後背位
後背位(こうはいい)は、性交体位の一種。日本語での通称は、バック(バックスタイル)。
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[編集] 各言語や書物での呼称
- ラテン語 - coitus more ferarum(「動物のやり方」)
- 英語 - doggy style(「犬のやり方」)、on all four(「四つ足で」)、from behind(「背後から」)
- フランス語 - levrette(「グレートハウンドの雌犬」)
- イタリア語 - pecorina(「小さい羊」)
- オランダ語 - hondjeshouding
- 韓国語 - 뒷치기(「後ろから突く」)
- 『カーマ・スートラ』 - 「牛の結合」
- 日本では、江戸時代には「ひよどり越え」と呼んだこともある。これは平家物語にある一ノ谷の合戦における、背後の山越しに後方から攻撃をかけるのに見立てたものである。
- 古代ギリシャの喜劇『女の平和』には「チーズ削りの上の雌ライオン式に立ち」というせりふがあり、おそらくこの体位である。
[編集] 概要
女性または受け役が四つん這いになって肘をついたところに、男性または立ち役が膝をついて背後から性器を挿入する体位。
性行為に慣れたカップルには有名であるが、男女で見方が大きく変わる体位でもある。女性によっては動物のようで恥ずかしくて嫌だという感情を持つ者もいる(逆に、獣になったようで興奮するという者もいる)。後背位が動物的と言われる理由は、女性が四つんばいの姿勢を取ること、それにほ乳類の大部分の性交体位と似ているからである。ただし、一般には女性が膝をつくので、厳密には異なっている。また、女性の側からは、性器だけを相手に見せる形でもある。
ペニスを膣に挿入する前に、男性の勃起した陰茎の亀頭を女性のクリトリスに擦り付けて摩擦し、女性の性欲を高められる。後背位中の男性は女性の尻を掴むより腰を掴んだ方がよいとされる他、正常位よりもペニスが深く挿入されるために女性側の性感にも差異があるとされるが、医学的な検討は行われていない。
男性が女性との結合部や肛門を眺めながら深い挿入を行える体位でもあるが、女性の顔や乳房を眺めるには適していない。ただし、男性は腕が自由になるので女性の身体を掴みながら腰を使いやすい。いわば、挿入のためだけの体位、と言う面がある。
女性の乳房や肛門を初め身体の各部への愛撫を行えるという利点もある。ただし、そのためには上体を伏せねばならず、挿入とは両立が難しくなる。
以上の他、肛門性交の体位としても知られている。
[編集] 身体への負担
膣口が背中側に近い下付き女性にとっては楽な姿勢だが、膣口が腹側に近い上付き女性は、背中をエビのように反り曲げて腰の部分を浮かせるようにしないと挿入がしづらく、そのような姿勢を長時間続けるのは身体への負担が大きい。肉付きがよい女性だと臀部の肉が障害となり、性交そのものが困難になることもある。また、身長の差があると、この体位は難しい。結合部の高さがちょうどよい位置に来ない場合に中途半端なガニ股などの無理な体勢を取ると、男女のいずれか両方とも腰を痛める可能性がある。
一般的には、女性の腹や胸の辺りに枕などの支持物を挿み置いたり、女性が上半身を机や椅子の上に預けるとよいであろう。
[編集] 参考文献
- 三葉、『30歳の保健体育』、(2008)、一迅社
[編集] 関連項目
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