久保雅一

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久保 雅一(くぼ まさかず、1959年7月25日 - )は日本プロデューサー編集者

小学館 取締役(国際メディア事業局担当)[1]小学館集英社プロダクション 取締役[2]小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント 取締役[3]、よしもとデジタルエンタテインメント 取締役。

北海道札幌市出身[4]

略歴・人物

早稲田実業学校を経て、1983年早稲田大学教育学部教育学科教育学専修を卒業、小学館に入社。資材部に所属後[5]、『てれびくん』編集部に異動。2年半在籍した後、『月刊コロコロコミック』編集部へ異動。

1986年から『月刊コロコロコミック』において連載開始された小林よしのりおぼっちゃまくん』の担当編集者を7年ほど務める。作中での愛称は「クボちゃん」。おぼっちゃまくんの付属コーナー「おこっちゃまくん」では読者に間違いを指摘され、小林とアシスタントたちにおしおきを食らうのがお約束だったが、「先生のおかげで人気者です」と余裕の喜び。作中において茶魔が、バーコード頭、眼鏡、ヒゲと特徴ある顔の、クボちゃんのキャラクター商品を出した事もある(コミックス『おぼっちゃまくん』第8巻掲載)。

他担当作品は「ビックリマン」「人面犬」「Mr.マリックの超魔術」など。

月刊コロコロコミック』副編集長に就任し、その後、コミック誌『コミックGOTTA』編集長に就任。

1993年以後、雑誌編集の傍らでミニ四駆などのキャラクタービジネスに携わるようになる。

1996年任天堂ゲームソフトとして発売された『ポケットモンスター』のコミックアニメメディア展開の仕掛人として知られ、1998年に公開された劇場版アニメポケットモンスター』では、エグゼクティブプロデューサーを務めた。その後も、多くのアニメ作品、実写作品でプロデューサーを務めている。

1998年に小学館キャラクター企画室長、のちにキャラクター事業センター長に就任。2007年-2009年には知的財産戦略本部コンテンツ・日本ブランド専門調査会委員。2015年に小学館 取締役(国際メディア事業局担当)に就任。一般社団法人日本知財学会理事、NPO法人エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワーク理事、東京国際映画祭実行委員、東京国際アニメフェア実行委員、中国・北京電影学院 客員教授、東京理科大学知的財産専門職大学院客員教授などを務めている。

2008年、第27回藤本賞を受賞。

主な参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

実写映画

実写バラエティ

その他

書籍

著書

  • ポケモン・ストーリー(畠山けんじ共著、日経BP社・角川文庫)
  • 踊るコンテンツビジネスの未来(畠山けんじ共著、小学館
  • デジタルシュリンクのメカニズムに関する考察(日本知財学会誌第7巻第3号)
  • 歴史の分岐点を迎える日本のコンテンツ産業(日本知財学会誌第12巻第2号)

関連項目

脚注

外部リンク