ナックルダスター

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メリケンサック から転送)

ナックルダスターは、拳にはめて打撃力を強化するための武器の総称。

ナックルダスター

目次

[編集] 概説

このカテゴリには、メリケンサック、鉄甲やヒマンテス、セスタスなどの武器が含まれる。

コンパクトなものは、ポケットに収まるサイズでありながら拳による打撃力を大きく高める隠し武器としての効果がある。また、一見したところでは指輪にしか見えないものもある。

いっぽう大きなサイズのものは、それ自身の慣性を使い打撃力を高める効果がある。デメリットとしてスピードが遅くなること、隠匿性が低下することが挙げられる。

共通しているのは、打撃による衝撃を弱い指の骨や関節のしかも狭い面積ではなく、掌全体の面で受け止めることである。この効果の最も簡単な応用は「なにかを握って殴る」であり、「ジッポー」や「粘土を握ったものを焼き固めた妙なペンダント」が武器として知られている。

刃部を有する場合には無論であるが、そうでないものも、を固い鈍器に変えるため、敵の肉体に大きな損傷を与えることができる。また、素手では逆に攻撃した側が怪我を負うような硬い目標物(ハード・ターゲット)を破壊する目的にも使用される。

他の武器の場合には、素手の格闘技とは異なる技術体系を修得する必要があるが、これらはいわゆるパンチ(突き)がそのまま使えるため、打撃系の挌闘技法と親和性が高い。“突きをまともに使えるようになるまでは10年の修行を要する”(武道の有段者でさえ、当てる箇所を間違えると拳を痛める)ともいわれ、この難点を解決するために考案された武器である。

防御する側にとっては、素拳と違って厄介なものと言える。ことに刃や針状の突起を有する場合には、受け技などで防御した腕や手の方がダメージを被ってしまうこともある。バット・竹刀などで叩き落とすにも、的が小さく当てづらい。必要以上に意識させる効果も、相手が武道中級者程度なら逆にナイフより高いと言われている。

携帯所持していると、軽犯罪法の凶器携帯によって検挙される場合がある。

現代では、たとえば護身用具店などで購入することができる。これらを見ると、すべてではないが掌の部分に妙な穴が空いているものがある。これは瓶などの栓抜きとして使えるようになっているためで、職務質問などでこの隠し武器が発見された折りに、「武器ではなくて栓抜きです。指に引っかけて力を入れやすいようになっているんですよ」といった言い逃れをするため、とも言われるが、時と場合、形状にもよるため、この言い逃れは絶対確実とは言えない。

その他「ペーパーウエイト」「(文房具の)ペンホルダー」「ベルトのバックル」「ウエイトトレーニング用の軽量ダンベル」等の名目で販売されているようである。いずれにしろ、無闇に携帯しないほうが無意味に警官の注意をひきつける事も無いので、逮捕や補導を避けたいのなら携帯しない、所有しない(すでに所有しているのなら破棄するなど)、というのが当然ながら確実である。

[編集] セスタス

セスタス(cestus)は語源はラテン語のカエストゥス(caestus 紐や帯の意)で、古代ローマの拳闘士が使用していたと言う堅い革ひもをボクシングのバンデージのように手に巻き付けた物。

[編集] ブラスナックル

真鍮(ブラス)と名が付くが、真鍮に限らず金属製の武器で、拳鍔とも言われる。

[編集] 刃部を有するもの

「概要」でも述べたように、ナックルダスターには打撃部分に刃物やトゲの設けられたものも存在しており、日本の鉄拳や中国の圏などで確認されている。また、インドの刀剣であるジャマダハルパタも「パンチを刃物による刺突にする」という点において近似した武器であると言える。

[編集] 関連項目

[編集] 参考資料