コンテンツにスキップ

スコッティ・バーンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スコッティ・バーンズ
Scottie Barnes
トロント・ラプターズでのバーンズ
(2021年)
トロント・ラプターズ  No.4
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (2001-08-01) 2001年8月1日(23歳)
出身地 フロリダ州ウェストパームビーチ
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 108kg (238 lb)
ウィングスパン 218cm  (7 ft 2 in)[1]
シューズ ナイキ[2]
キャリア情報
高校 カージナル・ニューマン高等学校
ノバ・サウスイースタン大学附属高等学校
モントバード・アカデミー
大学 フロリダ州立大学
NBAドラフト 2021年 / 1巡目 / 全体4位[1]
プロ選手期間 2021年–現在
経歴
2021-トロント・ラプターズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子バスケットボール
FIBA U19ワールドカップ
金メダル - 1位 2019 ギリシャ
FIBA U17ワールドカップ
金メダル - 1位 2018 アルゼンチン
FIBA U16アメリカ選手権
金メダル - 1位 2017 アルゼンチン

スコット・ウェイン・バーンズ・ジュニアScott Wayne Barnes Jr., 2001年8月1日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ウェストパームビーチ出身のプロバスケットボール選手。NBAトロント・ラプターズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

経歴

[編集]

ハイスクール

[編集]
ナイキ・EYBL英語版でのバーンズ
(2019年)

高校2年目のシーズンは中心選手として活躍し、チームも36勝2敗の好成績を残す。そしてこのシーズン終了後に強豪モントバード・アカデミー英語版に転校[3]。自身と同時に転校してきたデイロン・シャープ、一年先に転校していたケイド・カニングハムと強力なビッグ3を形成し、シーズン25勝0敗の好成績を残した。自身は平均11.6得点、6.5リバウンド、4.6アシストの成績を記録した[4]。活躍が評価されマクドナルド・オール・アメリカンジョーダン・ブランド・クラシックナイキ・フープサミットに選出されたが、新型コロナウイルスの影響で全て中止となった[5]

リクルート

[編集]

バーンズはこの年の高校生の中でトップクラスの評価を受け、ESPNライバルズ英語版247スポーツ英語版の主要3サイトからいずれも5つ星で評価された[6]ケンタッキー大学マイアミ大学オレゴン大学など多くの大学からオファーを受けた中、フロリダ州立大学への進学を決断した[7]

高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)
氏名 出身 高校 / 大学 身長 体重 コミット日
スコッティ・バーンズ
PF
ウェストパームビーチ モントベルデ・アカデミー (FL) 6 ft 8 in (2.03 m) 210 lb (95 kg) 2019年10月14日 
リクルート スターレーティング英語版: ScoutN/A   Rivals:5/5 stars   247Sports:5/5 stars    ESPN:5/5 stars   ESPNグレード: 96
全リクルート順位:   Rivals: 7  247Sports: 9  ESPN: 5
  • 注意: 多くの場合、Scout、Rivals、247Sports、ESPNの間で身長、体重が一致しない可能性がある。
  • これらの場合、平均をとっている。ESPNグレードは100ポイントスケールに基づいている。

出典:

カレッジ

[編集]
フロリダ州立大学でのバーンズ
(2020年)

高校時代は主にパワーフォワードとしてプレーしていたが、大学進学後はポイントガードコンバートされた。2020年12月12日のフロリダ大学戦で17得点を記録し、チームの勝利に貢献した[8]。1年間プレーしてACCの新人王とシックスマン賞を受賞し、シーズン終了後に2021年のNBAドラフトへアーリーエントリーした。

トロント・ラプターズ

[編集]

迎えたドラフトでは全体4位でトロント・ラプターズから指名を受け、8月9日にラプターズとルーキー契約を結んだ[9]

1年目の2021-22シーズンは開幕から先発で起用された。2022年3月18日のロサンゼルス・レイカーズ戦でいずれもキャリアハイとなる31得点、17リバウンドを記録した[10]。シーズンでは74試合に出場して平均15.3得点、7.5リバウンド、3.5アシストの成績を記録し、デイモン・スタウダマイアーヴィンス・カーターに次ぐ球団史上3人目となる新人王を受賞した[11]

プレースタイル

[編集]

全ポジションに対応可能な優れたディフェンス力を誇る[12]。メインポジションはフォワードだが、大学時代はガードとしてプレーしていたこともあり、ボールハンドリングにも長けている[12]

同じようなプレースタイルのドレイモンド・グリーンと比較されている[13]

個人成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2021–22 TOR 74 74 35.4 .492 .301 .735 7.5 3.5 1.1 .7 15.3
2022–23 77 76 34.8 .456 .281 .772 6.6 4.8 1.1 .8 15.3
2023–24 60 60 34.9 .475 .341 .781 8.2 6.1 1.3 1.5 19.9
通算 211 210 35.0 .474 .311 .764 7.4 4.7 1.1 1.0 16.6
オールスター 1 0 17.7 .700 .400 --- 8.0 3.0 1.0 .0 16.0

プレーオフ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2022 TOR 4 3 33.3 .429 .167 .813 9.0 4.3 1.0 .3 12.8
通算 4 3 33.3 .429 .167 .813 9.0 4.3 1.0 .3 12.8

カレッジ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2020–21 FSU 24 7 24.8 .503 .275 .621 4.0 4.1 1.5 .5 10.3

脚注

[編集]
  1. ^ Draft Combine Anthrometric | Stats | NBA.com” (英語). NBA.com. 2022年2月19日閲覧。
  2. ^ Report: Toronto Raptors rookie Scottie Barnes signs endorsement deal with Nike” (英語). Sporting News (2021年8月21日). 2022年2月19日閲覧。
  3. ^ Chosen 25 forward Scottie Barnes will transfer to Montverde” (英語). USA TODAY High School Sports (2019年8月5日). 2021年3月17日閲覧。
  4. ^ MaxPreps 2019-20 High School Boys Basketball Player of the Year: Cade Cunningham - MaxPreps”. www.maxpreps.com. 2021年3月17日閲覧。
  5. ^ McDonald's All American Game Cancelled Amid COVID-19 Concerns” (英語). SI.com. 2021年3月17日閲覧。
  6. ^ Reed, Tashan. “‘To me, he’s a no-brainer, high-lottery pick’: Scottie Barnes will arrive at Florida State amid a ton of hype”. The Athletic. 2021年3月17日閲覧。
  7. ^ 5-star recruit Barnes commits to Florida State” (英語). ESPN.com (2019年10月14日). 2021年3月17日閲覧。
  8. ^ Florida vs. Florida State - Game Recap - December 12, 2020 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2021年3月17日閲覧。
  9. ^ Toronto Raptors [@Raptors] (2021年8月8日). "First of many to come. Congrats, @ScottBarnes561! #WeTheNorth". X(旧Twitter)より2021年8月14日閲覧
  10. ^ LeBron James knew early on Scottie Barnes was destined to be special” (英語). The Rookie Wire (2022年3月19日). 2022年4月23日閲覧。
  11. ^ Toronto's Scottie Barnes wins 2021-22 Kia Rookie of the Year award” (英語). www.nba.com. 2022年4月23日閲覧。
  12. ^ a b Waters, Andres (2022年1月11日). “Toronto Rolled The Dice On Scottie Barnes. It’s Paid Off.” (英語). FiveThirtyEight. 2022年4月23日閲覧。
  13. ^ Why potential Warriors draft pick Barnes gets Draymond comps” (英語). RSN. 2022年4月23日閲覧。

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、スコッティ・バーンズに関するカテゴリがあります。