以心電信 (YMOの曲)
「以心電信 (YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF)」 | ||||
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YMO の シングル | ||||
初出アルバム『サーヴィス』 | ||||
B面 | 希望の河 (EXPECTING RIVERS) | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチレコード | |||
録音 |
1983年 日本 | |||
ジャンル | テクノポップ | |||
レーベル | Y.M.O./アルファレコード | |||
作詞・作曲 | ||||
プロデュース | YMO | |||
チャート最高順位 | ||||
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YMO シングル 年表 | ||||
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『以心電信』(いしんでんしん、英語: You've Got To Help Yourself)は、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の9作目のシングル。1983年9月28日にアルファレコード(Y.M.O.レーベル)よりリリースされた。[1]
解説
アルバム『サーヴィス』の先行シングルで、散開前最後のシングル。国際連合による「世界コミュニケーション年」(WCY)のテーマ曲として、NHKで当時頻繁に流された。そのことを録音前に知った3人は「俺たちはゴダイゴか?」と苦笑した[注 1]。
制作
本楽曲は『サーヴィス』の先行シングルであるが、「予告編」が前アルバム『浮気なぼくら』に収録されている理由は、そのアルバム収録曲と同時期に行なわれていたため。
この時期のレコーディングは、メンバーの確執に似たすれ違いのため、三人同時にスタジオに入ることが皆無だったが、この曲だけは三人で作業を進めた。YMO散開(解散)前、メンバー三人同時にスタジオで録音した最後の曲。
正式リリース前に、坂本がパーソナリティを務めていたラジオ番組『サウンドストリート』にて、このテイクとは異なる歌詞とミックスで放送されたことがあった。
また、シングル・ヴァージョンはアルバム・ヴァージョンとはフェードアウト部分が異なっておりシングル・ヴァージョンは『YEN RECORDS HISTORY SINGLES+α』と『CUBIC - YMO CD Single BOX』に収録されている。
歌詞にある「七つのボタン」は軍服(特に予科練の制服)のことを指す。NHKで放送されるか不安に思ったという。
また、細野晴臣は後に、当時アメリカの自助運動に関心があり「自分を助けられない人間に他人なんか助けられない」と言う想いで、いわゆるチャリティーソングへの半ば皮肉も込めて作詞したと回想している。
坂本龍一によると、楽曲的にはビートルズの賑やかな曲に影響されており、華やかさがある式典をイメージしているとのこと。
ライブでの披露
2007年5月19日に行われた「Smile Together Project Special Live 2007」にて、高橋幸宏・坂本・細野の3人がHUMAN AUDIO SPONGEとして演奏。続けて同年7月7日に行われた「ライブ・アース」では、14年振りにYMOとして演奏され、この2つのライヴでは原曲から歌詞が変更・割愛されている。
収録曲
全編曲: YMO。 | ||||
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「以心電信」(YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF) | 細野晴臣、ピーター・バラカン | 坂本龍一、高橋幸宏 | |
2. | 「希望の河」(EXPECTING RIVERS) | 高橋幸宏 | 高橋幸宏、坂本龍一 |
カバー
- 2006年5月31日、クラムボンのアルバム『LOVER ALBUM』に収録。
- 2010年5月10日、キーンのミニアルバム『Night Train』に収録。
- 2010年9月22日、コトリンゴのアルバム『picnic album 1』に収録。
脚注
注釈
- ^ 1979年ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」が国際児童年キャンペーンソングとして使用されたこととの対比より。
出典
- ^ 『Yellow Magic Orchestra – 以心電信 (You've Got To Help Yourself) (1983, Vinyl)』 。2021年11月27日閲覧。