超昂天使エスカレイヤー
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ジャンル | アドベンチャー+シミュレーション[1] |
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対応機種 | Windows98/Me/2000/XP[2] |
発売元 | アリスソフト[2] |
キャラクターデザイン | 非公開[2] |
シナリオ | 非公開[2] |
発売日 |
DVD-ROM版:2002年8月2日[2] CD-ROM版:2002年8月30日[2] 廉価版:2006年5月26日 |
価格 |
DVD-ROM版/CD-ROM版:8,925円[2] 廉価版:2,940円 |
レイティング | 18禁[2] |
キャラクター名設定 | 不可[2] |
エンディング数 | 9 |
セーブファイル数 | 20 |
ゲームエンジン | System3 |
メディア | DVD-ROM/CD-ROM[2] |
画面サイズ | 640×480 フルカラー |
BGMフォーマット | PCM |
キャラクターボイス | あり[1] |
CGモード | あり[1] |
音楽モード | あり[1] |
回想モード | あり[1] |
メッセージスキップ | あり[1] |
オートモード | なし[1] |
ジャンル | 変身ヒロイン育成ADV[3] |
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対応機種 | WindowsXP/Vista/7/8[4] |
発売元 | アリスソフト[4] |
ディレクター | HIRO[4][3] |
キャラクターデザイン | おにぎりくん、月餅[3] |
シナリオ | HIRO、ダイスころがし、ふみゃ[3] |
発売日 | 2014年7月25日[3] |
価格 | 9,504円[3] |
レイティング | 18禁[3] |
キャラクター名設定 | 不可[4] |
メディア | DVD-ROM[4] |
ディスクレス起動 | 可[4] |
アクチベーション | なし[4] |
画面サイズ | 1024×768[4] |
キャラクターボイス | 一部[4] |
CGモード | あり[4] |
音楽モード | あり[4] |
回想モード | あり[4] |
メッセージスキップ | あり[4] |
オートモード | あり[4] |
映像外部リンク | |
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超昂天使エスカレイヤー・リブート ショートムービー(アリスソフト) - YouTube | |
超昂天使エスカレイヤー・リブート OPムービー(Web公開版)(アリスソフト) - YouTube |
『超昂天使エスカレイヤー』(ちょうこうてんしエスカレイヤー、Beat Angel Escalayer)は、2002年8月2日にアリスソフトより発売されたアダルトゲーム(以後『無印』と表記)。およびそれを原作として制作され、2002年9月27日に発売されたアダルトアニメ(以後『OVA』と表記)である。
2014年7月25日には、『無印』のリメイク版『超昂天使エスカレイヤーR』(ちょうこうてんしエスカレイヤー・リブート / 以後『リブート』と表記)が発売された。
概要
超昂天使エスカレイヤー
正義のヒロインが、世界征服を企む悪の組織が繰り出す怪人達と戦う物語[1]。ゲームシステムはシミュレーションになっており、プレイヤー(主人公)は1日の行動を選択することで、ヒロインを調教または戦闘力を強化したり、怪人との戦闘を行う[1]。作中ではTVアニメを意識したアニメーションが取り入れられている[2]。
アリスソフトでは当初『DARCROWS』の続編を制作予定だったが企画がまとまらなかったため、原画のおにぎりくんが変身ヒロインものを提案した[5]。シナリオ担当のHIROは、テーマとしてライトなものと陵辱的なものを混ぜたシナリオ構成とし、どちらが好きなプレイヤーにも楽しめるようにした[5]。作中のプレイ期間は当初は3ヶ月だったが、長すぎるため1ヶ月に短縮し、その代わりにエンディングをバッドエンドも合わせて9パターン用意した[5]。キャラクターのパーツ構成などは『美少女戦士セーラームーン』を参考にしているほか、エスカレイヤーのデザインはブランド過去作品『大悪司』に登場する変身キャラクター・怪盗マトリョーシカとかぶらないように配慮されている[5]。また作品舞台の街は、『夜が来る! -Square of the Moon-』の制作でロケハンを行った神戸市三宮をイメージしている[5]。
2009年12月18日発売の『アリス2010』には、本作と『超昂閃忍ハルカ』のヒロインが共演する『超昂閃忍ハルカ ハルカVSエスカレイヤー』が収録された[6]。この作品は後の『リブート』にも収録された[4][7]。
超昂天使エスカレイヤーR
12年ぶりのリメイク作品[4]。CGの高解像度化とリファイン、シナリオの追加、新怪人の追加、戦闘システムの刷新、キャラクターボイスの再収録などが行われている[4]。
ストーリー
夏休みを目前に控えたある日、主人公・柳瀬恭平のクラスに、幼い頃海外へ引っ越した幼馴染の少女・高円寺沙由香が転入してきた。恭平は再会を喜ぶも、なぜか沙由香は恭平のことを知らない素振り。翌日、恭平は再び沙由香に話しかけようとするも、そこに「侵略軍団ダイラスト」を名乗る怪人が出現する。一人駆け出す沙由香の後を追う恭平だったが、沙由香は路地裏で自慰に耽り、絶頂と共に「エスカレイヤー」に変身し、ダイラストを撃退する。沙由香は自分がダイラストと戦っていることを恭平に打ち明け、協力を要請。かくして恭平と沙由香の地球を守る戦いの日々が始まる。
登場人物
声優名は『無印』『OVA』では非公表だが、『リブート』では公表されている。
主人公・仲間
- 柳瀬 恭平(やなせ きょうへい)
- 主人公の男子学生。元は少々捻くれていて悪乗りしやすい女好きの優男だったが、マドカに弱みを握られたことから、地球を救う手伝いと称してドキドキダイナモ(以降、「DDD」)へD2エナジーを溜めるべく、幼馴染である沙由香とのセックスを重ねることになる。沙由香からは「恭ちゃん」と呼ばれている。
- OVA版ではPCゲーム版から反映された性格に加え、性欲や性技、精力といった性的能力が一通り強調されている。特に、第2巻における遼子とのセックスの際には沙由香やマドカからの端末の呼び出しに気付かないまま顔射を行う上、シックスナインを経て後背位へ移行する頃には、遼子から主導権を奪っていた。やがて、後背位のまま遼子の背中への膣外射精に及ぶが、その後も間髪入れずに開始したアナルセックスは、エスカレイヤーがFM77によって無残な姿と化す頃に事後を迎えることとなる。
- 高円寺 沙由香(こうえんじ さゆか)
- 声 - 鷹月さくら
- 父の源太郎の作ったDDDでエスカレイヤーに変身する、正義のヒロイン。恭平とは幼馴染であるが、その記憶の一部はバイオボディへの意識転送作業の際に消失している。
- 性格はおっとりしており、押しに弱く、恭平からの無茶なプレイ要求にも流されやすい。また、かなりの天然で、時々突拍子もない発言をすることもある。本人曰く、特技は「本場仕込みのパーティージョーク」であるが、恭平からの評価は低い。
- 男女交際の経験は皆無。PCゲーム版開始時点でのセックス経験も、バイオボディへの転送後にマドカとのエネルギー充填で行ったものを除外すれば無いため、当初は性に関して非常に初心で奥手。
- スリーサイズはバスト85、ウエスト60、ヒップ88。沙由香は自身をかなりの巨乳かつ巨尻と捉えており、コンプレックスを抱いている。視力が弱いため、日常生活では眼鏡を掛けている。
- エスカレイヤー
- 沙由香が変身する正義のヒロイン。変身のプロセスは、沙由香の台詞「フラックスプロージョン・ビートチェンジ!」と共にDDDが高速回転を始め、着衣が破れて全身が光に包まれる。その光が、大きく開いた胸部からボディーラインに密着したピンクと白を基調とするレオタードのようなコスチュームへ変化すると、髪や体毛の色が赤に変化して終了。変身後は身体能力上昇に伴って視力が高くなっているため、眼鏡は掛けていない。口調は普段の沙由香とは異なり、敬語。変身直後には、背中から余剰エネルギーが天使の翼のような形状で放出される。武器は一種の形状記憶合金で構成された新体操のリボン状の刀身を有す、ビーム剣「パルシオン」。必殺技は、パルシオンを相手に絡めて放つ「サブリミット・エスカレーション」や「ビート・エンド・エスカレーション」。前口上での決め台詞は、「青い地球を守るため、胸の鼓動が天を衝(つ)く! エスカレイヤー、悪の現場に只今参上!」
- 高円寺 マドカ(こうえんじ マドカ)
- 声 - AYA
- エスカレイヤーをサポートするガイノイドの少女。外見は沙由香の亡き母がモデルとなっている。周囲には沙由香の妹と説明されている。恭平は「ロボ子」と呼ぶが、本人はこの呼称を気に入っていない。メイド服を着用しており、頭部に砂時計または糸巻きに似た形状の髪飾りをしている。何も無い空中からガトリングガンなどの兵器を出せる(実際は空中の元素を置換することで、兵器を瞬時に製造している)上、単体での戦闘能力も非常に高い。必殺技は「ヘルファイア」。
- アンドロイドであるが、本人曰く「高性能」であるがゆえ、食事などの行動を人間と同様に行える。その上、セックスが可能な女性器まで備えており、行為の際には人間の少女と同様の反応を示す。なお、体格はいわゆる幼児体形であり、胸も貧乳。スリーサイズはバスト68、ウエスト52、ヒップ72。
- 性格は冷静で無機的。沙由香と地球平和以外に対しては全く興味を示さず、恭平に対しては時に辛辣な発言をするが、PCゲーム版では進め方次第で恋愛感情らしきものを抱くようになる。
- 高円寺 源太郎(こうえんじ げんたろう)
- 声 - 小次郎
- 沙由香の父。エスカレイヤーに変身するためのDDD、エスカレイヤーと沙由香の器となるバイオボディ、アンドロイドであるマドカを作り上げた。PCゲーム版開始時点では、ダイラストの捕虜になっている。基本的に良い人として描かれているものの、自分の娘である沙由香をバイオボディにして戦わせていたり、パワーの源をセックスに求めるシステムを自分の娘へ施すなど、非人道的とも取れる行動も見られる(前者については「ダイラストの侵略を誰も信じず、見かねた娘が自ら志願したから」、後者は「いかなる精神の昂奮状態でもエネルギーへ変換することができる予定だったが、技術が未完成であったため、性的昂奮のみでしかエネルギーに変換できなくなったから」と、一応の理由を付けてはいる)。
- 霧谷 遼子(きりたに りょうこ)
- 声 - 香澄りょう
- 高円寺家の隣家に住み、身長170、バスト92、ウエスト65、ヒップ88の抜群の容姿と色気を持つ、若く美しい未亡人。かつては亡夫と一緒の職場で責任ある地位に就いていたらしいが、現在は職場での人間関係や仕事が上手く行かずに落ち込むことも。ルートによっては、落ち込んでいた自分を慰めてくれた恭平のことを気に入り、やがてはセックスフレンドの仲にまで至る。
- OVA版では、恭平とのセックスに焦点が当てられている。第2巻で描かれるそれは、2人きりの自宅で誘惑して昂奮させた恭平と様々な体位かつ連続で耽りながら主導権を奪われてしまう遼子の姿が、孤独な戦場でFM77に嬲られて否応無く快感を引き摺り出されてしまうエスカレイヤーの姿とクロスカッティングする構成となっている。
- 正体は、ダイラストの女幹部であるミストレーヌ。
- ななか
- 特定のルートで仲間になる少女。表情が豊かで陽気な性格。スリーサイズは78、57、83。沙由香のことを「お姉さま」と呼んで強く慕っており、しばしば彼女に熱烈なアプローチをかける。
- 正体は、ダイラストが作り出したエスカレイヤーのクローンであるFM77。エスカレイヤーとの戦闘に敗れ、瀕死となって戻ったダイラストからは廃棄処分として放逐され、自分のオリジナルであるエスカレイヤーならば自分を救ってくれるかもしれないと、最後の可能性を求めて彼女達の前に現れる。名前を付けたのは恭平であり、由来は「沙由香」と「77」から。あまりにも沙由香に対する思慕が強いことと身体上の特徴により、沙由香と同居するのは危険だというマドカの判断によって、恭平の家で暮らすことになる。恭平に対しては恋敵ということもあって辛く当たることも多いが、彼自身のことを嫌っているわけではなく、付けられた名前も非常に気に入っている様子。ななかが仲間になるルートでは、後に沙由香の妹として高円寺家へ引き取られることとなる。
ダイラスト
- プレスバーン
- ダイラストの総帥。失敗続きの部下には容赦しない、典型的な悪の首領。部下に対する思いやりと計画性が全くない。
- ミストレーヌ
- ダイラストの女幹部でストーリー開始時点での指揮官。未亡人である。悪の組織に属しながらも真っ当な人格者で、正々堂々とした戦いを好むために部下からは慕われているが、その真っ当さが仇となりガレイズやDr.アルクとの仲はあまり良くない。必殺技は「アクトジェンダー」。私生活では地球人として「霧谷遼子」を名乗り、沙由香や恭平の家の近所に住みながら、お互いの正体に気付かないまま親しくなっていく。ルート次第ではダイラストを離反してエスカレイヤー側に付く。ダイラストに捕らえられた際にはアルクが作った薬をガレイズによって投与されて、一時的にふたなりに変えられてしまい、同様に捕虜になった沙由香を強姦してしまう。戦い終えた後は自分を救ってくれた源太郎と結ばれて沙由香の養母となる。
- OVA版では、エスカレイヤーを倒してDDDを奪取したFM77によって嬲られてしまう部分に焦点が当てられている。
- Dr.アルク
- ダイラストの科学者。性格は性酷薄で、地球征服より実験に血道を注ぐ典型的なマッドサイエンティスト。ゲッツェンを辺境の惑星に飛ばしたことでミストレーヌの反感を買うが、(ゲッツェンは身体の7割が機械のため、メンテナンスや電力が無いと死ぬと知っていながら)「水も食料も十分にあるから大丈夫だろう」などと適当に返し、同僚をも道具レベルにしか見ていない。
- ゲッツェン
- ダイラストの幹部で、身体の7割が機械化されたサイボーグ。鞭使い。ミストレーヌと並ぶダイラストの良心であり、正々堂々とした紳士的な軍人だが、エスカレイヤーに敗北した責任を取らされ、流罪になる。PCゲーム版では特定の条件を満たすことで、ラスボスすら凌駕する戦闘能力を得たゲッツェンと戦うこともできる。必殺技は「ブリッツェン・シュナーベル」。
- ガレイズ
- ダイラストの幹部。征服が進まないため、増援としてイガロと共に地球へ送られて来た。腕が4本生えている。荒っぽい性格の人格破綻者で、任務成功率は非常に高いが、征服先の住民を皆殺しにするなど問題点は山積みとなっている。
- イガロ
- ガレイズと共に地球へ襲来した戦士。獣のような外見をしており、左腕にも獰猛な顔を持つ頭部が付いている。力こそ全てという持論を持っており、強い相手を求めているが、ガレイズに比べればかなりまともな性格。倒せば特定のルート限定でエスカレイヤーに協力し、ラスボスを弱体化させる。必殺技は「イリーガル・ファング」。
- FM77
- 声 - 乃嶋架菜
- 手強いエスカレイヤーを倒すべく、ダイラストで新たに作られた戦士。容姿はゴスロリ風の衣装に身を包んだ美少女そのもの。必殺技は「ディーペスト・スカー」。
- 身体はエスカレイヤーのクローンであり、オリジナルであるエスカレイヤーと同等の高い戦闘能力を持つ他、エスカレイヤーの必殺技「サブリミット・エスカレーション」については、安全装置を逆手に取って無効化できる。その上、Dr.アルクの手によってふたなり(両性具有者)として設計されており、股間には長大な男性器が存在する。ただし、DDDはダイラスト側にその存在が認知されていなかったため、装着されていない。
- OVA版では男性器は普段は隠されているが、勃起時には胸元まで到達するほど長大なものとなっており、射精量もエスカレイヤーの胎内を満たして、さらに噴き出るほど大量となっている。
- カルナ
- 声 - 鈴谷まや
- ダイラストに侵略された星の住人で、ミストレーヌの秘書を務めている眼鏡の少女。ミストレーヌに忠誠心以上の特別な感情を抱いており、彼女のためならその身を捧げることも厭わない。ルート次第ではミストレーヌと共にダイラストを離反し、エスカレイヤー側に付く。
- ルーイ
- 声 - 鶴屋春人
- ダイラストに侵略されたワッフル星の住人でダイラストの食事係である、犬のような耳と尻尾を有した中性的な容姿をしている純粋無垢な少年。エスカレイヤーに一目惚れし、彼女に出逢って想いを遂げるべく街に現れる。必殺技は「ワンワンパンチ」。ルーイの場合はフラストモンスターとは逆に、戦闘でエスカレイヤーが勝利した場合に彼とのHイベント(ルーイがエスカレイヤーにHをするのではなく、ルーイが彼女にHをされる)を発生させることができる。ルート次第ではミストレーヌと共にダイラストを離反し、エスカレイヤー側に付く。
- フラストモンスター
- ダイラストが地球に蒔いた「イデアの種」が、周囲の人間の欲望を吸収して発生するモンスター。特撮ヒーローものにおける「怪人」に相当する存在であり、作中でも「怪人」と呼称されることがある。名前の由来は「フラストレーション」から。個体によって、「ドリンクフラスト」や「ドクターフラスト」などと個別に呼ばれる。「イデアの壁」と呼ばれる異空間を発生させることが可能であり、その中に敗北したエスカレイヤーを閉じ込め、それぞれの個体の特性を生かした方法で彼女を凌辱する。
- レールフラスト
- 電車内に出現する、列車と踏切を組み合わせたような姿の怪人。必殺技は「フラスト特急通過」。極端な鉄道マニアであり、侵略と自分の実益を兼ねて「ダイラスト線」の建設を目論む。
- ドクターフラスト
- 病院に出現する、白衣と医療用具を身に着けた怪人。必殺技は「LRスナイパー」。戦場帰りの軍医を自称し、病院に訪れた人間に対し、治療と称して怪しげな薬物を投与する。
- ムービーフラスト
- 映画館に出現する、映画撮影用のカメラにフィルムを巻き付けたような姿の怪人。必殺技は「ハンティング・ハレーション」。自作の映画を地球人に見せるが、その映画の出来は非常に悪い。悪意のようなものは全く無く、ただ単に情熱が間違った方向に暴走して自意識過剰に陥っただけの悲しき存在である。
- ウェーブフラスト
- 同人誌即売会会場に現れる、様々な電子機器を組み合わせた姿の怪人。必殺技は「ジャミング」。電波を使って人間を操ることができるが、自らもその電波に操られているらしい。
- ジシャフラスト
- 神社に出現する、顔に隈取を施した僧兵のような姿の怪人。必殺技は「正邪(しょうじゃ)必衰」。和の精神を愛する熱心な日本好きだが、その日本観は根本から間違っている。
- ジョイフラスト
- 遊園地に出現する、幾つもの着ぐるみを融合させたような姿の怪人。必殺技は「バルーンボム」。その容姿や口調から、製作スタッフにまで嫌われているという、究極の嫌われ者。OVA版第1巻にも登場。
- ドリンクフラスト
- 喫茶店に出現する、紅茶用のポットとティーサーバーを組み合わせたような姿の怪人。必殺技は「ホットマグマージュ」。「肉の悦びこそが真の愛」という信念を持ち、地球人を使ってその持論を実践させている。
- ヘルスフラスト
- スポーツジムに出現する、自転車レース用ヘルメットのような頭部の筋肉質な怪人。毛も鱗もないその身体の色は青く、筋肉質な身体をより気色悪く見せている。必殺技は「ヘルシング」。極端な体育会系思想の信奉者で、全ては根性で何とかなると考えている。
- シーフラスト
- 海水浴場に出現する、タコとイソギンチャクが融合したような姿の怪人。必殺技は「インクスフォッグ」。身体から生えた無数の触手は、水着などを切り裂くこともできる。OVA版第2巻にも登場するが、服を脱がせる手段がPCゲーム版とは異なり、触手の吸盤から分泌する粘液で服を溶解させていく。
- サイエンフラスト
- 公園に出現する、顕微鏡と実験道具を組み合わせたような姿の怪人。必殺技は「×8(バイエイト)」。研究に対する欲望が強く、地球人を捕らえては人体実験を繰り返している。OVA版第3巻に一瞬だけ登場するが、DDDを装備したFM77の腕試しの的にされる。
- ブックフラスト
- 図書館に出現する、何冊もの本を積み重ねたような姿の怪人。必殺技は「広・辞・エンド」。書痴であり、侵略そっちのけで読書に勤しんでいる。
- テイマーフラスト
- 市街地に出現する、甲虫のような姿の怪人。必殺技は「スレイブ・ドレス」。地球人を下等な存在と見なしており、捕獲した人間を家畜として調教する。
- 以下は、エスカレイヤーRのみ登場する。
- フーマン
- ダイラストの下級戦闘員。「ブー」としか喋れず、戦闘能力も低い。命名の由来は「不満」から。基本的に町で馬鹿なことをして暴れている個体が大半だが、稀に善良な個体も見かけることがある。
- レッドフーマン
- フーマンの亜種。赤のカラーリングで通常のフーマンより若干強い。
- フーナイト
- 特定の条件を満たすと出現する、新種のフーマン。カラーリングは白。必殺技は「ブーパンチ」。通常のフーマンと異なって会話が可能で、フラストモンスターと同等の戦闘能力を持つ他、イデアの壁を作り出すことで、敗北したエスカレイヤーを凌辱することもできる。
用語
- バイオボディ
- 沙由香の精神が移植された、一種の生体アンドロイド。外見は元の沙由香の体と全くの同一。生理現象など身体の機能や身体構造は、ドキドキダイナモによるエスカレイヤーへの変身能力を除いてほぼ普通の人間と同じであり、妊娠や出産なども可能。ちなみに、沙由香の本体は高円寺家の地下に保存されている。
- ドキドキダイナモ(DDD)
- エスカレイヤーの中枢パーツ。バイオボディの心臓付近に装着されており、沙由香がどきどきすることによってダイナモが回転、エスカレイヤーのエネルギー「D2エナジー」が発生する。エスカレイヤーへの変身エネルギーは性的昂奮によってのみ得られるという設定のため、沙由香は平時から恭平とのセックスを重ねて、ドキドキを蓄積しておかなければならない。さらに行為がマンネリ化するとD2エナジーの発生量が鈍るため、恭平はマドカと共に新たなプレイの考案に励むことになる。
- 惑星侵略軍ダイラスト(わくせいしんりゃくぐんダイラスト)
- 本作品における悪の組織。地球を22番目の植民地にすべく、将軍を派遣してきた。
- 閂市(かんぬきし)
- 本作品の舞台となる地方都市。恭平や沙由香の家がある他、ダイラスト基地の入口が近辺に存在する。遊園地や海水浴場など、ある程度の施設が揃っており、そのため様々なシチュエーションの性行為が行なえる。背景などは神戸市三宮をイメージしている[5]。
- イデアの壁
- 主にフラストモンスターが、敗北したエスカレイヤーを凌辱するために作り出す一種の異空間(作中では「異相空間」と表記)。元ネタは宇宙刑事シリーズに登場する、怪人の能力を強化する亜空間(『宇宙刑事ギャバン』の「魔空空間」など)。
- 縦横約5m×5mの光の壁を4枚作り出して自分とエスカレイヤーの四方を箱状に囲んだ後、壁の内部を元の世界から隔絶された異空間へと変化させる。一連の現象は、外部からは四方を囲んだ壁が光を失って外側に倒れた後、中にいたはずの者が消滅したように観測される。異空間が存在する正確な座標が分かれば、外部から物理的な衝撃を与えることにより壁を破壊、空間内部に進入することができる。
- 空間内部の構造や物理法則などは全て作り出した者の欲望に基いてコントロールされており、戦闘で力尽きたエスカレイヤーはその空間に閉じ込められている間、なす術もなく犯され続けることになる。また、内部は媚薬のような作用がある瘴気で満たされており、何度もこの空間に閉じ込められると、瘴気に当てられて発情が治まらない状態になってしまう。
ゲームシステム
全体
ゲーム期間は35日間で、1日の流れは以下のようになっている[2][8][9]。
- 午前:行動選択
- 昼:会話イベント(発生しない場合もあり)
- 戦闘パート
- 午後:行動選択
- 夜:イベント発生
- 被害報告
- セーブ画面
会話イベントでは3つの選択肢により、沙由香の純愛度・鬼畜度、恭平のリビドー、ピースポイント(街の平和度)、D2エナジーが変化する[8][9]。パラメータによって全体のシナリオが「純愛ルート」と「鬼畜ルート」に分岐し、ルートによって純愛度と鬼畜度の最大値が変化する[1]。特定の日時やゲームの進行状況によって、突発的に発生するイベントもある[8]。
行動選択
行動選択では、以下の行動が選択できる[9]。
- どきどきH:沙由香にセックスを行わせ、D2エナジーを溜める。純愛・鬼畜・陵辱の3種類がある。実行時には恭平のリビドーを消費する[1][9]。
- 強化:D2エナジーを消費して、エスカレイヤーのパラメータ(シールド・攻撃力・防御力・反応力)を上昇させたり、必殺技を習得する[1][9]。
- 情報:敵の情報を調べる「索敵」、ピースポイントを回復させる「奉仕活動」、恭平のリビドーの最大値を上昇させる「エロゲー」が選択できる[9]。
- 休憩:恭平のリビドーを最大値まで回復させる[9]。
戦闘
マップから出撃場所を選択すると開始される[8]。戦闘は自動で行われるが、必殺技の発動はプレイヤーの操作による[8]。戦闘で怪人に敗れてしまうとピースポイントが下がり、0になるとゲームオーバーになってしまう。ただし敗れることで怪人との「敗北H」が発生し、D2エナジーや鬼畜度が上昇する[1]。
スタッフ
- プロデューサー・ゲームシステムサポート:TADA
- ディレクター・シナリオ補助:とり[5]
- シナリオ:HIRO[5]
- メインプログラム:かずし
- 原画・キャラクターデザイン:おにぎりくん[5]
- システムCG・怪人デザイン・原画:桐島千夜[5]
- 音楽:DRAGON ATTACK
主題歌
OVA
概要(OVA)
ピンクパイナップルよりVHSとDVDで発売。主題歌とオープニングアニメーションは、PCゲーム版と同一。各巻30分、税込6090円。全3巻。
桂枝毛が絵コンテ・演出・作画監督を担当した第2巻には、高評が集まった[11]。
オープニングアニメーション、第1巻、第2巻の原画は、制作会社から盗難される被害に遭ったため、所在不明となっている[12]。
2008年2月29日には、全3巻を1枚のDVDに纏めた『超昂天使エスカレイヤー -Beat Angel Escalayer- 全集』が税込8190円で発売された。ジャケット画には、桂枝毛による第2巻の絵柄が用いられている。
スタッフ(OVA)
- 企画・製作 - アリスソフト、pinkpineapple
- 原作 - アリスソフト
- 脚本 - 村松二郎
- 絵コンテ - 土支田一香(第1巻)、桂枝毛(第2巻)、西島克彦(第3巻)
- 演出 - 土支田一香(第1巻)、桂枝毛(第2巻)、桂栗毛(第3巻)
- 演出補佐 - ズイギョウエイゴ(第2巻)
- キャラクターデザイン・エンディングイラストレーション - 林雷助
- オープニングアニメーション - もりやまゆうじ、柳沢まさひで、宮前真一、柴田淳、石原恵治、桂憲一郎、宮地聡子、藤澤俊幸、小平いおぎ、吉田徹
- 作画監督 - 林雷助(第1巻、第3巻)、桂枝毛(第2巻)
- 作画監督補佐 - 加藤やすひさ(第2巻)
- 色彩設計・色指定・セル検査 - 大嶋三香子(第1巻)、岡田初美(第2巻、第3巻)
- 特殊効果 - 永井留美子
- 美術監督 - 佐藤寛子
- 音楽 - ザ・ビーンズ
- 音響効果 - スワラプロ
- 音響監督 - 飯塚康一RX
- 撮影監督 - 山越康司
- プロデューサー - 望月雄太郎
- アニメーションプロデューサー - 真行愛理
- アニメーション制作 - カオスプロジェクト
関連商品
書籍
- 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック[13]
- 2002年11月29日発売、発行:エンターブレイン、ISBN 4-7577-1235-9
- PCゲーム版の設定資料、CG、攻略情報、スタッフインタビューなどを掲載。
- 超昂天使エスカレイヤー アンソロジーコミックス[14]
- 2002年11月30日発売、発行:エンターブレイン、ISBN 4-7577-1256-1
- 超昂天使エスカレイヤー(小説版)
- 作:雑賀匡、原画:みけおう、発行:パラダイム
- PCゲーム版ストーリーのノベライズ。
- 上巻[15]:2003年3月15日発売、パラダイムノベルス 177、ISBN 4-89490-177-3
- 中巻[16]:2003年5月17日発売、パラダイムノベルス 185、ISBN 4-89490-185-4
- 下巻[17]:2003年7月17日発売、パラダイムノベルス 191、ISBN 4-89490-191-9
カードゲーム
モバイル版
au18禁アプリとして「虹屋」よりリリースされた。
ケータイメニュー
公式携帯サイト「GAMERSmobile」「アニメ&ゲームきせかえ」にてリリース。
脚注
(18歳未満閲覧禁止のサイトを含む)
- ^ a b c d e f g h i j k l m PUSH!! 2002年10月号 pp.28-29.
- ^ a b c d e f g h i j k l m PUSH!! 2002年9月号 pp.64-67.
- ^ a b c d e f g h TECH GIAN 2014年8月号 pp.100-101.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q PUSH!! 2014年7月号 pp.66-67.
- ^ a b c d e f g h i j 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック pp.86-90.
- ^ “アリス2010”. ALICESOFT. 2014年12月18日閲覧。
- ^ “【PRODUCT:製品情報】超昂天使エスカレイヤー・リブート”. ALICESOFT. 2014年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e TECH GIAN 2002年9月号 pp.162-163.
- ^ a b c d e f g 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック pp.50-51.
- ^ 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック pp.84-85.
- ^ “超昂天使エスカレイヤー > 第3話 カウンターアタック”. ピンクパイナップルDVD. ピンクパイナップル. 2012年7月15日閲覧。
- ^ “pinkpineappleより、皆様への告知とお願い”. ピンクパイナップルDVD. ピンクパイナップル. 2012年7月15日閲覧。
- ^ “超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック”. エンターブレイン. 2015年1月8日閲覧。
- ^ “超昂天使エスカレイヤー アンソロジーコミックス”. エンターブレイン. 2015年1月8日閲覧。
- ^ “No177:超昂天使エスカレイヤー 上巻”. パラダイム. 2015年1月8日閲覧。
- ^ “No.185:超昂天使エスカレイヤー 中巻”. パラダイム. 2015年1月8日閲覧。
- ^ “No.191:超昂天使エスカレイヤー 下巻”. パラダイム. 2015年1月8日閲覧。
関連項目
- 超昂閃忍ハルカ - 超昂シリーズ第2作。
外部リンク
- アリスソフト公式サイト(年齢確認あり)
- ピンクパイナップル公式サイト(年齢確認あり)