綱手 (NARUTO)

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綱手(ツナデ)は、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。

アニメでの声優勝生真沙子、幼少時代は七緒はるひ(放送期間中に寺田はるひから改名)、第286話の少女変装時は沖佳苗。ミュージカルでの俳優は愛華みれ。名前は『児雷也豪傑譚』の登場人物に由来している。

概要[編集]

「伝説の三忍」の一人で、初代火影・千手柱間の孫に当たる人物。医療スペシャリストとしてその名を轟かす。最愛の弟縄樹恋人加藤ダンを亡くした悲しみから、里を離れ付き人のシズネを連れてあてども無く各地を放浪していたが、木ノ葉崩しにおいて師である三代目火影・猿飛ヒルゼンが殉職したことに伴い里に帰還、後任の五代目火影に就任する。

自来也大蛇丸と同期であり、修行時代は三代目火影・猿飛ヒルゼンに師事していた。過去、自来也に交際を迫られたこともあるが、その時は「あり得ない」と一蹴している。また自来也が、雨隠れの里に潜入する前にも再度それらしいことを言われていて、そのときは頬を染め動揺していた。綱手は自来也を「インテリのエロ助」と呼んでいた。自来也とは同期というよりも、喧嘩友達的な関係であった。

人差し指で地面を叩き割る程の途轍もない怪力を操り、その一撃の威力は大蛇丸からも「一発でもくらったら終わり」と言われる程。ガマブン太の巨大なドスを自ら持ちマンダの顔に刺したこともある。また、過去には女湯を覗いた自来也を持ち前の怪力で制裁し、瀕死の重傷を負わせたことさえある(疾風伝では腕相撲で四代目雷影と対決し、勝利しかけたがスピードを利用され敗北した)。戦闘では、大蛇丸に対して数度ダウンを奪っており、女ながら戦闘力は歴代火影に遜色ない。気性が荒いところがあり、大蛇丸との再会の場面ではその迫力のため、薬師カブトから「絶対一人身」と邪推されてしまった(事実、独身ではある)。

スリーマンセルに医療忍者を加えるスタイルを考案したのは彼女であり、大戦時代は並ぶ者のない戦闘術と医療忍術で木ノ葉に貢献した。他国においても「病払いの蛞蝓綱手姫」として有名である。しかし戦で弟を亡くし、更に負傷により血まみれになった恋人の死を看取って以来、血液恐怖症に陥ってしまい、医療との関わりを断つ事になる。その後、作中で血液に対する恐怖症は克服され、火影就任と同時に医療の現場に復帰する。

大酒飲みで大の賭博好きだが賭け事の才能は皆無で、多くの賭場でカモにされていることから、伝説のカモと呼ばれる。また、稀に出る当たりは不吉の前兆(スロットで大当たりが出ると大蛇丸と再会、宝くじが当選するとナルト達が暁と衝突するなど)。ちなみに賭け事好きは祖父・柱間が原因。

ナルトからは「綱手のばあちゃん」、サクラからは「師匠」(たまに「綱手様」とも呼ぶ)、柱間からは「綱」、相談役などの年配の人物からは「綱手」または「綱手姫」(初代火影の孫であることに由来)、その他の木ノ葉の里の面々からは「綱手様」と呼ばれ慕われている。姉御肌で、里のくノ一の憧れの対象ともなっている(例えばテンテンなど)。

実際は自来也や大蛇丸と同年代の壮年(第一部では50歳、第二部では53歳)であるが、老けるのが嫌で術により容姿を変えており、現在は妙齢の女の姿をしている。現在は豊満なバスト(自来也の目測で106センチ)の持ち主だが、幼少時代は自来也に「まな板綱手」と呼ばれていた(疾風伝のおまけで幼少時代に変化した姿を見たサクラといのは、綱手の胸の変化に驚き、どうしたら胸を大きくできるのか問い詰めていた)。に小さな青い菱形模様があるのが特徴(これは額に溜め込んだチャクラである)で髪型は金髪のおさげ。

第一部[編集]

51歳。身長163cm。体重48kg。シズネと共に里を離れ、あてもなくギャンブル尽くしの旅を続けていたが、目の前に現れた大蛇丸から腕の治療を依頼される(交換条件として、弟・縄樹と恋人・ダンの蘇生を提示される)。その晩にナルトを連れた自来也とも再会。彼からの五代目火影就任要請を「ありえない」「火影なんてクソ」と一蹴したことで激怒したナルトと力試しをし、その際ナルトが使用した不完全な【螺旋丸】に興味を持ち、1週間以内にマスターしたら首飾りを譲るという提案をする。

大蛇丸の誘惑に心が揺らいでおり、一度はその依頼を受けるつもりで自来也とシズネを足止めして待ち合わせ場所に向かったが、直前に自分の愚かさと、最愛の2人への想いは朽ちないということに気づき、治療の振りをして大蛇丸の殺害を試みる。しかしカブトに見抜かれ失敗し、戦闘に至る。実戦を長く離れていたこともあり、重傷を負うほどの苦戦を強いられるが、戦闘中に血液恐怖症も含めた過去をふっ切ったことや、追跡してきた自来也の援護もあり、終盤では大蛇丸の顔面に渾身の一撃を加え撃退している。

また、この戦闘中に火影就任を決意。それを知ったナルトからは「気性が荒い」「わがままっぽい」「金にルーズ」「陰険」「バカ」等と酷評され、火影就任を心配された。里に帰還した際は、傷ついた里の忍をたちまちのうちに回復させ、医療スペシャリストとしての技量の高さを見せ付けた。

里の相談役達とナルトの扱いについて言い争いになった際は、「里が危機になったら、火影として命をかけて火の国を守る」という事を宣言し、自らの主張を通した。アニメにおいては慣れない事務作業にうんざりしたところを露呈することもあり、シズネから諌められる場面も多々見られる。火影就任後はサクラを弟子とし、怪力と医療忍術を教授する。アニメにおいてはサクラに千本ノックで稽古をつけているコミカルな場面等も描かれていた。人格面でも大きな影響を与えている。

第二部[編集]

54⇒55歳。サクラを綱手2号(自来也談)と言われるまでに育てあげる。相談役達からは人柱力であるナルトを隔離するよう要請されているが断固として拒否している。火影として目下の課題はの殲滅であり、人柱力を求めて火の国に侵入した飛段と角都に対して新たに編成した20小隊を派遣した。そして、猿飛アスマの仇討ちに向かうシカマル達を制止するが、カカシが同行することを条件に渋々追跡を認めた。飛段・角都戦後に、ナルトの新術・風遁螺旋手裏剣について、「二度と使わないほうがいい」と指示した。さらに、カカシ班とシノ、ヒナタ、キバたちをサスケ奪還のために、うちはイタチのもとへ向かわせたり、また自来也が暁のリーダー(ペイン)の情報をつかむと、自来也と落ち着いて話をしたいがために一緒に昼間から酒を飲みに行き、ペインや今までのことを語り合った。

フカサクから自来也の戦死を聞かされた後は、シズネやシカマルたちに自来也が残したペインに関する3つの手がかりを解く様に指示し、自身は人知れず涙を流し、フカサクの勧めに従いナルトを妙木山に修行に行かせた。

ペインが木ノ葉の里を襲撃した際は、ナルトを妙木山に止めておくようにと言うご意見番に、木ノ葉の忍を信じる心こそが大切と説き伏せ、ナルトを呼び戻すよう連絡蛙に伝える。そして自身は口寄せしたカツユに分裂して里の者たちに取り付くよう指示し、カツユを通して負傷した者たちの治癒を行う。しかし、目の前に現れたペインと話をするも決着は付かず、目の前で里を壊滅状態にさせられ、自身もまた里が攻撃を受ける寸前に【創造再生】を使い里の人々を守り抜くが、自分は今まで溜めたチャクラを全開放した為に力尽きてしまう。

その後は意識不明のまま昏睡状態に陥るが、その結果、火の国の上層部から火影を解任され、ダンゾウが火の国に付け入る隙を与えてしまう事になった。

五影会談終了後に意識を戻し、火影に復帰。第四次忍界大戦では四代目雷影・エーと共に本部にて指揮を執る。途中開戦を知り戦場に向かったナルトを止めようとエーと共に立ち塞がるも、根負けし送り出す。本部に帰還した後、【口寄せ・穢土転生】でうちはマダラが口寄せされたことを受け、エーと共にマブイの【天送の術】で戦場へ向かった。途中までは他の影との連携で追い込むが、輪廻眼を発動したマダラに窮地に追い込まれる。穢土転生解除により解放されたダンの魂に助けられるも、穢土転生の契約を解除し現世に留まったマダラの猛攻をさらに受け敗北、身体を上下真っ二つに切断されながらもかろうじて生き延び、カツユを口寄せし瀕死の影達の治療を試みる。その最中に大蛇丸一行が現れ、綱手を回復させたことで一命を取り留めた。回復後にカツユから現在の戦況を聞き、戦場に他の影とともに向かう途中で祖父である初代火影千手柱間の存在をいのの心転身の術で感じ取る。戦場に到着後はシカマルを完全回復させた後、弟子のサクラの善戦を褒めた。その後、サクラとともにカツユを口寄せし、それを忍連合軍の下に敷くことで戦場全体をチャクラの回復フィールドとした。

能力[編集]

医療忍術のスペシャリスト。対忍者用の薬剤の調合にも長けている。怪力を用いた肉弾戦も得意。大蛞蝓カツユを口寄せする。

また、額に常時チャクラを溜めており、それを解放することで発動する再生忍術【創造再生】で、自分も含めた重傷レベルのケガですら回復させることができる。ただし、使用の度に膨大なチャクラを消費することに加え、自身の大怪我の再生は寿命を縮めることにも繋がる。

使用術一覧[編集]

  • 医療忍術
    • 忍法・創造再生
    • 乱身衝
    • 桜花衝
  • 口寄せの術
  • 変化の術(アニメ)
  • 封印術
    • 五行解印
    • 陰封印
    • 陰封印・解
  • 体術
    • 痛天脚(激闘忍者大戦!シリーズでは「伝説のカカト落とし」、ナルティメットヒーロー2では「超かかと落とし」)
  • 幻術
    • 幻術縛り

映画[編集]

『ブラッド・プリズン』を除き、いずれも火影として忍たちに指示を出しているのみである。『火の意志を継ぐ者』では若い頃の幻影も登場した。