ザ・ロック (映画)

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ザ・ロック
The Rock
監督 マイケル・ベイ
脚本 デヴィッド・ウェイスバーグ
製作 ドン・シンプソン
ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮 ショーン・コネリー
出演者 ニコラス・ケイジ
ショーン・コネリー
エド・ハリス
音楽 ハンス・ジマー
撮影 ジョン・シュワルツマン
編集 リチャード・フランシス=ブルース
製作会社 ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1996年6月7日
日本の旗 1996年9月14日
上映時間 135分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $75,000,000[1]
興行収入 $335,062,621[1]
配給収入 14億円[2] 日本の旗
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ザ・ロック』(原題:The Rock)は、1996年アメリカ映画ジェリー・ブラッカイマー製作、マイケル・ベイ監督によるアクション映画

アメリカ海兵隊員の英雄率いるテロリストと、制圧する特殊部隊との攻防を描いた作品。主演はニコラス・ケイジショーン・コネリーエド・ハリス

あらすじ[編集]

アメリカ海兵隊武装偵察部隊の伝説的英雄、フランシス・X・ハメル准将エド・ハリス)は、政府に強い怒りを感じていた。かつて非合法作戦に従事していたハメルの部下たちは、敵に包囲された末に救援も得られずに見殺しにされ、その事実は公表されず、勲章も授与されなければ遺族への恩給や賠償金も支払われず、葬儀もされていない。そしてこうした問題に対する自らの訴えにも、下院議会や政府はまったく耳を傾けなかった。

ハメルは、ついに14人の部下と共に化学兵器VXガスの奪取という実力行使にでる。そしてザ・ロックと呼ばれるかつての刑務所島、アルカトラズ島に観光客・ガイド計81人を人質にとって立てこもったうえ、遺族へ渡す補償金の原資として現金1億ドルを要求。これが受け入れられない場合は、VXガスを積んだロケットをサンフランシスコに撃ち込むとアメリカ国防総省を脅迫する。実行されればサンフランシスコは壊滅する。

劇中で舞台になったアルカトラズ島

FBI長官は特別捜査官で化学兵器のスペシャリスト、スタンリー・グッドスピード(ニコラス・ケイジ)に、アメリカ海軍特殊部隊SEALsへ同行して島に潜入し、毒ガスを処理するよう命じる。しかし、ザ・ロックに潜入するためには、二つの重警備刑務所およびアルカトラズ島から唯一脱獄し、現在は刑務所に幽閉中の元イギリス情報局秘密情報部部員・兼SAS大尉、ジョン・パトリック・メイソン(ショーン・コネリー)の協力が必要だった。FBIに陥れられた過去を持つメイソンは当初協力を拒んで逃走をはかるが、グッドスピードは度重なるやり取りの中でなんとかメイソンの信頼を勝ち取り、2人はSEALsと共にザ・ロックへと潜入する。

主な登場人物[編集]

本項では主要な登場人物について記述する。

スタンリー・グッドスピード
演 - ニコラス・ケイジ
本作の主人公の1人。FBIのエージェントだが、職務は化学スペシャリストで、アカデミー時代以来銃を扱った経験はない。子を身篭ったカーラを恋人に持っている。FBIでも折り紙付きの化学研究員で、その才能を見込まれてアルカトラズに格納されているVXガス弾無力化の為にメイソンとSEALs部隊と同行してアルカトラズに向かうこととなった。
ビートルマニアであり、作中でもレアなビートルズLP(『ミート・ザ・ビートルズ』)を購入している他、エルトン・ジョンの曲に言及するシーンもある。ベージュボルボに乗っている。
ジョン・パトリック・メイソン[注 1]
演 - ショーン・コネリー
本作の主人公の1人。元イギリス情報局秘密情報部部員・兼SAS大尉で、アルカトラズ脱獄に成功した唯一の人物。1960年代に、アメリカの機密情報の収められたマイクロフィルムを奪取しイギリスに逃亡する直前にFBIに捕まり、イギリスも事実を隠蔽した為、身分も国籍もない消された存在となっている。裁判も無しに刑務所に幽閉されてしまったため、その第一人者であるウォマックとはその頃から互いに憎み会っている関係。ジェイド・アンジェルーはメイソンの実の娘にあたる。アルカトラズの人質救出の任務に就き、どさくさに紛れて逃走を図るなど初めは非協力的だったが、グッドスピードに事実を伝えられ協力的になる。
BD版の特典映像のジェリー・ブラッカイマーのインタビューによると、メイソンの元イギリス情報局秘密情報部員という設定や、ラストのケネディ暗殺の真相を記したマイクロフィルムの件は、ショーン・コネリーのアイデアによる。なお、コネリーは映画界を代表するイギリスの諜報員、すなわちジェームズ・ボンドを演じた俳優の一人として知られている。
フランシス・X・ハメル准将
演 - エド・ハリス
ベトナム戦争で最高の指揮を執ったとして称えられた海兵隊員で階級は准将名誉勲章受章者でバクスターをはじめとした彼を知る者から「フランク」と呼ばれている。ベトナム戦争後、カンボジア内戦湾岸戦争の他、公にされていない非合法の軍事作戦の指揮に当たるも、戦場での幾度となく部下を見殺しにする国家の姿勢に反発し、臨時査察と称して15基のVXガスミサイルを奪取、更に部下を率いてアルカトラズ島を占拠する。観光客81名を人質にし、アメリカ政府に対し戦死した部下の遺族への賠償金として1億ドルを要求。要求が受け入れられない場合はサンフランシスコの中枢部にVXガスを撃ち込むと政府を脅迫し、譲歩を引き出そうとしたが、受け入れられず、強硬派のフライとダロウに押し切られ、遂にミサイルを発射する。しかし、最初から民間人を殺す目的は持っておらず、ミサイルを海に着弾させた。これが原因でフライとダロウに反乱を起こされ、フライに至近距離から狙撃されてしまう。最期は自身の行いを悔やみ、グッドスピードに残りのミサイルの場所を伝えて息を引き取った。
ジェームズ・ウォマックFBI長官
演 - ジョン・スペンサー
FBI長官でメイソンとは彼がアルカトラズに収監される頃からの関係があり、メイソンの存在を知っている数少ない人物である。メイソンが書いた赦免状をあっさりと破り捨て、否が応でも彼を自由の身にさせないようにするほどであった。しかし、内心ではメイソンの実力を認めており、突入部隊がグッドスピードとメイソンだけとなってしまっても「メイソンならやってくれる」と少なからず信頼している面がある。しかし、メイソン本人からは憎悪の対象でしかないため、ビルの高層階から投げ落とされそうになった。
トム・バクスター少佐
演 - デヴィッド・モース
ハメルの右腕的存在で部隊のナンバー2。海兵隊員で階級は少佐。1968年のテト攻勢の頃からハメルの部隊に所属している。ハメルが発射したミサイルの軌道を意図的に逸らした際は彼に対し一度は激昂したものの、先述のテト攻勢からの長い付き合いであるためか、フライ達が反乱を起こした時もハメルへの忠誠心を崩さず、ハメルに銃口を向ける振りをしてダロウに発砲したが弾丸はダロウの左腕に当り、逆にダロウに胸を撃たれて死亡する。
チャールズ・アンダーソン中佐
演 - マイケル・ビーン
SEALs部隊の隊長で、階級は中佐。国家への忠誠心が厚く、ハメル達の決起に猛反発する。ハメルの降伏命令を頑なに拒否したが、頭上から狙われているという極度の緊張状態の中、シビレを切らしたフライの策で落下してきたブロックに反応してしまい、シャワールームで海兵隊員たちとの銃撃戦の末、シェパードを含めたSEALs隊員全員と共に壮絶な最期を遂げた。
演じたマイケル・ビーンは、『ネイビー・シールズ』他、複数作品でSEALsの隊員役として出演している。

キャスト[編集]

所属 役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 日本テレビ テレビ朝日
FBI勢力 ジョン・パトリック・メイソン ショーン・コネリー 若山弦蔵 坂口芳貞
スタンリー・グッドスピード ニコラス・ケイジ 大塚明夫 小山力也 山寺宏一
ジェームズ・ウォマックFBI長官 ジョン・スペンサー 中村正 橋本功 小島敏彦
アーネスト・パクストンFBI局長 ウィリアム・フォーサイス 糸博 池田勝 麦人
連邦最高裁長官 フィリップ・ベイカー・ホール 川久保潔 藤本譲
アル・クレイマー大将 スチュアート・ウィルソン 塚田正昭 福田信昭 石波義人
海兵隊員
テロリスト
フランシス・X・ハメル准将 エド・ハリス 柴田秀勝 津嘉山正種 小川真司
トム・バクスター少佐 デヴィッド・モース 石丸博也 内田直哉 石塚運昇
ヘンドリックス大尉 ジョン・C・マッギンリー 水野龍司 平田広明 田原アルノ
ダロウ大尉 トニー・トッド 天田益男 菅原正志 楠見尚己
クリスプ軍曹 ボキーム・ウッドバイン 平田広明 大川透 大川透
マッコイ スティーヴ・ハリス 石井康嗣 楠大典 樫井笙人
フライ大尉 グレゴリー・スポールダー 島田敏 茶風林 仲野裕
ロジャース軍曹 レイモンド・クルス 後藤敦 楠大典
レイガート隊員 マーシャル・R・ティーグ 小野英昭[注 2] 楠見尚己 中多和宏
Navy SEALs チャールズ・アンダーソン中佐 マイケル・ビーン 田中正彦 大塚明夫 内田直哉
シェパード ダニー・ヌッチ 平田広明 石田彰 高木渉
その他 ロンナー ザンダー・バークレー 中村秀利 小島敏彦 内田直哉
カーラ ヴァネッサ・マーシル 井上喜久子 日野由利加 渡辺美佐[注 3]
ジェイド・アンジェルー クレア・フォーラニ 林佳代子 高森奈緒 渕崎ゆり子
F/A-18パイロット ジェームズ・カヴィーゼル 松本大 星野充昭
日本語版スタッフ
演出 中野洋志 佐藤敏夫 伊達康将
翻訳 戸田奈津子
栗原とみ子
木原たけし 平田勝茂
効果 サウンドボックス
調整 高久孝雄 荒井孝
録音・調整 金谷和美
担当 稲毛弘之
監修 青木謙知
技術協力 ビーライン
スタジオ オムニバス・ジャパン
プロデューサー 大塚恭司
垂水保貴
プロデューサー補 小林三紀子
監修 岡本企美子
制作 ACクリエイト
Disney Character
Voices International
東北新社
初回放送 2012年5月30日
水曜プレミアシネマ
1999年6月25日
金曜ロードショー
2000年10月8日
日曜洋画劇場

スタッフ[編集]

その他[編集]

  • 実在のアルカトラズ刑務所では、外観、独房部屋など一部のシーンを除いてアメリカ政府が撮影を許可しなかったため、大半がセットか他の場所での撮影である。
  • 劇中テロリストが奪ったVXガスについてのペンタゴン高官の説明の内容に関しては一部が誇張されている。また、日本語翻訳版では、VXガスはすべて神経ガス弾と総称されている。
  • 本作はジェリー・ブラッカイマーとドン・シンプソンのコンビにとって最後の作品となった。シンプソンは1996年1月、自宅で死亡しているのが発見された。死因は、ドラッグの乱用による心臓麻痺と見られている。映画のラストには、「この映画をドン・シンプソンの思い出に捧ぐ」という文章がクレジットされている。
  • 本作でアメリカ大統領役を演じたスタンリー・アンダーソンは、1998年公開の『アルマゲドン』でも大統領役を演じている(同じマイケル・ベイが監督)。
  • アーノルド・シュワルツェネッガーはオファーを断ったことを後悔している映画として、本作を挙げている[3]

関連商品[編集]

ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントよりBlu-ray Disc/DVD/UMDの3フォーマットでリリース(各1枚組)。

DVD版は当初パイオニアLDCより発売されていたため、ディズニー版は『ザ・ロック 特別版』として発売。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈
  1. ^ テレビ朝日での翻訳ではメイスン。
  2. ^ プリズムを解除するシーンでシェパードと間違われて平田広明に吹き替えられている。
  3. ^ 日曜洋画劇場』2009年2月22日放送分においてはグッドスピードの夜の営みとカーラの登場シーンはカットされている。渡辺美佐は『ビバリーヒルズ青春白書』でもヴァネッサ・マーシルを吹替えた。
出典
  1. ^ a b The Rock (1996)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年9月25日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)554頁
  3. ^ http://www.reddit.com/r/IAmA/comments/16mq0g/iamarnold_ask_me_anything/

外部リンク[編集]