MONSTER
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| MONSTER | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | サスペンス・青年漫画 | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 浦沢直樹 | ||
| 出版社 | 小学館 | ||
|
|||
| 掲載誌 | ビッグコミックオリジナル | ||
| 発表期間 | 1994年12月 - 2001年12月 | ||
| 巻数 | 全18巻 | ||
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『MONSTER』(モンスター)は、ビッグコミックオリジナルに1994年から2001年まで掲載された浦沢直樹の本格ミステリー漫画。単行本は全18巻が出版され、累計2000万部以上を売り上げた。
目次 |
[編集] 概要
猟奇殺人、医療倫理、病院内での権力闘争、家族の在り方(親子愛、兄弟愛)、人間愛、アダルトチルドレン、トラウマ、東西冷戦構造、ベルリンの壁崩壊の以前以後のドイツ社会などをテーマとしている。
2000年には、第46回小学館漫画賞受賞。2004年春から同作品のアニメが日本テレビ系列で放送された。
[編集] あらすじ
1986年、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを担当し、ヨハンの命を救う。院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変。医師として自分は正しかったと信じるテンマだが、苛立ちを隠せない。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時にヨハンが失踪する。
数年後の1995年、テンマと遭遇したヨハンは、巨大な“怪物”に成長していた。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。自分の中で何かが弾けたテンマは、怪物ヨハンを追跡する。
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[編集] 登場人物
[編集] 主要人物
- 天馬賢三(てんま けんぞう/ケンゾー・テンマ)
- 声‐木内秀信/幼少期 小野未喜
- 主人公。ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院で働く日本人脳外科医。1958年1月2日生まれ、神奈川県横浜市出身。
- 実家は市有数の総合病院を経営し、父親は院長(ただし、ドイツでの周囲の人物に対しては「小さな病院の開業医」と話していた)、母親は元医学雑誌の編集者。異母兄が二人おり、長兄は銀行員、次兄は医者(無医村で医療活動中)。デュッセルドルフ大学医学部卒。日本で通っていた学校は、小・中学校は公立、高校・大学は名門私立校に進学し、医学部に入学する。“天才”と周囲の誰もが認めざるを得ない程の手術の腕を持っている。
- 頭脳明晰で社交性も富んでおり、周囲の誰からも慕われる存在。また集中力が高く、銃の技術はヒューゴー・ベルンハルトに満点と評された。仕事に対しても真面目で、人を助けることに人一倍の情熱と責任感を持っている。そんな人柄から、患者の誰からも慕われる。ある時、ハイネマン院長からの業務命令を無視し、先約であった患者の手術を執刀したが、それによりヨハンという怪物を蘇らせてしまった事に、深い負い目を感じ苦悩する。そして、ヨハンが行った殺人の容疑者として指名手配されながらも彼を抹殺する為、追跡の旅に出る。ルーエンハイムの事件後、ルンゲ警部の証言などによって無事無罪が証明され、その後は、国境なき医師団に参加した。
- ヨハン・ヴィルヘルム・リーベルト
- 声‐佐々木望/幼少期 上村祐翔
- 物語のキーパーソン。テンマが追い続ける、並外れた頭脳を持つ“怪物”。1975年5月生まれ。天才的頭脳に加え、子供の頃から異常な程のカリスマ性を持つ。また、天才的な洗脳者にして扇動者で、幼い頃から、相手を思いのままに操る。自分が利用した人物やその周囲の人物も、邪魔だったり必要がなくなったりすれば殺してしまう冷酷無比な青年。
- 父はドイツ系チェコスロバキア人の士官候補、母は遺伝子の研究で知られるメンデルと同じ大学(現在のチェコのブルノ大学)で遺伝子工学を学んだ才女。両親の出会いはフランツ・ボナパルタの実験による意図的なものであり、人工的に生みだされた。実験から逃れた母と共に、プラハで「3匹のカエル」の家で、双子の妹アンナと暮らす。数年後ボナパルタが、双子の内1人を拉致しに来る。母の選択でアンナが連れて行かれることになるが、その選択に疑問を抱き頭を悩ます。そのころから次第に、絵本『なまえのないかいぶつ』の怪物と自分を重ねる。その後、母親は失踪。“赤いバラの屋敷”から逃亡してきたアンナと共に、チェコを逃亡するも国境付近を彷徨い、瀕死の状態になっていた所をヴォルフ将軍に発見される。ヴォルフ将軍によって入所させられた施設「511キンダーハイム(孤児院)」を、教官や生徒達を扇りたてて殺し合わせることで崩壊させる。
- アンナと共に東ドイツ貿易局顧問、リーベルト夫妻の子として(物語の始めでは実子でないことが明らかにされていない)西ドイツに亡命。直後“強盗事件”で頭部に銃弾を受け、搬送された病院でテンマによって命を救われる。その後、命の恩人であるテンマの恨み言を耳にし、テンマが口にした病院の人間を毒殺すると、アンナと共に忽然と病院から姿を消す。そして9年後、再びテンマの前に姿を現す。
- プラハの「3匹のカエル」の家で暮らしていた頃、母親にアンナと見分けがつかぬよう女装させられていた経験がある。青年へと成長してからも再三に亘りアンナ・リーベルトを名乗って女装し、狙いを定めた相手から情報を引き出すことなどに利用していた。その姿はニナと瓜二つで、若いスーク刑事に思わず一目惚れさせるほどの美しさだった。ペドロフ殺しやゼーマン警部一味の殺害も、その姿で行っている。しかしスークの母親には、しっかり男と見抜かれていた。ルーエンハイムの事件の際、頭に負った銃創をテンマ執刀による脳外科手術で、再度救命成功した。意識が戻らぬまま病院に入院していたが、テンマが見舞いに来た後失踪する。物語はここで終了する。
- ニナ・フォルトナー/アンナ・リーベルト
- 声‐能登麻美子/幼少期 塚田真依
- ヨハン・リーベルトの双子の妹。1975年5月生まれ。ヨハンと共に病院を失踪後、養父母フォルトナー夫妻に引き取られ、20歳になるまで育てられる。平穏な家庭で過ごし平凡だが楽しい大学生活(ハイデルベルク大学法学部在籍)を送るも、幼少時の記憶はなく、フォルトナー夫妻の実子だと疑わず生活していた。その後、殺人を繰り返す兄・ヨハンを食い止める為、大学を休学。追い続ける過程で次第に記憶を取り戻していく。学業は常に優秀で、聡明な点はヨハンと同じだが、性格や考え方は正反対。しかし、怒りに駆られた時の眼はヨハンを彷彿とさせ、ヨハンを知る者を震え上がらせる。図書館で命を救われて以来、天馬に好意を寄せている。合気道の経験があり、道場では一番強かった様子。
- ドイツ系チェコスロバキア人の父とエリート大学を卒業した才女の母を持つ。しかし、両親の出会いはボナパルタの実験による意図的なものである。実験から逃げ出してきた母と共に、プラハの「3匹のカエル」の家で家族3人で暮らす。数年後ボナパルタが、双子の内1人を拉致しに来る。母親の選択で“赤いバラの屋敷”へ連れて行かれる。その後、母親は失踪。“赤いバラの屋敷”から逃亡し、兄ヨハンと共にチェコを逃亡するも国境付近を彷徨い、瀕死の状態になっていた所をヴォルフ将軍に発見される。
- ヴォルフに名前を付けられた2人は、西ドイツへ亡命した貿易商のリーベルト夫妻に引き取られる。兄・ヨハンが夫妻を殺害した光景を見たアンナは、今まで親切にしてくれた人々の死はヨハンの仕業であると知り、恐怖と怒りに打ち震える。そしてヨハンの指示通り、その額に銃弾を発射し、銃の指紋を拭いて窓から投げ捨てる。2人は病院に収容されるも、アンナは茫然自失になった状態で病院を失踪した。
- エヴァ・ハイネマン
- 声‐小山茉美
- アイスラー記念病院院長の娘。テンマの元婚約者で、テンマが院長命令を無視してヨハンの手術を行った為に婚約を解消する。性格は高飛車で傲慢。一度失敗をすると立ち直る力を持っておらず、自暴自棄に走りやすく精神的にもろい。また人一倍寂しがり屋だが、素直に人に甘えられない哀れな一面も持つ。父である院長を殺害するなど、自分の人生を台無しにしたとして(実際はユンケルス殺害事件の際にヨハンを目撃しており、テンマの無実を知っていた)テンマに激しい恨みを持つ一方で彼のことを忘れられずにいる。
- テンマに振られてからは、酒浸りの日々が続いている。過去に3回結婚したが3回とも離婚している。その後、ユンケルス殺害事件でヨハンの姿を見たことから、ロベルトに命をつけ狙われる。チャペックの依頼でヨハンの首実検を行なった後、用済みとして始末されかけるが、マルティンに救われる。マルティンの死を契機に酒をやめ、ライヒワインの元に庇護されテンマの無実を証言。全てが落着した後、キッチン・コーディネーターとしてデュッセルドルフで新たな人生を歩むことに。しかし「人の命は平等じゃない」という考えは最後まで改めることはなかった。
- ハインリッヒ・ルンゲ
- 声‐磯部勉
- BKA(ドイツ連邦捜査局)警部。局きっての敏腕で、今までに解決できなかった事件はないと語る。驚異的な記憶力を持ち、キーボードを打つ仕草をすることで頭の中のコンピュータへ入力し、いつでも完璧なデータを取り出す事ができる。そして詰め込まれた客観的事実から、犯人の気持ちになりきり犯行を予想していくという主観的な推理によって、犯人の動機や殺害方法を導き出す。一人で旧チェコスロバキア秘密警察のボスに会いに行くなど度胸も据わっており、ロベルトと互角に渡り合うなど銃及び格闘の腕も確かなもの。執拗な捜査姿勢と、単独行動主義な性質から、周囲と齟齬が絶えず衝突も度々起こす。妻と娘がいるが家族関係は希薄で、娘の妊娠にさえ気づかなかった事を機に愛想を尽かされ逃げられてしまい、さらにドイツ民主党候補ポルツマン議員のスキャンダルを深追いし過ぎて、その議員の秘書を自殺に追いやってしまい、警察署内での地位も失ってしまう。
- アイスラー記念病院でヨハンが起こした殺人事件では、犯人をテンマとみなし、ヨハンをテンマの二重人格の一つであると結論付けるが、事件の真相を次第に追いつめていく内に、ヨハン・リーベルトの存在を確信し始める。
- ヨハン誕生の鍵を握るフランツ・ボナバルタを追い、ドイツの田舎町へ。その町でヨハンの手による殺戮を食い止めるため、テンマに謝罪してから、殺戮の実質的な指揮者ロベルトを逮捕しに単身で彼の潜むホテルへ向かい激しい死闘を繰り広げた。
- 事件後、警察大学の教授になり、娘と電子メールで会話をするようになった。また、欧州刑事警察機構行動科学課特別顧問に任命されている(課そのものは未創設)。
- ヴォルフガング・グリマー / ノイマイヤー
- 声‐田中秀幸/幼少期 河原木志穂
- フリージャーナリスト。1954年生まれ。東ドイツに存在していたと言われる謎の施設、511キンダーハイム(孤児院)で行われた非人道的な教育等を追究している人物。ドイツ統一前はジャーナリストという表向きで、世界各地でスパイ活動をしていた。自身も511キンダーハイム出身で、14歳以前の記憶が殆ど無い。普段は笑顔で、一見人が良さそうだが、シビアな思考の持ち主。名前はその孤児院で付けられたもので、本名は不明。自分の感情を自然に表現することが出来ず、日常的な場面での表情(嬉しい時の笑顔等)は、「こういう時は、こういう表情をするのが適切」と、「研究」したことによって作ったものである。
- 511キンダーハイムに関係する人物や事柄には、強い怒りを見せる。スパイ時代に妻子を持つが、息子の死を機に家庭が破綻。理由は息子の死と、その後の弔いで「あまりにも冷静で的確」に対処した為であり、この時、妻は彼に「あなたの心の中には何もない」と言って去っていった。
- チェコの旧秘密警察に拷問を受けて半死状態になった際、ヨハンと思われる人物の介入を機に、突如として痩身の外見からは想像もつかない超絶的な力と凶暴性を発揮し、秘密警察の人間達を殴り殺す。また、スーク刑事と共に秘密警察に包囲され、目前でスークが急所を外した狙撃で生殺し状態にあり、包囲網が徐々に迫ってくるというストレスによって凶暴化し、襲撃者を返り討ちにする。そして、チェコでテンマやスーク刑事と共に、ヨハンと511キンダーハイムの真相を追跡し、その最中に危機に瀕した際にも変貌した。
- 窮地に陥ることによって変貌した時の猛威は、人を殴り殺してしまう程だが、正気に戻った時、その記憶は無い。グリマー自身は、孤児院で昔見たアニメになぞらえて、その状態を“超人シュタイナー”と呼んでいる。これは、ボナパルタによると一つの症例で、極端なストレスに晒された結果発症し、その殆どはほどなくして自殺したという。
- 危ない橋を渡りながら調査を進めていく中で、自分の感情を少し取り戻していったが、511キンダーハイムの核心にはヨハンの妨害で後一歩というところで届かなかった。テンマと別行動をとってからは、独自にフランツ・ボナパルタの調査を進め、その所在を突き止めることに成功。この時「ノイマイヤー」と名乗っていたグリマーは、ルンゲと共に、ある町でついにボナパルタ本人を発見する。
- グリマーはボナパルタを裁きの場に引き出す為、町で虐殺を繰り広げる殺し屋達からボナパルタを守ろうとする。ヨハンの部下達にもこのような行為をやめるよう説得するが、助けようとした町の少女が殺し屋に射殺されるのを目の当たりにし、怒りを爆発させる。ヨハンの部下達を倒すも、自らも瀕死の重傷を負う。駆けつけたテンマとボナパルタの前で、失われた感情を取り戻し、息を引き取る。その死を見てボナパルタは過去に自分が行った行為を涙ながら深く悔いた。1998年没。
- ディーター
- 声‐竹内順子
- 少年。511キンダーハイムの元スタッフであった里親のハルトマンに虐待を受けていたところを、テンマに助けられる。テンマやニナを慕って常に旅に同行する。フランクフルトではトルコ人を助けるため奮闘した。サッカー好きで、常にサッカーボールを持っている。
[編集] テンマの協力者
- ヒューゴー・ベルンハルト
- 声‐山野史人
- 歴戦の傭兵で、東南アジアの戦線などで活躍。ドイツの郊外に射撃訓練所を構え、逃亡潜伏中のテンマが銃の扱いを身につけるために訪れる。ある事情からミャンマー人の少女を養女として引き取る。しかしその少女は、ヒューゴーに心を開かなかった。テンマが訓練所を去った後、ルンゲから取調べを受ける。その際、テンマの射撃の腕に関しては「実戦で力を発揮できるかどうかは別として、腕は悪くない。集中力に関しては抜群」と評する。テンマに訓練をつけていくうちにその人柄を知ったためか、行き先について問われた時は黙秘した。また養女である少女も、テンマと過ごしていくうちに感情を取り戻し、ヒューゴーにも心を開くようになった。
- オットー・ヘッケル
- 声‐安原義人
- 金にがめついこそ泥。シュプリンガー夫妻殺人事件でテンマと出会い、逃走中のテンマにもぐりの医者の仕事を紹介する。料理が得意。後半からはまったく出番が無かったが、最終話で再登場し、南フランスにいた双子の母親を探し出した。
- ルーディ・ギーレン
- 声‐菅生隆之
- 凶悪犯罪者の精神分析を行なう心理学者。テンマとは大学の同級生。常に大学トップの成績を保っていたが、テンマが転校してからその座を奪われて以来、テンマに対して嫉妬心、コンプレックスを抱く。そんな因縁から、初めはテンマの主張する“怪物”ヨハンが、テンマのもう一つの人格なのではないかと疑うが、テンマの話から過去のわだかまりが解けて、警察の包囲網からテンマを逃がす。後にヨハンが実在する事を悟りテンマ救済に尽力する。
- 一度結婚していたが、妻は犯罪者の精神分析にのめり込む彼に嫌気が差し、離婚して家を出て行ったため現在は独身。事件後、ヨハン事件について『怪物への道』という著書を刊行し、大ベストセラーとなった。
- ユーリウス・ライヒワイン
- 声‐永井一郎
- 精神分析医。1937年生まれ。テンマの大学時代の恩師であり、現在は心理療法センターを開いている。元国境警察の警察医だった経歴も持ち、空手と柔道の有段者。恰幅がよく髭をたっぷり蓄えた相貌からは、人柄の良さを伺い知ることができる。教え子であるテンマの救出に尽力する。
- フリッツ・ヴァーデマン
- 声‐大林隆介
- 「冤罪晴らしの達人」と評される辣腕弁護士。逮捕されたテンマの弁護を請け負う。父親のシュテファンはドイツ人追放で故郷を追われたドイツ系チェコ人であり、西ドイツでスパイ容疑で禁固刑を受け、1972年に獄死。そのせいで幼少期からスパイの子供として奇異な目で見られる。その後の裁判で父親の事件は冤罪と立証し、一躍時の人となる。しかし、裁判過程で実際の父親は東ドイツ側のスパイであることを知ってしまい、深い苦悩を抱き、以来人を信用することが出来なくなった。また父親はボナパルタと親交があり、“赤いバラの屋敷”の実験にも関わったと思われていたが、スークと共に担当した朗読会の証人への事情聴取で父親が証人へ「虹の彼方に幸せがある~(略)~君もこんな所から早く逃げろ」と語っていた事実を知り、真意に触れて心を救われる。後にテンマは勿論、死んだグリマーの潔白をも完全に証明した。
- 物語の途中で子供が生まれる。
[編集] ヨハンの崇拝者・関係者
- 赤ん坊
- 声‐熊倉一雄
- フランクフルト極右界の大物(但し、ヴォルフやチャペックなどの闇の組織の幹部よりは下位にある)。ネオナチグループ「純粋ドイツ民族党」「変革と前進党」の幹部も務める。外国から移民してきた住民を一掃するためフランクフルト焼き討ちを計画するがテンマとニナによって防止される。"赤ん坊"というのは通称で、本名は不明。一時期なぜか語尾が「~でちゅ」と赤ちゃん言葉になっていたが、チャペックと共に再登場した時には普通の話し方に戻っていた。本当にチャペックの下でヨハンをコントロール出来ているのかという不安に駆られ、クリストフとの確執も重なって気晴らしにボディガード無しで行動した夜にホテルの自室で他殺体となって発見される。
- ギュンター・ゲーデリッツ
- 声‐家弓家正
- ドレスデン大学の教授。闇の組織の4人の指導者の1人。ヨハンをアドルフ・ヒトラー以上の人物であると崇拝するが、ヨハンの顔も居場所も知らなかった。デザートを美味そうに食べるのが印象的で、ニナにも何度も果物を食べるよう勧める。自分らをキリストの才能を最初に見出した“東方の三博士”になぞらえ悦に入っていたが、ニナを餌にした下品な勧誘を不快に感じたヨハンによって射殺される。
- ヘルムート・ヴォルフ
- 声‐北村弘一
- 旧東ドイツの将校。ドイツとチェコの国境をさまよっていたヨハンとアンナを保護し、二人の名付け親となり、ヨハンを511キンダーハイムに入所させた。ヨハンをリーダーに511キンダーハイムのエリートを統率しようとしている闇の組織の指導者4人の内の1人だったが、ヨハンに家族・知人を次々と殺害され「誰も自分がヴォルフであることを知らない」という恐怖を味わわせられ別人のように老け込む。フランクフルトでヨハンを追うテンマに接触し、ヨハンの抹殺を託す。その後プラハ内の病院で臨終間際にテンマと再会。チャペックとヨハンの陰謀を食い止めるようテンマに言い残し、“終わりの風景”を見ながら死去。
- ロベルト / アルフレート・バウル
- 声‐勝部演之
- 511キンダーハイム出身。ヨハンを崇拝する、殺人のプロ。ヨハンにとって都合の悪い人物を次々と抹殺してゆく神出鬼没な大男。アンナの養父母殺しの犯人だったミュラーのボディガードとして登場する。その際にはヨハンの妹ニナでさえ殺そうとした。ユンケルスの事件の際にヨハンを目撃したエヴァの命を狙い、テンマを何度も窮地に陥れた。ミュンヘン大学図書館でヨハンを撃とうとしていたテンマの前にシューバルトを撃つために現れ、テンマを痛めつけた。図書館が炎に包まれた際、テンマに右腕を2発撃たれて転落し死亡したものと思われたが、テンマが逮捕されたときに再び登場し、アルフレート・バウルと言う弁護士を装ってテンマに接近し、エヴァの命を狙うと脅迫した。ルーエンハイムで住民の殺戮を指揮していたが、ルンゲとの死闘で致命傷を負いヨハンに「終わりの風景を見せてくれ」と言い残して絶命。彼自身とグリマーが語った施設での「温かいココア」のエピソードから、カレル・ランケの甥のアドルフ・ラインハルトである可能性がある。
- クリストフ・ジーヴァーニッヒ
- 声‐広中雅志
- 欧州屈指の財閥ジーヴァーニッヒ家の御曹司で、若き跡継ぎ。マルティンから悪魔の弟子と揶揄される。
- 父親のエルネストは闇の組織の指導者の1人であったが、急死した為その後釜に座った(その急死には暗殺説もある)。クリストフは実の子ではなく、東ドイツからの違法な養子斡旋によってエルネストの養子となる。511キンダーハイムの出身で、ヨハンが同孤児院を壊滅させた時のただ1人の生き残り。ヨハンと共に施設から脱出し、ヨハンとはよく世界征服の計画を話していた。その後自身やジーヴァーニッヒ財閥のスキャンダルの種をヨハンの力を借りて次々と抹殺していき、政治の世界への進出を目指す。ハルデッカー通りのアパルトマンでヨハンと待ち合わせていたところをエヴァに踏み込まれ、耳を撃ち抜かれる。反撃して銃を奪いエヴァを殺そうとするが、現れたテンマに又もや撃たれてしまう。ヨハンの居場所を白状するよう迫られたが、知らないと言い張りテンマだけにそっと伝えた。闇の組織の指導者の4人の中では唯一生き残った。事件後、先代の遺族らと財産を巡り泥沼の訴訟争いに陥っている。
- ペトル・チャペック
- 声‐田中信夫/幼少期 渕崎ゆり子
- ボナパルタの直属の部下。
- チェコスロバキアとオーストリアの国境付近の出身。幼い頃から両親から勉強を押しつけられていた。成人して文部省の役人となり、その中でボナパルタと出会う。1989年の共産体制崩壊後、フランクフルトに亡命。ボナパルタの朗読会を聞いて以来、彼に心酔し、“赤いバラの屋敷”での「実験」にボナパルタと共に携わる。
- ニナが断片的に記憶する、プラハの家から彼女を拉致し、車の中で“彼(ボナパルタ)に嘘を言ってはいけない”と話しかける眼鏡の人物。ミランとは幼馴染。ヨハンをリーダーに511キンダーハイム出身者を統率するという計画を実行する、闇の組織の指導者4人の内の1人。そのくせヨハンの顔は知らなかったのでエヴァにパーティに出席してヨハンの首実検をするよう依頼していた。ヨハンを利用しようとしたつもりが“赤ん坊”殺害を知らされ、逆に利用されていたことを思い知る。安全のため身を隠そうと別荘へ向かう途中、錯乱して“赤ん坊”の元ボディガードを殺したのが露見し、ニナへ双子誕生の秘話を語り終えた後、他のボディガード達によって射殺された。
- フランツ・ボナパルタ/クラウス・ポッペ
- 声‐野沢那智
- 心理学者・脳外科医であり、チェコスロバキア秘密警察の元大尉。エミル・シェーベ、ヤコブ・ファロベック、ヘルムート・フォス等、幾つものペンネームを持つ絵本作家でもある。ドイツ系チェコスロバキア人で、本名はクラウス・ポッペ。父親はチェコ共産党の幹部、テルナー・ポッペ。
- 西ドイツ側を駆逐する為、エリートの子供を優秀な戦闘要員として育てる計画の主要人物であった。この計画の成果としてヨハンとアンナは生まれた。また彼は計画の一環として、自身の絵本を使い“朗読会”と称した子供の人格改造実験を行っていた。ヨハンが自分を知る人間を皆殺しにする行動の元となった、『なまえのないかいぶつ』は、エミル・シェーベ名義での作品の一つ。“朗読会”のノウハウは、ほぼ同時期に東ドイツの511キンダーハイムに取り入れられている。
- ヨハンとアンナの母親に恋心を抱いたことで変心。“赤いバラの屋敷”での成果報告パーティーにて、計画の関係者全員を毒殺し、アンナを逃がす。その後、ベルリンの壁崩壊直前に西ドイツに亡命。先祖の故郷ルーエンハイムでホテルのオーナーをして隠れるように暮らす。ヨハン、アンナ、その母親の4人での仲良く楽しい暮らしを追い求めるかのように、毎日のようにヨハンとアンナの絵を描いていた。物語のクライマックスで、ヨハンを撃とうとした際、ロベルトによって射殺された。
[編集] その他
- カール・ノイマン / カール・シューバルト
- 声‐関智一/幼少期 時田光
- ミュンヘン大学の学生(経営学専攻)。シューバルトとマルゴット・ランガーの子。ヨハンと共に、シューバルトに本を朗読するアルバイトをしており、シューバルトに下手だと悪態をつかれながらも続けていた。養父母の下を転々としたのち、献身的な養父母のもとに落ち着き、養子になろうと決意。しかし、ヨハンによってシューバルトに実子だと認められて一緒に暮らす事となる。
- 事件後は大学院に進学。
- ロッテ・フランク
- 声‐氷上恭子
- カールと同じミュンヘン大学に在籍する女学生(文化人類学専攻)。情報収集と分析に長けている。シューバルトの身の回りの世話をするアルバイトをしていた。その際に朗読のアルバイトをしていたカールと知り合い、カールのよき相談相手となる。容姿にコンプレックスを抱いおり、ニナと出会った当初はニナの美しさに嫉妬したこともあるが、後に二人は親友となる。カールに淡い恋心を抱いていたが、結局良き友人関係止まりで遂に恋は成就しなかった。
- 事件後に大学を卒業し、探偵事務所に就職するも給与や福利厚生に関して経営者と諍いを起こし、一年で解雇され、その後は市場リサーチ会社に就職した。作家志望でもある。
- ハンス・ゲオルグ・シューバルト
- 声‐羽佐間道夫
- バイエルン州の経済界の大物。「バイエルンの吸血鬼」の異名を持つ富豪。老いのためか、殆ど目が見えない状態。愛人関係にあった高級娼婦マルゴット・ランガーとその息子を捨てたことに、負い目を感じ続けている。カールを実の息子だと認めた後、ヨハンを自身の秘書にする。
- ミュンヘン大学に蔵書を寄贈する式典で、図書館が炎に包まれた際、命からがらテンマに助けられた。ルーエンハイムの事件後は息子のカールと静かに暮らす。
- リヒァルト・ブラウン
- 声‐有川博
- 私立探偵。元はミュンヘン署きっての敏腕刑事だったが、持ち前の強い正義感から未解決の事件に対しての苛立ちを募らせた挙句にアルコールへ走ってしまう。そんな中、511キンダーハイム出身で連続殺人犯の少年シュテファン・ヨースを酔って射殺するという事件を起こし、辞職に追い込まれる。妻子とも別れざるをえなくなり、何とか立ち直ろうとライヒワインのカウンセリングを受けていた。
- ある日大富豪シューバルトの依頼を受け、息子を名乗る人物の調査を始めた矢先にターゲットの青年エドムント・ファーレンが自殺。不審に思い調査を進める内に謎の青年ヨハンの存在とシューバルトへの周到かつ邪悪な陰謀を察知する。が、ライヒワインからも完全に立ち直ったと励まされ、翌日に愛娘と会う約束をした直後にヨハンの訪問を受ける。ミュンヘン大学の屋上で(警察やライヒワインにさえひた隠しにしていた)シュテファン・ヨース事件の真相を暴かれ、精神的に崖っぷちへ追い詰められた末、ヨハンにウイスキーを勧められる。程なくして泥酔状態で屋上から転落死。
- シュテファン・ヨース
- 511キンダーハイム出身の少年。強姦殺人などを繰り返し指名手配されていた。
- 酔ったリヒァルト・ブラウン刑事よって射殺された事になっていたが、その後ヨハンとリヒァルトの会話から素面で射殺されたという説が浮上。
- マルゴット・ランガー/ヘレンカ・ノヴァコバー(本名)
- 声‐田中敦子
- チェコ人の娼婦。1955年8月12日、プラハ生まれ。ゲオルグ・シューバルトと関係を持ち、その後カール・ノイマンを生む。15歳の時チェコからドイツへ政治亡命。チェコ・スロヴァキアの反体制地下運動家だったらしく、同志であったヨハンとアンナの母親も同じように計るが失敗。1992年に娼婦を引退して静かに暮らしていたが、1995年11月2日に他殺体で発見される。
- ミハイル・イワーノヴィチ・ペドロフ/ラインハルト・ビーアマン(本名)
- 声‐大塚周夫
- 511キンダーハイムの院長だった人物。ベルリンの壁崩壊直後にチェコに亡命し、ペドロフと名乗りロシア国籍と偽ってプラハで無許可孤児院を経営していた。プラハでグリマーにかつて511キンダーハイムで行っていた実験及びその資料についての質問を受けるが、自身が行っていた実験は成功していて、ヨハンの出現によって実験に狂いが生じたと語った(因みにヨハンが現れた時は院長の任からは外れていた)。プラハでは511キンダーハイムとは違い愛情をこめて子供を育てる教育を行っていた。グリマーが外で孤児院の子供達とサッカーをしに行っている時に女装したヨハンによって射殺された。死の間際グリマーに511キンダーハイムの資料とヨハンのルーツのカギを握るテープの入っている金庫の鍵の場所を伝えた。
- フィリップ・ゼーマン(アニメ版はゼマン)
- 声‐掛川裕彦
- プラハ署の警部でスーク刑事の上司。爪を切ることにこだわりを持つのが印象的な人が良さそうな警部だが、旧秘密警察の人間と関係を持ち、署内の旧秘密警察の人間の経歴を黙っている代りに多額の金を受け取っていたなど実際は汚職警官だった。ヨハンのルーツのカギを握るカセットテープを入手するため、テープの所持者であったペドロフが殺された時に取り調べをしたグリマーを怪しいと思い、旧秘密警察の2人の人間と共にグリマーを地下に監禁して拷問し、テープの場所を吐かせようとするが、拷問中に現れた女装したヨハンによって一味の1人は射殺され、自身ともう1人は変豹したグリマーによって殴り殺された。
- ヤン・スーク
- 声‐菅沼久義
- チェコ・プラハの刑事。警察署内部の旧秘密警察の陰謀に巻きこまれたのをきっかけに、グリマーと親交を深める。その後、ヨハンに嵌められて殺人事件の容疑者にされ追跡されるが、グリマーが罪をかぶったため名誉が回復される。正義感が強く、曲がったことが嫌い。前途有望だが、共に“赤いバラの屋敷”関係者の聴取に当たったヴァーデマン弁護士には、マニュアル的な捜査だと批判される。
- カレル・ランケ
- 声‐坂口芳貞
- 元チェコスロバキア秘密警察の大佐で、秘密警察を母体とした闇組織の実質的な指導者。新体制後、闇社会のボスとして活動。殺しまではしないまでも、世間からは“殺し屋の集団”という誤解を受けている。チェコのどこかに隠されている、ヨハンと511キンダーハイムの実験記録を探し求めている。
- かつて自ら511キンダーハイムに入れた甥、アドルフ・ラインハルトの動向を密かに探っている。「カレル・ランケ」の名前は仮名であり、本名は不明。グリマーとテンマへボナパルタの情報を初めて伝えた。
- ギュンター・ミルヒ
- 声‐千葉繁
- 現金強奪グループの構成員で、過去12回の脱獄歴のある囚人。テンマが収容された刑務所に服役しており、よく仮病を使う。チュニジアに行くことに憧れている。テンマのことを最初は不快な奴だと思っていた。外の仲間であるグスタフとヘレーネと計画し護送車からの脱走を計画するが、護送車がグスタフを跳ねてしまい呆然としていたところをテンマの機転で脱走に成功する。グスタフをテンマと車でアイスラー記念病院の入口の前まで運んだ後、テンマの本当の人柄を知り、テンマと別れた。
- ヤロミール・リプスキー
- 声‐平田広明
- チェコのカレル橋で、人形劇ライブを行っている人形師。1962年生まれ。フランツ・ボナパルタの実の息子で、「朗読会」の生徒だったが、父から優秀な生徒ではないと言い渡され、“赤いバラの屋敷”から締め出される。1981年に死去した母親は元女優で、「リプスキー」姓。
- チェコ国立芸術アカデミー人形劇学部卒で、人形制作の腕は良いが、ストーリーが創れないことに悩んで、創作のきっかけになると思い“赤いバラの屋敷”をたびたび訪れる。そこでニナと出会い、彼女としばらく行動を共にすることで、心のよりどころと思っていた屋敷へのこだわりから抜け出し、人形劇のストーリーを創ることが出来るようになる。
- マルティン・レースト
- 声‐池田秀一/幼少期 福圓美里
- “赤ん坊”の部下。ペトル・チャペックの命令で、エヴァの護衛を命じられた男。アルコール嫌いで、エヴァに絡んだ酔っ払いを半殺しにした。恋人を殺したことで8年間服役しており、エヴァと出会う3年前から”赤ん坊”の部下だった。
- 最初はエヴァを嫌な女だと思っていた。エヴァからテンマとの過去を聞かされ、自分も恋人を殺した過去を打ち明ける。エヴァを追って接近してきたテンマを叩きのめしていたが、エヴァの役目(上流階級のパーティに出席し、ヨハンの顔を確認する)が終わると、テンマの警告するとおりチャペックからエヴァを消すことを命じられる。
- 「悪魔の弟子」クリストフと接触。クリストフに、飲んだくれた自分の母親を極寒の中で置き去りにして死なせてしまったこと(マルティンのアルコール嫌いはここからきている)、薬物から更生しかけていた恋人が、昔の男によって再び薬に手を染め、それをマルティンに見られて自殺してしまったこと、昔の男はマルティンがその手で殺したが、恋人殺しの罪もかぶり服役したことなどを次々と言い当てられる。そして母親も恋人も死にたがっていたからマルティンがかなえてあげただけで、エヴァもきっと死にたがっているのだから望みどおりにするべきだと告げられる。
- その言葉によって思い起こした自分の過去と、クリストフの背後の「怪物」ヨハンにおののいたが、悪魔の思惑通りに動いてはいけない、誰も死にたがってはいないと、命令に背いてエヴァと共に逃亡することを決断。エヴァを先に逃がし、命令を拒否したマルティンともども抹殺しようと差し向けられた殺し屋達と壮絶な銃撃戦を繰り広げる。殺し屋達を退けたが重傷を負い、テンマの元に担ぎ込まれる。そして、テンマにチャペックの陰謀やクリストフの情報を知る限り伝え、エヴァのことを託して死ぬ。
- ミラン・コラーシュ
- 声‐大塚明夫/幼少期 藤井あさこ
- 歯科医。チェコからドイツへ亡命し、フランクフルトに在住。ボナパルタの部下、ペトル・チャペックとは幼馴染であった。亡命してきたチャペックをフランクフルトへ招くが、チャペックが行った実験で息子は自殺してしまう。再開発で取り壊し寸前のトルコ人街に潜伏し、チャペックの抹殺を狙う。変死した自警団幹部の家族5人と同居している。
- テンマの制止を振り切って遂にチャペック暗殺を決行したが、失敗に終わり警備の警官隊に射殺される。
- ベンヤミン・ヴァイスバッハ
- 声‐仲木隆司
- ノルトライン・ヴェストファーレン州警察の警部。リーベルト夫妻殺害事件及びアイスラー記念病院医師3名毒殺事件の担当だった(因みに捜査権がBKAに移ったため担当からは外れた)。それから時が経ち、定年を間近に控えた最後の仕事で連続殺人犯の移送を任されるが、その殺人犯から自身が殺人を犯すようになったきっかけはある小さな男の子から助言されたのがきっかけで、彼には双子の妹がおり、1つの殺人事件はある少年の指示に従ってやったと聞かされ、過去の2つの事件に双子が絡んでいたことを思い出し、その小さなの男の子と連続殺人犯の犯したその事件との関連を疑問に思い、ギーレンとともに取り調べを行った。
[編集] 用語
以上でMONSTERに関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] テレビアニメ
2004年4月6日から2005年9月27日まで日本テレビ系列で放送された。全74話(企画当初よりこの期間での放映予定となっていた。全日帯アニメでさえ、このような例は極めて稀である)。深夜アニメでは珍しく6クール(1年半)かけた長期放送を実現{同じ日テレ系の『はじめの一歩』全75話(テレビ放映分のみ計算)に次ぐ記録}、原作をほぼ忠実にアニメ化している。
2005年12月27日と12月28日の両日、日本テレビでTVシリーズを前後編3時間に編集した総集編「MONSTERスペシャルバージョン」が放送された(前編1時間、後編2時間)。
[編集] 原作との相違点
- CHAPTER.9や18、20といった初期話数に、原作には無い追加シーンが多数見受けられる。
- 英人夫婦(CHAPTER.20)やベトナム人女医(CHAPTER.34)、ソーセージ屋の娘(ルーエンハイム編)といった名無しキャラに名前が付与されている一方で、ハイトマイヤー(原作ではハイトマイアー)、ゼマン(原作ではゼーマン)、Dr.デュラー(原作ではデューラー)ら名称が微妙に変更されているキャラがいる。
- 「スズモトセンセイ」や「リプスキーの大家の年増」など原作で特徴的な演出をしていたにもかかわらず、出演シーンをカットされてしまったアニメ未登場キャラもいる。
- VAPより発売されているDVDでは、TV放送時に劇中で効果的に使われていたロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」や映画『オズの魔法使い』の主題歌「虹の彼方に」が著作権の絡みからかオリジナルのインストゥルメンタルに差し替えられている。台詞はTV放送時そのままであるが、異なる曲が流れるため違和感は拭い難い。また、商社マンのカラオケ場面 (CHAPTER.35) では原作の「MY WAY」が何故か谷村新司の「昴」へ差し替えられている。こちらは著作権の絡みとは考え難いが、明確な理由は不明。
- 「ガラタサライのハカン(・シュキュル)選手」や「ガンダム」など、著作権・肖像権の絡む可能性がある固有名詞は台詞ごとカットされている。但し細川たかしの「北酒場」だけはストーリーの都合上カットできず、例外的に使用されていた。
- CHAPTER.46で超人シュタイナー化したグリマーに滅多打ちに殴打されたチェコ秘密警察の一人が、グリマーのことを「化け物」と呟くシーン。原作では謎の核心となるフランツ・ボナパルタの絵本「なまえのないかいぶつ」との整合性も考慮した上でチェコ語の「オブルダ (Obluda) 」が使われていたが、アニメでは独語の「モンストラム (Monstrum)」に変更されている。その前にグリマーとスークを包囲している場面では散々チェコ語で会話しておきながら気絶寸前に敢えて外国語を口走るのは些か不自然であるが、変更の理由は不明。
- 原作ではギュンター・ミルヒが楽しみに視聴しているTV番組名を、弁護士との面会時には「刑事フォルスター」と表記していたが、テンマと護送車の中で会話した際には「刑事フォルトナー」に変わっていた。アニメでは修正され「刑事フォルスター」に統一されている。
- CHAPTER.63でグリースハイムの公園の砂場に書かれた人名のスペルが微妙に異なる。フリーダ・シェリングのスペルが原作では「FRIDA」だったがアニメでは「FRIEDER」になっている。フリッツ・オーベルトのスペルも原作では「OBERTH」だったがアニメでは「OVERT」に変わっていた。尚、エーリヒ・クレンペラーのスペルだけは原作通りだった。綴り変更の理由は不明。
- 後半に進むにつれ展開がやや駆け足になり、原作シーンの省略・場面カットが目立つ(特にリプスキー編やルーエンハイム編で顕著)。
[編集] スタッフ
- 原作:浦沢直樹(小学館・ビッグコミックス刊)
- プロデューサー:中谷敏夫、田村学、油井卓也、丸山正雄
- キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる
- キャラクター原案:高坂希太郎
- シリーズ構成:浦畑達彦
- 美術監督:池田祐二
- 撮影監督:滝澤竜
- 色彩設計:鎌田千賀子
- 音響監督:本田保則
- 音楽:蓜島邦明
- アニメーションプロデューサー:吉本聡
- アニメーション制作:マッドハウス
- 監督:小島正幸
- 製作:日本テレビ、小学館、VAP
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「GRAIN」
- 作曲・編曲:蓜島邦明
[編集] エンディングテーマ
- 「for the love of life」
- 作詞:デヴィッド・シルヴィアン、作曲:デヴィッド・シルヴィアン・蓜島邦明、歌:デヴィッド・シルヴィアン
- (CHAPTER.1 - 32)
- 「Make It Home」
- 作詞・作曲・編曲:蓜島邦明、歌:フジ子・ヘミング
- (CHAPTER.33 - 74)
[編集] 各話リスト
- サブタイトルの前には基本的に「CHAPTER.(話数)」という表記が付く(但し最終回のみ”FINAL CHAPTER”と表記)。
- サブタイトルも原作Chapter名からそのまま踏襲している(CHAPTER.14だけは2つの原作Chapter名を折衷)。
| 話数 | サブタイトル | 英題 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CHAPTER.1 | ヘルDr.テンマ | Herr Dr. Tenma | 浦畑達彦 | 小島正幸 | あべたくじ | |
| CHAPTER.2 | 転落 | Downfall | 小島正幸 | 中村亮介 | 山本善哉 | |
| CHAPTER.3 | 殺人事件 | Murder Case | 高橋敦史 | 高橋亨 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.4 | 処刑の夜 | The Night of Execution | 平塚住雄 | 寺本幸代 | 嶋津郁雄 | |
| CHAPTER.5 | ハイデルベルクの少女 | The Girl From Heidelberg | 中村亮介 | 小林智樹 | 南伸一郎 | |
| CHAPTER.6 | 失踪記事 | Disappearance Report | 小島正幸 | 長崎健司 | 津幡佳明 | |
| CHAPTER.7 | 惨劇の館 | Mansion of Tragedy | サトウシンジ | 井上茜 | 山縣亜紀 | |
| CHAPTER.8 | 追われる身 | The Fugitive | 小島正幸 | 中村亮介 | 山本善哉 | |
| CHAPTER.9 | 老兵と少女 | Elderly Soldier and a Young Girl | 片渕須直 | 池田重隆 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.10 | 消された過去 | An Erased Past | 平塚住雄 | 寺本幸代 | 嶋津郁雄 | |
| CHAPTER.11 | 511キンダーハイム | Kinderheim 511 | 片渕須直 | 中村賢太郎 | 南伸一郎 | |
| CHAPTER.12 | ささやかな実験 | Modest Experiment | 青山弘 | 垪和等 | ||
| CHAPTER.13 | ペトラとシューマン | Petra and Schumann | 筆安一幸 | 井上茜 | 山縣亜紀 山沢実 |
|
| CHAPTER.14 | 残された男・残された女 | The Abandoned Man・ The Abandoned Woman |
砂山蔵澄 | 中村亮介 | 長崎健司 | 君塚勝教 |
| CHAPTER.15 | ビー・マイ・ベイビー | Be My Baby | 博多正寿 | 渡邊哲哉 | 桜井正明 | |
| CHAPTER.16 | ヴォルフの告白 | Wolf's Confession | 渡邊和夫 | 西村聡 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 |
| CHAPTER.17 | 再会 | Reunion | 中村龍 | 小林智樹 | 南伸一郎 | |
| CHAPTER.18 | 五杯目の砂糖 | The Fifth Spoonful of Sugar | 浦畑達彦 | 森田宏幸 | 池田重隆 | 宮脇千鶴 |
| CHAPTER.19 | 怪物の深淵 | The Monster's Abyss | 吉野智美 | 青山弘 | 垪和等 | |
| CHAPTER.20 | フライハムへの旅 | Journey to Freiham | 浦畑達彦 | 片渕須直 | 中村賢太郎 | 清水洋 |
| CHAPTER.21 | 幸せな休日 | A Wonderful Holiday | 林政宏 | 高橋亨 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.22 | ルンゲの罠 | Lunge's Trap | 筆安一幸 | 善聡一郎 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 |
| CHAPTER.23 | エヴァの告白 | Eva's Confession | 中村龍 | 佐藤雄三 | あべたくじ | |
| CHAPTER.24 | 男達の食卓 | The Men's Dining Table | 博多正寿 | 坂田純一 | 池田重隆 | 村田睦明 |
| CHAPTER.25 | 木曜日の青年 | The Thursday Boy | 林政宏 | 兼森義則 | 中村賢太郎 | 君塚勝教 |
| CHAPTER.26 | 秘密の森 | The Secret Woods | 阿部奈美子 | 島崎奈々子 | 宮脇千鶴 | |
| CHAPTER.27 | 証拠の品 | Pieces of Evidence | 斎藤友紀 | 長崎健司 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.28 | ただ一つの事件 | Just One Case | 中村亮介 | 善聡一郎 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 |
| CHAPTER.29 | 処刑 | Execution | 中村亮介 | 濱田邦彦 | ||
| CHAPTER.30 | ある決意 | A Certain Decision | 中村龍 | 高橋亨 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.31 | 白日の下へ | Under Broad Daylight | 博多正寿 | 高橋敦史 | 小林智樹 | 南伸一郎 |
| CHAPTER.32 | 聖域 | Sanctuary | 斎藤友紀 | 中村賢太郎 | あべたくじ | |
| CHAPTER.33 | 子どもの情景 | Scene of a Child | 林政宏 | 新留俊哉 | 池田重隆 | 宮脇千鶴 |
| CHAPTER.34 | 闇の果て | At the End of the Darkness | 浦畑達彦 | 善聡一郎 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 |
| CHAPTER.35 | 名なしのヒーロー | A Hero with no name | 森田浩光 | あきつ南 | 金東俊 | |
| CHAPTER.36 | 混沌の怪物 | A Monster of Chaos | 筆安一幸 | 森田宏幸 | 鶴岡耕次郎 | 井上鋭 |
| CHAPTER.37 | なまえのないかいぶつ | A Monster Without a Name | 中村亮介 | 高橋敦史 | 清水洋 | |
| CHAPTER.38 | 我が目の悪魔 | The Demon in Our Eyes | 小島正幸 | 中村賢太郎 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.39 | 目の中の地獄 | The Hell of His Eyes | 筆安一幸 | 兼森義則 | 長崎健司 | 濱田邦彦 |
| CHAPTER.40 | グリマー | Grimmer | 浦畑達彦 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 | |
| CHAPTER.41 | 511の亡霊 | The Ghost of 511 | 林政宏 | 小林智樹 | 南伸一郎 | |
| CHAPTER.42 | 超人シュタイナーの冒険 | The Adventures of The Magnificient Steiner |
博多正寿 | 伊藤智彦 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.43 | スーク刑事 | Detective Suk | 中村龍 | そえたかずひろ | 若林漢二 | 金東俊 |
| CHAPTER.44 | 二つの闇 | The Two Darkness | 斎藤友紀 | 高橋敦史 | あべたくじ | |
| CHAPTER.45 | 怪物の残像 | The Afterimage of a Monster | 筆安一幸 | 長崎健司 | 山本善哉 | |
| CHAPTER.46 | 接点 | The Point of Contact | 佐藤雄三 | 池田重隆 | 丸加奈子 | |
| CHAPTER.47 | 悪夢の扉 | The Door to a Nightmare | 浅香守生 | 中村賢太郎 | ふくだのりゆき | |
| CHAPTER.48 | 一番怖いもの | The Most Frightening Thing | 西川真剛 | 善聡一郎 | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 |
| CHAPTER.49 | 一番残酷なこと | The Cruelest Thing | 筆安一幸 | 高橋亨 | 宮脇千鶴 | |
| CHAPTER.50 | バラの屋敷 | The Rose Mansion | 林政宏 | あきつ南 | 若林漢二 | 金東俊 |
| CHAPTER.51 | 怪物のラブレター | A Monster's Love Letter | 中村龍 | 鶴岡耕次郎 | 濱田邦彦 | |
| CHAPTER.52 | 弁護士 | Lawyer | 博多正寿 | 斎藤友紀 | 池田重隆 | 高岡淳一 |
| CHAPTER.53 | 決意 | Determination | 筆安一幸 | 島崎奈々子 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.54 | 脱走 | Escape | 宮本幸裕 | 嶋津郁雄 | ||
| CHAPTER.55 | 402号室 | Room Number 402 | 浦畑達彦 | 伊藤智彦 | あべたくじ | |
| CHAPTER.56 | 終わらない旅 | The Unending Journey | 西川真剛 | 高橋敦史 | 清水洋 | |
| CHAPTER.57 | あの日の夜 | That Night | 斎藤友紀 | 青山浩行 | 長崎健司 | 青山浩行 |
| CHAPTER.58 | いやな仕事 | Unwanted Job | 筆安一幸 | 中村亮介 | 山本善哉 | |
| CHAPTER.59 | 悪魔を見た男 | The Man Who Saw the Devil | 坂田純一 | 池田重隆 | 津幡佳明 | |
| CHAPTER.60 | 知りすぎた男 | The Man Who Knew Too Much | 宮本幸裕 | 繁田享 | ||
| CHAPTER.61 | 記憶の扉 | The Door of Memory | 中村龍 | 森田宏幸 | 中村賢太郎 | 宮脇千鶴 |
| CHAPTER.62 | 楽しい食卓 | A Fun Dining Table | 西川真剛 | 島崎奈々子 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.63 | 無関係な殺人 | An Unrelated Murder | 博多正寿 | あきつ南 | 若林漢二 | 金東俊 |
| CHAPTER.64 | 赤ん坊の憂鬱 | The Baby's Depression | 斎藤友紀 | 高橋亨 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.65 | ヨハンの足跡 | Johan's Footprints | 林政宏 | 鶴岡耕次郎 | あべたくじ | |
| CHAPTER.66 | おかえり | Welcome Back | 博多正寿 | 高橋敦史 | 尾崎和孝 | |
| CHAPTER.67 | ただいま | I'm Home | 林政宏 | 小島正幸 | 池田重隆 | 青山浩行 |
| CHAPTER.68 | ルーエンハイム | Ruhenheim | 筆安一幸 | 坂田純一 | 宮本幸裕 | 繁田享 |
| CHAPTER.69 | 安らぎの家 | A Peaceful Home | 中村賢太郎 | 山本善哉 | ||
| CHAPTER.70 | 殺戮の町 | The Town of Slaughter | 博多正寿 | 伊藤智彦 | 若林漢二 | 丸加奈子 |
| CHAPTER.71 | 超人シュタイナーの怒り | The Magnificient Steiner's Rage | 林政宏 | 中村亮介 | 高岡淳一 | |
| CHAPTER.72 | 名前のない男 | Man Without A Name | 筆安一幸 | 高橋亨 | 赤堀重雄 | |
| CHAPTER.73 | 終わりの風景 | The Landscape of the End | 小島正幸 高橋亨 |
小島正幸 鶴岡耕次郎 |
津幡佳明 | |
| FINAL CHAPTER | 本当の怪物 | The Real Monster | 浦畑達彦 | 小島正幸 いしづかあつこ |
大野和寿 | 清水洋 |
- テレビ放送では第24話と25話の間に1~17話の総集編『Extra.1 発端』が放送された。(“1”と付いているが、テレビ放送中に作られた総集編はこの一つのみ)
[編集] 放送局
| 放送局 | 放送日時 | 放送期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日本テレビ | 火曜 24:40 - 火曜 24:50 - |
2004年4月6日 - 9月 2004年10月 - 2005年9月27日 |
製作局 |
| 札幌テレビ | 月曜 25:15 - | 2004年4月12日 - 2005年10月3日 | |
| 山梨放送 | 月曜 25:40 - | 2004年4月12日 - 2005年10月 | |
| 中京テレビ | 月曜 25:50 - | 2004年4月12日 - 2005年10月10日 | |
| よみうりテレビ | 月曜 25:35 - | 2004年4月12日 - 2005年10月17日 | MONDAY PARK第1部 |
| 福島中央テレビ | 金曜 25:14 - | 2004年7月 - 2006年3月 | 3ヶ月遅れ |
| 静岡第一テレビ | 水曜 25:46 - | 2004年7月 - 2005年12月 | 3ヶ月遅れ |
| 福岡放送 | 月曜 25:15 - | 2004年7月 - 2006年3月 | 3ヶ月遅れ |
| 長崎国際テレビ | 火曜 25:10 - | 2004年7月 - 2006年2月 | 3ヶ月遅れ |
| テレビ岩手 | 月曜 25:40 - | 2004年10月 - 2006年3月 | 6ヶ月遅れ |
| アニマックス | 金曜 22:00 - 他 | 2004年10月22日 - 2006年4月7日 | CS、6ヶ月遅れ |
| 西日本放送 | 水曜 25:50 - | 2004年12月 - 2006年5月 | 8ヶ月遅れ |
| 広島テレビ | 月曜 25:25 - | 2005年1月 - 2006年06月 | 9ヶ月遅れ |
| とちぎテレビ | 月曜 23:35 - | 2006年1月23日 - 2007年7月9日 | 独立UHF局 |
[編集] 前後番組
| 日本テレビ 火曜24:50枠/よみうりテレビ MONDAY PARK第1部 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
MONSTER
|
||
[編集] その他
- 作品中で主人公のケンゾー・テンマは国境なき医師団に参加するが、現実の世界でも本作品『ANOTHER』を出版した小学館が国境なき医師団を支援している。
- 2005年春、『ロード・オブ・ザ・リング』などを製作したニュー・ライン・シネマが実写映画化権を獲得し、脚本をジョシュ・オルソンが書くことに内定したが、その後の経過は不明。[要出典]
- インパルスの代表ネタに、ヨハン・リーベルトの名を借用したコントがある。
- タイトルや作中に出てくる「名前のない怪物」という表現から、テンマとヨハンの関係は、フランケンシュタインとその被造物の影響を受けていると思われる。
[編集] 関連商品
[編集] 単行本
[編集] 完全版
[編集] 『ANOTHER MONSTER-The investigative report-』
- ヴェルナー・ヴェーバー 浦沢直樹共著 長崎尚志訳
- ISBN 978-4091852793
著者の一人ヴェルナー・ヴェーバーが、原作のヨハン事件に関わる人々にインタビューをしていき、事件の謎を解き明かしていくストーリー。 ヴェーバーはオーストリア出身のフリーランス・ジャーナリスト。エヴァ、ルンゲ、リプスキーといった本編の重要人物にヴェーバーが証言を聞く事で、原作の事件を回顧していくと共に、ヨハンと関わった人々の後日談も知ることができる。本編でヴォルフガング・グリマーがボナパルタの実験について独自に調査し、記録した「グリマー・ノート」も公開され、さらに事件の真相に迫ることができる。なお最重要人物といえる、天馬賢三とニナ・フォルトナーには、ついにインタビューをとることができなかった。
日本での友人の証言による天馬の少年時代の出来事、ドイツで医師になる事となった理由、アニメ「超人シュタイナー」の内容と製作過程、511キンダーハイム崩壊の詳細な経緯、フランツ・ボナパルタやヨハンとニナの両親(特に実母)のルーツなど、本編で語られなかった謎も明らかにされる。
また、この小説(物語)の中で、ヴェーバーはヨハン事件を追うと共に、オーストリアの病院で発生した猟奇殺人事件も追跡しており、ヴェーバーはその背後に不気味なホラー小説「闇のドルン」とボナパルタを思わせる新たな絵本、そして「もう一人の怪物」の影を察知する。そしてヴェーバーは、ついにその「怪物」と接近する。
全編、架空の作者ヴェーバーによる登場人物との対話に、物語に絡む実際の政治的歴史、各所に挿入されたチェコやドイツの写真の効果もあり、フィクションを感じさせないリアルな、ドキュメンタリー、サスペンスの雰囲気を醸し出している。
[編集] 『なまえのないかいぶつ』
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
| 小学館漫画賞青年一般部門 |
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| 手塚治虫文化賞マンガ大賞 |
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