湯浅駅
湯浅駅* | |
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駅舎 | |
ゆあさ Yuasa | |
◄広川ビーチ (2.6 km) (3.4 km) 藤並► | |
所在地 | 和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅1100 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■紀勢本線(きのくに線) |
キロ程 |
343.9km(亀山起点) 新宮から163.7 km |
電報略号 | アサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,206人/日(降車客含まず) -2009年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)8月14日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 * 1965年に紀伊湯浅駅から改称 |
湯浅駅(ゆあさえき)は、和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
湯浅町だけでなく広川町の中心にも近く、特急「くろしお」の一部が停車する。朝晩には和歌山方面からの折返し列車も設定されている。有田鉄道にもかつて湯浅駅があったがこの駅とは位置が違う(歴史で詳述)。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている。島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
古くからの木造駅舎は前面がリニューアルされている。直営駅(海南駅の被管理駅)である。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
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1 | ■きのくに線 | 和歌山・天王寺・新大阪方面 | |
2 | ■きのくに線 | 和歌山・天王寺方面 | 待避・始発列車のみ |
御坊・白浜・新宮方面 | 待避列車のみ | ||
3 | ■きのくに線 | 御坊・白浜・新宮方面 |
下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばであり、特急はすべてこのホームに停車(通過)する。2番のりばは上下共用の待避線(中線)であり、後続の特急列車の待ち合わせや、和歌山方面からの列車の折返しに使われる。
駅設備
- 全てのホームで簡易自動放送が使用されている。
駅周辺
この駅は広川の河口に開けた湯浅・広川のかなり大きな集落の入口に当たり湯浅町・広川町の玄関口となっている。駅を出ると湯浅の市街地が広がっており湯浅の港や役場などが近くに存在している。駅前から中紀バスおよび御坊南海バスが路線バスを運行している。
- 湯浅(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
- 湯浅町役場
- 湯浅城址
- 湯浅中町郵便局
- 湯浅郵便局
- 湯浅町立湯浅小学校
- 湯浅警察署
- 湯浅警察署湯浅駅前交番
- 湯浅広川消防組合消防本部
- 湯浅広川消防組合消防署
- 和歌山県立耐久高等学校
- 湯浅保健所
- 和歌山地方法務局湯浅出張所
- 和歌山地方検察庁湯浅区検察庁
- 大阪国税局湯浅税務署
- 湯浅公共職業安定所
- 和歌山地方裁判所湯浅簡易裁判所
- 広川町役場
- 広川広簡易郵便局
- 広川町立広小学校
- 広川町立耐久中学校
- 和歌山県立たちばな支援学校
- 湯浅温泉
- 熊野古道
利用状況
和歌山県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 1,752人(1998年度)
- 1,634人(1999年度)
- 1,585人(2000年度)
- 1,533人(2001年度)
- 1,483人(2002年度)
- 1,420人(2003年度)
- 1,404人(2004年度)
- 1,322人(2005年度)
- 1,289人(2006年度)
- 1,263人(2007年度)
- 1,219人(2008年度)
- 1,206人(2009年度)
歴史
この町に「湯浅」という駅が最初に出来たのは1915年(大正4年)5月のことで、有田鉄道が湯浅の港にある海岸駅からこの湯浅を経て下津野駅にいたる路線を開通させたのに伴って有田鉄道の湯浅駅(ゆあさえき)が開業したのであるが、この「湯浅駅」は現在の当駅とは異なる。
1927年(昭和2年)8月には国鉄紀勢西線が藤並駅から紀伊湯浅駅(きいゆあさえき)まで延伸となり国鉄も当地への乗り入れを果たすが、この紀伊湯浅駅が現在の湯浅駅になっている。紀伊湯浅駅は開業当初は紀勢西線の終着駅であったが開業1年後の1928年(昭和3年)10月に紀勢西線は紀伊湯浅駅から紀伊由良駅まで延伸となり、終着駅ではなくなった。
戦争が始まると、紀勢西線と有田鉄道が並行する状態は、資源(レール等)の有効活用から望ましくないとされ、1944年(昭和19年)12月には有田鉄道の藤並駅から湯浅駅を経て海岸駅までが「不要不急線」として休止になり、1959年(昭和34年)4月には結局復活を見ず廃止となったため結局湯浅の町には紀勢西線の紀伊湯浅駅のみが残った(有田鉄道は廃止線の代替として、休止のおよそ6年後の1950年(昭和25年)4月より藤並駅から当駅まで紀勢線に乗り入れをするようになる)。
紀伊湯浅駅はその後1959年(昭和34年)7月には今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、湯浅駅への改称、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
有田鉄道は1992年(平成4年)12月に当駅への乗り入れをやめ、2002年(平成14年)12月31日限りで全線廃止となっている。
年表
- 1915年(大正4年)5月28日 - 有田鉄道海岸駅 - 下津野駅間が開業し、その途中駅として設置。
- 1927年(昭和2年)8月14日 - 紀勢西線藤並駅 - 当駅間が開業し、鉄道省の紀伊湯浅駅(きいゆあさえき)が設置。
- 1928年(昭和3年)10月28日 - 紀勢西線当駅 - 紀伊由良駅間が延伸開業。
- 1944年(昭和19年)12月10日 - 有田鉄道藤並駅 - 海岸駅間が不要不急線として休止となり、同時に有田鉄道の湯浅駅も休止となる。
- 1950年(昭和25年)4月 - 有田鉄道の当駅乗り入れ開始。
- 1959年(昭和34年)4月3日 - 有田鉄道当駅 - 海岸駅間廃止。それに伴い有田鉄道湯浅駅も廃止となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅 - 新鹿駅間の開通による全通に伴う線名改称にともない、紀勢本線の駅となる。
- 1965年(昭和40年)3月1日 - 湯浅駅(ゆあさえき)に改称。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - ダイヤ改正により特急「くろしお」の一部の列車の停車駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。
- 1992年(平成4年)12月 - 有田鉄道の当駅乗り入れが廃止となる。
その他
- 天王寺駅以遠を往復特急利用すると(ただし、当駅にて購入に限る)48時間の駐車料金が無料になるパーク&ライドを実施中(限定6台)。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■きのくに線(紀勢本線)
- 特急「くろしお」一部停車駅