セリエA (サッカー)

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セリエA TIM
Serie A TIM
ファイル:Serie A Logo (ab 2019).png
加盟国 イタリアの旗 イタリア
大陸連盟 UEFA
創立 1898
参加クラブ 20
リーグレベル 第1部
下位リーグ セリエB
国内大会 コッパ・イタリア
スーペルコッパ・イタリアーナ
国際大会 UEFAチャンピオンズリーグ
UEFAヨーロッパリーグ
最新優勝クラブ ユヴェントス (36回目) (2019–20)
最多優勝クラブ ユヴェントス (36回)
テレビ局 DAZN: 毎節最大7試合
フジテレビONE TWO NEXT: 毎節最大2試合
公式サイト legaseriea.it
2020-21シーズン
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セリエAセリエ・アー: Serie Aイタリア語発音: [ˈsɛːrje ˈa] ーリェ・)は、イタリアのプロサッカーリーグ、レガ・カルチョによって運営されているトップディヴィジョン(1部リーグ)。

概要

セリエAが創設されたのは1898年であるが、イタリアの全国リーグとなったのは1929年のことである[1]。1990年代には、UEFAチャンピオンズリーグでイタリアのクラブチームが7年連続でファイナルに進むなど世界中からスター選手が集まり、世界最高峰のリーグと呼ばれていた。

イタリアのセリエAは、イングランドプレミアリーグスペインラ・リーガドイツブンデスリーガフランスリーグ・アンとともにヨーロッパの五大プロサッカーリーグを形成している[1]

スクデット

スクデット

セリエAのリーグ優勝をすることをしばしば「スクデットを取る」という。「スクデット」(scudetto)とはイタリア語で「小さな盾」(…scudo + 縮小辞 etto)を意味し、優勝クラブは翌シーズン、ユニフォームの胸にイタリア国旗のトリコローレを示した盾型のエンブレムを縫い付け戦うことができる。

優勝10回毎に1つ、「ステッラ」(stella、イタリア語で「星」)と呼ばれる金色の星の刺繍を追加することが許される。36回優勝のユヴェントスは3個、18回のインテル・ミラノとACミランは1個の星を付けている(優勝回数は2019-20シーズン終了現在)。9回優勝のジェノアはあと1回の優勝で付けることが可能だが、優勝は全て第二次世界大戦前のものであり、90年以上も優勝から遠ざかっている。

歴史

1950年代から1990年代まで

1950年代から1990年代前半までセリエAでは「三階建て」構造と呼ばれる、ユヴェントス、ミラン、インテルのビッグ3に加え、ジェノア、ローマ、フィオレンティーナ、ラツィオ、ナポリ、サンプドリア、トリノ、ボローニャなどの中堅クラブ、次いでプロヴィンチャ(小さい地方都市のクラブという意味)という構図が基本的だった。「三階建て」構造では、プロヴィンチャは主力選手をビッグクラブに放出して得た移籍金でクラブを運営し、ビッグクラブはプロヴィンチャの主力選手を補強して戦力を上げていた。また、ビッグクラブでは余剰戦力をプロヴィンチャに放出することで無駄な人件費を削減、プロヴィンチャは有力選手を獲得して戦力を維持できるといった恩恵があった。イタリアの地域事情や歴史的背景から、ユヴェントスやミラン、インテルは北部のプロヴィンチャと結びつきが強く、ローマやラツィオは中南部のプロヴィンチャとの結びつきが強かった。また、北部のクラブと中南部のクラブ同士での選手の移籍も活発に行われており、「三階建て」構造によって、セリエAは成り立っていたとも言える。ただし、フィオレンティーナに関しては北部・中南部のクラブ共に結びつきが強いが、ユヴェントスへの移籍は「禁断の移籍」と呼ばれており、両クラブ間で移籍をした選手は、サポーターからのブーイングが飛ぶことが恒例となっている。かつてロベルト・バッジョがフィオレンティーナからユヴェントスへ移籍した際には、フィレンツェで暴徒と化したサポーターが街に溢れ、暴動にまで発展した[要出典]

セブンシスターズの台頭

1990年代中盤より、衛星有料放送の普及によるサッカーのビジネス化、ボスマン判決による外国人選手獲得の自由化などカルチョの国際化が進む中で急激な変化が起き、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノアなどのクラブが降格した。中堅クラスのクラブは成長に成功したグループと没落するグループに大別され、「三階建て」の構造は崩壊した。こうした中で台頭したのが「セブン・シスターズ」とも呼ばれるビッグクラブグループだった。すなわち、従来のビッグ3であるユヴェントス、ミラン、インテル、それに準ビッグクラブのローマ、新たなビッグクラブとしてラツィオ、フィオレンティーナ、パルマが加わった7クラブだった。新興勢力であるフィオレンティーナ、パルマ、ラツィオは、カルチョビジネスの拡大バブルに伴い、大型補強を行って優勝争いに加わった。フィオレンティーナは映画製作者のマリオとその息子ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ、ラツィオは食品メーカー大手チリオのセルジョ・クラニョッティ、パルマは食品メーカー大手パルマラットのカリスト・タンツィの元で莫大な資金を投入し、1999-2000シーズンは上位1~7位までをセブン・シスターズが占めた。セブン・シスターズは国内のみならず、ヨーロッパにおいても躍進を遂げた。しかし、サッカーバブルが崩壊し、過剰な投資と放漫財政の破綻が明らかになると、従来のビッグ3を除くクラブは経営難にあえぐこととなり、セブン・シスターズの構図は崩壊する。フィオレンティーナはチェッキ・ゴーリによる主力選手の売却などを経て2002年に破産した。ラツィオもクラニョッティによる無謀なチリオの経営が破綻したために破産寸前に追い込まれ、パルマも2003年、パルマラットの粉飾決算事件を機に不良債権を抱えてしまった。ローマも例外ではなく、センシ会長の元で巨額の負債を抱えることになった。

三階建て構造の復活とカルチョポリ

2000年代半ば以降、フィオレンティーナ、ラツィオ、ローマ、パルマなどのクラブは多額の負債を抱え、主力選手放出を余儀なくされ、クラブの再建に取り組むことになる。フィオレンティーナは2002年の破産によるクラブ消滅後、若手主体のチーム作り、中長期目標に基づく優勝を目指すなど、全体的に再建の途中と言える[要出典]

また、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノア、サンプドリアなどの1990年代に没落していった中堅クラブが経営再建を経てセリエAに復帰するようになり、かつての「三階建て」構造が復活しつつあった。

そんな最中、2006年に起きたカルチョポリは一大スキャンダルとして世界中に衝撃を与えたのである。これによってユベントスはセリエBに降格、ミラン、フィオレンティーナ、ラツィオも勝ち点減算などの処分が科された。

2006-2007シーズン以降は、カルチョポリの影響を受けなかったインテルとローマ、経営再建を経て躍進したナポリがセリエAを盛り上げることになった。

しかし、カルチョポリのネガティブなイメージはイタリアサッカー界全体をも飲み込んでしまい、観客数の低下、世代交代の失敗も相まって、結果的にはリーグレベル低下と代表チームの弱体化に繋がった。

FFPの導入とミラノの2大クラブの没落

リーグレベル低下に追い討ちをかけたのが2010年代に導入されたFFPである。

これまで、セリエAの各クラブはオーナーの資金で赤字を埋めることで経営が成り立っていた。しかし、FFPではオーナーの懐から資金を補填することが禁じられたため、各クラブは経営方針の見直しを余儀なくされた。

とりわけ、オーナー経営だったインテルとミランはFFPの影響をモロに受けたのである。赤字額を抑えるために主力選手放出を余儀なくされて戦力が低下し、リーグでも中位に低迷することになる。

逆に、ユベントスは元々親会社のフィアットがスポンサーだったこともあり、FFPの禁止事項を回避することが出来た。また、イタリアの他クラブとは異なり、スタジアムを所有していたため経営面で優位に立つことが出来た。これにより、2011-2012シーズン以降はリーグ連覇することが出来たのである。

リーグ

試合方式

20クラブによるホームアンドアウェー方式2回戦総当たりのリーグ戦形式で行われる。従って1クラブあたりの1シーズンの試合数は38試合、計38試合が行われる。勝利クラブに勝ち点3、引き分けの場合には両クラブに勝ち点1が与えられ、負けは0になる。

順位決定方式

順位は勝ち点の多い順に決められ、勝ち点が最も多いクラブが優勝となる。複数のクラブの勝ち点が同一の場合には、得失点差などに関係なく同順位となる。シーズン終了後に同順位の場合、そのチーム同士の対戦成績により決定する。

カップ出場権/残留/降格

カップ出場枠は毎シーズン、欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるUEFAランキングで変動する。セリエAは、UEFAチャンピオンズリーグ4枠、UEFAヨーロッパリーグ3枠を得る。

UEFAヨーロッパリーグの内1枠は、コッパ・イタリアの優勝チームに与えられる。コッパ・イタリアの優勝チームが順位で出場権を確保している場合は、準優勝チームに出場権が与えられる。準優勝チームも順位で出場権を確保している場合は、順位による枠が1つ拡大される。

また下位の3クラブがセリエBに自動的に降格する。ただし、クラブの財政的な問題でプロライセンスを保有できないと判断された場合はセリエC以下のクラスへの降格がありえる。

過去の2階級以上降格となった例[2]
  • ACFフィオレンティーナ 2002年経営破綻により当時の4部相当にあたる「セリエC-2」に降格。チーム名をいったん「フロテンティナ・ビオラ」と改め、その後旧母体の破産管財人よりチーム名を購入しチーム名を復帰。2003-04年度は特例処置としてセリエBに2階級特進後、2004-05年にセリエA復帰。
  • パルマ・カルチョ1913 2015年経営破綻を理由に現4部の「セリエD」に降格。チーム名を「SSDパルマカルチョ1913」と改める。2018-19年にセリエA復帰。

出場停止規定

警告処分は初め4回で1試合の出場停止処分となる。その後3,2,1回と減り再び4回に戻る。1試合に2回の警告処分及び退場処分を受けた場合は翌1試合の出場停止処分となる。ただし1試合に2回の警告処分を受けても悪質とみなされなかった場合は出場停止処分を受けない場合がある。

外国人登録

EU内国籍およびEU加盟申請中の国の選手に関しては、無制限に登録が可能。EU外国籍選手に関しては、2002年7月18日以前に契約した選手には適用されず、毎年8月31日までに新たに契約してセリエAに参戦する選手は、各クラブに2人のみ追加で登録することが許される。

所属クラブ

今シーズン

  • 2020-21シーズンの所属クラブ。
クラブ 創設 ホームタウン スタジアム 収容人数 位置 前年度成績
Juventus ユヴェントスFC 1897年 ピエモンテ州の旗 トリノ アリアンツ・スタジアム 41,254 北緯45度6分34.3秒 東経7度38分28.6秒 1位
Torino トリノFC 1906年 スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ 27,958 北緯45度2分30.3秒 東経7度39分0.05秒 16位
Genoa ジェノアCFC 1893年 リグーリア州の旗 ジェノヴァ スタディオ・ルイジ・フェッラーリス 36,600 北緯44度24分59.4秒 東経8度57分9秒 17位
Sampdoria UCサンプドリア 1946年 15位
Spezia スペツィア・カルチョ 1906年 リグーリア州の旗 ラ・スペツィア スタディオ・ディノ・マヌッツィ 23,860 北緯44度8分26秒 東経12度15分43秒 セリエB3位(プレーオフ)
Atalanta アタランタBC 1907年 ロンバルディア州の旗 ベルガモ ゲヴィス・スタジアム 24,950 北緯45度42分33.1秒 東経9度40分50.9秒 3位
Milan ACミラン 1899年 ロンバルディア州の旗 ミラノ スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ 80,018 北緯45度28分41秒 東経9度7分26.3秒 6位
Inter FCインテルナツィオナーレ・ミラノ 1908年 2位
Hellas Verona エラス・ヴェローナFC 1903年 ヴェネト州の旗 ヴェローナ スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディ 39,211 北緯45度26分7.1秒 東経10度58分6.9秒 9位
Udinese ウディネーゼ・カルチョ 1896年 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の旗 ウーディネ ダチア・アレーナ 25,144 北緯46度4分53.6秒 東経13度12分0.2秒 13位
Parma パルマ・カルチョ1913 1913年 エミリア=ロマーニャ州の旗 パルマ スタディオ・エンニオ・タルディーニ 22,352 北緯44度47分40.85秒 東経10度20分17.08秒 11位
Sassuolo USサッスオーロ・カルチョ 1922年 エミリア=ロマーニャ州の旗 サッスオーロ マペイ・スタジアム 20,084 北緯44度42分53秒 東経10度38分59秒 8位
Bologna ボローニャFC 1909年 エミリア=ロマーニャ州の旗 ボローニャ スタディオ・レナート・ダッラーラ 38,279 北緯44度29分32.2秒 東経11度18分35.8秒 12位
Fiorentina ACFフィオレンティーナ 1926年 トスカーナ州の旗 フィレンツェ スタディオ・アルテミオ・フランキ 47,282 北緯43度46分50.8秒 東経11度16分57.8秒 10位
Lazio SSラツィオ 1900年 ラツィオ州の旗 ローマ スタディオ・オリンピコ 70,634 北緯41度56分2.2秒 東経12度27分17.1秒 4位
Roma ASローマ 1927年 5位
Benevento ベネヴェント・カルチョ 1929年 カンパニア州の旗 ベネヴェント スタディオ・チーロ・ヴィゴリート 16,867 北緯41度6分59秒 東経14度46分52秒 セリエB1位
Napoli SSCナポリ 1936年 カンパニア州の旗 ナポリ スタディオ・サン・パオロ 60,240 北緯40度49分40.6秒 東経14度11分34.5秒 7位
Crotone FCクロトーネ 1923年 カラブリア州の旗 クロトーネ スタディオ・エツィオ・スチーダ 16,547 北緯39度4分45秒 東経17度7分0秒 セリエB2位
Cagliari カリアリ・カルチョ 1920年 サルデーニャの旗 カリャリ サルデーニャ・アレーナ 16,416 北緯39度11分59秒 東経9度8分15.3秒 14位

歴代所属クラブ

1929年にリーグが現在の形になって以来、計60クラブがセリエAに所属してきた。この中でもインテルナツィオナーレ・ミラノは、一度も降格することなくセリエAに所属し続けている唯一のクラブである(同じく2006年まで降格経験の無かったユヴェントスとの対戦を「イタリアダービー」と呼ぶが、ユヴェントスはカルチョ・スキャンダルによって初めて降格した)。

歴代優勝クラブ・歴代得点王

歴代優勝クラブ

  • 1898年から1928-29シーズンまではトーナメント方式、それ以降はリーグ戦の順位で決定。
シーズン 優勝 回数 2位 3位
1898 ジェノア
1
インテルナツィオナーレFCトリノ 不明
1899 ジェノア
2
インテルナツィオナーレFCトリノ ジンナスティカ・トリノ
1900 ジェノア
3
FBCトリネーゼ ミラン
1901 ミラン
1
ジェノア ユヴェントス
1902 ジェノア
4
ミラン FBCトリネーゼ
1903 ジェノア
5
ユヴェントス ミラン
1904 ジェノア
6
ユヴェントス ミラン
1905 ユヴェントス
1
ジェノア USミラネーゼ
1906 ミラン
2
ユヴェントス ジェノア
1907 ミラン
3
トリノ アンドレア・ドリア
1908 プロ・ヴェルチェッリ
1
USミラネーゼ アンドレア・ドリア
1909 プロ・ヴェルチェッリ
2
USミラネーゼ ジェノア
1909-10 インテルナツィオナーレ・ミラノ
1
プロ・ヴェルチェッリ ユヴェントス
1910-11 プロ・ヴェルチェッリ
3
ヴィチェンツァ なし
1911-12 プロ・ヴェルチェッリ
4
ヴェネツィア なし
1912-13 プロ・ヴェルチェッリ
5
ラツィオ なし
1913-14 カザーレ
1
ラツィオ なし
1914-15 ジェノア
7
インテルナツィオナーレ・ナポリ
ラツィオ
なし
1915-16
第一次世界大戦のため中止
1916-17
1917-18
1918-19
1919-20 インテルナツィオナーレ・ミラノ
2
リヴォルノ なし
1920-21 プロ・ヴェルチェッリ
6
ピサ なし
1921-22(FIGC) ノヴェーゼ
1
サンピエルダレネーゼ なし
1921-22(CCI) プロ・ヴェルチェッリ
7
フォルティトゥード・ローマ なし
1922-23 ジェノア
8
ラツィオ なし
1923-24 ジェノア
9
サヴォイア なし
1924-25 ボローニャ
1
アルバ・トラステヴェレ なし
1925-26 ユヴェントス
2
アルバ・トラステヴェレ なし
1926-27 なし [注釈 1] ボローニャ ユヴェントス
1927-28 トリノ
1
ジェノア アレッサンドリア
ユヴェントス
1928-29 ボローニャ
2
トリノ なし
1929-30 アンブロジアーナ
3
ジェノヴァ ユヴェントス
1930-31 ユヴェントス
3
ローマ ボローニャ
1931-32 ユヴェントス
4
ボローニャ ローマ
1932-33 ユヴェントス
5
アンブロジアーナ・インテル ボローニャ
ナポリ
1933-34 ユヴェントス
6
アンブロジアーナ・インテル ナポリ
1934-35 ユヴェントス
7
アンブロジアーナ・インテル フィオレンティーナ
1935-36 ボローニャ
3
ローマ トリノ
1936-37 ボローニャ
4
ラツィオ トリノ
1937-38 アンブロジアーナ・インテル
4
ユヴェントス ジェノヴァ
ミラン
1938-39 ボローニャ
5
トリノ アンブロジアーナ・インテル
1939-40 アンブロジアーナ・インテル
5
ボローニャ ユヴェントス
1940-41 ボローニャ
6
アンブロジアーナ・インテル ミラン
1941-42 ローマ
1
トリノ ヴェネツィア
1942-43 トリノ
2
リヴォルノ ユヴェントス
1943-44
第二次世界大戦のため中止
1944-45
1945-46 トリノ
3
ユヴェントス ミラン
1946-47 トリノ
4
ユヴェントス モデナ
1947-48 トリノ
5
ユヴェントス
ミラン
トリエスティーナ
なし
1948-49 トリノ
6
インテルナツィオナーレ・ミラノ ミラン
1949-50 ユヴェントス
8
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
1950-51 ミラン
4
インテルナツィオナーレ・ミラノ ユヴェントス
1951-52 ユヴェントス
9
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
1952-53 インテルナツィオナーレ・ミラノ
6
ユヴェントス ミラン
1953-54 インテルナツィオナーレ・ミラノ
7
ユヴェントス フィオレンティーナ
ミラン
1954-55 ミラン
5
ウディネーゼ(降格) ローマ
1955-56 フィオレンティーナ
1
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
ラツィオ
1956-57 ミラン
6
フィオレンティーナ ラツィオ
1957-58 ユヴェントス
10
フィオレンティーナ パドヴァ
1958-59 ミラン
7
フィオレンティーナ インテルナツィオナーレ・ミラノ
1959-60 ユヴェントス
11
フィオレンティーナ ミラン
1960-61 ユヴェントス
12
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
1961-62 ミラン
8
インテルナツィオナーレ・ミラノ フィオレンティーナ
1962-63 インテルナツィオナーレ・ミラノ
8
ユヴェントス ミラン
1963-64 ボローニャ
7
インテルナツィオナーレ・ミラノ ミラン
1964-65 インテルナツィオナーレ・ミラノ
9
ミラン トリノ
1965-66 インテルナツィオナーレ・ミラノ
10
ボローニャ ナポリ
1966-67 ユヴェントス
13
インテルナツィオナーレ・ミラノ ボローニャ
1967-68 ミラン
9
ナポリ ユヴェントス
1968-69 フィオレンティーナ
2
カリアリ ミラン
1969-70 カリアリ
1
インテルナツィオナーレ・ミラノ ユヴェントス
1970-71 インテルナツィオナーレ・ミラノ
11
ミラン ナポリ
1971-72 ユヴェントス
14
ミラン トリノ
1972-73 ユヴェントス
15
ミラン ラツィオ
1973-74 ラツィオ
1
ユヴェントス ナポリ
1974-75 ユヴェントス
16
ナポリ ローマ
1975-76 トリノ
7
ユヴェントス ミラン
1976-77 ユヴェントス
17
トリノ フィオレンティーナ
1977-78 ユヴェントス
18
ヴィチェンツァ トリノ
1978-79 ミラン
10
ペルージャ ユヴェントス
1979-80 インテルナツィオナーレ・ミラノ
12
ユヴェントス トリノ
1980-81 ユヴェントス
19
ローマ ナポリ
1981-82 ユヴェントス
20
フィオレンティーナ ローマ
1982-83 ローマ
2
ユヴェントス インテルナツィオナーレ・ミラノ
1983-84 ユヴェントス
21
ローマ フィオレンティーナ
1984-85 ヴェローナ
1
トリノ インテルナツィオナーレ・ミラノ
1985-86 ユヴェントス
22
ローマ ナポリ
1986-87 ナポリ
1
ユヴェントス インテルナツィオナーレ・ミラノ
1987-88 ミラン
11
ナポリ ローマ
1988-89 インテルナツィオナーレ・ミラノ
13
ナポリ ミラン
1989-90 ナポリ
2
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
1990-91 サンプドリア
1
ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
1991-92 ミラン
12
ユヴェントス トリノ
1992-93 ミラン
13
インテルナツィオナーレ・ミラノ パルマ
1993-94 ミラン
14
ユヴェントス サンプドリア
1994-95 ユヴェントス
23
ラツィオ パルマ
1995-96 ミラン
15
ユヴェントス ラツィオ
1996-97 ユヴェントス
24
パルマ インテルナツィオナーレ・ミラノ
1997-98 ユヴェントス
25
インテルナツィオナーレ・ミラノ ウディネーゼ
1998-99 ミラン
16
ラツィオ フィオレンティーナ
1999-00 ラツィオ
2
ユヴェントス ミラン
2000-01 ローマ
3
ユヴェントス ラツィオ
2001-02 ユヴェントス
26
ローマ インテルナツィオナーレ・ミラノ
2002-03 ユヴェントス
27
インテルナツィオナーレ・ミラノ ミラン
2003-04 ミラン
17
ローマ ユヴェントス
2004-05 なし [注釈 2] ミラン インテルナツィオナーレ・ミラノ
2005-06 インテルナツィオナーレ・ミラノ
14
ローマ ミラン
2006-07 インテルナツィオナーレ・ミラノ
15
ローマ ラツィオ
2007-08 インテルナツィオナーレ・ミラノ
16
ローマ ユヴェントス
2008-09 インテルナツィオナーレ・ミラノ
17
ユヴェントス ミラン
2009-10 インテルナツィオナーレ・ミラノ
18
ローマ ミラン
2010-11 ミラン
18
インテルナツィオナーレ・ミラノ ナポリ
2011-12 ユヴェントス
28
ミラン ウディネーゼ
2012-13 ユヴェントス
29
ナポリ ミラン
2013-14 ユヴェントス
30
ローマ ナポリ
2014-15 ユヴェントス
31
ローマ ラツィオ
2015-16 ユヴェントス
32
ナポリ ローマ
2016-17 ユヴェントス
33
ローマ ナポリ
2017-18 ユヴェントス
34
ナポリ ローマ
2018-19 ユヴェントス
35
ナポリ アタランタ
2019-20 ユヴェントス
36
インテルナツィオナーレ・ミラノ アタランタ
2020-21

歴代得点王

シーズン 選手 所属 得点
1973-74 イタリアの旗 ジョルジョ・キナーリア ラツィオ 24
1974-75 イタリアの旗 パオリーノ・プリチ トリノ 18
1975-76 イタリアの旗 パオリーノ・プリチ トリノ 21
1976-77 イタリアの旗 フランチェスコ・グラツィアーニ トリノ 21
1977-78 イタリアの旗 パオロ・ロッシ ヴィチェンツァ 24
1978-79 イタリアの旗 ブルーノ・ジョルダーノ ラツィオ 19
1979-80 イタリアの旗 ロベルト・ベッテガ ユヴェントス 16
1980-81 イタリアの旗 ロベルト・プルッツォ ローマ 18
1981-82 イタリアの旗 ロベルト・プルッツォ ローマ 15
1982-83 フランスの旗 ミシェル・プラティニ ユヴェントス 16
1983-84 フランスの旗 ミシェル・プラティニ ユヴェントス 20
1984-85 フランスの旗 ミシェル・プラティニ ユヴェントス 18
1985-86 イタリアの旗 ロベルト・プルッツォ ローマ 19
1986-87 イタリアの旗 ピエトロ・パオロ・ビルディス ミラン 17
1987-88 アルゼンチンの旗 ディエゴ・マラドーナ ナポリ 15
1988-89 イタリアの旗 アルド・セレーナ インテル 22
1989-90 オランダの旗 マルコ・ファン・バステン ミラン 19
1990-91 イタリアの旗 ジャンルカ・ヴィアリ サンプドリア 19
1991-92 オランダの旗 マルコ・ファン・バステン ミラン 25
1992-93 イタリアの旗 ジュゼッペ・シニョーリ ラツィオ 26
1993-94 イタリアの旗 ジュゼッペ・シニョーリ ラツィオ 23
1994-95 アルゼンチンの旗 ガブリエル・バティストゥータ フィオレンティーナ 26
1995-96 イタリアの旗 イゴール・プロッティ バーリ 24
イタリアの旗 ジュゼッペ・シニョーリ ラツィオ
1996-97 イタリアの旗 フィリッポ・インザーギ アタランタ 24
1997-98 ドイツの旗 オリバー・ビアホフ ウディネーゼ 27
1998-99 ブラジルの旗 マルシオ・アモローゾ ウディネーゼ 22
1999-00 ウクライナの旗 アンドリー・シェフチェンコ ミラン 24
2000-01 アルゼンチンの旗 エルナン・クレスポ ラツィオ 26
2001-02 フランスの旗 ダヴィド・トレゼゲ ユヴェントス 24
イタリアの旗 ダリオ・ヒュブナー ピアチェンツァ
2002-03 イタリアの旗 クリスティアン・ヴィエリ インテル 24
2003-04 ウクライナの旗 アンドリー・シェフチェンコ ミラン 24
2004-05 イタリアの旗 クリスティアーノ・ルカレッリ リヴォルノ 24
2005-06 イタリアの旗 ルカ・トーニ フィオレンティーナ 31
2006-07 イタリアの旗 フランチェスコ・トッティ ローマ 26
2007-08 イタリアの旗 アレッサンドロ・デル・ピエロ ユヴェントス 21
2008-09 スウェーデンの旗 ズラタン・イブラヒモビッチ インテル 25
2009-10 イタリアの旗 アントニオ・ディ・ナターレ ウディネーゼ 29
2010-11 イタリアの旗 アントニオ・ディ・ナターレ ウディネーゼ 28
2011-12 スウェーデンの旗 ズラタン・イブラヒモビッチ ミラン 28
2012-13 ウルグアイの旗 エディンソン・カバーニ ナポリ 29
2013-14 イタリアの旗 チーロ・インモービレ トリノ 22
2014-15 アルゼンチンの旗 マウロ・イカルディ インテル 22
イタリアの旗 ルカ・トーニ ヴェローナ
2015-16 アルゼンチンの旗 ゴンサロ・イグアイン ナポリ 36
2016-17 ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 エディン・ジェコ ローマ 29
2017-18 アルゼンチンの旗 マウロ・イカルディ インテル 29
イタリアの旗 チーロ・インモービレ ラツィオ
2018-19 イタリアの旗 ファビオ・クアリャレッラ サンプドリア 26
2019-20 イタリアの旗 チーロ・インモービレ ラツィオ 36
2020-21

統計

クラブ別優勝回数

クラブ名 優勝 2位 優勝年度
ユヴェントス
36
21
1905, 1925-26, 1930-31, 1931-32, 1932-33, 1933-34, 1934-35, 1949-50, 1951-52, 1957-58, 1959-60, 1960-61, 1966-67, 1971-72, 1972-73, 1974-75, 1976-77, 1977-78, 1980-81, 1981-82, 1983-84, 1985-86, 1994-95, 1996-97, 1997-98, 2001-02, 2002-03, 2011-12, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20
ミラン
18
17
1901, 1906, 1907, 1950-51, 1954-55, 1956-57, 1958-59, 1961-62, 1967-68, 1978-79, 1987-88, 1991-92, 1992-93, 1993-94, 1995-96, 1998-99, 2003-04, 2010-11
インテル
18
15
1909-10, 1919-20, 1929-30, 1937-38, 1939-40, 1952-53, 1953-54, 1962-63, 1964-65, 1965-66, 1970-71, 1979-80, 1988-89, 2005-06, 2006-07, 2007-08, 2008-09, 2009-10
ジェノア
9
4
1898, 1899, 1900, 1902, 1903, 1904, 1914-15, 1922-23, 1923-24
トリノ
7
6
1927-28, 1942-43, 1945-46, 1946-47, 1947-48, 1948-49, 1975-76
ボローニャ
7
4
1924-25, 1928-29, 1935-36, 1936-37, 1938-39, 1940-41, 1963-64
プロ・ヴェルチェッリ
7
1
1908, 1909, 1910-11, 1911-12, 1912-13, 1920-21, 1921-22 (CCI)
ローマ
3
13
1941-42, 1982-83, 2000-01
ナポリ
2
8
1986-87, 1989-90
ラツィオ
2
7
1973-74, 1999-00
フィオレンティーナ
2
5
1955-56, 1968-69
カリアリ
1
1
1969-70
サンプドリア
1
0
1990-91
ヴェローナ
1
0
1984-85
ノヴェーゼ
1
0
1921-22 (FIGC)
カザーレ
1
0
1913-14

出場試合ランキング

2019-20シーズン終了時点[3]

ランク
選手 クラブ
出場数
期間
1
イタリアの旗 ジャンルイジ・ブッフォン パルマユヴェントス
649
1995-2006, 2007-2018, 2019-
2
イタリアの旗 パオロ・マルディーニ ミラン
647
1984-2009
3
イタリアの旗 フランチェスコ・トッティ ローマ
619
1992-2017
4
アルゼンチンの旗 ハビエル・サネッティ インテル
615
1995-2014
5
イタリアの旗 ジャンルカ・パリュウカ サンプドリアインテルボローニャアスコリ
592
1987-2005, 2006-2007
6
イタリアの旗 ディノ・ゾフ ウディネーゼマントヴァナポリユヴェントス
570
1961-1962, 1963-1965, 1966-1983
7
イタリアの旗 ピエトロ・ヴィエルコウッド コモフィオレンティーナローマサンプドリア
ユヴェントスミランピアチェンツァ
562
1980-2000
8
イタリアの旗 ロベルト・マンチーニ ボローニャサンプドリアラツィオ
541
1981-2000
9
イタリアの旗 シルヴィオ・ピオラ プロ・ヴェルチェッリラツィオユヴェントスノヴァーラ
537
1929-1943, 1946-1947, 1948-1954
10
イタリアの旗 エンリコ・アルベルトージ フィオレンティーナカリアリミラン
532
1958-1980
太字 は現役選手

得点ランキング

2019-20シーズン終了時点[4]

ランク 選手 期間 得点
1 イタリアの旗 シルヴィオ・ピオラ 1929–1954 274
2 イタリアの旗 フランチェスコ・トッティ 1992–2017 250
3 スウェーデンの旗 グンナー・ノルダール 1948–1958 225
4 ブラジルの旗 イタリアの旗 ジョゼ・アルタフィーニ 1958–1976 216
イタリアの旗 ジュゼッペ・メアッツァ 1929–1947
6 イタリアの旗 アントニオ・ディ・ナターレ 2002–2016 209
7 イタリアの旗 ロベルト・バッジョ 1986–2004 205
8 スウェーデンの旗 クルト・ハムリン 1956–1971 190
9 イタリアの旗 ジュゼッペ・シニョーリ 1991–2004 188
イタリアの旗 アレッサンドロ・デル・ピエロ 1993–2012
イタリアの旗 アルベルト・ジラルディーノ 1999–2017
太字 は現役選手

観客動員

2016/2017シーズンの平均観客動員数は2万2830人で欧州リーグで4位であった[5]

日本人選手

1994年にジェノアCFC三浦知良が期限付移籍し、アジア人として初めてのセリエAプレイヤーとなった。現地では「マーケティング目的」という声もあったが、試合に出場し、1ゴールを挙げた。しかし、1年でチームを去った[6]

1998年にペルージャ中田英寿が加入し、1年目から活躍、地元のスポーツ誌グエリン・スポリティーボが選出するセリエA初年度の外国人選手を対象にしたセリエAサプライズ賞に選ばれた。2000年には名門ASローマへ移籍し、日本人で初めてセリエA優勝を経験した。中田の活躍は、名波浩中村俊輔など多くの日本人選手がセリエAでプレーするきっかけとなった[7]

2010年代では、インテル・ミラノ長友佑都がプレーし、ACミランでは本田圭佑が背番号10を付けてプレー。イタリアの名門クラブに日本人選手がそれぞれ所属し、2014年にはミラノダービーで日本人対決が実現した[8]

中田英寿が加入した1998年以降、20年連続で日本人がセリエAでプレーしていたが、長友がトルコのクラブに移籍した事により、その記録は途絶えた[9]

事件

  • フーリガンによる暴動:2007年2月2日、カターニャ対パレルモ戦でサポーターがフーリガン化し暴動が発生。試合を中止したが場外乱闘に発展し、爆発物を投げつけられた警察官1人が死亡、100人以上が負傷。15人の逮捕者を出す惨事となった。後の調べで暴動を仕掛けたのはカターニャ側サポーターであることが判明した。この影響により2月3日と4日のリーグ戦全てが中止となった。運営側は事態を深刻としており、2月10日にリーグは再開されるものの一部の試合では無観客試合となった。その後オリンピコなどの安全性が確保された一部のスタジアムでは無観客試合を回避したが、人気チームの試合が無観客試合になる、または観客の入場がシーズンチケット保有者のみに制限されるなどの影響が出ている。
  • 八百長:

シーズン別大会名

  • Serie A TIM (2006–現在)

脚注

注釈

  1. ^ 八百長疑惑によりトリノから剥奪
  2. ^ カルチョーポリによりユヴェントスから剥奪

出典

  1. ^ a b 清水正典「スポーツ社会システムのトータルシステムマネジメント I -ヨーロッパチャンピオンズリーグの隆盛と社会的背景-」『吉備国際大学社会学部研究紀要』第18巻、吉備国際大学社会学部、2008年3月、83-93頁、NAID 1100066335682019年4月17日閲覧 
  2. ^ セリエAの名門パルマが破産 来季アマリーグ出直し(日刊スポーツ2015年6月24日 8月29日閲覧)
  3. ^ Italy - All-Time Most Matches Played in Serie A”. RSSSF.com (2017年8月24日). 2013年10月15日閲覧。
  4. ^ Italy - All-Time Topscorers”. RSSSF.com. 2017年閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  5. ^ 欧州最多の観客動員数はブンデスで平均4万2388人!一方で集客率トップは?”. footballchannel. 2019年4月17日閲覧。
  6. ^ 94年、三浦知良。「金を払って選手をねじ込む」“マーケティング主導”の揶揄の中、築いた礎【セリエA日本人選手の記憶(1)】フットボールチャンネル 2019年4月1日
  7. ^ 98年、中田英寿。激動の時代、ナカタはなぜ至高の活躍を見せ急速に引退へと向かったのか【セリエA日本人選手の記憶(2)】フットボールチャンネル 2019年4月11日
  8. ^ “ミラノ・ダービー”日本人対決は新たなスタート/イタリア現地コラムサッカーキング 2014年11月28日
  9. ^ 中田英寿氏の渡伊以来20年ぶり…「日本人のいないセリエA」開幕へフットボールチャンネル 2018年8月18日

関連項目

外部リンク