闘神都市

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闘神都市』(とうしんとし)は、アリスソフトから発売されたアダルトゲーム、およびそのシリーズ作品。

本項では、本作のシリーズ作品や関連作品についても併せて記述する。

目次

[編集] 解説

年に1度、闘神都市で開催される武術大会「闘神大会」に出場し優勝を目指すというコンピュータRPG。『闘神都市』(以降『I』)、『闘神都市II』(以降『II』)、『闘神都市III』が発表されている。アリスソフトブランドの代表作の1つである。人気を博したが中でも『II』はその高いゲーム性と長大でありながらプレイヤーを飽きさせない緩急に富んだシナリオ構成の妙、ヒロイン「瑞原葉月」を始めとするキャラクターの魅力、そして饒舌な会話や不条理なギャグの裏に隠された18禁ならではの重厚なテーマ性によってアダルトゲームの枠を超えた国産RPGの傑作として古参ゲーマーの間で語り継がれている。[要出典]『II』には後日談を描いたデジタルノベル『闘神都市II そしてそれから…』がある。

世界設定は同じアリスソフトブランドの『ランス』シリーズと共通である。但し、『I』以外は設定のみを流用したパラレルワールドであり、各作品間にもつながりはない。

なお、『I』『II』は後に「配布フリー宣言」の対象作品となり、インターネットなどを通しての配布が許可されている。

[編集] ゲームシステム

ダンジョンと街を行き来してストーリーを進めるRPGである。ダンジョン内の様々な仕掛けは、一度街へ戻らないとクリアできないものが多くある。また『II』の方は自宅建設や召喚ドアなど、ゲームクリアに関係しない様々なサブイベントやボスモンスターが多く存在する。

[編集] 闘神大会のルール概略

トーナメント形式で、1対1で戦う。死亡または戦闘不能にさせた場合、もしくは相手が「まいった」と言った場合に勝利となる。

出場する選手は、見目麗しい女性をパートナーとして登録しなければならない。女性が参加する場合は、自分自身をパートナー扱いにしてもよい。

試合に勝った場合、賞金と賞品が贈られる。また対戦者のパートナーの女性を1日自由にする権利を得る。さらに優勝者には将軍(『II』では闘神)の称号が贈られ、闘神の館で暮らすことができる。

[編集] シリーズ共通のキャラクター

いずれも基本設定のみ共通で、同一人物ではない。

シュリ・セイハジュウ・ナガサキ
闘神大会の受付嬢で、『I』『II』『III』共に登場。『I』では「闘神ダイジェスト」の解説者も務める。「零式」にも同名の人物が登場している。
クリちゃん
魔法ビジョンの番組「闘神ダイジェスト」の司会者。元気な女の子だが無駄話が多い。
切り裂き君
「闘神ダイジェスト」の解説者。相棒であるクリのノリの軽さが悩みの種。
アトランタ
魔人レキシントンの使徒。ランスシリーズにも登場する。
ボーダー・ガロア
『II』『III』に登場。実力者だが、何度出場しても優勝できないのが特徴。人柄が良く、主人公の相談にのってくれる。
ドギ・マギ
『I』『III』に登場 闘神大会出場者の一人。腕力だけですべてを解決しようとする典型的な乱暴物。いずれも主人公の一回戦の相手として登場する。
マニ・フォルテ
『I』『III』に登場。ドギのパートナー。『III』においては、元々は裕福な家の普通の少女だったがドギに目を付けられ、暴力的に拉致されて連れ回された挙句パートナーにされた。ナクトと羽純に何度か助けられているうちに二人と親しくなり、ナクトに好意を寄せるようになる。
闘神 クランク
『II』『III』に登場。過去の闘神大会優勝者。他の闘神と立場が異なり、「闘神」の広告塔として街で傍若無人に振舞っている。

[編集] 闘神都市

闘神都市
対応機種 PC-9801/X68000
MSX2/FM-TOWNS
発売元 アリスソフト
発売日 1990年12月15日
ジャンル RPG
レイティング 18禁
キャラクター名設定
エンディング数 1
セーブファイル数 [PC-9801]4
画面サイズ [PC-9801]640x400
BGMフォーマット [PC-9801]FM音源
キャラクターボイス なし
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり
オートモード なし

[編集] ストーリー

主人公・カスタムは、ある日モンスターに襲われているクミコという女性を助ける。5年前に闘神大会に出場してから行方が分からなくなった父親の手がかりを探すためと説明するクミコはカスタムの腕を買い、自分をパートナーにして闘神大会に出場してくれと依頼する。カスタムは了承し、2人は闘神都市へ向かう。

[編集] キャラクター

カスタム(名前は変更可能)
通りすがりのクミコを助け、彼女のパートナーとして闘神大会に出場する。
クミコ
闘神大会に出場したまま行方不明の父親を探しに闘神大会への出場を目指す少女。
アレキサンダー
今作での闘神で、その座を5、6年間守り続けている。ある重要人物であることが判明する。
ポウ
何かとカスタムたちと出会う機会が多い、童顔の頼りない男。ある目的のためにパートナーのクララと闘神大会に出場。とても勝ち残れるような男ではなかったが、大会終盤で性格が急変する。
ラグナスター
年配の魔法使い。ドギに叩きのめされたカスタムを救い、カスタムに魔法を習得させるきっかけを与えた。娘のナオを女にする必要があったことから、ナオをパートナーとして闘神大会に出場する。
ミーナ
闘神大会出場者アーサーのパートナー。後に人身売買に巻き込まれる。
ライピラキ
闘神大会に出場する弓の名手で、ドラゴンに変身する。パートナーはアミガ
やよい
闘神大会出場の忍者で、一回戦でランスと当たる。後に仲間となる。
ロリ
闘神大会出場のアイドル歌手で、魔法も使う。後に仲間となる。
モーリス
闘神大会出場の女戦士。実力はあるが迷宮でポウをいじめるなど性格が悪い。
ダリス
女悪魔。やはり女悪魔であるセルジィと対決するため、カスタムの心に入り込んで一時期行動を共にする。
KASUMI
闘神を操っていた女。YORAの娘で、YORA復活を目論む。MIKAという妹がいる。
ラセリア
レベル神。
ランス
闘神大会出場の戦士。本編では名前のみのゲスト出演だったが、「ヒントDISK」に収録の『ランス外伝(闘神都市)』で主人公となる。

[編集] 闘神都市II

闘神都市II
対応機種 PC-9801/Windows95
発売元 アリスソフト
発売日 1994年12月10日(PC-9801)
1997年6月20日(Win)
価格 4800円
ジャンル RPG
レイティング 18禁
キャラクター名設定
エンディング数 1
セーブファイル数 10
画面サイズ 640×480
BGMフォーマット CD音源、WAVE音源
キャラクターボイス なし
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり
オートモード なし

[編集] ストーリー

シードと葉月は、葉月の父親が営む瑞原道場の門下生にして相思相愛の幼なじみ。葉月は強者ぞろいの瑞原道場でも高弟として他の門下生に稽古をつけるほどの腕前であったが、シードは生来の気の弱さが災いしているのかはたまた才能がないのか、いくら稽古に励んでも芽の出る気配すらない。葉月の父は娘の気持ちを慮りつつも、道場主という立場から跡継ぎとなるべき娘婿としてはシードを認められずにいた。

そんなある日、師範はシードに「次の闘神大会に出場し、見事優勝すればお前を葉月の婿として認めよう。それが叶わなければ葉月はビルナスと娶らせ、2人に道場を継がせる」と最後通告を突きつける。

闘神大会 - それはこの国最強の戦士を決める、無差別の総合武術大会。もちろん、みそっかすのシードが優勝する見込みなど万に一つもありはしない。かと言って出場しなければ葉月は無条件にあの嫌味な兄弟子・ビルナスと結ばれることになる。葉月や姉貴分のセレーナに尻を叩かれつつ、一大決心をして闘神都市までやって来たシード。しかしそこに立ちはだかったのは、師の命により葉月をパートナーとして現れた当のビルナスだった。なけなしの勇気と気力を振り絞って闘いに挑むシード。様々な出会いの中で成長していく彼は、やがて闘神大会の裏に隠された意外な真実を知ることになる。

[編集] キャラクター

シード・カシマ(名前は変更可能)
幼い頃瑞原道場に預けられ、葉月やセレーナと兄弟のように育つ。葉月とは相思相愛。葉月のために勇気を奮って闘神大会に参加する。悪事の誘惑に負けつつも、戦いを通じて成長してゆく。
瑞原 葉月(みずはら はづき)
瑞原道場の道場主の娘。シードとは相思相愛だが、ビルナスのパートナーとして闘神大会に参加する。道場主の娘だけに、自身もかなりの剣豪で、奥技「瑞原・風の剣」を使う。
セレーナ・フレイズ
シード、葉月の姉代わり(『そして、それから』によると、姉というより母親に近い)。奥義「瑞原・烈の剣」を会得している。
ビルナス
瑞原道場一の剣豪で、二刀流の使い手。大会の優勝候補で、奥義「瑞原・刃の剣」を使う。シードに辛く当たる。
クライア・カラー
闘神都市の迷宮に住むカラー(この世界のエルフに相当する種族)の娘。修行中のシードと知り合う。額の宝玉「クリスタル」を狙われている。序盤の選択肢によっては登場しない。
アプロス
闘神都市の若き女性市長で、闘神大会の開催者でもある。
ボーダー・ガロア
闘神大会の常連出場者。実力者だが詰めが甘く、いつも優勝を逃している。なにかとシードの面倒を見てくれる。
闘神 カーツウェル・ドゥリムグレイ
過去の闘神大会優勝者。聖騎士。シードを弟のように思い、親切に接してくれる。
闘神 幻杜坊(げんとぼう)
過去の闘神大会優勝者。かなりの生臭坊主。

[編集] 闘神都市II そしてそれから…

闘神都市II そしてそれから…
対応機種 PC-9801、Windows3.1/95
発売元 アリスソフト
発売日 1995年12月8日
価格 2800円
ジャンル 小説
レイティング 全年齢
キャラクター名設定
エンディング数 1
画面サイズ 640×480
BGMフォーマット CD音源
キャラクターボイス なし
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり
オートモード なし
備考 ゲームではない

[編集] ストーリー

『II』の後日談であり、闘神都市での出来事によって再び弱くなってしまったシードが、師匠の命により荒野の地に修行に出されてしまう。それを追いかける葉月。そんな2人を狙う盗賊達があらわれ・・・。

[編集] キャラクター

カザック
盗賊達の首領で魔法戦士。極めて残忍な性格で人殺しも厭わない。ある目的をもって人さらいをしている。
ミューズ
盗賊達の砦に捕まっている吟遊詩人。好き勝手に牢屋を抜け出しては牢屋に戻ってくるので、盗賊達も放置している。
ディア
幼いころから盗賊達の中で育った少女。強い男が好きという信条でシードに迫ってくる。
ルナン
ディアの幼馴染で、同じように盗賊の中で育った。ディアの事が好きなのだが・・・

[編集] 闘神都市III

闘神都市III
対応機種 WindowsXP/Vista
発売元 アリスソフト
発売日 2008年11月28日
価格 8800円
ジャンル RPG
レイティング 18禁
キャラクター名設定 不可
エンディング数 1
画面サイズ 800×600
キャラクターボイス 一部のキャラあり
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり
オートモード あり
  • 前作『II』から実に十四年ぶりの新作。
  • ダンジョン、戦闘が基本的に全て3Dで表現されている。ただし、闘神大会で戦う相手や一部のボスキャラクターは1枚絵で表現されている。
  • 戦闘はターン制であった『I』『II 』とは異なり、リアルタイムで進行。
  • 武器は固定で、そこに能力がアップするアイテムをスロットに「付与」することで強くなっていく。スロットは方眼紙のようなマス目でそこにアイテムを乗せていく。物語が進むとあるアイテムを用いてスロットを拡張することが可能。また、主人公は基本的に魔法を使えないため、「マポ」と呼ばれるアイテムを武器に付与することで魔法が使えるようになる。

[編集] ストーリー

とある田舎の村で生まれ育った少年ナクト・ラグナードは、5年前の闘神大会に参加し、「優勝したので帰る」という手紙を最後に音信不通となった父親を探して闘神都市にやって来る。そして父の消息の掴めないナクトは後を追ってやってきた羽純とともに闘神大会に出場する。 実力的には他の出場者に劣るナクトだがボーダーら他の出場者に助けられ、羽純の付与能力によって力を付けながら優勝を目指して修行を積んでゆく。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] キャラクター


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 [記述をスキップ]


ナクト・ラグナード
主人公。闘神大会に出場し、優勝した後失踪した父の行方を追い闘神大会に出場することを決意する。
羽純・フラメル
ナクトの幼馴染でパートナー。付与魔法と呼ばれる魔法を使う付与師の見習いで、ナクトの剣を強化する。
世界のバグとも言うべき「拡張付与能力」を持っている。この能力を用いれば命があるかぎりどこまでも強くなり続けることができるが、本当にそれが良いことなのか思い悩んでいる。
レメディア・カラー
異種族カラーの剣士。ナクト、羽純がまだ幼かった頃に友人となった。闘神大会に出場し、ナクトたちと再会することになる。
闘神 レグルス・ラグナード
ナクトの父親。5年前の大会優勝後に「近々帰る」という連絡があったのを最後に失踪した。蛇腹剣の使い手。
闘神 ボルト・アーレン
2年前の闘神大会優勝者。美形の剣士で女性ファンが多い。より強い敵と戦うために強くなり続けることを望んでいる。
十六夜 幻一郎(いざよい げんいちろう)
闘神大会出場者の一人。優秀な忍者で、動きが素早く物理攻撃のほとんどをかわしてしまう。正義感が強く、街や迷宮で困っている人がいるとトランペットを吹きながら駆けつけてこれを助け、「忍者仮面」と名乗って去ってゆく(ちなみに仮面は被っていない)。
十六夜 桃花(いざよい とうか)
幻一郎の妹でパートナー。兄にべったりで、さながらバカップルのよう。くのいちの修行のために処女を捨てようと思っており、最初の相手は幻一郎にしてほしいと思っているがそれだけは拒否されている。
ナミール・ハムサンド
闘神大会出場者の一人で、パートナーを兼ねている。「フォームチェンジ」の掛け声により、特殊な魔法を使うマジックフォームと、二刀流のソードフォームを切り替えて戦う。どちらも一流の実力を誇る上にパートナーを兼任できる美少女であるため、一躍人気者となる。フォームチェンジにより性格まで変わり、マジックフォーム時は「ぽやぽや」とした天然不思議少女で、ソードフォーム時は広場の出店を全部制覇すると息巻く食欲旺盛元気少女。
マダラガ・クリケット
闘神大会出場者の一人で様々な能力を持つムシたちを使役できるムシ使い。残忍な性格で、対戦相手を惨殺してそのパートナーを手酷く陵辱する。強くなり続けることを望んでおり、そのためには手段を問わない。
アザミ・クリケット
マダラガのパートナー。マダラガからは道具だと言い聞かされている。ほとんど無感情・無関心。いろいろな面でナクトの支えとなる。
ボーダー・ガロア
闘神大会の常連出場者。実力者だが詰めが甘く、いつも優勝を逃している。なにかとナクトの面倒を見てくれる。
レイチェル・ママレーラ
ボーダー・ガロアのパートナーで恋人。面倒見の良いお姉さん。
アジマフ・ラキ
闘神大会出場者の一人。ナクトと同年代の少年でなにかとナクトに競争意識を持ち、子供のような低レベルの争いを繰り広げる。シスコンで姉には頭が上がらない。
ぶるま大使
闘神大会出場者の一人。ふだんは物静かで紳士的な態度だが試合になると豹変する。他者は口に出すのも憚られるほどはずかしい名前だが「ぶるま教」の教徒なので堂々と名乗っている。ぶるま教の布教に熱心で、知名度を上げるために大会に参加している。(ただし無理強いはしない)
フィオリ・ミルフィオリ
闘神大会観戦に訪れているお嬢様。ナクトに興味を持ち、気まぐれに困らせたり助けたりする。
シン・ビルニー
都市長で闘神大会の開催者。毎年、闘神大会を開催して闘神を生み出すのにはある目的があった。
クミコ
ナクトのレベル神。『I』のヒロインと同名で容姿も似ている。彼氏がいる。大会参加者には『II』のヒロインの瑞原葉月も登場しているが、こちらは名前だけの存在である。

ナクトは上記の他にも多くの人物と交流を深めていく。また、30組を超える闘神大会出場者とそのパートナーはネタも交えて個性的な設定がなされている(アリスソフトの他作品からの出演もある)。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] アニメ

1997年ピンクパイナップルから『II』のOVAが発売されている(全3巻。第1巻:3月5日 第2巻:4月2日 第3巻:5月3日発売)。制作はAIC。脚本、ストーリーボード、キャラクターデザイン、美術設定、作画監督、原画、監督は全て中山岳洋が1人で務めている。

[編集] 関連商品

[編集] カードゲーム

Lycee
シルバーブリッツトレーディングカードゲームLyceeに参戦している。収録エキスパンションは、Alicesoft1.1など。

[編集] 小説

1999年5月10日ワニブックスから著:もやひなた、イラスト:田中ユタカで『闘神都市 紅の記憶編』が刊行されている(全1巻)。ゲームとは別物のオリジナルストーリーである。

また、「III」の小説が2009年10月5日ハーヴェスト出版より発売された。著:高橋恒星、イラスト:あるぴーぬで、同社初の18禁指定のジュブナイルポルノである。

[編集] 外部リンク

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