ヒルディセントコントロール

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ヒルディセントコントロール (Hill Descent Control, HDC) は、自動車の走行制御技術の一つ。「ヒルディセント」は英語 (hill)[1] を下りること (descent)[2] を意味する。自動車で急な坂道を下る際、自動的に速度を低く抑えて走行する機能である[3]自動車メーカーによってはダウンヒルアシストコントロール (Down hill Assist Control, DAC) とも呼ぶ。

長い下り坂を走行する際、フットブレーキを酷使するとフェード現象ベーパーロック現象により、ブレーキの効きが弱まる事態に陥ることがある。こうした事態を避けるためには、低いギアに落としてエンジンブレーキを併用することが望ましい[4]。ヒルディセントコントロールは、エンジンブレーキだけでは減速しきれないような急な下り坂や雪道などにおいても、数km/hないし十数km/hの車速を維持する機能である[5]

動向[編集]

日産・エクストレイル(2代目)の運転席シフトノブの奥、4WDモードスイッチの右横にヒルディセントコントロールスイッチがある。
スバル・フォレスター(4代目)のX-MODEスイッチ(左はアイドリングストップON/OFFスイッチ)。

各自動車メーカーによるヒルディセントコントロールの採用動向は下記の通り。

脚注[編集]

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  1. ^ コトバンク hillの意味(プログレッシブ英和中辞典 第4版)”. 2017年1月15日閲覧。
  2. ^ コトバンク descentの意味(プログレッシブ英和中辞典 第4版)”. 2017年1月15日閲覧。
  3. ^ クルマ用語辞典 ハ行”. 日本自動車連盟. 2017年1月15日閲覧。
  4. ^ 下り坂でブレーキを酷使すると?”. 日本自動車連盟. 2017年1月15日閲覧。
  5. ^ ヒルディセントコントロール”. 日産自動車. 2017年1月15日閲覧。
  6. ^ Jeep 4x4 Performance”. FCAジャパン. 2017年1月15日閲覧。
  7. ^ イグニス 安全装備”. スズキ. 2017年1月15日閲覧。
  8. ^ エスクード 安全装備”. スズキ. 2017年1月15日閲覧。
  9. ^ エスクード2.4 安全装備”. スズキ. 2017年1月15日閲覧。
  10. ^ ハスラー 安全装備”. スズキ. 2017年1月15日閲覧。
  11. ^ シンメトリカルAWD”. 富士重工業. 2017年1月15日閲覧。
  12. ^ フォレスター SUV性能”. 富士重工業. 2017年1月15日閲覧。
  13. ^ レガシィアウトバック”. 富士重工業. 2017年1月15日閲覧。
  14. ^ 走行性能・燃費”. ダイハツ工業. 2017年1月15日閲覧。
  15. ^ HAC/DAC”. トヨタ自動車. 2017年1月15日閲覧。
  16. ^ ランドクルーザープラド 走行性能”. トヨタ自動車. 2017年1月15日閲覧。
  17. ^ FJクルーザー 燃費・走行性能”. トヨタ自動車. 2017年1月15日閲覧。
  18. ^ ヒルディセントコントロール”. 日産自動車. 2017年1月15日閲覧。
  19. ^ 進化したALL MODE 4×4-i”. 日産自動車. 2017年1月15日閲覧。
  20. ^ 2017 Nissan Pathfinder SUV Features”. Nissan USA. 2017年1月17日閲覧。
  21. ^ 2017 Nissan Titan Key Features”. Nissan USA. 2017年1月17日閲覧。
  22. ^ 2017 Nissan Frontier Truck Features”. Nissan USA. 2017年1月17日閲覧。
  23. ^ Hill Descent Control (HDC)”. BMW. 2017年1月15日閲覧。
  24. ^ 河村康彦 (2015年11月17日). “ヨンクの三菱 復活なるか?オフロードイベントで感じた可能性と課題”. webCG. 2017年1月17日閲覧。
  25. ^ ランドローバー用語集”. ランドローバー. 2017年1月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]