地球戦士ライーザ
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | PC-8801 FM-7 X1 MSX ファミリーコンピュータ [FC] |
| 開発元 | 九葉真・真島真太郎 |
| 発売元 | [PC-88・FM-7・X1・MSX] エニックス [FC] 任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | [PC-88・X1] 5インチFD [FM-7・MSX] テープメディア/3.5インチFD [FC] ROMカートリッジ |
| 発売日 | [PC-88・FM-7・X1・MSX] 1985年 [FC] 1987年12月15日 |
| 価格 | [FM-7(テープ)MSX(テープ)] 4,800円(税抜) [PC-88・FM-7(FD)・X1] 6,400円(税抜) [FC] 5,000円(税抜) |
| その他 | FC版タイトルは「銀河の三人」 |
地球戦士ライーザ(ちきゅうせんしライーザ)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)より1985年に発売されたパーソナルコンピュータ用のロールプレイングゲーム。コンピュータRPGの多くがファンタジー世界を舞台にしたものであった時代に宇宙を舞台にしたSF調の世界観が注目されると共に、重厚なストーリーが評価された。初期のキャッチコピーは「オドロオドロしいのはもう飽きた! スカッとRPGしようぜ」、後期は「悲劇の予感」。開発者は九葉真(杉江正のペンネーム)・真島真太郎の2名。
1987年12月には「銀河の三人」のタイトルでファミリーコンピュータに移植され、任天堂から発売された。
目次 |
[編集] ストーリー
西暦2300年、地球連邦樹立を実現した人類は宇宙に進出し、各惑星への入植を進めていたがガルム星を失い地球新たなガルム星とする外宇宙からの侵略者ガルム星人の攻撃を受け、危機に晒されていた。
ガルムの圧倒的な戦力の前に地球が陥落するのは時間の問題と思われていたさなか、地球軍総司令から各惑星の部隊へ地球への集結命令が下される。
火星に配属されていたライーザ戦隊に所属する主人公とブルーも地球への帰路を急ぐのだが……。
[編集] ライーザ(RAYIEZA)
主人公とブルーが搭乗する人型ロボット兵器。時空跳躍の機能をもっており、ライーザ単体で長距離航行が可能。操縦にはパイロットのESP能力を用いており、PC版はステータスに「超能力の強さ」がある(FC版では無くなっている)。
PC版では主人公機が濃い青、ブルー機がライムグリーンの塗装。FC版は主人公機が赤、ブルー機が青に変更されている。
[編集] ゲームシステム
[編集] マップ移動
目的地を設定した後、小刻みな「時空跳躍」を繰り返して距離をつめていくというシンプルなシステム。3Dダンジョンを自力でマッピングして攻略するものが多かった当時においては、異色の方式であった。敵とのエンカウントは、1回跳躍するごとに判定される。跳躍距離は調節することができ、長くとると敵を避けられる一方、機体にダメージが発生する。
[編集] 戦闘システム
コマンド選択式。数は複数の編隊で襲ってくる。行動順序は常に主人公、ブルー、敵の順となり、ライーザ側の攻撃方法は以下の3種類から選択する。いずれも敵すべてが攻撃対象で、敵が多い程1機あたりのダメージが低下する。
- ビーム
- 使い減りしない基本武器。
- ミサイル
- 敵が多くても威力低下が少ない。また1ターンに連続発射することができ、たくさん撃てばその分威力が上がる。数に限りがある。
- 接近
- ソード等による白兵攻撃。威力はビームより低いが、一部の敵に有効。
敵の攻撃は1パターンだけだが、特定の武器を跳ね返すバリアを持つものもいる。
[編集] 主な登場人物
- 主人公
- 名前はプレイヤーが設定(何も入力しないと「ケンシロウ」)。火星に配属されていたが、ガルムとの戦闘でほとんどの仲間を失い、生き残ったブルーと2人で地球に帰還する。
- ブルー
- ガルムとの戦闘で壊滅的打撃を受けた火星配属のライーザ戦隊で、主人公と共に生き残った戦友。お調子者だが、操縦の腕は一流。ESPも一流で残留思念などを感じとれる。なお、PC版とFC版では外見が全く異なる。
- リミ
- 宇宙ステーション(FC版では月面)から回収されたカプセルでコールドスリープ状態に在った少女。自ら志願し、地球からしばしばライーザ戦隊に通信を送って、殺伐とした戦闘の連続に癒しをもたらす。
- ミオ
- ライーザ戦隊のオペレーションを担当するコンピュータードール。
- ウェライ
- ガルム帝国の支配者。
[編集] 銀河の三人(ファミコン版)
1987年12月15日に任天堂より発売。基本的にはPC版の移植だが、惑星に着陸した後の移動がスクロール形式になっている、リミが超能力を使えるなどアレンジが加えられており、マップやストーリー展開も異なるなど、コンシューマ機向けとして大幅なアレンジが加えられている。
[編集] ゲームシステム
[編集] マップ移動
宇宙空間ではPC版と同様である。惑星内では画面が一変し、サイドビューの4方向スクロールで迷路を進んでいくものになる。後半では、リミのESPによりワープ移動も可能になる。セーブは幾つかあるステーションでのみ可能で、パスワード方式を採用している。
[編集] 戦闘システム
ベースはPC版と同様であるが、いくつか変更が入っている。また敵の種類・デザインは一新されている。
- リミのESPによるサポートが使える(ファンタジーRPGの魔法に相当する)。
- 攻撃方法の「接近」が無くなっている。
- 敵が各種の特殊攻撃を使う。ライーザの逃走を阻止する「ワイヤー」や、ビームを減じる「フォッグ」など。
- 敵を倒すとミサイルや回復アイテムを拾える。また金に相当する「ウラン」が入手でき、ステーションで買い物ができる。
[編集] サウンド
PC版には無かったBGMが新たに付けられている。作曲はYMOの高橋幸宏。戦闘時の曲は「ライディーン」とよく似ている。
[編集] キャラクター・パッケージ
ファミコン版では永井豪がキャラクターデザインとパッケージイラストを担当しており、ブルーを筆頭にキャラクターの見た目も大幅に変更されている。
しかしパッケージイラストはゲームの内容や世界観を考えれば、本来ならばSF調や現在で言うところのリアルロボット路線のキャラクターで描かれるべきものが、実際には永井率いるダイナミックプロ系の伝奇劇画作品調のタッチになっており、主人公機たるライーザも描かれていなかった。
ファミコン通信責任編集として発売されたファミコンソフトカタログではこのパッケージイラストについて「下品」と厳しい評価を下しており、ソフト評価におけるマイナス点として挙げている。
[編集] 攻略本
- 『銀河の三人 完全必勝本』 (ファミコン必勝本・フライデースペシャル)1988年、JICC出版局
- 『銀河の三人必勝攻略法』(ファミリーコンピュータ完璧攻略シリーズ)、1988年、双葉社