ジープ・チェロキー

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ジープ・チェロキー (Jeep Cherokee) はジープカイザー・ジープ)を買収した当時のアメリカン・モーターズ (AMC) がワゴニアのスポーティー版として1974年に発表した2ドアモデルに与えた名称。

その後AMCはクライスラーに買収され、クライスラーはダイムラー・ベンツと合併するなど変転が激しいため、生産年数の長いモデルでは、同じ型でもブランド名が異なる場合がある。Jeep信仰者の間でチェロキーといえば初代のSJを指し、日本では販売台数の多いXJを指すことが多い。

4代目まではすべてが4輪駆動方式のSUVであったが、フィアット傘下となって以降に登場した5代目では4輪駆動のほか、前輪駆動も登場している。

歴史[編集]

初代 SJ(1974年-1983年)[編集]

2代目 XJ(1984年-2001年)[編集]

3代目 KJ(2001年-2007年)[編集]

4代目 KK(2007年-2012年)[編集]

5代目 KL(2013年- )[編集]

ジープ チェロキー
5代目 KL型
2013-2017 フロント
2015 Jeep Cherokee (KL) Longitude wagon (2018-09-03) 01.jpg
2013-2017 リヤ
2015 Jeep Cherokee (KL) Longitude wagon (2018-09-03) 02.jpg
2018- フロント
2019 Jeep Cherokee Latitude front 5.27.18.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
エンジン 直4 2.4 L SOHC タイガーシャーク
V6 3.2 L DOHC ペンタスター
直4 2.2 L SOHC マルチジェット ターボディーゼル
直4 2.0L DOHC ツインスクロールターボ
駆動方式 FF/4WD
変速機 9AT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
全長 4,630 mm(2013-2017)
4,665 mm(2018- )
全幅 1,860 - 1,905 mm
全高 1,700 - 1,740 mm
ホイールベース 2,700 - 2,720 mm
車両重量 1,730 - 1,990 Kg
-自動車のスペック表-

従来のヘビーデューティーなイメージから一転、FFダッジ・ダートをベースとしたクロスオーバーSUVとなった。アメリカではリバティの後継ではなく、新規車種として登場しており、これを機に「チェロキー」の名が復活した。

駆動方式は仕向地によりFFのほか4WDも用意され、フィアット製直4・2.4 L「タイガーシャーク」と直4・2.0 L(のちに2.2 Lに拡大)ターボディーゼル「マルチジェット」、もしくはクライスラー製V6・3.2 L「ペンタスター」は新開発のZF製9速ATと組み合わされる。 北米仕様は「Sport」「Latitude」「Trailhawk」「Limited」の4グレードから構成され、FFもしくは4WDが設定されるが、「Trailhawk」のみ4WDとなる。

2014年5月17日より、日本市場でも発売を開始した。当初、全車右ハンドルのみの設定で、グレードは直4・2.4 L・FFが北米仕様の「Latitude」に相当する「Longitude(ロンジチュード)」、V6・3.2 L・4WDが「Trailhawk」と「Limited」の計3種だったが、2015年4月に「Longitude 4x4」が追加されたため(従来の「Longitude」は「Longitude 4x2」に改称)、計4種となった。しかしその後、2.4 Lエンジンモデルが消滅したため、「Trailhawk」と「Limited」のみとなっていた。尚、本国にある「Sport」は設定されない。

当代を特徴づけるフロントマスクは、ジープブランド伝統の「7スロットグリル」を採り入れながらも近未来的な要素を盛り込んだ。フロントの灯火類は3段で構成されるが、ターンシグナルとLEDデイタイムランニングライトが最上段に、ヘッドライトは中段の台形部分、そしてフォグランプは最下段に収まる。また、ホイールオープニングもジープブランドの伝統に従って丸型ではなく、台形を採用している。

快適装備や安全装備については、前席SRSエアバッグのみならず、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグまで装備し、キーレスEnter'N GOシステム、Lane Sense車線逸脱警報、Park Sense縦列・並列パークアシスト、レインサポートブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、クラッシュミティゲーション付前面衝突警報などグランドチェロキーに肉迫する先進アイテムが数々採用されている(一部、Jeepブランド初)。

4WDシステムはLimitedに「アクティブドライブII」、Trailhawkにより本格的な「アクティブドライブロック」を採用し、グランドチェロキー譲りのセレクターレバー横のボタンひとつで5つのモードから選択可能な「セレクテレインシステム」を採用した。

「Trailhawk」は、オーバーフェンダーの装着で全幅を1.905 ㎜(=他グレード比+45 ㎜)に、ルーフレールの装着で全高を1.740 ㎜(=他グレード比+40 ㎜)とした上で、オフロード走行時に1 - 8 km/hの範囲で車両姿勢の総合制御を行う「セレクスピードコントロール」を追加したグレードで、卓越したオフロード性能を示す「Trail Rated」のバッジが付く。

2018年には大掛かりなマイナーチェンジを敢行。グランドチェロキーを彷彿とさせる精悍なフロントマスクに刷新するとともにリヤゲートの形状を変更するとともにナンバープレートの位置をやや上方へと変更。また、JL型ラングラーにも搭載される新開発の2.0L・直4ツインスクロール式ターボエンジンを投入。これにより、本国においてはエンジンが3種となった。アップルカープレイ/アンドロイドオートに対応した第4世代Uconnectシステムを搭載し、リヤバンパー下に足をかざすだけで開く「ハンズフリーパワーリフトゲート」、前面衝突警報をジープブランドで初めて採用。ヘッドライト/フォグランプ/リヤコンビネーションレンズのすべてにLEDを採用した。

日本においては、2018年10月20日にマイナーチェンジモデルを発表・発売を開始。V6・3.2Lペンタスターがラインナップから消え、その代替として2.0Lターボが追加されると同時に、エントリーモデル用に2.4L・直4タイガーシャークが復活。グレードは「Longitude」(2.4L)、「Limited」「Trailhawk」(2.0Lターボ)の3種で、全車4WDのみである。10月20日の発表時には「Longitude LAUNCH EDITION」(限定200台)と「Limited」を先行販売し、残2グレードに関しては2019年春に販売開始予定である。


 


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