
B1 2017-18 57 43 29.6 .416 .368 .807 3.2 3.6 0.8 0.1 1.8 29.6
B1 2018-19 59 53 31.3 .426 .360 .856 2.6 4.5 1.3 0.1 1.9 31.3
B1 2019-20 三河 41 20 26.0 .410 .398 .717 2.3 2.7 0.8 0.1 1.1 9.0
B1 2020-21 51 39 22.4 .473 .453 .810 2.3 2.5 0.8 0.1 0.8 7.3

受賞歴[編集]

国際大会
日本国内

出演[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]