暁 (NARUTO)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
暁の装束の模様

(あかつき)は、漫画作品『NARUTO -ナルト-』およびテレビアニメの『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の組織。

概要[編集]

10名の忍で構成されている小組織。元々は弥彦をリーダーとして作られた「対話により争いをなくすための組織」だったが、戦乱により弥彦を含む構成員のほとんどが死亡、残った長門と小南にトビ(偽のうちはマダラ)が接触して以降、イタチや鬼鮫といったS級犯罪者の抜け忍を引き入れ、各国が警戒するほどの犯罪組織と化した。本格的な活動の前に抜けた大蛇丸以外にも過去に所属していた忍がいたが、角都がトラブルを起こしてそのうちの何人か殺害していることを作中にて語っている。

表向きのリーダーとなっていたペイン(長門)の掲げていた目的は「全ての尾獣を手中に収め、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにする」といったものだった。しかし実際の最終目的は、本来の黒幕であるトビ(うちはオビト)とうちはマダラの二人による「月の目計画」により世界中の人々全てを幻術にかけ、争いのない世界を実現することだった。目的の成就のためには尾獣のチャクラが不可欠であるため、メンバー1人につき1体尾獣捕獲のノルマが課せられており、それぞれが各国で尾獣や人柱力を狩っていた。

黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。装束の赤雲は雨隠れの里に血の雨を降らせた戦争を象徴している。額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字が刻まれた指輪をはめている。基本的に二人一組(ツーマンセル)で行動する。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあり、勝手に抜けた大蛇丸の粛清も計画されていた。

元々はメンバー10人で構成されていたが、第一部開始の10年前に大蛇丸が脱退し、更に一尾封印の直後にサソリ、木ノ葉隠れ襲撃の際に飛段と角都、うちはサスケとの交戦でデイダラとイタチがそれぞれ死亡[1]、ペインによる木ノ葉襲撃の際にペイン(長門)が死亡し、彼の側近であった小南も脱退(後にトビによって粛清)、更に第四次忍界大戦の前に鬼鮫も死亡した。サソリ死亡の直後にはトビが後釜となった以外にメンバーの補充はされていないが、「木ノ葉隠れの里を潰す」という目的の一致によりうちはサスケ率いる「鷹」と一時的に組む(後に離散した末、第四次忍界大戦で連合側に参戦)。また、薬師カブトの禁術「口寄せ・穢土転生」によりサソリ、デイダラ、角都、イタチ、長門が蘇生され、第四次忍界大戦に投入されたが、全員敗北した末、穢土転生の制御を逃れ離反したイタチにより他の穢土転生体も含めて昇天させられた。これにより、組織としての「暁」は自然消滅している。

なお、アニメではシルエットでの初登場の際には台詞があってもクレジットはされず、姿を現して正規登場したときに声優が明かされるという指向を取っている。また、風影奪還編では、飛段や角都も会話をしている。

メンバー[編集]

ペイン / 長門[編集]

(ながと)

年齢不明。身長176cm。9月19日生まれ。血液型A型。

暁のリーダー格であり輪廻眼を持つ忍。雨隠れの里の所属であり、半蔵亡き後の同里の支配者の地位にある。額当てに傷を入れているものの、抜け忍とはされていない。何らかの発表は全て代役である小南によって行われ、公には姿を現すことがなく、一部の忍にはのように崇められている。「ペイン」と呼ばれている人物は全て死体を改造した操り人形であり、里のどこかにいる長門がチャクラで操作している。そのためペインは顔中、或いは体中の至る所に高周波チャクラを受ける復調装置(いわゆるチャクラの受信機)をピアスのように刺している。

元は雨隠れの里の戦闘多発地帯に住む民間人だったが、食糧目当てに家に侵入した木ノ葉隠れの忍から逃げようとした際、暗がりで敵と見間違えた忍に両親を殺害され、その悲しみと怒りで輪廻眼を開眼し無意識下で相手を殺害し、孤児となり当てもなく里を彷徨っていたところ、同じく戦災孤児の弥彦、小南と出会い、自身が拾った子犬のチビを加えて、市場から盗んだ食糧で生活していた。その後は半蔵と三忍の戦に巻き込まれてチビを失い、後に三忍と出会った際に弟子入りを志願し、自来也に引き取られると、自来也から忍として修業を受け、自来也が木ノ葉に帰った後は弥彦をリーダーとした組織を結成、争いを止めるために活動を続け、規模を拡大させていった。しかし、里の実権を奪われることを恐れた雨隠れの長・半蔵の策略により弥彦が命を落としたことで、自分が歩んできた道に絶望し、小南の制止も聞かず「口寄せ・外道魔像」を使用し、半蔵の配下の忍達を殺害する。

詳細は不明だが、「口寄せ・外道魔像」の使用後から肉体が衰えており、後述する「ペイン六道」を遠隔操作して行動していた。木ノ葉侵攻時は既に痩せ細り、また半蔵の火遁の術により両足を負傷し、歩く事ができなくなったため、機械を使わなければ移動もままならない状態だった。

木ノ葉侵攻時はペイン六道全員を駆使し戦いに臨むが、ナルトに全てのペインを倒され、本体である自分の居場所を逆探知され、そうして自分の前に現れたナルトに自分の過去を明かし、戦争と平和について語るが、最終的にナルトが自分達を殺めず、自来也の教えを貫き通すことを宣言したことにより、かつて自分が捨てた志を思い出し、彼に全てを賭けることを決意し、襲撃により極限まで消耗した状態で、「外道」としての真の力「外道・輪廻天生の術」を使い、襲撃により死亡した者達を蘇生させたが、自身は体に多大な負荷が掛かり命を落とした。彼の遺体は弥彦と共に小南が回収し、雨隠れに安置されていたが、第四次忍界大戦の開戦前に、輪廻眼を求めるトビに左眼を奪われ、その際に彼がうずまき一族の末裔であることがトビによって語られた(母親がその血を引いている)。

その後、カブトの穢土転生によって蘇生されるが、肉体は死亡時同様に衰弱したままだった(そのため、移動にはイタチの肩を借りていた)。その後、イタチと共に「トビに隠れて八尾と九尾を手に入れる」というカブトの謀略に利用され、その道中でキラービーと同行していたナルトと再会、戦いつつも会話を試みるが意識を消され、餓鬼道のチャクラ吸収能力でビーのチャクラを吸い取り完全体となり、六道全ての力で応戦する。しかし、切り札として放った最大術の「地爆天星」をナルト、ビー、イタチの3人がかりで破られ、イタチの須佐能乎の十拳剣により敗北、意識を取り戻し、ナルトに激励の言葉を贈り、封印された。

長門自身は生と死の外れにある存在「外道」で、高度な転生忍術により死者を蘇生させる力を持つ。両目の輪廻眼については、前述の通り両親を失った際に開眼した場面が描かれているが、後にトビ(オビト)の回想から、外道魔像を制御できる素養を持っていた長門に目を着けていたマダラによって、彼の眼を幼少期の内に秘密裏に移植されていたことが明らかになっている。

使用術一覧
  • 輪廻眼
    • 天道
      • 神羅天征
      • 万象天引
      • 地爆天星
    • 餓鬼道
      • 封術吸印
      • チャクラ吸引術
    • 人間道
    • 地獄道
    • 修羅道
    • 畜生道
    • 外道
      • 外道・輪廻天生の術
  • 風遁
    • 烈風掌
  • 口寄せの術(畜生道以外も含む)
    • 外道魔像
    • 増幅口寄せの術
  • 封印術
    • 魔像の鎖

ペイン六道[編集]

雨隠れの里長とされる人物。基本的に輪廻眼を持った6人を指し、それらを「ペイン六道」と総称する、6体には六道の能力を指し示す名が割り当てられ、1個体1系統の能力を持ち、視野を共有し合っている。

その正体は特殊な調整を加えられ蘇った死体であり、身体に大量に埋め込まれた金属棒で長門のチャクラを受信し、遠隔操作される。再度死亡した場合でも、地獄道の術で他人から抜き取った魂を死んだペインの個体に移すことで蘇生に至る。また、肉体の損傷部分も修復が可能であり、天道は「我々にこのような秘密が無ければ自来也に勝てはしなかっただろう」と述べている。

通常は1体のみが行動し、残りは雨隠れの里で一番高い、立入禁止の看板がある建物の隠し部屋に置かれた酸素カプセルのような物体の中で眠っている。この建物は死体置き場を兼ねており、作中では自来也に尋問を受けた雨隠れの忍が小南の命令で死体の回収を行っている。

後から補充された畜生道(女)を除いた6人は、生前何らかの形で自来也と会ったことがある。

基本的に全員が同じ声(畜生道(女)は除く。またそれ以外のペインも天道を除き、生前とはそれぞれ異なる声である)で話し、橙色の髪を持つ(やはり生前とはそれぞれ異なる)。6体の外見と能力は以下の通り。なお、能力自体は長門が持っている輪廻眼の能力を分割したものであり、基本的に個体ごとの名称もそれが使われる。

  • 地獄 - 年配の男性の個体。疾風伝では廃村にて十数人程度の村人を集め演説を行っていた。片手か両手で対象者の首を掴んで体を持ち上げ、自らの問いに対し真偽を問う拷問ともいえる尋問を行う。その答えを聞くと、周囲は黒い炎に囲まれた上に閻魔のような化け物が呼び出され、対象者の口から魂を引きずり出す。それはやがて閻魔の口から出た腕に引きずられていき、問いに対して嘘をついた者を死に至らせる。なおこの化け物は尋問の対象者にしか見えないため、幻術の世界で行われていることが窺える。また、抜いた魂を倒された他のペインに移すことで、蘇生させることも可能(この際は実体化する模様)。
  • 餓鬼 - 太った男性の個体で、かつては草隠れの忍。疾風伝では酒場で酔いつぶれていた。他者の術を全て吸収し、無効とする「封術吸印」を使用する。単に敵のチャクラを直接吸い取ることもできる。但し、主に間接攻撃に対して使用するため、物理攻撃(主に体術)には対処できない。
  • 畜生 - 雨隠れでは、かつての自来也との戦いで額に傷を負った風魔一族の男性の個体が登場。自来也が死の間際に仕留め、フカサクにより木ノ葉隠れに輸送された。その後、補充されていた女の死体が新たな畜生道となった。基本的に「口寄せの術」「増幅口寄せの術」を使用する。呼び出すのは動物(ペイン六道同様のチャクラ受信機らしきものが埋め込まれている)が中心だが、別のペインの個体を呼び出すこともできる。
  • 修羅 - 変な顔の個体。疾風伝では傀儡師であることが窺え、カラクリ人形を何処かへ売り込もうと所持していた。全身に改造が施されており、右腕を外せば多量の小型ミサイル、左腕を外せば岩をも砕くロケットパンチを発射する(両腕共に肘から先)など、多種多様な攻撃手段を持つ。頭部からもチャクラをビーム状に変換したものを発射でき、その威力は絶大。また、三面六臂(腕が六本で顔が三面)の阿修羅に似た形態に変化が可能で、腕に仕込んだ刃と腰から出現する鋸で敵の体を串刺しにする。長門自身が使う場合は、カラクリの鎧を瞬時に口寄せして装備するという使い方になる。
  • 人間 - 長髪の個体で、かつては滝隠れの忍。疾風伝では生前の餓鬼道と同じ酒場にいた。対象者の頭に手を当て、体を乗っ取った上で記憶や情報を読み、魂を抜き取って対象を即死させる。その速さは山中いの、いのいちが得意とする心転身の術が比にならない程。
  • - 暁のメンバーの前に最もよく姿を現す個体。素体となったのは弥彦。六道の中で唯一替えが効かない。引力と斥力念力に近い)を自在に操り「神羅天征」「万象天引」「地爆天星」を使用する。使用した後は、最低5秒のインターバルがなければ次の術が発動できない。「神羅天征」は天道に外道の全チャクラを集中させることによって威力を高めることが出来るが、その間他のペインを起動することはできず、本体の生命力を消耗させてしまうことにもなる。疾風伝では地面に亀裂を生じ、地下水を大量に噴出させる怪力を披露した。ペインとして行動する場合、大半の忍術はこの個体が使用。決着後は小南の手で長門の亡骸と共に運ばれ、雨隠れの里のどこかに眠っている。

ちなみに、戦闘中にペインの仕組みに気づいた自来也は、死に際にフカサクの背に「本物葉意無椅(ほんものはいない、ペイン六道の中に本体はいない)」という意味の暗号を書き、倒した畜生道(男性)と捕らえた雨隠れの忍をフカサクに託し、逃がした。これらは木ノ葉隠れの手に渡り、得られた情報を基にした推測から、「ペイン六道は高い場所にいる本体からチャクラを受信して動いている」という仮説に至る。

サスケら「鷹」が八尾の人柱力・キラービーの捕獲に失敗した後、六道全員と小南で木ノ葉を襲撃、大規模な破壊活動と並行し、里の者にナルトの居場所を尋問する。

天道の「神羅天征」で上空から木ノ葉を潰した後、時同じくして帰還したナルトと戦いを繰り広げるが、開幕の「螺旋丸」で修羅道が、「風遁・螺旋手裏剣」で人間道が、ガマブン太と連携しての「螺旋連丸」で畜生道が、死角からの「仙法・螺旋連丸」で地獄道が、仙術チャクラを取り込まされて石化した餓鬼道が倒され一時は劣勢に陥る。その後、天道のヒナタへの攻撃が引き金となり、九尾化したナルトを「地爆天星」で捕獲する事に成功するも、理性を取り戻したナルトにチャクラ受信機から長門の居場所を探知され、「分身体当たり」からの「螺旋丸」により残る天道も倒され全滅した。

第四次忍界大戦では、トビによって、かつての人柱力を用いた新たな六道が作られている。現在のトビと同じく、右目が写輪眼、左目が輪廻眼となっている。六道の能力も使用できるはずだが、既に対処法が割れているうえに中の尾獣を制御しなければならないため、チャクラの無駄遣いを防ぐため使用可能な状態にまではなっていない。

死体を操る場合は、術者の能力を六つに分割しなければならず、本体が直接能力を使うより精度が落ちるというデメリットを持つ反面、輪廻眼同士の視界の共有によって互いの死角をカバーできるという利点がある。なお、この視界共有の理屈は未だ不明であり、意識を消されているとはいえ曲がりなりにも蘇生した人柱力たちもこの共有を行っていた。

使用術一覧
  • 輪廻眼(外道を含む7体が保有)
  • 水遁
    • 泡沫乱波(畜生道、口寄せした動物が使用)
  • 口寄せの術(畜生道)
    • 増幅口寄せの術(畜生道)
  • 分身系
    • 鏡面襲者の術(天道)
  • 結界忍術
    • 五封結界(天道)
  • 封印術
    • 幻龍九封尽(天道)
    • 封術吸印(餓鬼道)
  • その他
    • 雨虎自在の術(天道)
    • 怪腕ノ火矢(修羅道)
    • 幻灯身の術(天道)
    • 象転の術(天道)
    • 神羅天征(天道)
    • 万象天引(天道)
    • 地爆天星(天道)

小南[編集]

(こなん)

年齢不明。身長169cm。2月20日生まれ。血液型O型。

ペインと行動を共にする、暁の紅一点。冷静沈着で抑揚のない喋り方をしており、青紫の髪に幼少時に紙で作った花のコサージュをつけている。戦争孤児だった幼少期に弥彦、長門と一緒に行動していたが、後に自来也に師事することになる。忍の才能と同時に優しき心も持ち合わせ、戦闘能力は未知数であるが、実力者なことは確かで、自来也に図星をさされ言い返すことができなかったりと、幼い頃の優しさは今でも内に秘めていることを窺がう事が出来る。

ペインのことを「神」と呼ぶ雨隠れの里の人々は、ペインと共にいる彼女を崇敬の念を込め「天使」と呼ぶ。ペインこと長門とは昔からの付き合いのため、ペインの仕組を知っている。

幼少の頃から折り紙が得意で、戦闘でも紙を用いた術を使う。これらの紙は炎や水も押し返すことが可能。自らの体を無数の紙に分解することで、偵察、敵の拘束(無数の紙を敵にまとわせ身動きを取れなくする)、飛行、武器の生成、殺害が可能。ちなみに、本体そのものは長門の護衛についており表向きの行動は紙分身にやらせていた。

ペインと木ノ葉を侵攻する際、衰弱している長門を護衛していたが、最終的にナルトと長門との話で心を動かされ、暁を脱退する意向を伝え、長門と弥彦の遺体と共にその場を去った。

その後、長門の輪廻眼を回収に来たトビと交戦、時空間忍術による攻撃回避の弱点を突くため約10分も爆発し続ける起爆札だらけの紙海「神の紙者の術」を準備して抗戦したが、イザナギによって破られ、刀で刺され致命傷を負う。しかし、その瞬間、止む事の無かった雨隠れの雨が止み、虹がかかったのを目にし、長門への感謝と共にナルトが希望の橋だとトビに告げ、最後の術を発動しようとしたが直前に妨害され、幻術によって弥彦と長門の遺体の所在を吐かされ命を落とす。彼女の死体は残っているが、術の特性や最後に裏切ったためか、穢土転生で蘇生されることはなかった。

アニメでは最後の術の詳細が明かされ、頭上に掲げた紙の輪で敵を挟み撃ちにした後に紙の輪を無数の紙手裏剣に変化させて一斉に攻撃をかけるという術であった。

使用術一覧
  • 忍具
    • 紙手裏剣
    • 神の紙者の術
  • 分身系
    • 紙分身の術
  • その他
    • 式紙の舞

うちはイタチ[編集]

イタチの万華鏡写輪眼

18→21歳。身長175→178cm。6月9日生まれ。血液型AB型。

木ノ葉隠れの抜け忍で、サスケの兄。黒髪に黒い眼の風貌。アニメでは、同じく暁に所属しているデイダラから「顔もイケてるし」と称されるほどで、弟サスケと良く似た風貌の美青年。なお、眼は写輪眼を常時使用しているため、その影響でいつもは赤く見える。うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。忍術、体術、幻術全てにおいて秀でており、大蛇丸は「私よりも強い」とカブトに語っており、それは大蛇丸がイタチの肉体を諦めて、暁から脱走せざるを得ない起因にもなっている。

かつての木ノ葉隠れ時代は、7歳でアカデミーを首席で卒業、8歳で写輪眼を開眼させ10歳で中忍に昇格し、その後まもなく暗部入りを果たすという異例の出世を遂げており、13歳の時には暗部の部隊長を務めていた。弟のサスケの事は大切に思っていたが、うちは一族のいびつとも言える結束を「己の器を制約する物」と忌み嫌っていた。ある日、うちはシスイの殺害容疑をかけられ、その数日後、サスケを除く一族全員を殺害、その後忍者学校から帰宅したサスケに自分を憎ませるような振る舞いをした後、「お前が万華鏡写輪眼を開眼すれば操る者は3人になる」と意味深な言葉を言い残し、立ち去る。

木の葉からの脱走後は暁に所属し、木ノ葉崩し直後の木ノ葉の里を鬼鮫と共にナルトを狙い訪れ、上忍の夕日紅やカカシらと交戦となるが、紅の幻術を事も無げに返しただけでなく、実力者であるカカシをも簡単にあしらい、防御不能の幻術「月読」でカカシを昏睡状態に追い込んだ。しかし、ガイが救援に現れた事で不利になると判断し、鬼鮫と共に一旦はその場を立ち去る。

ナルトが自来也と綱手の探索に旅立つと、自来也を催眠眼で操った女に逆ナンさせて引き離すと孤立したナルトの捕獲に動くが、自身の復讐とナルトの身を案じて駆けつけたサスケと交戦になり、サスケの千鳥を片手で止めてそのまま一方的に打ち据えると月読で戦闘不能に追い込み「(お前が弱いのは自分に対する)憎しみが足りないからだ」と復讐の念を煽るような言葉を残し、続く自来也との対戦ではまともに戦わず自来也が自信をもって繰り出した忍術を天照を使用して脱出している。この際に鬼鮫からはイタチなら逃げるまでもなかったのではないかと疑問をぶつけられたが、月読に続いて天照を使った為余裕がないといった趣旨の発言をしており、直後に写輪眼から普通の瞳に戻った。

第二部では一尾を外道魔像に封印する時間稼ぎに象転の術で身代わりとなった男性(サソリのスパイの由良)にチャクラを与えて操り、3割程度の力ながらカカシ、ナルト、サクラ、チヨバア達と互角に戦った。

木ノ葉が本格的に暁討伐を始める中、ついにうちはの聖地にてサスケと激突、サスケに万華鏡写輪眼の真実を話し、永遠の万華鏡写輪眼を得るためサスケの眼を奪うと宣言してサスケに挑みかかり、その戦いは熾烈を極め、ついに「月読」「天照」などの大技を使用、共にサスケに回避されるが、すでに病に冒され薬で無理矢理延命していた体は限界に達しており、「天照」の使用後は、戦闘中に何度も吐血しながらも、サスケの切り札の術である「麒麟」を「須佐能乎」で退け、サスケのチャクラ切れの隙を突いて「八岐の術」で再生した大蛇丸を、須佐能乎の能力「霊剣・十拳剣」で完全封印、身動きのとれなくなったサスケを追い詰めるが、眼を奪うことはせず、笑顔を見せながら「許せサスケ、これで最後だ」と言い遺し、サスケの眼に天照を仕込んだ後、遂に力尽きて、この世を去った。

一見したところでは、一族をまるで腕試しのように滅ぼし、犯罪組織「」のメンバーとして行動し実の弟さえ自分の為に利用しようとした冷酷にして残虐な男性にしか見えないが、後にこれは木ノ葉ひいては太平の世の為、そして何よりもサスケを守る為であった事が、トビによって明かされる。

うちは一族滅亡の真実は、実父であるフガクを始めとする一族が里に対して密かにクーデターを企てていた事にあり、自分達一族の為だけに木の葉で争いを起こそうとする父や一族の有様に、木の葉でのスパイを任されていたイタチは、木の葉とも密かに連絡を取り、二重スパイという役目を自ら引き受けた。イタチが行ったサスケを除く一族の全員抹殺も、誰よりも自分の故郷である木ノ葉の里の平和を願うイタチに与えられた木ノ葉上層部による極秘任務で、里からの粛清[2]でもあった。そしてそれは遂に決行され、イタチは里に潜入していたトビと取引をし、家族、友人、恋人など里にいたうちは一族の人間を全員殺害する。しかし、家族の中でも心から愛していた弟のサスケだけは殺せなかった。そして悲しみにくれるサスケに自分が一族を虐殺する映像を月読で見せると敢えて自分に復讐するように煽り立ち去る。その後三代目火影にサスケを里の上層部から守ってくれるように嘆願し、油断のならないダンゾウに対してはサスケに手を出せば自分の知りうる里の情報すべてを非同盟国に漏洩すると脅して里を抜け、木ノ葉を狙うトビの監視も兼ねて暁に入った。ただし、マダラを自称するトビを「本物のマダラ」だと思っており、トビの真の正体までは見抜けなかった。

トビによれば、彼が任務とはいえ一族の粛清を実行したのは、戦乱の時代に幼い頃より里の暗部として活動している中で、戦争の凄惨さを目の当たりにし、そのことがトラウマとなり何よりも戦争を恐れるようになってしまったせいだという。仮にうちは一族がクーデターを起こせば、成否に関わらずとそれをきっかけに忍世界の微妙なパワーバランスが崩壊し、木ノ葉の滅亡はおろか新たなる忍界大戦の引き金となる。それを危惧したイタチが自ら全ての罪を背負い込み、里への思いと平和への願いから汚名を被り一族滅亡への苦渋の決断をしたのだという。また、決行直前にダンゾウから「一族に与して全滅するか、里に与してサスケだけは生かすか」という選択肢を突きつけられていたことを後に明らかにしている。

サスケとの戦いもまた、全てが木ノ葉とサスケの為であり、表向きは犯罪者であり抜け忍である自分をサスケに討たせることでサスケをうちは一族と木ノ葉の里の英雄に仕立て上げるとともに、里の闇(木ノ葉創設前から続く、うちは一族と森の千手一族との確執が生んだ悲劇)を葬り去り、うちは一族の名誉を守る為であった。またこの戦いでサスケの「万華鏡写輪眼」の開眼、大蛇丸による「呪印」からの解放も狙っていた。その為病に伏し本来の能力を発揮できない状態でもサスケとの戦闘に挑み、サスケに自分を殺させようと企んでいた。しかし、「月読」や「天照」なども使用するが本来の力はなく、成長したサスケに防がれることは想定内だった。さらに、戦闘前に万華鏡のリスクを明かしておくことで、自分の死後、万華鏡を開眼したサスケが目を移植するように誘導してもいた。

イタチはサスケに真実を知られることを恐れ、マダラが自らのため弟を殺害し眼球を奪ったことや、私怨で木ノ葉とうちは一族を恨み九尾の襲来や自分のうちは一族虐殺に手を貸したことを告げ、遠まわしにマダラ(を名乗るトビ)への警戒を促す。それと共に、マダラと遭遇した時に備えて口封じのためサスケに天照を仕込む等、可能な限りの手を打ったが、その尽力も空しく、真実に秘めたイタチの悲壮な覚悟と、自らへの深い愛情を知ったサスケは、怒りに駆られ憎悪の目を里に向けることになってしまう。しかし、純粋なサスケが、自分の死後に誤った道に踏み込んでしまうこともまた予期していたようであり、サスケとの決戦前に単独でナルトに接触。彼のサスケへの変わらぬ友情に「絵空事」と評しながらも微笑みを浮かべた後、自らの術を使った「何か」(=うちはシスイの万華鏡写輪眼を持った口寄せのカラス)を彼に託した。このことから、この時点で既にサスケの憎しみを解くことはナルトに託していたようであり、非常に達観した態度だった。

彼の死後、万華鏡写輪眼は失明しつつあったサスケへ移植されるが、イタチ自身もまた、第四次忍界大戦でカブトの穢土転生によって長門と同様、二大戦力として蘇生され、カブトの目論みに利用される形で長門と共に行動していた所で、ナルトとキラービーの2人と接触、穢土転生で自身が蘇ってしまったことは完全な想定外ではあったものの、ナルトに託していたシスイの万華鏡写輪眼「別天神」に仕込んだ「木ノ葉を守れ」という命令の幻術で穢土転生を打ち消し(この口寄せ烏は、「イタチの写輪眼」をナルトが見ることで出現するよう組まれていた)、カブトの制御から逃れた。その後は長門を十拳剣により封印し、ナルトにサスケやトビのことを託し、自らは穢土転生を止めるべく、使用者であるカブトの元へ単身向かうが、その道中に弟であるサスケと再会し、穢土転生を解くために共闘、禁術であるイザナミを使い、カブトの精神を無限ループに幽閉することに成功する。その後、カブトを幻術にかけて穢土転生を解かせ、解放される間際に幻術をサスケに使い、一族全滅の全ての真実を伝えると、最後に「お前がこれからどうなろうと、おれはお前をずっと愛している」と本当の思いを告げて光と共に昇天した。

性格は常に冷静沈着で、第一部の設定で書かれた『闘の書』では「冷酷」「怜悧」となっていたが、第二部以降の『者の書』では「弟思い」「自己犠牲的」に変更されている。普段は礼節をわきまえた振る舞いをしており、鬼鮫が老紫をぞんざいに扱っている時はたしなめていた。穢土転生で復活させられ、シスイの万華鏡写輪眼で完全に束縛から解放された後は、本来の性格を素に現す様になっている。ナルトが長門の猛攻撃に焦っていた際には冷静さを保って分析する事を諭し、戦争を止めたいあまりにナルトが大事な事を見失って一人で無茶しようとしていた際には、力をつけた事で他人を忘れて自分のことばかりを考えていればマダラ(を名乗るトビ)と同じになってしまうことや、「火影になった者が皆から認められるのでは無く、皆から認められた者が火影になる」ことを教えた。また、自分が何でも一人でやろうとしてしまった結果、失敗してしまった事に後悔して、サスケの事をナルト達に任せる事を決意した姿勢には、その場にいたビーも、「ただ強いってだけの忍じゃない」と評していた。対立関係にあった木ノ葉暗部のダンゾウも、自分を犠牲にして里を守ったイタチを忍として高く評価しており、「イタチやうちは一族の犠牲を無駄にしている」とサスケに酷評してもいた。三代目火影のヒルゼンからも「7歳にしてまるで火影のような考えを持つ少年」と幼少の頃から一目を置いていた。木ノ葉や世論での評価はともかく、本来のイタチは間違いなく弟思いの穏健な性格で、忍としても模範的な人物であった。

写輪眼による金縛りや幻術返し、高い殺傷力を誇る万華鏡の瞳術を使いこなす他、それ以外の術のレベルも高く、幻術を得意とする。指一本で幻術を発動したり、そのまま効果を返したりするなども出来る。また、少年期から突出していた手裏剣術のキレは健在で、死角から長門の輪廻眼の共通視界を全て封じてしまうほど。性質変化においてはうちは一族が得意とする火遁系や水遁系を使用し、写輪眼でも追いきれないほどの印の速さなど、忍としてのあらゆる能力が最高水準に達している。

なお、イタチの里抜け年齢は13歳だが、第二期時点より10年前に暁を抜けた大蛇丸とコンビを組んでおり、計算上暁に所属したのが11歳頃となってしまう矛盾を持っている。

暁の中でも人気のあるキャラクターの1人でもある。

使用術一覧
  • 火遁
    • 豪火球の術
    • 鳳仙火の術
      • 鳳仙花爪紅
  • 水遁
    • 水牙弾
    • 水龍弾の術
  • 幻術
    • 魔幻・枷杭の術
    • 魔幻・鏡天地転
  • 口寄せの術
  • 写輪眼
    • 万華鏡写輪眼
      • 月読(※)
      • 天照(※)
      • 須佐能乎(霊器である十拳剣、八咫鏡を有している)(※)
        • 八坂ノ勾玉
    • 別天神(口寄せ烏に移植したシスイの眼を使用)
    • イザナミ
  • 分身系
    • 影分身の術
      • 分身大爆破
    • 烏分身の術
  • 封印術
    • 転写封印・天照(※)
    • 十拳剣(※)

※は万華鏡写輪眼の開眼時のみ使用可能

干柿鬼鮫[編集]

(ほしがき きさめ)

  • 声優 - 檀臣幸
  • 指輪:南 左手の薬指

29→32歳。身長195cm。3月18日生まれ。血液型AB型。

霧隠れの抜け忍。自身の里のある水の国の大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な忍。口調は丁寧だが、性格は冷酷極まりない。その凶悪な犯罪歴から「霧隠れの怪人」と呼ばれており、「霧の忍刀七人衆」の一人であった西瓜山河豚鬼を殺して奪った大刀「鮫肌」を所有する。本来の霧の忍刀七人衆から殺して鮫肌を奪っているので、厳密には正式な霧の忍刀七人衆とは言い難い。「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」こと桃地再不斬を「小僧」と呼んでいるが、詳しい関係は不明。名前の通りサメのような顔立ち[3]で、肌の色は青黒く、髪は藍色、小さい瞳はアニメでのアップ時に黄色で描かれる。暁のメンバーの中では、目的を語ることなく任務を遂行するタイプである。

チャクラを吸う愛刀の鮫肌を振るい、敵やそのチャクラを削り取る肉弾戦の他、自力で大量の水を発生させるほどの高位の水遁忍術を操る。また、「鮫肌」と融合し水遁を応用した水中戦も得意とする。「鮫肌」の能力と、相手のチャクラを自分のチャクラとして還元できる能力から、暁の中でも莫大なチャクラを持ち、白眼で経絡系を透視したネジの見立てでは、元の三割のチャクラでも普段のナルトに匹敵する程で、そのチャクラ量故に、霧隠れでは「尾のない尾獣」とも呼ばれる。

木ノ葉崩しの後、イタチと共にナルトに封印された九尾を狙って木ノ葉に潜入。この時遭遇したガイに強烈な蹴り技「木ノ葉剛力旋風」を見舞われ、ガイに対して因縁ができるが、後に本人からは忘れられていた。

第二部ではチャクラを与えた生贄を使い、ガイ、リーテンテンそしてネジと交戦。ガイ以外の3人を追い詰めるが、本気を出したガイによる禁術・朝孔雀によって2度目の敗北を喫する。イタチの命令でサスケを一人でアジトに向かわせ、残った水月らを足止めするが、ゼツに止められたため刀を納めた。暁に協力した「鷹」が八尾ことキラービーの捕獲に失敗すると、代わりに自らがビーとサブちゃんの元へ向かい交戦、鮫肌と融合し、自らが得意とする水中戦に持ち込み追い詰めるが、鮫肌がキラービーのチャクラを気に入った事で自身を裏切るという予想外の事態が発生し、更には雷影らにも見つかってしまい、最終的には雷影とキラービーの連携技である「絶牛雷犂熱刀」を受けて敗北、首をはねられて死亡したように見えたが、実際は白ゼツを身代わりにして生き延びており、自身は鮫肌の内部に潜んでいた。

その後、ビーにより鮫肌ごと雲隠れまで持ち帰られ、忍連合の情報を探るべくスパイ活動を行うが島亀の内部にて、九尾の力を我が物としたナルトの感知能力で鮫肌に同化していることを見抜かれ、集めた情報を持ち退散を試みるが、偶然遭遇したガイに(ほぼ勘違いで)蹴り飛ばされ、ビー達追手を振り払い逃亡を試みるも、ガイに追いつかれ3度目の戦いを行い、自身の高等忍術「水遁・大鮫弾の術」を放つが、更に本気を出したガイの禁術「昼虎」で破られ敗北、捕縛されアオバに情報を読み取られるが、肝心のトビの素顔に関する記憶を読まれる前に舌を噛んで精神侵入を撥ね退け拘束から自力で脱出し、イタチと出会ったばかりの時の過去を振り返りながら、口寄せした鮫に己自身を喰わせ、機密保持のため命を絶った。

情報が詰まった巻物には「開くと『水牢の術』と『口寄せの術』が発動し、1匹の鮫が巻物本体をマダラに届け、他はその追跡者を妨害する」というブービートラップが仕掛けており、ナルト達の足止めと忍連合の情報流出という役割を果たした。最期の瞬間には、かつてイタチと交わした「人間がロクでもないかどうかは死に際にわかる」という会話を想起し、「どうやら自分はロクでもない人間……でもなかったようですよ」と思い返していた。また、キラービーに懐いても鮫肌からはその死を悲しまれており、最後に仲間を守る為に自ら命を絶った自己犠牲的な姿勢を見せたことから、3度に渡って打ち負かしたガイからは「その名を一生覚えておく」と告げられた。

暁に入る以前は、情報が他国に漏れないようにするため、ボディガード兼仲間殺しを請けたりもしていた。また、鮫肌自体も他国に情報を流そうとしていた前任者・西瓜山河豚鬼を殺害して奪った物である。その時に当時、四代目水影・やぐらを操っていたトビと出会う。その経緯から、仲間を殺し続ける自分が一体何者であるのかと、どこか苦悩していたようで、彼の言う「理想の世界」に魅力を感じ、死に際にも「私もそこへ行ってみたかった…」と思いを馳せていた。暁の中で唯一真の目的である「月の目計画」の全容を理解し賛同していたメンバーであった。

なお、死体が残らなかったためか、戦死した暁メンバーでは小南と共に穢土転生で蘇生されていない。

使用術一覧
  • 水遁
    • 五食鮫
      • 千食鮫
    • 水鮫弾の術
      • 大鮫弾の術
    • 水牢の術
      • 水牢鮫踊りの術
    • 爆水衝波
      • 大爆水衝波
    • 水分身の術
  • 土遁
    • 土中潜航
  • 口寄せの術

デイダラ[編集]

19歳。身長166cm。5月5日生まれ。血液型AB型。

岩隠れの抜け忍で、暁のメンバーでは最年少である。里にいた当時はガリと同じ爆破部隊に所属していて、同時に粘土造形師として絶賛されていた。青い眼に長い金髪の風貌で、左眼は髪で隠れているがスコープがついている。一人称は「オイラ」だが、稀に「オレ」になることもある。語尾に「○○だ、…うん」と付けるのが癖。「芸術は爆発だ」や「儚く散りゆく一瞬の美」など、岡本太郎を意識したセリフが要所に見られ、「CO」最後の忍術も太陽の塔のような光を放ち爆発していった。

黒ツチや赤ツチからは「デイダラ兄」と呼ばれ慕われていたらしく、その彼や彼女の兄貴分的存在だった模様。ちなみに、土影であるオオノキの事は「俺の芸術をバカにしくさったじじい」として恨んでいる。

両手の平にある口で喰った粘土と自身のチャクラを混ぜて作った「起爆粘土」を用いる。なお、本人はこれを「爆遁」と称している。これにより様々な造形品を作り、粘土に混ぜるチャクラはC1からC4まで上げることができる。爆発の威力は混ぜたチャクラの種類や量で調整可能となっており、花火程度の爆発力から最大級で小さな集落も吹き飛ばせるほどの破壊力を持たせることができる。これらの能力は元から彼に備わっていた能力ではなく、彼が岩隠れ在籍時に伝わっていた物質にチャクラを練りこむ術という禁術であり、彼が更なる美の高みを追求するあまりにその禁術を渇望し、禁忌を犯してまで手に入れた能力である。その結果、追われる身となってしまい、その際に追手に放った起爆粘土に己の求めていた芸術を見出した後、抜け忍として暁に参加し、今に至る。

風影の我愛羅を連れ帰る際、戦闘で左腕を潰されるも、砂に混ぜた爆弾を爆破させ、我愛羅に勝利した。カカシ・ナルトとの戦闘では鳥型粘土に乗って上空から様子を伺っていたが、カカシの万華鏡写輪眼によって右腕を失う。さらにナルトの攻撃で地面へと落とされた。その直後にトラップで足止めを食っていたガイ班も到着したため、完全に追い詰められたと悟り自爆分身を陽動にして逃走し、ゼツと合流した。

かつてコンビを組んでいたサソリとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争うこともあった。ただしサソリに対しては同じ物造りとして尊敬しており、そのため「サソリの旦那」と呼ぶ。「弱点丸出しのあの造形は自信過剰」と言う発言から伺える様に、サソリ自身が人傀儡ということを知る人物でもある。サソリの死後は新入りのトビと行動を共にするが、トビの行動と言動が癪に触るらしく、彼に対し暴行を加えている。他に、トビの言動にキレて「堪忍袋が爆発するぜ」と言ったことがあるが、逆に「爆発袋」と言い返されて余計に激昂、ペイン(天道)から「それじゃトビの言うとおりだ」と窘められている。

理由は不明だが大蛇丸の暗殺も企んでおり、サスケに殺されたことを知って失望し、怒りを露にしたことからサスケを倒すことを決め、この時に右腕と左腕は既に角都に治されていた[4]

かつて暁にスカウトされた際、イタチに幻術を掛けられ、その時のイタチの姿に芸術を感じているが、本人はそれを認めたくないため、写輪眼を持つイタチら兄弟に敵対心(確執)を抱いていた。以降、不自由を強いられるにもかかわらず、写輪眼対策のため、爆破の対象を見つける目的を兼ねた魚眼レンズを備えているスコープで絶えず左目を覆うようになった。

その後、蛇を率いてイタチを捜していたサスケに遭遇し、交戦となり、C1、C2、C4を使用後、スコープで幻術を看破し、直接C4を食らわせて倒したかに見えたが、写輪眼で起爆粘土が土遁系統の術であり、故に雷遁系の術を受けると起爆しなくなる欠点を見破られた挙句、自身の芸術を一蹴されて逆上し、身体に起爆粘土を取り込むことで自らを強力な爆弾「CO」に変え、サスケと心中を図る。しかし、サスケはマンダを口寄せしての間接的な時空間忍術で逃げてしまい、結局、自分だけが大爆発と言う名の「究極の芸術」となって死亡する。なお、彼が死亡したことに対して、ペインは「惜しかった」と述べている。

その後、カブトの穢土転生によって蘇生される。そしてナルトを捕獲するためにカブトと共に行動する。カブトには大蛇丸が使用していた札とは少し違うものを使われている(動きを制限されている)ため、完全には縛られておらず、むしろカブトに対しては更なる芸術を求めるチャンスを与えてくれたため感謝している。その直後には三代目土影・オオノキと交戦してC4を使おうとするが、塵遁が発動される際にカブトに連れ戻されてしまった。その後はオオノキとの会話で「うちはサスケは殺ったはずだ」と発言したことから、サスケの生存は蘇生後も知らされなかった模様。

第四次忍界大戦では偵察部隊に振り分けられ、カンクロウ率いる奇襲部隊と交戦、サイにシンを爆弾としてしか扱ってないような発言をし、絵の芸術性についてまでも批判、攻撃をしようとするが、サイが激怒し、超獣偽画で風神雷神を出しサソリと共に吹き飛ばされ、カンクロウのクロアリに閉じ込められ、再度COでの自爆を試みるもオモイに雷遁を帯びた刀で刺されて爆破を無効化され、身動きが取れなくなった(疾風伝では、この拘束中に黒ツチからサスケの生存を聞いて激怒し、連合に潜入した白ゼツの協力で一度は脱走したが、サスケへの執着を利用した黒ツチの作戦にはまり、再び拘束された)。その後はカンクロウを罵りつつ脱出を試みていたが、穢土転生が止められたことでこの世から去ることになった。

疾風伝の特別編「力-chikara-」において、カブトが試作として開発したクローン体としてのデイダラも登場した。

暁の中でも人気のあるキャラクターの1人であり、第6回人気投票では主人公のナルトを抑えて3位、第7回では6位を記録している。

使用術一覧
  • 忍具
    • 起爆粘土
      • 巨大鳥型(鳥型は今まで多種類登場)、蜘蛛型、雀型、百足型、燕型、魚型、蛇型、鰈型(アニメ)、蝶型(アニメ)、海月型
      • C1入り団子虫型(ポップアート、スーパーフラット)
      • C2入り竜型
      • C3入り十八番(オハコ)
      • C4(カルラ)
      • CO
  • 土遁
    • 土竜隠れの術
  • 分身系
    • 粘土分身
      • 自爆分身

サソリ[編集]

35歳。身長164cm。11月8日生まれ(作者の岸本斉史と同じ)。血液型AB型。

砂隠れの抜け忍で、砂隠れ所属当時は傀儡部隊の天才造形師と謳われ、「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。毒物にも造詣が深く、デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者(コミックス収録分では修正され「…多分な」が付け加えられている)。普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。カンクロウの所有している3つの傀儡人形『烏』『黒蟻』『山椒魚』を作ったのは彼である。自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を思わせるサソリのラベルが付けられている。人間を傀儡に作り変えた人傀儡を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしている。その中には歴代風影最強を誇る三代目風影も含まれ、人数は、チヨとサクラを殺せばちょうど300人になるほどだった。また、実年齢は35歳だが、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、赤髪に茶色の瞳の風貌である。永遠に歳を取ることはない。

性格は時間にうるさく、人を待つのも待たせるのも嫌い。やや偉そうな口調で喋るが切れ者で洞察力も高い。砂隠れや音隠れにスパイを放っており、時期がくればスパイ達に自分の部下としての記憶を呼び覚ませる術を使う。「永く後々まで残ってゆく永久の美」を芸術とし、朽ちることの無い傀儡が、後世の操演者に魂として受け継がれることを望んでいた。

幼少時には父親と母親を「木ノ葉の白い牙」ことはたけサクモに殺されており、肉親の温もりを欲していた。天才と呼ばれた彼が何故里を抜け、暁に所属することになったかは定かではないが、幼少期のトラウマによる心の闇と砂隠れの悪しき風習が彼の人格形成に影響した描写がなされている。また、疾風伝では親友を傀儡化および人傀儡の実験に利用した過去が明かされている。

両肩には飛行と殺傷を兼ねたプロペラのような羽と、腹部には毒が染み込み先端が尖ったロープがある。また、背中にある巻物を使用することで、両手の穴からは炎を(アニメでは岩を切る水も)放ち、そして口寄せで巻物から召喚した百体以上の傀儡を胸の穴から放出したチャクラの糸で同時に操ることができる。この能力により「国を一つ落としたことがある」と発言している[5]。また人傀儡の姿で戦ったのは自身が暁に参入する際にあったイザコザ以来と発言している。

過去には大蛇丸とコンビを組んでいた。過去の両者の関係は明らかではないが、サソリは脱退した大蛇丸のことを不快に思っていて常々自らの手で始末したいと企んでいた。大蛇丸のもとにスパイとして薬師カブトを放っていた、大蛇丸の元へ帰還させる際には研究データと穢土転生について調べさせるように命じており、ヤマトの変装がカブトにばれたのも穢土転生について触れていなかったのが原因だと思われる。また、大蛇丸の後にコンビを組んでいたデイダラとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争うこともあった。なお、かつてイタチがデイダラを暁に勧誘した時にはそのイタチと同行していた。

チヨバア&サクラとの戦いでは、ヒルコ、三代目風影、本体の順に傀儡合戦を繰り広げたが、チヨバア、及び自らが作った両親を模した傀儡に対する肉親の感情が一瞬攻撃の手を鈍らせたことにより、最後は自分の両親の傀儡に、自分の左胸に唯一残していた生身のパーツを攻撃され、自らを「傀儡になれなかった人間」と自嘲し、草隠れの里にある天地橋でスパイ(カブト)と会う情報を「無駄なこと」と前置きしつつ褒美として言い残し、死亡した。

皮肉なことに、その最後の姿こそが、肉親のぬくもりを求めていた彼が憧れていた両親に抱かれる彼の姿そのもので、敗れこそしたものの、紛れも無い実力者であり、「者の書」のステータスを見ると、彼のステータスは暁の中でイタチの次に高く、サクラが事前に彼の毒に対する解毒剤を調合できていたことや傀儡の戦闘スタイルをチヨが知っていたことが敗因となった。なお、この人傀儡は後にカンクロウの手に渡り、五影会談以後の戦闘で活躍している。

その後、カブトの穢土転生によって蘇生され、第四次忍界大戦では偵察部隊に振り分けられ、カンクロウ率いる奇襲部隊と交戦する。しかし、蘇生された肉体は生身であったこと、自前の人形までは口寄せされなかったことからその真価を発揮できず、事前に捕えていたカブト捜索隊の3人やシンを傀儡として操っていたが、シンへの扱いに激怒したサイの超獣偽画によって出現した風神雷神によってデイダラと共に吹き飛ばされ、カンクロウのクロアリで捕縛される。その後、カンクロウに諭されたことで自分の芸術への信念を思い出し、カンクロウに父と母の傀儡を譲ること、それを後世に受け継がせることを約束させ、昇天した。

暁の中でも人気のあるキャラクターの1人でもある。

使用術一覧
  • 忍具
    • 傀儡の術
      • 千手操武
      • 赤秘技・百機の操演
      • 操演・人身冴功
  • 分身系
    • 砂分身
  • 磁遁(三代目風影の傀儡人形使用時)
    • 砂鉄時雨
    • 砂鉄結襲
    • 砂鉄界法
  • その他
    • 潜脳操砂の術

ゼツ[編集]

身長177cm。血液型B型。

黄色い眼と緑の髪の風貌で身体を巨大なハエトリグサの様なもので包まれているという、非常に人間離れした外見をしている。捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男性の死体を食べて処理するという場面が見られた。能力は人を食べ力を吸収していくというもの。地面や木などに身を潜めることができ、敵の監視役や仲間が捕らえた人柱力の回収、戦いの様子を記録する役目を務め、メンバー内ではサポート活動を中心としている。暁は本来2人1組で任務を遂行するが、ゼツのみ単独で行動している。また、暁のメンバーの中では最古参の存在で、トビ(うちはオビト)との付き合いも最も長い。それ故に、トビが世界に絶望して「月の眼計画」を実行に移そうとする理由についてもよく知っているといえる。

その正体は、生前のうちはマダラが外道魔像と千手柱間の細胞を遣って造り出した人造生命体(実質的なクローン)であり、「ゼツ」というのも個人の名前をさすわけではない。草隠れの抜け忍[6]であるというのは、正体を隠す為の偽りといえる。暁に所属するゼツは、2人のゼツが合わさった状態であり、左半身と右半身とでは肌の色が異なり、互いに異なる人格を持っている。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。また、左右の人格と体を分離することもでき、木遁の術を扱える初代火影・柱間の細胞を持ったヤマトを利用すれば、更なる強化が可能である。

第一部では終末の谷でのナルトとサスケの戦いを密かに見ていた[7]。その際に「面白くなってきた」というセリフのみを言っていた。第二部ではサスケとイタチの戦いを見ており、その時に登場した大蛇丸を「口からゲロゲロとキモイやつ」と、自分の事を棚に上げた表現をした。また、五影会談の時はトビやサスケらと共に行動していた。

白ゼツ
暁のメンバーとして所属するゼツの左半身にあたる存在で、優しげでやや子供っぽくまともな喋り方をするがそれ故に、ナルトに「トゲトゲのアロエヤロー」と評された際には、素直に激怒している。
本物のうちはマダラの手で生み出され、数あるゼツの中でも、オビトとの付き合いは長い。そのため、オビトがかつての第三次忍界大戦で瀕死の重症を負い、密かにマダラに助けられていた際には、グルグルと共に、オビトのリハビリに協力していた。
五影会談の最中に突如として乱入してその場を騒然とさせ、サスケが近くに居ることをちらつかせたが、激昂した雷影に首を折られてしまった(黒ゼツは無事)。その後は胞子の術を発動して、その場にいたほぼ全員に取り付いて五影らを混乱させ、サスケにはチャクラの補充を行った。
第四次忍界大戦時は、オビトにサスケの監視を命令されていたが、永遠の万華鏡写輪眼を得たサスケに、実験体にされるも同然の形で、須佐能乎により倒され、絶命した。
黒ゼツによりその正体が、無限月読の餌食となった者たちの成れの果てであることが判明した。
黒ゼツ
暁のメンバーとして所属するゼツの右半身にあたる存在で、白ゼツとは対照的に厳格でカタコトを喋る。オビトがマダラの代理として活動するに当たり、劣化してはいるがマダラの記憶や人格をコピーされている。子供っぽく、感情的にもなりやすい白ゼツの宥め役にもなっていた。
第四次忍界大戦時は、オビトの命令を受けて、人柱力を出させるための忍連合側への人質にすべく、避難している各国大名の拉致を画策するが、五代目水影・メイ率いる護衛部隊に阻止され、そのまま彼女の足止め役を任される。その後、ナルトの分身体が駆けつけてきた後は、双刀ヒラメカレイの力を全開にさせた長十郎によって上半身と下半身を両断されてしまい、身動きが取れなくなってしまった。しかし、実際は切断された下半身の部分を地中に潜り込ませて離脱しており、マダラの指示で地中に潜み待機していた。そしてオビトが敗北したときを狙って彼に取りつき、彼に「輪廻天生の術」を使わせマダラを完全に蘇生させ、オビトからの輪廻眼回収を阻むカカシとミナトと交戦する。その最中、「陽」の九喇嘛を抜かれて瀕死となったナルトの命を救うためにミナトによってナルトへ移されようとしていた「陰」の九喇嘛を奪った。そしてオビトから離れてマダラの元へ移動しようとしたが、オビトによって引き戻されて、神威の時空間で「陰」の九喇嘛はオビトによって一尾と八尾のチャクラの一部と共にナルトの中に入った。その後、カカシの左目の写輪眼を奪って神威の時空間に侵入してきたマダラが輪廻眼を取り戻した事で、オビトの体を完全に乗っ取った。しかしマダラが無限月読を発動させた後、マダラの体を背後から左手で貫き、自分の意思はマダラの意思ではなくカグヤの意思だと告げて、マダラを触媒にしてカグヤを復活させる最中にオビトの体から離れて、復活したカグヤの元へ戻った。
グルグル
かつての第三次忍界大戦時に、白ゼツと同様、マダラ自らの手で生み出された存在で、ねじれ模様に一つの穴の開いた特徴的な顔が特徴。グルグルという名前は、オビトがつけたあだ名で、オビトがトビとして登場した初期時に被っていた仮面も、グルグルの顔を模したデザインとなっている。
見た目と裏腹に、白ゼツ以上に無邪気で、ボキャブラリーにも富んでおり、性格や口調はオビトがトビを演じていた時のものに近く、重傷を負って運び込まれたオビトを、白ゼツと共に漫才的なやり取りをしてはからかっているが、オビトのリハビリに進んで協力する等、根は優しく、彼がリハビリによって自力で立てる様になった際には、無邪気に喜びを表現していた。
まだ完全に回復していないオビトが、危機に陥ったカカシとリンの元へ向かおうとした際には、自らの身体を彼にまとわせる形で協力した。その後、オビトがマダラを名乗って活動し始めてからも彼の正体を隠すために彼に自身をまとわせていた。
第四次忍界大戦時ではマダラの完全復活後に柱間の木遁・真数千手と共に戦場に突如出現し、連合軍の忍達と交戦している。この時はヤマトにグルグルが纏わりついていたが、マダラが無限月読を発動させた後にヤマトの体から離れた。
白ゼツ(量産型)
来る戦争の為、トビにより7体の尾獣のチャクラを使って量産された10万体の白ゼツ。疾風伝では地面の毒素を吸収し有毒ガスを吐いた。第四次忍界大戦には大半が主戦力として忍連合軍と交戦、この戦闘で「胞子の術」を使用して奪ったチャクラを用いて連合の忍達に化け、潜入や闇討ちを行うが、ネジに化けた1体がサクラ暗殺に失敗し、逆に術の仕組みと目論みを連合に察知され、更に身体を調べられた結果、その正体が、初代火影・柱間の細胞を用いて生み出された彼のクローン体で「木遁の力で動く植物」であることが発覚し、木遁を活性化させる九尾のチャクラによる攻撃を受けると、元の木に戻ってしまうというこの事実に加え、九尾チャクラを身に付けた上で参戦したナルトの影分身達に擬態を看破され、次々に駆逐されていく。その後、オリジナルの白ゼツがサスケに殺されて、異変を感知し、現れた量産型十数体も、次々と倒されて戦争の状況を幻術で吐かされた挙句、首を吹き飛ばれて死亡している。
また、サスケの監視用にも6体が付けられていたが、復活した大蛇丸に捕獲され、うち4体が歴代火影を穢土転生させるための生贄に、1体が【屍鬼封尽・解】の代償で肉体を捨てることになった大蛇丸の依代に、最後の1体は重吾に吸収されるという形で利用された。
この他にもマダラの完全復活後にも1体出現し、オビトが隠していたマダラの輪廻眼(右目)をマダラに手渡している。
使用術一覧
  • 蜉蝣
  • 胞子の術
  • 成り代わりの術

飛段[編集]

(ひだん)

22歳。身長177cm。4月2日生まれ。血液型B型。

湯隠れの抜け忍。赤紫(ピンク)の眼に髪は銀髪でオールバック。言葉の節々に伸ばし言葉を使うのが特徴。本人曰く、攻撃は暁で最も下手で遅いとのことだが、猿飛アスマやはたけカカシと対等以上に渡り合うほどの実力を持つため、事実では純粋な接近戦ではシカマルの不意打ち以外では傷一つ負わなかった。

汝、隣人を殺戮せよ」を教義とし、殺戮をモットーとした新興宗教ジャシン教を信仰しており、その教義に沿って戦闘前や戦闘が決着した後も儀式のために時間を割く程の熱狂的な信奉者である。同じく暁メンバーの角都とツーマンセルを組みながら二尾の人柱力・ユギトや、元“守護忍十二士”の忍僧である地陸、木ノ葉隠れの上忍・アスマを圧倒した。

彼の使う呪術・死司憑血はある条件下で自らが受けた傷を特定の相手にも与えるという能力を持つ。

  1. 陣図(円形の中に三角形)を自分の血で足元に描き、その中に留まること
  2. 対象者の血液を摂取すること

によって能力が発動する。条件を満たすと同時に、身体に骸骨の様な奇妙な紋様が浮き出た状態になる。この条件を満たし、自分または第三者の攻撃を受けると、受けた影響を対象者にももたらす。この効果が発動した状態で己の急所を攻撃すれば相手の急所も破壊されたことになり、確実に相手を殺すことが出来る。ただし陣図から出てしまうとリンクしなくなり自身にしかダメージを受けないが、陣図の中に戻れば効果は再び発動される。なお、「死司憑血」の術は忍者ではなく宗教が生み出したものであるため、正確には忍術と言えるかどうかは不明だが、「者の書」では忍術・秘伝として扱われている。

また、もう一つの能力として不死身の肉体を持つ。この能力はジャシン教の儀式、すなわち人体実験を繰り返した結果得たものであり、飛段は初の成功体である。 どんなに出血しても、心臓を刺されても、首を落とされても、バラバラにされても存命できるが、作者曰く栄養を取らないと死ぬとのこと(腐りもする)。アスマらとの戦闘中に首を落とされたが、角都に縫い合わせてもらった。ただ、この「不死身の体」は「者の書」を読む限りでは「殺戮によって持続する」とあり、「死司憑血」で人を殺めることがその条件と思われる。

3刃の大を武器として扱う。この武器は前述された能力の発動条件を満たすことを念頭に置き、相手に当てることで大なり小なりの外傷を与えることが目的に作られている。ちなみに能力が発動した状態で自分自身を傷つける際はこの武器ではなく、鋭い槍状に伸びる黒色の凶器(持ち歩くときは縮んでおり、2本所持している)を体を貫通させる勢いで自身の体に突き刺す。

トビが入る以前は、暁の中で一番新入りだった。元は前述の通り湯隠れの里の忍だったのだが、元来が好戦的な性格だった飛段は里の平和主義に苛立ちを覚え、遂に里自体に牙を剥いた。そこに目を付けた新興宗教「ジャシン教」によって勧誘され、信者の一人となる。以来ジャシン教に傾倒し、「無神論者どもにジャシン教の存在を知らしめる=殺戮を肯定する世界を作り上げる」という自分の目的達成のために暁に所属しており、完全に忠誠を誓っているわけではない。ペインを「クソリーダー」や、先輩であるデイダラのことをバカにして「デイダラちゃん」や「弱輩者」と呼ぶなど、集団の序列から少し外れている印象を受ける。角都からはバカ扱いされ、言い争いが絶えないが、戦闘においては暁のツーマンセルでは珍しく連携技を用いたり、攻撃を受けた角都を心配する等、関係はそこそこ良好な様子。鬼鮫は後に二人のことを「ゾンビコンビ」と呼んでいる。

再編成されたアスマ班に見つかり交戦するが、角都との連携を封じる目的でシカマルに角都から引き離され、何重にも張り巡らした策により胴体を爆破され、仕込んだ穴の底ではバラバラ死体と同じ状態になりながらも生存し、生命力の強さを誇示すると同時にシカマルに対し最後まで敵意を剥き出しにしていたが、その後は生き埋めにされた。

不死身であるため穢土転生での蘇生はできず、第四次忍界大戦において穢土転生で蘇生することはなかったが、後に疾風伝の特別編「力-chikara-」にて、カブトが試作として開発したクローン体として復活する。同じくクローンとして蘇ったデイダラと共に自我を有した戦力として使われるが、最後は素体になっていたクローン蛇が寿命を迎えたことで肉体が崩壊した。

特異な能力と術だが、シカマルにちょっとした言動からその能力の仕組みを推測され、ペインの命令により一度撤退したことで対応手段を執る時間を与えてしまったことが敗因となった。ちなみに、忍でありながら「呪術・死司憑血」以外の他の術を作中では使用しなかったが、単純に使わなかったのか、元から他の忍術を持っていなかったのかは不明。

使用術:呪術・死司憑血

角都[編集]

(かくず)

91歳。身長185cm。8月15日生まれ。血液型A型

滝隠れの抜け忍。白目の部分は赤く、瞳の色は黄緑。普段は頭巾を被り口元はマスクで覆っているのが特徴。普段は冷静沈着だが、トラブルが起こると殺意が湧き仲間であっても容赦なく殺害するキレ癖があるなど、荒っぽい一面も持ち合わせている。そのため過去にコンビを組んだ者はいずれも死亡しており、またナルトたちと交戦した際には、人柱力のナルトは生け捕りにしなくてはならないのにも関らず心臓を奪おうとした。

パートナーの飛段と同様、相当の実力者である。戦闘時には飛段に油断しないよう常に忠告している。「信じられるのは金だけだ」と豪語するほど金銭に対する執着心が極めて強く、その性分なのか本人曰く「暁のサイフ役」を担当しており、人柱力捜索の傍ら賞金首を仕留めては換金所に赴いて資金を調達している。また、質屋を経営している帳簿係の部下がいる模様。尚、ペインに対しては極めて従順で、たとえ賞金首を前にしてもペインの命令があればそちらを優先する。飛段とは価値観の相違はあるものの戦闘時には暁には珍しく協力的である。コンビを組んで行動している理由として、不死身である飛段は殺せないからと発言している。戦闘における飛段とのコンビネーション技はお互いの類まれな不死身の能力を生かし、ほぼ死角がなく相性がよく、事実、戦闘において追い詰められ窮地に陥っても決して敗れることはなかった。また、角都と飛段のコンビもデイダラとトビのコンビ同様、冗談交じりの会話を楽しんでいる。アニメでは、アスマ班との戦いの終結後に密かに飛段の額当てを拾っていたりと割と面倒見は良い一面もある。

初代火影と対戦した理由は、滝隠れの精鋭として火影を暗殺する任務を請け負っていたためだが、任務に失敗し、里から汚名と重罰を受ける。これに憎悪を抱き、滝隠れの里に伝わる禁術地怨虞で次々と上役の心臓を奪った。地怨虞の能力により、体の一部を切り離し黒い繊維状の触手で操ることができ、逆に切り離された体を繋げることもできる。この能力で飛段の切断された首とデイダラのちぎれた両腕を縫い合わせた。他にその繊維で敵を縛り上げたり、心臓を奪ったりすることも可能。より強い忍の心臓を生きたまま抜き取って経絡系やチャクラの性質ごとに移植し、それらを背中に宿している仮面の化け物4体として分身のように操り、自身と合わせて5種類の性質変化全てを操ることができるほか、己のを含め5つの心臓を補充することができ、1つでも残っていれば補充が効くため、心臓を補充し続ければ寿命をいくらでも伸ばせる。木ノ葉の初代火影と対戦したこともあるため、91歳の高齢であることが分かる。ちなみにこれは、登場時点で生存していてなおかつ年齢が判明している登場人物中で最高齢である。

飛段と組んでユギトを捕獲した後、火の国に出向いて寺を襲撃、地陸を仕留めて死体を換金所に運び、出て来た時には不意打ちを食わせて飛段を援護した。その後は「手を出すな」と言われたために観戦に徹していたが、飛段が首を刎ねられてしまったことをきっかけに参戦、相方の首を元通りに繋げ直し、自身はコテツとイズモを相手に優勢を保つ。その後、アスマ達を回収して撤退を試みるライドウ達を追撃するが、三尾封印のためペインの招集がかかり、飛段共々一時撤退する。その後、再編成されたアスマ班に捕捉されて交戦、シカマルの「影真似手裏剣の術」で拘束されるも切り離した腕で手裏剣を引き抜いて脱出し、続くチョウジの攻撃は硬化で凌いだが、カカシの写輪眼でその術が土遁だと見切られて雷切を喰らい、一旦は倒れるも化け物(水遁)が身代りになり生き残ると、残りの化け物を出現させて反撃に転じ、アスマ班を満身創痍まで追い詰めるも、綱手により派遣された第七班の増援部隊に妨害され、最後は援軍で現れたナルトの「風遁・螺旋手裏剣」を、一度は受けなかったものの奇策に欺かれ、二発目の直撃を受けて致命傷を負い、最後は死亡確認のために近寄ってきたカカシに世代の変化を告げられて雷切で止めを刺された。彼の遺体は木ノ葉に運ばれ、検死の結果、螺旋手裏剣により全身の細胞の経絡系が全て損傷していたことが語られている。

第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生され、日向ヒザシ、加藤ダン、猿飛アスマと共に戦闘に参加する。その後、岩に下半身を押し潰され戦闘不能となり、イタチによって穢土転生が止められたことでこの世から去ることになった。ちなみに、雲隠れの金角・銀角と面識があるような発言をしていたが、特に掘り下げられることはなかった。

接近戦においては、自身の土遁の術で体を硬化させ防御することができる。これにより敵の物理攻撃は、雷遁を帯びたもの以外全く受け付けない。使用する術の名称は、機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツの名称にちなんでいる。

使用術一覧
  • 土遁
    • 土矛
  • 風遁
    • 圧害
  • 雷遁
    • 偽暗
  • 火遁
    • 頭刻苦
  • 水遁
    • 水分身の術(アニメで使用)
  • その他
    • 地怨虞

トビ / うちはオビト[編集]

トビ(オビト)の万華鏡写輪眼

13歳(波風ミナト班時代)→31歳。身長175cm。2月10日生まれ。血液型O型。

死亡したサソリの代わりに補充されたメンバー。頭髪は黒髪で右目付近の穴を中心に捻れ模様の施された仮面を被っている。ツーマンセルのパートナーであるデイダラを『先輩』と呼んではいるものの、本心から敬意は込めていない模様で、デイダラのやられっぷりを冗談交じりに皮肉ったり調子のいいことを言ってはデイダラの癪に触れたりと、腰は低いようでいてふてぶてしく、飛段とは違う意味で序列に囚われない性格。

しかしその性格は偽りであり、実際は暁の真のボスとも言える存在。当初は「トビ」、イタチの死後は「うちはマダラ」を名乗っていたが、その理由は後述にもある本物のマダラの復活までの代行者として名乗っていたためであり、真の正体はかつて四代目火影・波風ミナトの班でカカシとチームメイトだった木ノ葉の忍、うちはオビトである。

第三次忍界大戦において殉職したことになっていたが、実際は地下で生きながらえていたマダラに助けられ、岩に潰され欠損していた右半身には千手柱間の細胞で造られた人造体を移植される形で、辛うじて生き延びていた。この礼としてマダラに計画への協力を要求されるもそれを断り、仲間のもとへ生還すべく長い間リハビリに励んでいた。しかしそんな時、ゼツによってカカシとリンが霧隠れの暗部によって危機に陥っている事実を聞かされ、グルグルの頭をしたゼツの身体を全身にまとう形で洞窟から脱出、必死になってカカシ達の元へ向かうが、そこで目撃したのは、カカシがリンの命を奪う瞬間であり、リンを失った悲しみと怒り、絶望に心を支配されたことで、自分の存在に気付いていないカカシと同時に万華鏡写輪眼を開眼、その瞳力と木遁の力を暴走させて暗部達を皆殺しにした後、「リン(とカカシ)が存在する世界を創る」べく、マダラの計画に乗る事を決意する。マダラからうちは一族の禁術や六道の術、陰陽遁の術を教わると、彼の復活までの間、「うちはマダラ」として「月の眼計画」実現のために暗躍を開始する。その手始めに弥彦、長門、小南に接触し「暁」を設立させ、弥彦の死後は「暁」を戦闘集団へと作り替えていった。疾風伝では、オビトの回想にて長門が覚醒するまでのエピソードが描かれており、長門の覚醒に不要な旧暁のメンバーを皆殺しにしている。

16年前のナルトの誕生日には、密かに木ノ葉の里へ帰還、リンの墓に語るカカシの言葉から、かつての師であるミナトの子が生まれることを知り、出産の行われた洞窟を襲撃し、ヒルゼンの妻であるビワコと暗部のタジを殺害、人柱力としての力が弱まっていたうずまきクシナに封印されていた九尾を強制的に開放し、写輪眼で半ば強引に九尾を従わせて、本物のマダラが望んでいた木ノ葉への復讐を実行に移す。しかし、四代目火影・ミナトの屍鬼封尽や、三代目火影を始めとする木ノ葉の忍達の総力によって、計画は頓挫で終わり撤退するも、邪魔な存在となり得る四代目火影夫妻の抹殺には成功した。

それから数年後、うちは一族の秘密の碑石について調べていた最中、うちは一族がクーデターを目論んでいるのを知り、その隙を突いて再びマダラの木ノ葉への復讐を実行に移そうとしていたが、自身の存在に気付いていた木ノ葉とうちはの二重スパイであるうちはイタチから、「うちは一族への復讐に協力する。代わりに里とサスケには手を出すな」との取引を持ちかけられてこれを呑み、うちは一族をサスケを残して全滅させた。また、彼は殺害したうちは一族の人間達から写輪眼を回収していたらしく、アジトには大量の写輪眼が培養液の中で保管されていた。

このように、当初は表に出ず、「暁」は長門や小南に任せ、霧隠れの里長である四代目水影・やぐらを幻術で操り里を支配するなど秘密裏に行動していたが、サソリの死亡に伴い補充要員として「トビ」を名乗り表舞台に現れる。そしてコンビを組んでいたデイダラの死後、イタチとの戦いに勝利し、満身創痍になっていたサスケに接触、彼を介抱し、名を騙っていたマダラの過去と、イタチの自らの起こしたうちは一族の虐殺の真相、イタチが語った「木ノ葉に襲来した九尾をマダラが口寄せした」という話はサスケを自分から遠ざける為の嘘である旨をサスケに語り、言葉巧みにサスケを誘導して、彼が木ノ葉への復讐心を抱くよう仕向け、以降は自身に協力する決意をしたサスケに八尾を捕獲するよう命令し、「もし失敗した時、また裏切った時にはサスケを殺す」としていたが、サスケが八尾の捕獲に失敗しても、まだ利用価値があった為か殺害まではせず、五影会談に合わせて「月の眼計画」をサスケに示した。

五影会談に際し、サスケらの乱入による混乱に乗じて五影の前に「うちはマダラ」として姿を表し、自らの「月の眼計画」を公表、彼らに自身への協力を要求するも、当然全員から反対された事で、「第四次忍界大戦」の開戦を宣言し、サスケと香燐を回収し、逃亡した。その後、五影会談から逃亡したダンゾウの前に現れ、サスケの復讐の御膳立てをするが、復讐が済んだ後にかつてのサスケの同僚達が現れたため、ナルトとの決戦を決意したサスケを連れて撤退する。拠点に戻ってすぐにイタチの万華鏡写輪眼をサスケに移植するが、そのすぐ後に本拠の近くにカブトが現れ、協定を持ちかけられるも拒絶する。しかし、直後にカブトが穢土転生された本物のマダラを握っていることを知り、協定締結を余儀なくされる。

その後、長門の輪廻眼を回収するために雨隠れの里に赴き、それを防ごうとする小南と対峙、大量の起爆札を用いた小南の戦術によって危機に陥るも、左眼の写輪眼で禁術イザナギを使い勝利し、新たに長門の遺体から回収した輪廻眼を左眼に移植、その際に面も新調して輪廻眼に写輪眼の意匠を加えた新しいものを被っている(フルフェイスタイプのヘルメットに近く、本人曰く「戦闘用で頑丈」)。その後はかつて本物のマダラの武器の一つだった「うちは(団扇)」を携え[8]、戦争に向けて動き出す。第四次忍界大戦開戦後、ナルトとビーが戦場に現れた際は外道魔像を用いて金角と銀角が封じられた二つの宝具を奪取、その後は夜明けと共に、尾獣を抜き取って殺害した上でカブトが穢土転生させた二尾から七尾の人柱力を、それぞれの体を器に再度尾獣を封じた上で自分と同じ眼を与えて作った新たなペイン六道を従え、行動を開始する。

九尾チャクラをコントロールする修業を終え、戦争に参戦したナルトとビーに遭遇して交戦する最中、一足早く駆けつけてきたカカシ、ガイとも交戦、ナルト達と激戦を繰り広げる中で、ナルトが九尾と心を通わし、更に人柱力六道を全て止めたことに一度は気圧されるが、すぐさま気を取り直す。その後、不完全でも十尾を復活させるべく、金角と銀角を封じた二つの宝具を口寄せし、同時に口寄せしていた外道魔像に取り込ませ、封印した七体の尾獣、サスケが掴まされて運んできた八尾のタコ足一本分のチャクラ、金角と銀角の持つ九尾のチャクラを使って十尾を覚醒させる。しかし、その中でカカシに「すり抜ける」術の正体と対処法を見破られ、外道魔像を護りつつ戦う中、遂に螺旋丸で面を砕かれ、対峙していたナルトとキラービー、カカシ、ガイに自らの正体を知られることになった。その後マダラの参戦に加え十尾の復活を果たし、尾獣玉や木遁の力でナルト達や駆けつけた連合軍を圧倒し、ネジの死に動揺するナルトに現実の非情さと説き引き込もうとしたが、逆にネジの意思を背負ったナルト達によって十尾から引き離される。戦闘の最中、十尾を神威で飛ばそうとしたカカシを阻止し、彼と共に時空間へ移動。自分がリンの死の真相を知っていることを話し、戦争を起こした理由を明かす。カカシが自分やリンのことを守れなかったことを悔やんでいることから彼を幻術の世界へ誘うも、かつての自分の意思を守ることを決めたカカシから拒絶され、彼との戦闘の末、雷切で胸を貫かれ致命傷を負う。虫の息で戦場に戻るも、その様子を見たマダラから見限られ、あらかじめ植え付けられていたマダラの意思により体を操られ、輪廻転生をとり行わせられるもその支配を振り切り、十尾の人柱力となる術を行う。その際に髪が白く変色した。そこで自分が死に追いやった師・ミナトによって左肩を切り裂かれるも、十尾の人柱力となることに成功した。はじめは十尾の力にのみ込まれ自我が崩壊しかけていたが、リンとの思い出までも消されまいと必死で抵抗して力を制御下に置くことに成功する。四つ以上の性質を合わせた黒いチャクラを自在に形態変化させ、陰陽遁をベースにした術ですべての忍術を無効化する力を得る。しかし、十尾と近い自然エネルギーである仙術は無効化することができず、十尾を取り込んだせいで神威を使えなくなるというデメリットもある。無限月読を発動するため十尾を最終形態である神樹に変化させ、多くの忍たちのチャクラを吸い取る。その上で連合軍に降伏を呼びかけるも、なおも折れずに立ち向かうナルトとサスケやその姿に心を震わせた連合には届かなかった。想いの強さを力に変える「ぬのぼこの剣」にてナルトとサスケの須佐能乎をまとわせた九喇嘛に立ち向かうも押し負け、チャクラの引き合いに持ち込まれ、尾獣のチャクラを抜かれ敗北した。カカシとミナトとの対話の後に償いとして「輪廻天生の術」を行おうとするも、地中に潜んでいた黒ゼツに取りつかれマダラの復活を許してしまう。その後黒ゼツに取りつかれたままカカシとミナトと戦わせられるが、先のナルトとの対話で己を取り戻し、肉体の支配を撥ね退けマダラから離反、隙をついて僅かばかりの六道の力と一尾・八尾のチャクラの一部を奪い、カカシとの連携でナルトの蘇生を試みる。ナルトの蘇生を成功させた後、サクラに左目の輪廻眼を潰すよう頼むも間に合わずに時空間に現れたマダラにとらわれ、そこでリンの死が実はマダラが仕組んだことだと聞かされる。マダラに左目を奪われた後代わりに自らの左目を取り戻したが、意識を完全に黒ゼツに乗っ取られる。黒ゼツがカグヤ復活を行った際に体から分離した。

過去のトラウマから世界そのものに対する深い絶望がある故に、ナルトに正体を問われたときも「誰でもない、誰でもいたくない」「絶望しかないこんな世界に存在する意味はない」と語り、五影の前では「今のオレは力のない、形骸化した存在」と自称するなど、決して自らの存在を示そうとせず、その証からか現在のトビとしての人格は、かつてオビトだった頃の人格とは全く別人と呼べるほどに変わっている。九尾事件を起こし、かつての師・ミナトと対峙したときも「もうこんな世界はどうでもいいんだよ」と胸中でつぶやいており、ミナトとクシナの抹殺に関与した。リンを自らの手にかける形で失ったカカシに対しても、「こんなくだらない現実を今さら責めて何になる、これから消える世界のことなどに興味はない」と、どこか達観した考えを説き、カカシへの怒りや憎しみをぶつけようとはしなかったが、同時に「口先だけの男になり下がったお前の言葉になど何の意味もない」と、仲間を守れず、その後は言い訳しか出来なかった彼のとってきた行動を、ひたすら否定する発言をしてもいる。また、カカシのことを「口先だけのクズ」と言い放ち、「この世界で生きながらえた忍は自分やカカシのようにクズになる」「誰でもいずれ自分のようになる」と自分を含め全てのものを否定し続けている。ナルトに対してはかつての自分と似ていることを自覚しており、「まだ自分より若いだけ」でいずれ自分のようになるという考えや、ネジの死に対しかつて自分も口にした「仲間は絶対に殺させない」という言葉の無力さを説いて自分の側に引き込もうとする(この様子をマダラはかつての自分のようだと思っている)など、ある種の共感を持っている。チャクラの綱引きにてナルトと心がつながった際の対話ではそれを認め、だからこそ「この世界に絶望するお前を見てみたかった」と語っている。そしてなにがあってもあきらめないナルトの姿に「火影になっていた自分」の姿を重ねるようになり、ナルトから「俺が知りたいのは楽な道のりじゃなく険しい道の歩き方だ」「リンが見守りたかったのはうちはオビトだ」という言葉を受け、かつての志を思い出し、正気と共に本来の自我を取り戻す。そして再び再会したカカシとミナトとの対話で、「ナルトが失敗しそうになったら俺たちが助ける」「信じる仲間が集まれば希望も形となって見えるかもしれない」というカカシの言葉に自分とナルトの違いを認識する。そしてマダラとの対話で、他人に自分の名を名乗らせ行動させることを「人に託す行為」ではないと言い、「人を導く者は己の死体を跨がれても仲間の死体を跨いだりしない」とマダラの指導者としての考えを否定し、自分を「火影を語りたかったうちはオビトだ」として自分を取り戻した。黒ゼツに体を乗っ取られた際には、心の中でナルトたちに自分の過ちを正してもらおうとしていたと黒ゼツが語っている。

本物のマダラからは、穢土転生で蘇った計画外の事態に対して「あいつのすることだ、何か考えがあってのことだろう」と述べており、強い信用を寄せられていることが伺える。ただし、当のオビトはマダラに対して仲間意識はなく、本物のマダラを穢土転生させたカブトに警戒心を抱いたり、実際に彼が勝手にマダラを戦場に投入させた際にも、不満そうな様子を見せていた。マダラが十尾の人柱力になるためには自分が輪廻転生の術をしなくてはならない事実を利用して自分の優位性を唱え「始めからあんたを仲間と思ったことはない」と言っている。ちなみに、その言葉にマダラは逆に感心する様子を見せている。マダラの駒として彼から呪印つきの札を心臓に埋め込まれており、自分の意志で死ねないようにされていた。自ら十尾の人柱力となるためにカカシとの一騎打ちで、彼に自分の心臓を貫かせ排除した。

「トビ」を名乗っていた時は、三尾との戦闘ではデイダラに助けを求めていたが、最終的には自分の術で仕留めており、またサスケの草薙の剣による奇襲やナルトの猛攻、油女シノの術も、神威でかわし、体術面でも水月の首切り包丁による攻撃を片腕だけで止めたにもかかわらず無傷だったなどかなり優れている。アニメ「疾風伝」の三尾出現の章では、団子を食べている所をデイダラが覗こうとしたシーンが見られた他、三尾争奪の一部始終を目撃していたが、デイダラが到着した頃にはすでに終結していた。

千手柱間の細胞への適性を持っており、それを移植されたことで木遁を操る力を獲得した。また、マダラからは数々の高等術や知識を伝授されており、その力をいたるところで発揮している。さらに、自身の万華鏡写輪眼の脅威的な能力や雨隠れで回収した長門の遺体から入手した左眼の輪廻眼の力を使って外道魔像や一尾、八尾、九尾以外の人柱力を「ペイン」として巧みに操っている事からも、その実力は暁のメンバーの中でも間違いなく最強である。また、マダラを名乗っていたころから、右眼の写輪眼で視認した対象範囲を強制的に異空間へと飛ばし逆に出す術、および攻撃を受ける際にすり抜けて無効化してしまう術といった不可思議な術を使っていたが、これらは彼の万華鏡写輪眼の瞳術「神威」の1つの効果で、別の時空間に転送したことによるものである。しかし欠点である「自分が片眼を譲ったカカシの神威と時空間を共有している」ことを最終戦でカカシに見抜かれたことで、それを逆手に取った戦法で面を砕かれ正体をさらす羽目になった。

使用術一覧
  • 土遁
    • 土竜隠れの術
  • 火遁
    • 豪火球の術
    • 爆風乱舞
  • 口寄せの術
    • 外道魔像
  • 結界忍術
    • うちは火炎陣
    • 炎殺界(ナルティメットインパクト)
  • 写輪眼
    • 万華鏡写輪眼
      • 神威
      • 虚吸転身(ナルティメットインパクト)
      • 天地開閉(ナルティメットインパクト)
      • イザナギ
      • 限定月読(劇場版)
  • 輪廻眼
    • 外道の術
  • 木遁
    • 挿し木の術
  • 封印術
    • 幻龍九封尽
    • 魔像の鎖
  • その他
    • 秘術・エリマキトカゲ(アニメ)

第一部開始時点脱退メンバー[編集]

大蛇丸[編集]

(おろちまる)

  • 指輪:空 左手の第五指(小指)

暁の元メンバー。暁の一員だったころ同メンバーであるイタチの肉体を次の器にしようと試みるが失敗し、その際に指輪の付いた腕を切り落とされている。第一部開始の約10年前、既に暁から離脱、その後は対立関係にあったが、マダラを始めとする暁についての様々な情報を調べ上げており、その情報量の多さはマダラをも驚かせている。暁を抜けた後に音隠れの里を創設、砂隠れの里を利用して木ノ葉崩しを引き起こす。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 飛段は生き埋めにされて行動不能となっており、生死は不明とされている。
  2. ^ うちは一族の粛清に関与したのは上層部のほんの一部で、三代目火影のヒルゼンは最後まで反対していた。
  3. ^ アニメのオマケでは自身の外見のことを「どうせ自分は色物」と気にしていた。
  4. ^ 我愛羅に潰された左腕が完全に修復している理由までは不明。
  5. ^ 疾風伝では、穢土転生されたアニメオリジナルキャラクターのタテワキが所属していた国であることを示唆されている。
  6. ^ 一度だけ草隠れの腹の額当てが描かれた。
  7. ^ アニメ版第134話のみにカメオ出演しており当時エンディングクレジットには不明とあった。第二部で飛田が担当しており、第10話が正式な初登場となる。
  8. ^ 構えた団扇は本物のマダラの所有物である為に、鎖で右袖とつなぐ事で、紛失しないようになっており、後に穢土転生で蘇った本物のマダラが現れた際には、返却している。