ロボット (企業)
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南三丁目9番7号 北緯35度38分42.58秒 東経139度42分19.72秒 / 北緯35.6451611度 東経139.7054778度座標: 北緯35度38分42.58秒 東経139度42分19.72秒 / 北緯35.6451611度 東経139.7054778度 |
設立 | 1986年6月3日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 7011001025581 |
事業内容 |
劇場映画,ドラマの企画制作 TVCMの企画制作 グラフィックデザインの企画制作 ウェブサイトの企画制作 デジタルコンテンツの企画制作 キャラクターの企画開発 上記内容に付帯する著作権の管理 その他映像企画制作に関する業務 |
代表者 | 代表取締役社長 長瀬俊二郎 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
△1億円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
65億1,900万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 205名(2022年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 株式会社IMAGICA GROUP 100% |
関係する人物 |
阿部秀司(創業者) 加太孝明(特別顧問) 岩井俊二(映画監督) 山崎貴(映画監督) 加藤久仁生(アニメーション作家) |
外部リンク | https://www.robot.co.jp/ |
株式会社ロボット(英: ROBOT COMMUNICATIONS INC.)は、日本の制作プロダクション。株式会社IMAGICA GROUPの完全子会社で、グループの中核企業。劇場映画、TVCM、アニメーション、WEBサイト、デジタルコンテンツ、XR、グラフィックデザイン、などの企画・制作を事業としている。
歴史
[編集]1986年6月、第一企画(現:ADKホールディングス)のクリエイティブ・ディレクターを務めていた阿部秀司が独立し設立。設立当初はTVCMの企画制作が事業の中心であったが、1995年の映画『Love Letter』から映画製作事業を開始。
2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が実写日本映画の歴代興行収入第1位を獲得[2]。2006年の第30回日本アカデミー賞では『ALWAYS 三丁目の夕日』により13部門中12部門で最優秀賞を獲得[3]、優れた制作プロダクションに贈られる岡田茂賞を受賞した。
国外からの作品評価も高く、2008年には『つみきのいえ』が第81回アカデミー賞 短編アニメ映画賞を受賞。『鬼武者3』はSIGGRAPHの"Electronic Theater"に選出されている。2022年12月には『今際の国のアリス』シリーズが日本発作品としてNetflixにおける視聴時間の最高記録を更新している[4]。
2006年に映像技術会社IMAGICA(現:IMAGICA Lab.)と経営統合し、イマジカ・ロボット ホールディングス(現:IMAGICA GROUP)を設立。
社名の由来
[編集]社名は、創立者の阿部秀司による。二代目社長だった加太孝明は「ロボットというのイメージには色々な面があるが、その中で一番大切にしたいのは、"人間らしさ"という面です。人間を基本に、色々な夢を、色々な方法で実現していきたいと思っています。」と語っている[5]。社名表記では英文のROBOTを用いている[6]。
所在地
[編集]作品
[編集]主な劇場映画作品
[編集]- Love Letter(1995年、監督:岩井俊二)
- PiCNiC(1996年、監督:岩井俊二)
- 踊る大捜査線 THE MOVIE(1998年、監督:本広克行、以降シリーズ全作を制作)
- ジュブナイル(2000年、監督:山崎貴)
- スペーストラベラーズ(2000年、監督:本広克行)
- サトラレ(2001年、監督:本広克行)
- リターナー(2002年、監督:山崎貴)
- 海猿(2004年、監督:羽住英一郎、以降シリーズ全作)
- サマータイムマシン・ブルース(2005年、監督:本広克行)
- ALWAYS 三丁目の夕日(2005年、監督:山崎貴、以降シリーズ全作をプロデュース)
- UDON(2006年、監督:本広克行)
- タイヨウのうた(2006年、監督:小泉徳宏)
- 重力ピエロ(2006年、監督:森淳一)
- ガチ☆ボーイ(2008年、監督:小泉徳宏)
- 曲がれ!スプーン(2009年、監督:本広克行)
- 永遠の0(2013年、監督:山崎貴)
- STAND BY ME ドラえもん(2014年、監督:山崎貴、八木竜一)
- 百瀬、こっちを向いて。(2014年、監督:耶雲哉治)
- リトル・フォレスト(2014年、監督:森淳一)
- 紙の月(2014年、監督:吉田大八)
- 寄生獣(2014年、監督:山崎貴)
- 幕が上がる(2015年、監督:本広克行)
- 劇場版 MOZU(2015年、監督:羽住英一郎)
- 海賊とよばれた男(2016年、監督:山崎貴)
- ちはやふる(2016年、監督:小泉徳宏、以降シリーズ全作を制作)
- 3月のライオン(2017年、監督:大友啓史)
- DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年、監督:山崎貴、日本テレビ開局65周年記念作品)
- 22年目の告白 -私が殺人犯です-(2017年、監督:入江悠)
- あさひなぐ(2017年、監督:英勉)
- アルキメデスの大戦(2019年、監督:山崎貴)
- ひとよ(2019年、監督:白石和彌)
- 余命10年(2022年、監督:藤井道人)
- 線は、僕を描く(2022年、監督:小泉徳宏)
- 最後まで行く(2023年、監督:藤井道人)
- ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜(2023年、監督:石田雄介、Netflix)
- ゴジラ-1.0(2023年、監督:山崎貴、TOHOスタジオとの共同制作)
主な連続ドラマ
[編集]- 恋愛小説(2004年)
- 世にも奇妙な物語「行列のできる刑事」(2009年)
- 鈴木先生(2011年)
- ダブルフェイス(2012年)
- 野良犬(2013年)
- MOZU(2014年)
- 破門 (2015年)
- 会社は学校じゃねぇんだよ(2018年)
- ミス・シャーロック/Miss Sherlock (2018年)
- 名探偵・明智小五郎(2019年版)
- 白い巨塔(2019年版)
- フォローされたら終わり(2019年)
- 太陽は動かない-THE ECLIPSE-(2020年)
- 今際の国のアリス(2020年、以降シリーズ全作を制作、NETFLIX)
- パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜(2022年)
- 幽☆遊☆白書(2023年、Netflix)
主なTVCM
[編集]- 本田技研工業(「Do you have HONDA?」/ 1999年)
- キリンビール(「カンパイ!ラガー」/ 2003年)
- 大塚製薬(「元気ハツラツ? オロナミンC」/ 2004年)
- 日立製作所(「つくろう」/ 2006年)
- 旭化成(「昨日まで世界になかったものを。」/ 2007年)
- キリンビール(「麒麟淡麗〈生〉」/ 2008年)
- Google(「Googleで、もっと。」/ 2010年)
- 大和ハウス(「ここで、一緒に」/ 2011年)
- キリンビバレッジ(「世界のキッチンから」/ 2013年)
- マルコメ(「料亭の味」/ 2014年 )
主なアニメ作品
[編集]- つみきのいえ(アニメーション作品/2008年/米国アカデミー賞受賞作)
- 或る旅人の日記
- ななみちゃん(NHK-BS イメージキャラクター)
- ストレイシープ
- うたまるくん(TBS 音楽番組「うたばん」ジングル)
- 紙兎ロペ(後に担当プロデューサーが株式会社KITERETSUとして独立)
- カリーノ・コニ
- リング・オブ・ガンダム
- オトッペ
その他の主な作品
[編集]- 鬼武者(シナリオパートCGムービー制作担当)
- バイオハザード0(シナリオパートCGムービー制作担当)
- ストレイシープ ポーとメリーの大冒険(PlayStation用ゲームソフト)
- ZOOKEEPER(オンラインゲーム)
- 日曜洋画劇場(番組オープニング)
- ABAL:DINOSAUR(空間移動型VRアトラクション)
関連する人物
[編集]歴代社長
[編集]現在の役員
[編集]演出家・監督・脚本家
[編集]プロデューサー
[編集]- 守屋圭一郎
- 巣立恭平
- 村上公一
- 明石直弓
- 古屋厚
- 小出真佐樹
- 阿部豪
在籍した主なプロデューサー・映像作家
[編集]- 阿部秀司(創業者、阿部秀司事務所、代表)
- 岩井俊二(映画監督)
- 加藤久仁生(アニメーション作家)
- 野村辰寿(多摩美術大学、教授)
- 森井輝(THE SEVEN,チーフコンテンツオフィサー)
- 本広克行(映画監督)
- 守本亨(CMディレクター)
- 安藤親広(映画プロデューサー)
- 守屋貴行(株式会社Aww、CEO)
- 坂井治(絵本作家)
- 稲葉卓也(アニメーション作家)
- 日下部雅謹(株式会社KITERETSU、代表取締役)
- 飯野竜彦(ミュージシャン/FLYIING KIDS キーボーディスト)
- 平田研也
- 薮内省吾
- 長谷川晴彦(映画プロデューサー)
- 加賀遼也
- 清水康彦
その他の関連人物
[編集]- 山崎貴(白組所属、監督第1作目から製作に関わっている)
- 木村ひさし(かつてマネージメント契約を締結、2020年3月に契約満了にて終了)
- 白石和彌(かつてCM企画演出のマネージメント契約を締結、2022年に契約満了にて終了)
脚注
[編集]- ^ a b 株式会社ロボット 第38期決算公告
- ^ “2003年(平成15年)興収10億円以上番組”. 2023年5月29日閲覧。
- ^ “日本アカデミー賞公式サイト”. www.japan-academy-prize.jp. 2023年5月29日閲覧。
- ^ “ROBOT 企画制作「今際の国のアリス」シーズン2 日本発作品として最高記録を更新中。”. www.robot.co.jp. 2023年5月29日閲覧。
- ^ 株式会社ロボット | J・VIG 協同組合 日本映像事業協会 2018年8月30日閲覧
- ^ “ROBOT会社概要”. 2023年6月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- ROBOT
- 株式会社ロボット (@robot_inc) - X(旧Twitter)
- 株式会社ロボット 映画部 (@ROBOT_movie) - X(旧Twitter)
- ロボット (robot.communications.inc) - Facebook
- ROBOT - YouTubeチャンネル
- ロボット - メディア芸術データベース