犬夜叉の登場人物

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犬夜叉の登場人物(いぬやしゃのとうじょうじんぶつ)は、高橋留美子原作の漫画作品『犬夜叉』に登場する存在する人物の一覧。

犬夜叉一行[編集]

犬夜叉(いぬやしゃ)
- 山口勝平
本作の主人公。人間換算年齢は15歳。父親が犬妖怪、母親が人間との間に生まれた半妖の少年。兄は大妖怪の殺生丸。右目の黒真珠は父の墓がある場所につながっていた。::
日暮かごめ(ひぐらし かごめ)
声 - 雪野五月
本作のヒロインにしてもう一人の主人公。彼女の実家は日暮神社。初登場時15歳。
弥勒(みろく)
声 - 辻谷耕史 / 少年時代:高橋理恵子高城元気斎藤千和
美形で女たらしな不良法師。初登場時18歳。普段は紳士的で敬語口調だが、キレると言葉遣いが変わり暴力的になる。普段の一人称は「私」、素は「俺」。
奈落に穿たれた風穴の呪いを打ち破るため長いこと一人で旅をしていたが、犬夜叉と出会ったことで一行に加わる。かなり足が速く、犬夜叉や雲母とも並行して走ることができるほか、強い法力を持ち、邪気に対しての抵抗力も備える。武器は錫杖。法力を用いての戦いが基本だが、体術にも優れており、肉弾戦でも人間や並の妖怪相手なら圧倒できる。
最大の武器は右手の平にある風穴(かざあな)で、ブラックホールの如く何でも吸い込む(普段は数珠で封印されている)。風穴は祖父・弥萢が奈落との戦いで穿たれたもので、最大の武器であると同時に弥勒の命を脅かす呪いでもあり、少しずつ穴は大きくなっていき、いつかその身をくらい尽くす。その呪いを打ち破るには奈落を滅するほかない。幼少の頃、父が自らの風穴に吸われ消滅する様を目の当たりにしており、普段はその過酷な生い立ちを感じさせない振る舞いをしているが、常に風穴の恐怖と戦っている。
素の性格は不良そのもので、村で一番大きな屋敷で出まかせを言っては礼金をせしめようとするかなりアコギな面も。出会った美女の手を握り「私の子を産んでくだされ」と口説くのはもはや条件反射。しかし、己の悪行によって命を落とした悪人にも供養を行うなど法師として慈悲の心は持ち合わせている。知識も豊富で話術にも長けているため犬夜叉一行の頭脳的存在となっており「考える」という行為や交渉に関しては犬夜叉も弥勒に丸投げするこが多い。
珊瑚とは共に戦う内に惹かれ合うようになり、旅の途中でプロポーズし快諾されている。その後も女たらしな性格は治らず何度かこじれかれるものの、珊瑚のために命を捨てる覚悟で風穴を開くなど、関係はどんどん深まっていった。毒や瘴気を風穴から吸収すると身体にそれらが蓄積され寿命を縮めてしまう。そのため中盤以降はなかなか風穴を使うことが出来ず戦力としての活躍は少ない。終盤では珊瑚と共に戦うために苦しみを感じなくなる薬を飲み、風穴が裂ける寸前まで無理を重ね死にかけるが、奈落が滅んだことによって呪いは解け一命をとりとめた。
3年後には珊瑚との間に3人の子ども(うち2人は双子)をもうけており、楓の村で暮らしながら犬夜叉と共に妖怪退治を続けている。
風穴
奈落の呪いによる風穴で敵を吸い込む技。吸収の容量は無限に近いが、邪気や毒を吸い込むと弥勒の体にも悪影響が及び寿命を縮める。また風穴の縁にわずかでも傷がつくとそこから風穴が裂けて寿命が縮まる。射程距離は100mに及び、引き寄せる力は700kg以上。
法力
破魔の札で妖怪を浄化する技(妖怪に操られている一般人にも有効)。
珊瑚(さんご)
声 - 桑島法子
妖怪退治を生業とする退治屋の美少女。初登場時16歳。退治屋の里では一番の手練れ。飛来骨(様々な妖怪の骨を固めた巨大なブーメラン)を用いて複数の妖怪を一度に薙ぎ払う大胆かつ豪快な戦闘スタイルが特徴。
奈落の陰謀により父や弟の琥珀を失い、更に退治屋の里を滅ぼされ、里を滅ぼした仇として犬夜叉を狙うが、戦いの中で自身が利用されていたことを知り、誤解が解けた後、奈落を追うために犬夜叉一行の仲間となる。仲間となった後も、死んだはずの弟・琥珀が奈落によって蘇生され、琥珀を救うために犬夜叉への裏切りを強要されるなど、度々奈落に利用され過酷な状況に追い込まれてしまう。一度は琥珀との心中を決意するが、仲間の励ましを受け、琥珀を生きて取り戻すことを決意する。
普段は髪を降ろした状態で結い、着物を着ている。妖怪退治の際には髪をポニーテールにまとめ、黒いボディスーツのような戦闘用の衣装に着替える。飛来骨を用いた戦闘では敵に近づくことなく遠方から仕留めることができる他、腰の刀や腕に仕込んだ刃など、近接戦闘においても優れた戦闘力を発揮する。雲母とはいつも一緒で、雲母に乗って空中戦をすることも多い。邪気を感知できるが、邪気や妖術に対する耐性はほとんどない。
かごめとは互いに「ちゃん」付けで呼び合う間柄。弥勒に対しては女たらしな性格やセクハラ行為に度々呆れていたが、次第に好意を示すようになり、プロポーズを快諾してからは相思相愛の間柄となる。
終盤、弥勒を救うために飛来骨を犠牲にしてしまい、復活のために薬老毒仙の試練を受け、その中で飛来骨の元となった妖怪たちと対峙、弥勒と共に生きる覚悟を示し再び飛来骨を手にすることに成功。琥珀を取り戻した後も死期が迫った弥勒を救うために戦い続け、奈落を倒した後、弥勒と祝言をあげ、3年後には弥勒との間に3人の子どもをもうけ、楓の村で暮らしている。
飛来骨(ひらいこつ)
数多くの敵を一気に薙ぎ払う巨大なブーメランのような武器。重量は50kg程。その巨大さから防御にも使用できる。ストーリー終盤にて薬老毒仙の薬により強化され、奈落にすら通用する強力な武器となった。
毒粉(どくふん)
瘴気の玉を放つ技。
七宝(しっぽう)
声 - 渡辺久美子
子狐妖怪。体重は4kg、人間換算年齢は7歳。父親の仇である雷獣兄弟を犬夜叉が討ったことで仲間になった。少々おませな性格で、犬夜叉の核心をついては殴られている。自身も妖怪なのに妖怪を恐れ、かなり臆病。語尾が「〜じゃ」など、口調が少々年寄り気味。
主な攻撃は狐火(火力は弱い)。おとり要員として戦うことが多い。他にも様々なものに変身でき、狐妖術(幻術)を使うが、こけおどし程度(変身した時の姿はギャグ漫画のような可愛らしい姿になる)。
ストーリー中盤からは弥勒の肩の上に乗る、子分的存在。旅の途中で出会った、戦で兄を亡くした少女・サツキに恋心を抱いた(そのサツキが初恋の人であったはずが、アニメオリジナルストーリーで別の少女にも好意を寄せて「初恋の相手だったのに」と発言している)。「おらがしっかりせねば」「アホじゃ」「しっかりせえよ、弥勒一族」などが口癖。
奈落との戦いが終了後は立派な妖怪になるため、楓の村の外に出て修行している模様。
潰し独楽(つぶしごま)
巨大な独楽につぶされる幻を見せる技。
爆雷筒(ばくらいづつ)
いわゆるダイナマイト(爆発力は弱く、爆竹のような音が鳴り響く程度)。
雲母(きらら)
珊瑚と一緒にいる猫又。普段は可愛い子猫のような姿だが、戦闘時には巨大化し、牙を持つ化け猫に変化(へんげ)する。人間の言葉を理解できる賢い妖怪で、人間に害を与えることはない。巨大化すると珊瑚たちを乗せて空も飛べる。アニメでは翠子に仕えていたかのような演出があったが、後に原作で300歳未満であることがわかった。
珊瑚が子供を授かった後も、琥珀と共に妖怪退治の旅をしている。

犬夜叉達の協力者[編集]

楓(かえで)
声 - 京田尚子 / 幼少:伊藤実華
桔梗の妹。姉の死後50年間、村の巫女兼まとめ役。隻眼(アニメ版では犬夜叉が封印される少し前、妖怪に襲われた際に桔梗が破魔矢で妖怪を貫いた衝撃で潰れた)。
犬夜叉に言霊の念珠をかけた張本人で、かごめと桔梗の関係を最初に見抜いた。未だに破魔の矢を使え、村を覆うほどの巨大な結界も張れる。薬草作りに長けているほか、妖怪の知識も豊富で、恋愛の助言も的確。劇中では幾度も怪我を負わされているが、見事に復帰している。
かごめの母が作ったお弁当が好物。
アニメでは、最初は姉の背中に隠れてばかりいたが、次第に自ら命を張って妖怪たちと戦いながら成長していっている。復活した姉に対しては「未練を断ち切り再び成仏するように」と望んでいる。最終的には、かごめの師匠とりんの保護者となる。
冥加(みょうが)
声 - 緒方賢一
犬夜叉の父と犬夜叉に仕える妖怪。登場する時は、大抵誰かの血を吸い、潰される(アニメ版では初登場時、かごめから殺虫剤を吹きかけられた)。
吸血によって気付けや毒を吸い出すことができ、最大までに吸血すると2mまで大きくなれる(普段は7mm)。霧骨の強力な毒で瀕死の状態にあったかごめ、弥勒、珊瑚の毒の混ざった血を吸い出して助けた。血を吸い出すだけではなく、薬の原料を吸って体内で調合することもできる。若くて美肌な女の血が好み。豊富な知識を持っているが、臆病者で、危険が迫ると真っ先に逃げ出す(その危機察知能力は「冥加が逃げないのなら安全」と言われたほど)。
登場初期は犬夜叉と共に旅することが多かったが、刀々斎登場後は基本的に刀々斎の所にいる。
許嫁は、同じ蚤妖怪の生姜(声 - 麻生美代子)(アニメ版)。
刀々斎(とうとうさい)
声 - 八奈見乗児
妖怪の刀鍛冶。外見はよぼよぼの老人姿。犬夜叉の父の依頼で、彼の牙から「鉄砕牙」「天生牙」を作った。一見とぼけているが刀鍛冶としての腕は確かで、右に出るものはいない。口から火を吹き、手にした金槌で地面から溶岩を出す。普段は飄々としており面倒事をあまり好まない性格で直接戦闘に関わることは少ないが、妖怪としてもそれなりの戦闘能力を備えている。猛々(もうもう)の、空を飛べる三つ目の牛を乗り物とし、普段は火山帯と思われる山中にある、巨大な魚の骨で出来た工房に住んでいるが、主に殺生丸の不興を買った時に引越として逃亡する。かつて弟子(灰刃坊)がいたが、あまりに邪悪すぎて破門した。
奈落を斬れる刀は最強の刀だと回想しており、直接的な関係は持たなかったが奈落の実力を極めて高く評価している。
宝仙鬼(ほうせんき)
声 - 大友龍三郎
宝石を司る妖怪で犬夜叉の父の友人。かつて犬夜叉の父の依頼で妖怪の墓場に繋がる黒真珠を作った。石の声を聞く力を持ち、四魂のかけらを邪悪な奈落に渡さないため、自らの死と共に妖怪の墓場にかけらを持ち込んだ。年月を経た大妖怪でもあり、無数の金剛石の槍を飛ばす金剛槍破と言う術を使う他、自らの体を金剛石で覆うこともできる。かけらを巡る奈落との戦いで犬夜叉に金剛槍破を授けた。犬夜叉達が会いに行ったときは既に死亡、現在は2代目が継いでいる。一つの黒真珠を作るのに100年はかかる[1]
阿波の八衛門狸(あわのはちえもんだぬき)
声 - 中嶋聡彦
妖怪。弥勒には散々こき使われているが、彼を慕っている舎弟(かなり昔からの知り合いらしい)。木の葉で化ける能力を持つほか、長距離を移動する際には巨大な茶色い円筒状の物体に化け、空を飛ぶ。弥勒が、かごめの四魂の欠片を狙った時には目晦ましとして使われた。稀に弥勒に反抗することもあるが、逆に殴られている。
アニメオリジナルストーリーでは空腹に耐えられず、弥勒に化けてインチキのお払いや、立ち寄った村娘を口説きながら宿と食事にありついていた。
夢心和尚(むしんおしょう)
声 - 藤本譲
弥勒の育ての親。弥勒に酒や女遊びなど、良いことも悪いことも教えた張本人。相当な酒好きの生臭坊主で、重度のアルコール依存症の様子。弥勒の風穴を手当てできる唯一の人。手相もできる。
たまに弥勒に笑えない冗談を言っては殴られている。巨大な数珠で鉄砕牙の変化(へんげ)を解くなど、普段の生活態度からは想像できない強力な法力が操れる。
妖霊大聖(ようれいたいせい)
声 - 永井一郎
刀々斎の知人。外見は頼りない老人姿だが、強い妖気と幻術を使う妖怪の大仙人。胆を盗まれたと偽り、犬夜叉に蛇女(声 - 北林卓美)と牛鬼(声 - 乃村健次)の幻術と戦わせることで、竜鱗の鉄砕牙の極意である妖穴斬りを体得させた。
薬老毒仙(やくろうどくせん)
声 - 稲葉実
薬と毒を扱う妖怪の仙人。四六時中酔っぱらっている老人で女好き。珊瑚の飛来骨を治し、弥勒には毒の苦しみを感じなくなる薬を与えた。

桔梗関連[編集]

桔梗(ききょう)
声 - 日高のり子
犬夜叉の初恋の人。18歳(没年)50年前犬夜叉と愛し合っていた。墓土で生き返る。
死魂虫(しにだまちゅう)
桔梗の体を動かすための死魂を運ぶ妖怪。常に数匹が桔梗に付き従っており、彼女を乗せて空を飛んだりすることもある。
胡蝶(こちょう)/飛鳥(あすか)
声 - 増田ゆき/清水香里
桔梗の式神。普段は童子姿で行動している。桔梗が「聖様」と呼ばれた頃から登場し、動けない彼女をサポートしていた。

殺生丸一行[編集]

殺生丸(せっしょうまる)
声 - 成田剣
犬夜叉の異母兄。犬夜叉を嫌っている。犬夜叉の鉄砕牙を奪おうとするが、諦める。物語当初は冷酷な性格だったが、りんと出会ってから性格が変わって行く。
邪見(じゃけん)
声 - 長島雄一→チョー
従者として殺生丸に仕える小妖怪。人間の子供くらいの背丈で、翁と女の顔を持ち強力な炎を放つことができる人頭杖(にんとうじょう)という杖を持つ。殺生丸のことを慕い、忠義を尽くしているが、気むずかしい彼の相手をするので気苦労が絶えない。小心者でどこか間の抜けたところがあり、ゴマすりばかりしている割には、しばしば余計なことを言って殺生丸に殴られたり睨まれたりもする[2]
長年仕えているためか殺生丸の心の内を読むのに長けていて、彼の気持ちを代弁することが多い。アニメでは、初登場の時点で殺生丸が既に原作後半に近い無口・無表情なキャラになっていたため、原作初登場時の彼の台詞が一部与えられていた。りんのことは邪険にはしているものの、なんだかんだといいつつ大切に思っている模様。
アニメでは殺生丸と出会う以前は武蔵野を根城にしていた同じような外見の小妖怪たちの頭をしていた。殺生丸に助けられて従うようになってからは戦うシーンはほとんどないが、人頭杖により雑魚妖怪を一蹴する程度の実力はある。CDドラマでは700-800年ぐらい生きていると言っていた。
りん
声 - 能登麻美子
野盗に親兄弟を殺され、言葉をなくした少女。犬夜叉との戦いで深手を負った殺生丸を介抱した。自らも鋼牙の手下の人喰い狼に殺されるが、天生牙によって生き返って言葉も取り戻し、以前よりも天真爛漫な明るい性格になった。殺生丸を慕って邪見や阿吽と旅に同行する。邪見のことも大切に思っているが、邪見に突っ込みをいれたりもする。アニメでは最猛勝に射された邪見を助けるために命懸けで千年草の実という毒消しを採りに行った。その際に地念児に会って千年草の実のありかを聞いた。地念児曰く「かごめのように温かい少女」。奈落に捕らわれた時に出会った琥珀とは同年代で同じような境遇から親しくなり、奈落側にいる彼の身も案じ、殺生丸が琥珀を殺してしまうのではないかと不安に思っていた。
旅の中で殺生丸が天生牙を鍛えるため冥界に行くときについて行くも、再び命を落としてしまう。天生牙は同じ者に対しては1度しか使用できないため、殺生丸には生き返らせる術は無かったが、殺生丸の母親が冥界に置き去られていたりんの命を戻したことにより息を吹き返した。
天涯孤独の身であるため、戦国の世で生き抜くことの厳しさも知っており、他人の畑を荒らして食料を調達するなど、逞しい一面もある。アニメでは狼にかみ殺された経験から狼恐怖症となっている。
奈落との戦いが終わった後、楓の村で人里にも慣れるように暮らしている。理由は犬夜叉曰くどっちでも暮らせるようにとのこと。その後を描いたCDドラマ「第559話 あさって」では殺生丸から「(かごめ曰く)プロポーズのようなもの」をされている。
阿吽(あうん)
殺生丸の連れている双頭の龍のような妖怪。空を飛び、口から電撃を吐く。初期は殺生丸が乗って登場したこともあるが、今はほぼりんしか乗っておらず、旅の中でりんが阿吽の背で寝ていたりとよく一緒にいてなついている。
アニメでは、りんが崖に上る時に妖怪に襲われそうな所を助けたりした。

妖狼族[編集]

狼妖怪の一族。人型で人食い狼を使役する。

長老衆と呼ばれる妖狼族は人型ではなく大型の狼の姿をしている。北を頂点に、東、西、南、中央と計5つの群れがある。北の洞穴は長老衆を擁しており、中央の洞穴は戦えない子供や老人の集まりとなっている。

中盤、奈落一派によりその多くが惨殺された。

鋼牙(こうが)
声 - 松野太紀
妖狼族の東の洞穴の若頭。足に四魂のかけらを仕込んでおり、つむじ風のように早く走れる。登場初期は右腕にも四魂のかけらを仕込んでいた。奈落と神楽の策略によって大勢の仲間を殺されたことから、その仇を討つため奈落を追っている。歯に衣着せぬ物言いをするタイプで、かごめに片想いしているため、犬夜叉とはいがみ合っているが、一枚上手なのか犬夜叉をうまくあしらう事が多い。荒っぽい一面はあるが、付き合ってみると意外と裏表のない明朗快活な性格の快男児。かごめに会いに来る際、犬夜叉を踏んづけて、別れる際は彼女の手を握ったり抱きしめるのはお約束。犬夜叉とは似た者同士ではあるが、頭に血が上りやすく力任せに押し切ろうとする犬夜叉と違い、事前に周到な準備をしたり状況を見渡しながら作戦を組み立てながら戦ったり、異様なまでに鋭い直感から不利と判断したら撤退も辞さないなど、頭脳派な一面もある。そのため、犬夜叉とは会う度喧嘩が絶えないが、癇癪を起こして突っかかってくる犬夜叉を軽くいなしたり、そんな態度に怒りを通り越して呆れるなど、精神面では犬夜叉よりは大人なようである。
最初の頃は、人間の住む村を狼達に襲わせていたが、かごめに惚れてからは人間を絶対に襲わなくなった。
仲間内からの信頼も厚く、群れを守るためならば我が身の危険も顧みず最前線で戦い抜く親分肌。その一方で、同胞たちへの裏切り者は容赦なく笑みを浮かべながら処刑するという残忍なポリシーも持ち合わせている。
アニメでは、女妖狼族の菖蒲に「修行が終わって山から下りてきたら俺の許婚にしてやる」と言ったことを忘れていたことで、かごめに怒られる場面もあった。また、殺生丸と会ったことがあったが「犬夜叉はムカツクがアニキのほうはなんとも思っていない」と言って喧嘩にはならなかった[3]
桔梗が翠子の魂と同化した後、彼の足は敵の前で動かなくなり窮地に陥ることが多くなった。奈落と戦うため、一時期犬夜叉一行に加わったが、奈落に四魂のかけらを奪われ、自ら戦線を離脱する。桔梗を失い悲嘆に暮れる犬夜叉を思い、かごめをきっぱり諦めたことで男を上げた。四魂のかけらによって手に入れた足の速さや足技と、妖狼族に代々受け継がれてきた五雷指を武器に戦う。腰にさしている刀は武器ではなく飾りらしい[4]。四魂のかけらを奈落にとられた後は犬夜叉達に後を任せ、原作ではその後は登場しない。人間換算年齢15歳。身長は170.2cm。
アニメでは奈落との戦いが終わって3年後、菖蒲と祝言をあげ、妖狼族の御頭になった。
五雷爪
爪から雷撃を放つ技。威力が高いだけでなく、この世ならぬものにも攻撃が可能。
銀太(ぎんた)/白角(はっかく)
声 - 吉野裕行/岸尾大輔
鋼牙の仲間の二人組。かごめを姐さんと敬っている。奈落を追う鋼牙に同行するが、鋼牙の無茶なペースにいつも振り回されている。一時期、灰と芯太の兄弟を群れに送り届けるため、鋼牙と離れていたが、鋼牙が戦線離脱する際に戻ってきた。トサカ頭が白角。原作では名前を呼ばれたことがないが、奥義皆伝に銀太、白角と紹介されている。
菖蒲(あやめ)
声 - かかずゆみ
アニメオリジナルキャラクター。鋼牙に片思いしている北の洞窟に属する妖狼族の少女。木の葉を手裏剣のように操る技が得意。昔、妖狼族の天敵である妖怪「極楽鳥」に襲われたところを鋼牙に助けてもらい、その時に鋼牙が言った言葉を信じていた純情一途なところがある。長年の修行の成果なのか、四魂のかけらを持っていないにもかかわらず鋼牙に近い速度で走れる。四魂の玉消滅から3年後、菖蒲と鋼牙は祝言をあげる。
長老(ちょうろう)
声 - 中博史
菖蒲の祖父でじさまと呼ばれている。大型の老いた白い狼で北の洞穴に属する妖狼族のトップ。
七人隊の一人、凶骨と妖怪の襲撃を受けるが長老衆の妖狼に助けられる。
老狼
声 - 西前忠久
北の洞穴の長老衆の一人。妖怪から長老を守るために囮になり鋼牙に助けられるが、鋼牙に七人隊、凶骨の存在を伝えた後死亡する。原作では、鋼牙との会話から、妖狼族ではない可能性がある。
妖狼族の先祖
声 - 中博史
妖狼族の墓場に鎮座する骸。鋼牙に五雷爪と、鋼牙の持つ四魂のかけらを翠子の意思から1度だけ守る加護を与えた。
灰(かい)
声 - 西墻由香
中央の洞窟に属する妖狼族の少年。芯太という弟がいる。群れの仲間と共に奈落から逃げる旅の途中で奈落の妖怪に襲われた後、白夜によって弟を人質に取られて、弟を救うため鋼牙を襲った。足に白夜から与えられた四魂のかけらを仕込んであり、鋼牙と互角に走ることができる。
芯太(しんた)
声 - 斎藤桃子
灰の弟。まだ幼児と言ってもいい子供で灰のことを「あんちゃん」と呼んでいる。白夜によって人質にされる。

奈落一派[編集]

奈落やその分身、奈落に協調する者たち。四魂の玉の完成を目指し陰謀、殺戮の限りを尽くす。

表面には出さないものの、そのほとんどが首魁である奈落への忠誠心を持たない。

奈落の分身達は誕生順に兄弟姉妹の関係にあり、初期の分身は兄弟姉妹としての認識が特に顕著である。長子は神無で、末弟は最終的に夢幻の白夜となった。奥義皆伝では分身同士は兄弟姉妹の血縁者として一括りにされているが、なぜか生みの親である奈落のみ血縁者の記述がない。高橋留美子は、悟心鬼を除く奈落の分身が美形揃いであると言及している。

神楽の扇や神無の鏡などは全て奈落が渡したもの。また、分身の持ち物自体は普通の品で、扇や鏡自体に特殊な能力はないとしている。

奈落(ならく)
声 - 家中宏(未変化)→森川智之(人見蔭刀)
浅ましい心をもった鬼蜘蛛という名の野盗をつなぎに、無数の妖怪が寄り集まってできた半妖である妖怪の集合体[5]。半妖でありながら妖怪をも凌ぐほどの邪気と妖力を持つ。人見蔭刀の姿の一人称は「わし」、未変化状態の一人称は「我」。
50年前に犬夜叉と桔梗を憎み合わせ、死に追いやった張本人。自分の存在を危惧して滅そうとした弥勒の祖父と戦い、代々受け継がれる風穴の呪いをかけた。50年後は再び世に現れた四魂の玉のかけらを集め始め、50年前の事件の真相を知った犬夜叉たちと対立する。
姿を変化させる能力があり、作中ではとある城の城主・人見蔭刀の姿を仮り、成り代わっている。妖怪の姿になることもできるが人間の姿を好み、弥勒の祖父との最後の戦いでは美女の姿をしていた。アニメでは奈落の化けた蔭刀の瞳はアイシャドウが入る。姿を変えるのには時間がかかり、その間は妖力が格段に落ちる。初期は狒々の皮を被って姿を隠すことが多かった。
年齢は人間換算23歳、身長は180.6cmで、人見蔭刀と入れ替わる前は少し身長が低い。
鬼蜘蛛の感情を受け継いでおり桔梗を愛しているが、同時に鬼蜘蛛に取りついた妖怪が持っていた桔梗への憎悪や殺意も併せ持っており、2つの相容れぬ感情に苦悩する。
直接の戦闘よりも人の弱みに付け込む卑劣な策略を好み、性格は冷酷。人と人との絆を呪い引き裂く、それが奈落の行動概念である。しかしそれは奈落が絆の大切さ、そしてそれを失う苦しみを知っているという証明でもあった。
琥珀を利用して珊瑚に鉄砕牙を持ってこさせ、犬夜叉一行を殺そうとするが、かごめの反撃で体を砕かれ、以降はかごめの霊力に恐怖を抱くようになる。
桔梗から四魂のかけらをもらった後は神無や神楽などの分身を作ることが可能になった。
犬夜叉に赤い鉄砕牙で結界を斬られた後は白霊山に身を隠し、傭兵として七人隊を復活させ、その間に白霊山にて熟成、新生奈落としてパワーアップを遂げる。
新生後は、相手の妖気の攻撃を返したり粉々に粉砕されても僅かな肉片からその場で再生できるようになり無敵に近い存在となる。またその際に桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てることにも成功した。その際、自らの弱点である心臓を持たせた赤子を排出、赤子を誘導して「鎧」である魍魎丸を作らせ、その鎧を奪い取る。
再び白霊山に戻り、人間の負の心を取り戻した奈落は桔梗に致命傷を負わせる。
その後、鋼牙と琥珀の四魂のかけらを奪って四魂の玉を完成させ巨大な蜘蛛になり(本体は今までの人間体で最奥部に潜む)、りんを人質にし、犬夜叉、殺生丸らに最後の勝負を挑む。
かごめに心の迷いを追及され動揺するが、犬夜叉達に追い詰められながらも玉と融合し不気味な姿へ変貌し戦い続け、最後は四魂の玉に四魂の玉自身の望みを願わされ死亡した。
玉の願いによってかごめと永遠に戦うため四魂の玉の内部に取り込まれていたが、正しい願いによる玉の消滅に伴い、奈落も完全に消滅した。
完結編では、四魂の玉の内部の奈落が安らぎを感じ成仏する過程が描かれた。
声優は誰の姿も借りていない未変化状態を家中宏が担当、人見蔭刀の姿を借りた奈落を森川智之が担当と区別している。無印アニメでは稀に未変化状態を森川が担当するなど混同されていたが、完結編ではしっかりと区別されている。
瘴気
全身からの妖怪の毒気で周りの物全てを融解させる技。主に牽制や逃亡用にも使用した。
幻影殺(げんえいさつ)
相手の心の最も弱い部分の幻を見せながら敵を蔦で絞め殺す技。四魂の玉のかけらや強い霊力のあるものには無効化される。
巫蠱の術(ふこのじゅつ)
かごめに砕かれた肉体を再生させるために使った妖術。岩山に数多の妖怪を閉じ込めて殺し合わせ、生き残った一匹の鬼妖怪・蠱毒を新しい肉体にした。
傀儡の術(くぐつのじゅつ)
自身の髪の毛を巻きつけた土くれで作った人形を操る妖術。狒々の皮を被った人形は触手攻撃や瘴気を操る。奈落本体と視界を共有しており、傀儡の本体である木の人形がダメージをうけると消滅する。
金剛槍破(こんごうそうは)
犬夜叉のものとは違い瘴気を纏っており融解作用を持つ。
瘴気の玉
最終形態のみ使用。超速かつ不規則な動きの高濃度の瘴気を自在に操る。
第二妖怪・神楽(かぐら)
声 - 大神いずみ
奈落が生み出した「風」の分身。人間換算年齢17歳。神無の妹で、他の分身たちの姉。若い女性の姿をしており蓮っ葉な口調で喋る。扇子で風を操る風使いで、カマイタチで切り裂く風刃の舞(ふうじんのまい)・竜巻で突き刺す竜蛇の舞(りゅうじゃのまい)・死体を操る屍舞(しかばねまい)などの技を使う。術で大きくした羽根に乗って、空を飛ぶこともできる。
風のように自由に生きたいと考えており、奈落からの離反を幾度も企図するが、彼女の心臓は奈落の手中にあり命を握られている状態であるため、奈落には嫌々従っている(奈落が死んだ場合は、心臓が本人のもとに戻るようになっている)。そのため奈落打倒の計略を何度も廻らし、奈落を殺す算段がつくと度々殺生丸を頼っていた。犬夜叉が朔の日に妖力を失うことを知っても、それを奈落に報告しなかった。
後に魍魎丸の陰謀に気付き、琥珀を逃がすと同時に奈落一味から離脱する。白童子との死闘の末、奈落に心臓を返してもらうも、同時に瘴気を注ぎ込まれ、最期は殺生丸に看取られながら風となって消えていった。殺生丸が天生牙で助けようとした数少ない人物の一人。
第一妖怪・神無(かんな)
声 - ゆかな
奈落が生み出した最初の分身で、神楽や他の分身たちの姉。「無」の分身。人間換算年齢10歳。妖気も気配も匂いも無く、妖気がないという性質から妖怪を滅する清浄な結界の中も自由に行き来ができる。見た目は幼い少女の姿。口数が少なく奈落に対して非常に従順で、他の分身たちとはかなり掛け離れている。いつも大きな鏡・死鏡(しかがみ)を抱えている。その鏡は魂を吸い取り、また攻撃を跳ね返す能力を持っているが、魂の容量には限りがありかごめの魂は吸い切れなかった。奈落を裏切り、魍魎丸に寝返ったようなそぶりを見せていたが、それすらも奈落の策略であった。
心や感覚もなく、恐れも痛みも悲しみも、相手の行動の意味すら理解できないと称されている。その一方で、自分の側を吹き抜けた風に亡き神楽を思い浮かべたり、アニメでは神楽が亡くなった花畑に赴いて彼女の扇子を拾い、それを湖に水葬するなど、最も長い付き合いであった妹の死を悼んでいた。内心では自由を渇望していた様子。
その後奈落の命令で鏡を開放させ、犬夜叉と戦った。犬夜叉は傷ついて無力になった神無にとどめを刺そうとはしなかったが、結局奈落の力によって自爆させられ消滅した。最期はかごめに「光が奈落を殺す」という言葉を残し、汚れた四魂の玉の中にある一点の光を見せた。アニメでは劇場版以降、よく短歌を詠む。
鏡の妖
神無が死鏡を解放することで発生する巨大の武者のような妖。見たものをそっくりそのまま写し取り相手の力を奪い取ることができる。体の中央にある斬撃を発生させる空洞は神無があらゆる位置に発生させる「鏡の影」とつながっており、神無と連携することで敵を逃がさずに斬撃を与え続けることができる。妖の受けた傷は全て使い手の神無が負う。アニメでは神無のために花を摘むなど神無と独立した意識を持つ描写がなされた。
最猛勝(さいみょうしょう)
奈落が居る場所に現れる、無数の地獄の毒虫。スズメバチに似た姿をしている。主に弥勒の風穴を封じるのに使われる他、スパイ、物品運搬など、奈落の手先となり働く。
第三妖怪・悟心鬼(ごしんき)
声 - 佐藤正治
奈落が放った「心」を読む分身。神楽を姉上と呼んでいるが、本人がいない時には呼び捨てにし、内心では2人の姉を自分が生まれるまでの前座に過ぎなかったとして見下している。人の心を読む能力があるため相手の行動を予見し先回りして戦うことができる。悟心鬼の読心は相手が今考えている事柄を読み取る能力であり、赤子と白童子と違い心の深淵を覗く力はないが、相手を見るだけで心が読める部分では勝っている。鉄砕牙を噛み砕き、犬夜叉を追い詰めたが、犬夜叉が妖怪に変化(へんげ)し、引き裂かれてしまった。なお、首を飛ばされた悟心鬼の牙は天生牙で甦った後、殺生丸の依頼により、灰刃坊が闘鬼神という刀に仕立てた。
第五妖怪・獣郎丸(じゅうろうまる)/第四妖怪・影郎丸(かげろうまる)
声 - 共に山崎たくみ
奈落が生み出した双子の分身。二体とも同じ顔をしている。
獣郎丸は「獣」のように言葉も喋らず闘争本能しかない。奈落の壷の中で生まれた途端に奈落の首をはね落とす凶暴な性格。獣郎丸は同じ壺から生まれた影郎丸の言うことしか聞かない。
獣郎丸を「影」で操っているのが小さく、カマキリのような腕と回虫のような体をした影郎丸。普段は獣郎丸の体内に隠れている。
獣郎丸が一切喋らないが、影郎丸はそれを補うが如くよく喋る。
双方共に鋼牙を上回る戦闘速度を誇り、地中に潜って奇襲をかけることもできる。犬夜叉と鋼牙の共闘によりまとめて倒される。
巨大死魂虫(きょだいしにだまちゅう)
奈落が桔梗を始末するために送りつけた妖怪。桔梗の死魂を奪って消そうとするが、駆けつけてきた犬夜叉に倒された。
無双(むそう)
声 - 家中宏
奈落が、桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てようとして切り捨てた肉塊が人型の妖怪となった。鬼蜘蛛の心が不完全な形で出された姿。鬼蜘蛛としての記憶も、奈落の分身としての自覚も無かったが、かごめの姿を見たことをきっかけに記憶を取り戻す。顔が無く、「無双」という僧侶(声 - 杉田智和)から顔の皮と名前を奪った。意識は鬼蜘蛛そのものであるため、性格は極めて残虐。奈落と同様、粉々に粉砕されても心臓を中心に再び一つに結集して再生し、また体の一部を変形させて武器にする能力を持つ。変化後のモチーフは蠍。自分を“つなぎ”として利用していた奈落を嫌う。奈落の体はまだつなぎとしての鬼蜘蛛を必要としていたため、再び奈落に取り込まれた。
白心上人(はくしんしょうにん)
声 - 松岡文雄
100年以上前の高僧の即身仏。最高位に位置する僧侶であり、敵対関係にありながら弥勒や桔梗から格上の存在として接せられていた。
本作において最も強大な人間の一人であり、長い年月を経た法力は弥勒でも遠く及ばない領域にある。悪人、妖怪、死人など、邪な力を持つ者に対し絶対的な攻撃力と防御力を誇り、発生させる聖なる結界の力は殺生丸や桔梗に近づくことすら許さず、奈落すら一瞬で滅ぼすと評される。また、即身仏の身でありながら、周囲に張った結界ごと自由に移動することができる。
かつて徳の高い聖人として多くの人に慕われ、飢饉や疫病に苦しむ人々を救っていた。未来永劫人々を護り続けるために即身仏になろうとしたが、入滅の直前に人間本来の死の恐怖に襲われ、自分が真の聖人ではなかったことを思い知り成仏できなかった。
聖人ではなかったことを思い知らされた悲しみを奈落に付け込まれ、奈落に救われたと感じた白心は奈落に協力し白霊山に聖なる結界を施す。
聖島で犬夜叉達を仕留める計画に携わるが、蛮骨の腕を信用していなかった白心は法力を用い聖島に聖なる結界を施し鉄砕牙の変化を解くなど数々の補佐を行う。しかし蛮骨がかごめの矢によって腕を失うと、蛮骨を白霊山まで瞬間移動させて救出した。
その後、白霊山へ侵入してきた弥勒の風穴に耐え抜き、山の麓で結界を張り続けたが、自分と同じく生前迷うことを許されなかった死者である桔梗と魂を触れ合うことで成仏し、白霊山の結界を解いた。
生前の白心が白霊山の麓に開いた寺院「お清め処」は現在も強力な封印場所として知られている。
第六妖怪・赤子(あかご)
声 - 小林愛
奈落が白霊山で生み出した「人」の分身。白霊山に蠢く無数の実験体の完成系。赤子の姿でありならが分身たちの中では最も格が高く、自身の片割れである白童子すら手駒として操る。他の分身や妖怪達の指揮権を有し、奈落と同等の立場にある「奈落の落とし子」。
奈落の持っていた鬼蜘蛛の心、即ち人の心が完全な形で出された姿で、もとの人間らしい心と桔梗を慕う心は持っていない。
桔梗を慕う心を除くあらゆる資質を奈落から受け継いでいる。触れた相手の心を読み取る能力により奈落以上に人の心を利用した謀略に長け、性格も奈落を越えて冷酷非情(犬夜叉曰く、奈落の心がますます捻じ曲がった性格)。
最初は一体だったが神楽と共に神官・僧侶を襲っている最中、和尚(アニメでは妖怪封じの名手・神泉和尚)の法力を受けて真っ二つにされ、その際に二体に分裂。片割れは子供の姿になり、白童子となった。分裂後の赤子は、白童子や分裂前の赤子に比べ極端に無口で、ほとんど喋らない。
正体は奈落の弱点である心臓
いつしか心臓を持つ自分こそ本物の奈落だと考え始め、白童子と共に奈落の抹殺を画策するも、赤子自身は戦闘能力を持たないため、白童子に「鎧」となる魍魎丸を作らせて魍魎丸の強大化により奈落抹殺を図る。しかし奈落によれば赤子が自分を裏切ることは目に見えていたらしく、だからこそ動くこともままならない赤子の姿で心臓を外に出し、赤子に強力な鎧を作らせてから再び吸収しようとしていた。強大な力を得た魍魎丸を使い、犬夜叉や殺生丸、鋼牙らと戦い2つの四魂のかけらを奪取するも、犬夜叉一行が見守る中、奈落と死闘を繰り広げ窮地に陥る。最後には自ら犬夜叉の前に進み出て奈落をみちづれにする覚悟を見せるも、金剛槍破を操る奈落に阻止され遂に吸収される。
白童子(はくどうし)
声 - 小林愛
奈落が白霊山で生み出した第六妖怪の片割れ。心臓を持つ左の片割れが赤子の姿のままだったのに対し、右の片割れは10代前後の子供の姿となった。
白童子の結界は奈落の結界とつながっており、双方のいる場所へ瞬間移動が可能になっている。
煉獄鬼から奪った薙刀を武器とし、妖馬・炎蹄に乗る。奈落と違い自分の手を汚すことも率先してする、赤子同様に奈落以上に冷酷な性格で、姉にあたる神楽や神無をも見下している。魍魎丸を作り出して奈落を裏切り取って代わろうとしたが、奈落に勘付かれており、結界を解かれ最期は弥勒の風穴に吸い込まれて消滅した。
炎蹄(えんてい)
白童子と神楽が殺した和尚に封印されていた妖馬で、封印を解いた礼として、白童子に乗馬として付き従う。元は人食い鬼(アニメでは煉獄鬼(れんごくき))のものだった。高速で空を飛ぶことができ、口から強力な炎を吐く。最期は原作では聖さま(桔梗の操る人形)の破魔の矢で白童子の結界を破られた後犬夜叉の風の傷で倒された。アニメでは犬夜叉と雲母の連携により洞窟に誘い込まれた後で犬夜叉の爆流破に討ち倒された。
魍魎丸(もうりょうまる)
声 - てらそままさき
白童子が、妖怪を寄せ集めて作った体に人間の魄(ハク)を入れて生み出した妖怪。赤子の「鎧」として作られた。魂が無かったため人形のようだったが、御霊丸に取り付いた後、いつしか自我を持っていた[6][7]。自分に直接攻撃した相手を取り込んでしまう力がある。後に冥王獣の鎧甲と金剛槍破を取り込み、殺生丸の闘鬼神を折り、犬夜叉の鉄砕牙を圧倒する[8]。その瘴気と妖力は奈落にも並ぶほどで、魍魎丸と奈落が向かい合うだけで山一つが消滅するなど影響力も凄まじい。赤子が隠し持っていた奈落の心臓も受け継ぎ、奈落に最後の戦いを仕掛け、奈落を喰ったかに見えたが、最終的には奈落に内側から取り込まれ消滅した。
原作では殺生丸を追い詰めていたが、アニメでは逆に追い詰められるという改変を受けることになる。
雷冥砲(らいめいほう)
冥王獣の技。
金剛槍破
金剛石で出来た腕から金剛石の礫を発射する。犬夜叉の技と同じだが瘴気をまとうタイプが存在し、金剛石の触手として敵を貫くこともある。
第七妖怪・夢幻の白夜(むげんのびゃくや)
声 - 真殿光昭
奈落が放った「幻」を操る分身。動きは素早く幻術により滅多にダメージを負わないが、あまり戦おうとせず、様子を見守る観察者的存在。奈落の代わりに策を張り巡らしたりする。移動の際は主に巨大な白い折鶴に乗って飛行する。翼の生えた目を出し入れすることができ、それで遠くの様子を調べることが可能。
一時期、紅牛魔と行動を共にし、妖狼族のほとんどを惨殺した。
背中に差している刀には刀身が無いが、妖力を写し取る能力がある(一度しか使えない)。後に奈落に指示され冥道残月破の力を吸い取ったことで黒い刀身が発生した。
奈落とは共同体で奈落が手傷を負うと白夜も同じダメージを受ける。分身達の中で唯一最期まで奈落に忠実だった。
最終決戦でも奈落の命令以外はほとんど観察に徹し、奈落に忠実だったものの犬夜叉達との闘いにかなり消極的である。最期はかごめを刀で斬りつけた後、犬夜叉の冥道残月破で倒された。
紅牛魔(べにぎゅうま)
声 - 西前忠久
赤い鬼のような妖怪。欠片集めに本腰を入れた奈落の命を受け、白夜と共に妖狼族狩りを行った。肩に装着した武器を灰に与え、鋼牙の命を狙わせる。
妖狼族のほとんどを殲滅しており並の妖怪よりは相当強いようだが、鋼牙の敵ではなく五雷爪によって瞬殺された。
曲霊(まがつひ)
声 - 草尾毅
四魂の玉の邪念の化身で、奈落の肉体を使い発生した。
表情は常に狂気を帯びている。奈落同様、物理的な攻撃を完全に無効化する。白兵戦では作中最高レベルの使い手であり、全く躊躇のない高速攻撃で殺生丸をも圧倒した。「悪霊の毒」と呼ばれる奈落をも越えた毒素を持ち、その毒は殺生丸の毒の爪を溶かし、瘴気の痛みを感じなくなった弥勒すら苦しめる。
本体は霊体のため天生牙以外では傷一つつけることができない。霊体は妖怪・人間に対し、生死を問わず憑依することができる。
四魂の玉に関わる人物に対し絶対的な力を持ち、一睨みでかごめを昏睡させた。また、憑依せずとも四魂の欠片を取り巻く肉片を操れる。
四魂の玉の完成のために琥珀を襲い、殺生丸や犬夜叉一行全員を相手になお圧倒したが、殺生丸に爆砕牙が発生し撤退を余儀なくされる。その後、白夜を使って殺生丸を琥珀から遠ざけ、再び襲撃し遂に四魂の玉を完成させた。
玉の完成後の最終決戦では奈落に並び最後の敵として犬夜叉一行と殺生丸の前に立ちはだかる。犬夜叉を操り、アクロバティックな動きで殺生丸を傷つけるが、最期は自我を取り戻した犬夜叉の妖穴に捕らえられ、殺生丸の天生牙で倒された。
アニメでは一人称が「わし」⇒「我」に変更されている。

七人隊(しちにんたい)[編集]

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15年前、「七人で百人分の働きをする」といわれるほどの圧倒的な戦力を誇ったが、その強さと残虐性を恐れた大名によって斬首された傭兵部隊。東国出身だが、討伐時に逃げた先の北の地で殺され、白霊山の麓の寒村につくられた七人塚に葬られた。奈落によって首(巨体を誇る凶骨のみ額)に四魂のかけらを埋め込まれて復活、「犬夜叉たちを全員倒せば四魂のかけらを永久に与える」という条件をのみ犬夜叉一行や鋼牙らと戦う。全員が顔になんらかの模様を施しており、亡者であるため死人と墓土のにおいがするが、妖気は持たない。体内のかけらを全て抜き取られると骨に戻る。かけらを抜かれない限り死ぬことはないが、治癒能力には各々でかなり差がある。アニメでは7人の生前が描かれている。

蛮骨(ばんこつ)
声 - 草尾毅
七人隊の首領。享年17。
かつて、大の男が3人がかりでようやく持ち上がる大鉾「蛮竜(ばんりゅう)」を用い殺戮を欲しいままにした。七人隊最年少でありながらずば抜けた実力を持って6人の荒くれ者を統括する。仲間からの呼び名は「大兄貴」。髪型は長い三つ編みで額に十字の形の紋様を持つ。
残忍な性格だが、さっぱりした能天気な一面も持ち、仲間に対する想いは強い。
しかし、煉骨を脅し四魂のかけらを独占するなど排他的な一面も併せ持ち、それらが重って煉骨の謀反を招いてしまう。
裏切りは決して許さず、蛇骨を殺した煉骨を自らの手で殺害した。ちなみに煉骨が謀反を決意した銀骨の欠片の無断使用に関しては、蛮骨は許容していたようである。
犬夜叉とは計3回戦っており、常に互角の闘いとなるが最後の白霊山の決戦で懐に飛び込んだ犬夜叉の鉄砕牙で切り倒される。
アニメでは生前に蛮竜に願をかけ、人と妖怪合わせて二千の恨みを蛮竜に宿し妖刀化させた。これにより妖気を用いた攻撃をすることができるようになったが、これが仇となり爆流破で蛮竜共々撃破される。
蛮竜閃(ばんりゅうせん)
四魂のかけらの妖力により朱色の衝撃破を放ち風の傷を薙ぎ払うことができる。妖刀化してからは風の傷を越える威力にまで成長する。
竜雷閃(りゅうらいせん)
四魂のかけらの力で落雷を起こす。雷の軌道は制御できない。
熱風
煉骨のかけらを使用し風の傷を完全に相殺する熱風を放つ。
煉骨(れんこつ)
声 - 杉田智和
蛮骨の参謀役であり七人隊の副将。享年24。
坊主頭で頭に布を巻いており、顔中に模様が施されている。登場してまもなく、顔の模様がわずかに変更された。仲間からの呼び名は「兄貴」。
頭が良く策略に長けているが冷酷で目的のためには手段を選ばない性格。
手甲から出す鋼の糸や油を用いた火炎攻撃砲筒爆雷筒といった自作の兵器を使って戦う。犬夜叉を除く一行を釘づけにするなど人間相手には滅法強い。構造は不明だが、指先からライターのように炎を噴出させることができる。
単身で寺院を襲撃して拠点とし、銀骨に犬夜叉達を、蛇骨には鋼牙の殺害を命じる。両者共に標的を仕留め損ねるが、煉骨は犬夜叉から奈落に関する情報を得ると共にかごめから四魂のかけらを奪った。
蛇骨を犬夜叉からことごとく遠ざけており、蛇骨から犬夜叉のことが好きなのかと突っ込まれた。
戦国時代とは思えないほどの技術を持っており、銀骨の改造も行っていた。四魂のかけらの力が弱いのか、受けた傷が全く再生しない。
四魂のかけらを蛮骨に脅しとられ、二度目はないと釘を刺されるが、鋼牙との戦いの傷が再生せず痛みに耐えかねた煉骨は銀骨のかけらを蛮骨に無断で使用してしまう。二度目はないという蛮骨の言葉を真に受けた煉骨は蛮骨を凌ぐために四魂のかけらに執着する。
当初は鋼牙の四魂のかけらを狙ったが、最期には弟分の蛇骨から四魂のかけらを奪取し殺害、仲間殺しを許さない蛮骨によって自らも四魂のかけらを奪われ死亡する。
睡骨や銀骨など弟分にはそれなりに労わる面も見られる。
犬夜叉一行と戦った回数が最も多い七人隊であり、犬夜叉本人と直接戦った回数も4回と七人隊で一番多い。
生前は謙虚な性格であり、冷淡な印象も見られず蛮骨の冗談に笑顔を見せるなど全く雰囲気が違う。
鋼の糸(ワイヤー)
手甲にしこんだワイヤーで敵の動きを封じる。可燃性の油が染みこんでおり着火して相手を火達磨にする。
火炎放射
油を口に含んで着火し炎を吐く。相手が人間なら一瞬で焼死する。原作では鋼牙にもダメージを与えている技だが、アニメではなぜか全く効いていない。
砲筒
大砲で敵を砲撃する。一つの砲筒に3発の弾を装填可能。アニメではガトリング式のものや火炎放射型がある。
蛇骨(じゃこつ)
声 - 折笠愛
七人隊の一人。享年20。
女性用の着物を着ており、蝶柄の簪で髪をまとめ、紅を口に差している青年。蛇骨刀を自在に操る七人隊の切り込み隊長。俊敏だが、着物の下には薄い蛇皮の手甲と胸当てしか身に着けておらず軽装備。着物の片裾を帯で留め、常に片足を露出させている。
飄々とした性格。男好きの同性愛者女性には興味がないどころか強い嫌悪感を抱いている。犬夜叉を気に入り、最初の対戦以後執着を向ける。
素直な性格で、子供のようにゴネることはあるものの、最終的には蛮骨と煉骨の命令を忠実にこなす。四魂の欠片にも全く執着がなく、蛮骨から「ちょっと変だけど信用できるのはお前だけ」と言われている。
考案段階では女性だった[9]。中性的なデザインやキャラなのは女性だった頃の名残とされている[10]
若い色男と殺戮以外に興味は無い。しばしば無邪気な表情を見せるが、残虐性や加虐癖をも持つ。
七人隊では最初に犬夜叉一行と出会い、計4回戦っている。蛇骨自身は常に犬夜叉との戦闘を望んでいたが、煉骨の指示により機会を2度失っている。
最期は犬夜叉の風の傷を受け重症を負い、それを見ていた煉骨に四魂のかけらを取られて骨に還る。生への執着はなく、二度目の人生を楽しんだと納得して死んだ。煉骨の謀反に気付いていた様子で、最期に欠片を取ろうとする煉骨に微笑みかけた。
アニメでは睡骨を気遣い殺人を戸惑う面を見せた。
霧骨(むこつ)
声 - 稲田徹
七人隊の一人で毒使い。七人の中で最も小柄で白装束を着ている。強力な毒を使うため毒に身体が慣れており、唾液すら毒液として武器になる。醜悪な容貌のために女にモテないと思い込んでおり、かごめをさらって自分の物にしようとした。彼の毒の強さは蛇骨も認めるところで、かごめ・弥勒・珊瑚を苦しめるが、殺生丸には効かず、あっけなく斬り捨てられる。
四魂のかけらは最猛勝に回収されたのち、蛮骨の手に渡った。
蛇骨とは逆で女性をいたぶって殺すという凄まじい趣味を持つ。
銀骨(ぎんこつ)
声 - 江川央生
七人隊の一人。戦いで傷付くごとに煉骨に改造され、全身に多数の武器を仕込んでいるサイボーグとなった。蛮骨以上に煉骨を尊敬しており、煉骨のすることは何でも正しいと思っていたとされる。
後に犬夜叉によってバラバラにされ、戦車のような姿に改造された。この時点では人間の体はほぼ頭部しか残っていない。改造されてからは「ぎしぎし」としか言わなくなった。
鋼牙の捨て身の攻撃を受け、原作では破壊される。余談だが銀骨戦車の素材には「銀骨歯車」などの細かい名称がつけられている。また、戦車になる前の装備も原作とアニメで違っている。
銀骨の大砲は蛇骨が拾ってきた種子島銃を煉骨が改造したものという裏設定が奥義皆伝で明かされている。アニメではそれを踏まえ蛇骨が種子島銃を煉骨に持ち帰っているシーンが追加された。しかし、15年前の時点で既に銀骨に大砲が搭載されているシーンも登場し、蛇骨が種子島銃を拾う前から煉骨が大砲を作っていたということになり、設定と矛盾する。
アニメでは煉骨との絆がさらに強調されている。
銀骨砲(ぎんこつほう)
煉骨が種子島銃を改造して作った大砲。通常の砲撃タイプと上空で無数に分裂し地上を襲うタイプが存在する。戦車形態では二つ装備されている。
連装カッター
背中に装備された4連装式の回転カッター。鋼の糸に繋がっているため若干のコントロールが可能。
腕部アンカー
人型形態の装備。打ち出すと同時に先端が展開し敵を掴むアンカークローとなる。
最終砲撃形態
アニメでのみの登場。戦車形態から変形する。正面部の脚部が180度回転し、そこから連装式の大砲が出現。本体左右からは一部のパーツが外れ、5連装のミサイルポッドらしい武装が展開。さらに後部には無数の火薬弾が出現と火力が大幅に強化される。
睡骨(すいこつ)
声 - 平田広明
七人隊の一人
凄まじい体術と剛腕を誇る接近戦の達人。手甲鉤を用い、鎧以上の強度を持つ犬夜叉の火鼠の衣すら簡単に引き裂く。
善良な医者と残忍な殺人鬼の2つの心を持つ二重人格者。蘇った後は過去の記憶を持たない「医者」の睡骨として白霊山の麓の貧しい村に住み、身寄りのない子供たちを養っていたが、蛇骨から子供を庇おうとして負傷したことにより「殺人鬼」の人格が出現してしまう。「殺人鬼」の睡骨は髪が逆立ち、眉毛が消え羅刹と評される凶悪な顔つきになる。また、正反対の人格を併せ持つがゆえに「医者」人格は血を見ることを恐れ、「殺人鬼」人格は医者や僧などの善人を嫌っている。殺人鬼人格は医者人格の記憶を持っているが、医者人格は殺人鬼人格の記憶を持っていない。
殺生丸一行との戦闘の途中でりんや邪見とつり橋から川に転落して流された後、外見は「医者」人格だが心は「殺人鬼」人格という、特殊な状態になる。医者のフリをしてりんを連れ白霊山麓の村に戻り、村を出ることを要求した村人達を惨殺するも、「医者」人格の影響で村の子供たちは殺せなかった。
最期は喉に突き立った桔梗の矢に浄化されて「医者」人格に戻り、死んだ記憶や他人格が殺人者であった記憶も戻り、桔梗に殺してくれるよう頼む。桔梗が四魂のかけらに手をかけようとした直前、蛇骨にかけらを取られ、桔梗に看取られながら骨に還った。四魂のかけらは蛇骨の手を経て蛮骨に渡った。享年26。
ちなみに、医者人格の時は華奢だが殺人鬼人格は筋骨隆々の肉体をしており、人格によって肉体も別人へと変貌する。
アニメでは、戦の時に逃げ遅れた子供を殺した侍を無我夢中で殺してしまったことで自分を許せない思いに捉われ、第二の人格が発現したという、睡骨の過去が追加されている。その後殺戮を繰り返す中で蛮骨・蛇骨と出会い、七人隊に勧誘される。
凶骨(きょうこつ)
声 - 郷里大輔
七人隊の一人。小山ほどもある人間離れした巨体の持ち主。妖怪をも食らうその姿から「大鬼」と呼ばれたが、本人は人間と主張している。
その巨体を武器にして力任せに戦う。巨体を維持することが思考の大半を占めており、頭はほとんど使わない。
鋼牙の四魂のかけらを奪おうとするが、弱点である四魂のかけらを埋め込まれた場所を、自ら教えたことで、鋼牙に四魂のかけらを抜き取られ、返り討ちに遭う。力だけは強いが技は達者でなく、蛇骨曰く「(七人隊の中で)一番弱かった」らしい。
四魂のかけらの力は他の七人隊に比べかなり強いようで、腕が切られたり首が180度捻じ曲げられてもすぐに完治する。
四魂のかけらは最猛勝に回収されたのち、蛮骨の手に渡った。
原作では武器を使用していなかったが、アニメでは鎖付きの巨大な鉄球を使用した。また、生前は今ほど巨大ではなく5メートル程度だった。

現代の人々[編集]

日暮家[編集]

日暮 草太(ひぐらし そうた)
声 - 中川亜紀子
かごめの弟(初登場時は小学三年生)。
度胸がなく、お化けや妖怪の類は大の苦手で腰を抜かすほどだが、犬夜叉のことは「犬の兄ちゃん」「犬夜叉の兄ちゃん」と呼んで一切怯えていない。姉のように井戸を通り抜けることはできないが、戦国時代を行き来する姉のことを気にかけている心優しい少年。
飼っている猫のブヨには日暮家で1番懐かれている。
同じクラスのひとみとは恋仲で、キスも済ませている。
「サッカー選手になること」が夢(アニメ版)。
最終回では中学生になっていた。
ママ(かごめの母)
声 - 百々麻子
本名不明。娘が戦国時代に行く際には、犬夜叉たちのためにと弁当を作って持たせており、娘が戦国時代にいる間には、お菓子やカップラーメンを買い貯めしておくのが日課。
まったく物事に動じない性格で、かごめを送り出す様子を家族からは「まるで単身赴任の夫を送り出している」と言われたほど。
非常にマイペースで少々天然(犬夜叉と初対面した際には、まったく怖がらずに「触ってイイ?」と断ってから耳に触るなど)だが、娘の恋愛事情には鋭い。
流れ星を見つけた際「宝くじが当たりますように」とお願いした(アニメ版)。
草太には「医者になってほしい」と言ったらしい(草太談)。
じいちゃん(かごめの祖父)
声 - 松尾銀三鈴木勝美
本名不明。日暮神社の現役宮司。
いちいち物の由来を語りたがり、少々面倒な人。日々神経痛に悩まされている。
かごめが戦国時代に行っている間は、学校を休む口実として孫が様々な奇病にかかったことにしていることか、いつの間にか仮病を考えるのが日課になっている[11]
多少の結界が張れ、札に念を込められるなど、宮司としての実力は多少はある様子。
草太には「神社の跡継ぎになってほしい」らしい(アニメ版)。

かごめの同級生[編集]

北条君(ほうじょうくん)
声 - うえだゆうじ
かごめの同級生(アニメでは文化祭の演劇で犬夜叉と初対面している)、フルネーム不明。
少々天然ボケな良い人で、おまけに爽やか。かごめに対する恋愛感情の発露もユニーク(青竹を渡して「踏めよ」と薦めるなど)。
かごめが学校を休んでいる理由を「病気がちだから」と誤解し続けている。
戦国時代の北条秋時は彼の先祖(彼もかごめに片想いしており、アニメオリジナルストーリーや劇場版にも登場)。
原作では15巻(サンデーでの掲載は1999年)を最後に登場していなかった(アニメでは出番が多い)が、中学卒業の際に8年ぶりに登場した(男子校へ進学するらしい)。
由加(ゆか)/絵理(えり)/あゆみ
声 - 清水香里/増田ゆき/岡本ナミ(第1期では旧名の岡本奈美名義)
かごめの同級生の友達で特にあゆみはおっとりしているが頭がよく成績がいい。かごめが「不良の二股暴力男」と付き合っていると勘違いしていた。34巻で犬夜叉と対面し、認識を改めた。
最終回の高校の卒業式では、3人とも大学へ進学。由加は女子アナ、絵理は不明、あゆみは通訳を目指すことを語っていた。

その他[編集]

犬夜叉一行の関係者[編集]

琥珀(こはく)
声 - 矢島晶子
珊瑚の弟。そばかすが特徴の初登場時11歳の少年。武器は鎖鎌。奈落の謀略により一度死んだが、奈落が四魂のかけらを入れた[12]ことにより蘇生、奈落に記憶を操作され忠実な手下と化した。その間に本来の記憶を取り戻し、奈落の心臓(赤子)を狙うが、自分のかけらを取り込もうとしている魍魎丸の陰謀を知った神楽の手によって逃がされ、一時期犬夜叉一行に加わっていた。その後桔梗と行動を共にし、桔梗の死後は殺生丸一行に加わっていた。四魂のかけらで命を繋いでいるため、りん同様、天生牙で生き返らせることはできない。彼の持つ四魂のかけらは奈落を倒す鍵となっていたが、結局は奈落に奪われるも、桔梗が四魂のかけらに遺した光によって、生きながらえることができた。戦線を離脱していたが、奈落との最後の戦いでは、途中から加わり、りんを救出する活躍を見せた。
3年後、珊瑚が弥勒との間に子供を儲けた後は、弥勒のことを「義兄上(あにうえ)」と呼び、雲母と共に妖怪退治と修行の旅をしている。また刀々斎によって新しい鎖鎌を得ている。
犬夜叉の父
声 - 大塚明夫
西国を支配していた犬の大妖怪。200年前、宿敵、竜骨精との戦いの傷が元で亡くなった。刀々斎曰く犬夜叉の数倍強かったらしい。彼の墓はこの世とあの世の境に存在し、犬夜叉の右眼の中にあった黒真珠、火の国の「門」、「血の川」などを通じることで行くことができる。
映画では、犬夜叉と殺生丸が叢雲牙を封印した時にふたりの前に姿を現した。妖犬の姿の殺生丸は彼の生き写し。犬夜叉に鉄砕牙、殺生丸に天生牙を与えたが、天生牙の秘密が白日のもとにさらされ、殺生丸を憤怒させるだけでなく、兄弟仲の悪さを決定的なものにしてしまうなど、とかくその本意のわかりにくさが周囲を混乱させる元となっている。竜骨精、豹猫族、飛妖蛾、四闘神、死神鬼など数々の大妖怪と渡り合ってきたが倒し切れていない相手も多く、竜骨精だけは封印するだけでやっとだったとされている(映画では竜骨精との戦いの後に、怪我が回復しないまま十六夜を救出しに向かったことで亡くなっている)。
原作では名前は出ていない。映画「天下覇道の剣」公開前後に公式サイトで闘牙王(とうがおう)という名前が発表されたが、その後再び「犬夜叉の父」の表記に戻っている。ただし、海外では戻されておらず、闘牙王のままになっている。
犬夜叉の母
声 - 井上喜久子
没落系貴族の人間。犬夜叉が幼いときに亡くなった。とても美しく、心優しい人間だった。アニメでは、名前は十六夜(いざよい)。劇場版では、刹那猛丸に斬り殺されるが天生牙によって蘇生。死後、犬夜叉に火鼠の衣と紅差しを遺した。後にこの紅差しは桔梗に渡される。また、アニメでは生前の頃に犬夜叉に風邪を引いた時の治療薬としての肝汁の作り方も教えていたようである。
作中では無女という妖怪が化けて犬夜叉を取り込もうとした。
殺生丸の母
声 - 榊原良子
殺生丸と同じ犬妖怪で、額に月のしるしがある。殺生丸を冥道へ送り込んだ張本人。高飛車でシニカルな反面、意外と母親らしく、殺生丸が悲しんでいると聞き、死んでしまったりんを生き返らせた。邪見の名を覚える気が無かったようで、終始「小妖怪」と呼んでいた。名前は発表されていない。
弥萢(みやつ)
弥勒の祖父。50年前、一人で奈落と渡り合っていた法師で、最期の戦いの際に美女に変化した奈落に右手を貫かれ風穴の呪いを受けた。
四魂の玉に関する考察「一霊四魂論」の著者。
名前は奥義皆伝でのみ明かされている。
裏陶(うらすえ)
声 - 太田淑子
鬼の術を使う鬼女。桔梗の霊骨を奪い、墓土の体で桔梗を復活させようとするが、桔梗の魂はかごめに転生していたため桔梗の抜け殻しかできなかった。そこでかごめを拉致し、妖術で魂を抜け殻に取り込み見事桔梗を復活させるが、逆に復活した桔梗に倒されて塵となった。
鬼蜘蛛(おにぐも)
声 - 家中宏
50年前、爆薬を操る強力な野盗「羅刹の勘助」の仲間だったが、彼を裏切ったために逆襲され勘助の起こした爆発による遊郭の大火事に巻き込まれ大火傷を負った挙句、崖から奈落の底へ落とされたため、両足の骨を骨折し動けなくなる(アニメ版での設定)。それでもなお生き延び、桔梗にかくまわれた邪悪な野盗。桔梗を手に入れるために動けぬ体を妖怪に差し出し、数多の妖怪と結合し半妖・奈落となる。全身大火傷を負っていたため素顔は不明。勘助に大火傷を負わされる前は長髪だった。後に奈落の分身・無双として目を覚ます。
翠子(みどりこ)
強い霊力を持ち、かつて四魂の玉を生み出したと伝えられる巫女。妖怪の魂を奪い浄化することで妖怪を無力化する。珊瑚の故郷である退治屋の里の洞穴の奥に、妖怪とともにミイラ化している。その死魂は桔梗のものとなり奈落の呪いの侵蝕を抑え込むのに大きな役割を果たす。
終盤、四魂の玉の中で登場し四魂の玉を生み出した妖怪と闘い続けていた。玉の内部では剣から竜巻のような物を発して戦闘している。
四魂の玉を生み出した合体妖怪
数百年前、翠子に恋した人間の男をつなぎに無数の妖怪が集合して生まれた妖怪。つなぎにされた男が肉体に埋もれておりその人格は死んでいる。アニメではつなぎにされた男の話は語られていない。実は完結編では前作アニメで描かれていなかったつなぎの男が描かれている。
果てしない妖力と巨大で邪悪な魂をもって翠子の無力化の術を無効化した。
翠子との七日七晩の闘いの末に四魂の玉を生み出した。
翠子と共に退治屋の里でミイラ化しているが魂は四魂の玉の中で翠子と闘い続けている。
竜骨精(りゅうこつせい)
声 - 井上和彦
犬夜叉の父の宿敵。全長数百メートルはあろうかというとてつもなく巨大な竜の大妖怪。
武蔵の国を一瞬で焼け野原にするほど影響力を持つ。竜の額にある人面が主人格。
全身に青白い雷をまとい、周囲の岩石が蒸発するほどの妖気を持つ。
200年前、犬夜叉の父と戦い致命傷を負わせたが胸に爪をつきたてられ谷に封印される。
鉄砕牙を軽くすべく挑んできた犬夜叉を風の傷を受け付けない防御力と強力な雷球を操り窮地に追い込むが、犬夜叉が勘で放った鉄砕牙の奥義「爆流破」によって粉々に粉砕された。
アニメのEDでは両腕がある頃の殺生丸が竜骨精の元を訪れる場面が描かれている。
朴仙翁(ぼくせんおう)
声 - 鈴木泰明
樹齢2000年の朴の木が妖怪化したもので、犬夜叉の父とは友人だった。鉄砕牙・天生牙の鞘は彼の枝から作られたもので、その関係で刀々斎とも面識がある。原作では殺生丸が犬夜叉の妖怪化の秘密を聞くために訪ねた。
映画では、犬夜叉の父が亡くなった後に刀々斎が遺言通り殺生丸に天生牙を渡す際、直接手渡したら間違いなく殺されると思った刀々斎が、「殺生丸へ(ハートマーク付き)」というメッセージと共に天生牙を朴仙翁に押し付け、彼のもとに行くように仕向けたことが判明している。
死神鬼(ししんき)
声 - 佐久田修
かつて犬夜叉の父に敗れた大妖怪。冥道残月破をもともと持っていた人物で、犬夜叉の父に冥道残月破を奪われ顔の一部を消された。殺生丸が冥道残月破を得たことを知り、同じ使い手は2人もいらないとして殺生丸を呼び出し、天生牙の秘密を教え、激しく動揺する殺生丸を殺そうとした。
天生牙が鉄砕牙と共鳴したことで、殺生丸の放った完全な円形の冥道斬月破に飲み込まれた。
ただし、死神鬼は冥道斬月破を使用できるため、冥界から現世へ戻ることができる。
冥道残月破(めいどうざんげつは)
冥道を切り開き、敵を直接あの世へ送る。逆に冥界から現世への道を作ることも可能。大きさは小さいが完全な真円を描いており、殺生丸の不完全な冥道残月破を吸収するほどの威力を持っている。
使用者の資質により威力や特性が変化する。死神鬼の場合は、一度に複数の冥道残月破を放つこと可能。

奈落の関係者[編集]

人見蔭刀(ひとみ かげわき)
声 - 森川智之
物語開始時に奈落が仕えていた人見家の若殿。23歳。病弱だが父親(城主)が蜘蛛の妖怪に憑依されていることに唯一人気づくなど鋭い感性を持つ。
奈落の策略により命を落とした退治屋達を供養し、珊瑚を助けた。
原作では珊瑚や琥珀ら退治屋一行が人見城に訪れた際に(初登場時から)アニメ版では珊瑚が犬夜叉の敵討ちに城から出た後、奈落に謀殺され、以後その姿と地位は最後まで奈落に利用されることとなる。
後に奈落は蔭刀を良き主君だったと語っている。ちなみに彼に仕えていた家臣は琥珀を利用した奈落の策略で人見城を移動する際に瘴気で全員白骨化して死亡している。
狼野干(ろうやかん)
声 - 梁田清之
平面顔の狼妖怪で自称「地獄の狼」。口から無数の狼を吐く。奈落の命令で重傷を負った犬夜叉を襲った。その後、四魂のかけらのついた苗を奈落に頭に入れられ凶暴化するが、かごめに取ってもらい、何事もなかったかのように笑顔で去って行った。アニメ版では実は犬夜叉の父派閥の妖怪で、50年前は殺生丸の下で豹猫族との戦に参加した。妖怪の間ではかなり顔が広く、妖狼族にも地獄の狼として恐れられている。
耳千里(みみせんり)
声 - 西村淳二
この世のあらゆることを聞き取ることができる妖怪。最後の四魂の玉のかけらのありかを奈落に伝えた。
阿毘姫(あびひめ)
声 - 島津冴子[13]
鳥使いの鉄鶏一族の女妖怪。母親の食らった毒を薄めるため、妖怪鳥を使って人間の血を大量に集めていた。残忍で気性の荒い凶暴な性格。あの世とこの世の境への道を開こうとしていた奈落から三叉戟を渡され手を組む。しかし犬夜叉の邪魔が入り血を集めにくくなったことで奈落に不信感を募らせていき、奈落の支配下にあった人間の城を襲撃し血を収集。その結果、鉄鶏は回復したものの、巣に出向いてきた奈落によって殺される。
原作とアニメでは胸の大きさが明らかに違い、アニメではかなりの巨乳になっている。
鉄鶏(てっけい)
声 - 麻志那恂子
阿毘姫の母親。地獄に住む鳥の亜種であり、鉄鶏一族の長。外見は巨大な鶏。鬼の顔の蜘蛛型の毒妖怪を喰って毒にあたり、崖に身を潜めていた。阿毘姫に近づいた奈落を逆に利用することを考え、奈落の支配下にある人間の城を突き止め阿毘姫に襲わせた。城の人間の血を得たことで毒を調和した後、奈落を殺すため崖から姿を現す。奈落を丸飲みにするが、奈落の触手で体内から頭を破られて死亡。その後あの世とこの世の境へつながる血の河の道を作るため、奈落の触手で首を切断される。
あっけない最期を遂げたが、人の心を捨てた奈落を半妖と見抜いたり、奈落の持ち城を探し当てるなど、極めて優れた洞察力を持っていた。
冥王獣(めいおうじゅう)
声 - 西前忠久
巨大な亀のような妖怪。数多ある妖怪の中でもっとも堅い鎧甲を持つ。その昔、高僧によって滅っせられたが魍魎丸の肉片を食べて復活。金剛槍破を取り込むための盾として操られ、魍魎丸に取り込まれる。
二枯仙(にこせん)
樹木の精気を喰う妖怪で、元は仙人だった。首をはねられても精命幹がある限り再生できる。奈落に四魂のかけらを渡され、犬夜叉に竜鱗の鉄砕牙を使わせるための刺客として差し向けられる。
金禍(きんか)/銀禍(ぎんか)
声 - 保村真/遠藤大輔
二つの頭を持って生まれた妖怪。金禍は褐色の肌に金髪で炎を操る力を持つ。銀禍は白い肌に銀髪で雷を操る力を持つ。完全な一匹の妖怪と化すためどちらかの頭を食らう宿命であり、産まれてから幾度と無く争っていたが、決着がつかずに争い続けていた。元はそれほど凶暴な妖怪ではなく、人間を故意に傷つけることは無かった。彼らの血が魍魎丸の鎧甲を強化する役割を持っていたため、魍魎丸に襲われる。原作では銀禍は魍魎丸に取り込まれ、金禍は鉄砕牙と同化したが、アニメでは両者共に魍魎丸に取り込まれた。
溶命樹(ようめいじゅ)
樹木の精気、人間や妖怪を喰う木の妖怪。奈落の結界をも溶かすことができる。封印されていたが奈落の四魂のかけらによって復活し、奈落に吸収され、奈落の心臓である赤子を食らうために利用された。

その他の登場人物(人間)[編集]

甘利信長(あまりのぶなが)
声 - 石田彰
武田家につかえる若侍で、露姫の身を案ずる主人から、挙動不審(九十九の蝦蟇に取り付かれたため)な嫁ぎ先の領主から露姫を救出する命を受けた。露姫はその領主が好きで、骨折り損の結末を迎える。織田信長を「うつけ者」と評していることからこの作品の大体の年代がわかる[14]
椿(つばき)
声 - 山田美穂 / 老婆:有馬瑞香
四魂の玉を手に入れようとして奈落と手を結び、式神を使ってかごめを呪殺しようとした黒巫女。妖怪に魂を売って永遠の若さを手にしているが、老女に化けることもある。生前から桔梗のライバル的存在だったようだが、共闘した際のコンビネーションは絶妙であった。体内に多数の妖怪を飼っている。
アニメでは、かごめによって呪い返しを受けた後も犬夜叉達にリベンジをするべく、かつて巫女としての修行をした場所を訪れる。そこの多宝塔に封印されていた巨大な鬼(声:川津泰彦)を吸収・変化し犬夜叉を取り込もうとしたが、爆流破により鬼の体は崩壊。体に飼っていた全ての妖怪を失い、本来の姿の老婆になり自分の人生をどこで間違えたのかを思い返した後、消滅した(原作では生存している)。また、原作では曖昧に描かれていた50年前からの、桔梗との確執も深く掘り下げられている。
紅葉(もみじ)/牡丹(ぼたん)
声 - 菊池志穂/西村ちなみ
アニメオリジナルキャラクター。椿と同門の巫女。それぞれ赤巫女・白巫女と名乗る。仲が良くいつも二人でいるようである。当初は椿を信じきっていたので、椿に利用され犬夜叉たちを足止めした。和解してからの言動はごく普通の女の子。
侍大将(さむらいだいしょう)
声 - 荒川太郎
15年前七人隊を直接討った鬼と呼ばれる壮年の大侍。
数多の大名が七人隊に差し向けた軍勢の統率者。
四魂のかけらで力を増した蛮骨に全く敵わず殺された。
万願寺の神泉和尚(しんせん)
声 - 永田博丈
かつて炎蹄を封印した有名な高僧。弥勒曰く妖怪を封印させれば右に出る者はいない。神官殺しを行っていた神楽と赤子を相手に戦った。神楽の攻撃により重傷を負うも法力で赤子を真っ二つに引き裂いた。原作にも登場しているが名前は判明していない。尤も、赤子への攻撃や炎蹄の封印などの設定はアニメと同じであり無名のゲストキャラにしてはかなり実力が高かった。
北条秋時(ほうじょうあきとき)
声 - うえだゆうじ
アニメオリジナルストーリーや二作目の映画『鏡の中の夢幻城』に登場。現代の北条君の先祖であり、容姿はほぼ同一。神久夜の「明鏡止水の法」によって動きを封じられたり、妖忍衆のオカマ、朱雀に襲われたりと何かと不運な役が多い。犬夜叉たちと別れた後、かごめという女性と結婚する(妻の旧名は朱雀だったが、前述の朱雀と同じ名前だったためかごめに改名させた)。
シャコ
声 - 滝沢秀明(TV版)/磯部弘(ビデオ・DVD版)
名前はアニメオリジナル。珊瑚と琥珀の祖父。50年前、妖怪退治の里の頭領であった頃、桔梗に汚れた四魂の玉を清めるよう依頼する。元々、珊瑚の飛来骨は彼の武器であり、雲母も彼に従っていた。
原作では四魂の玉を得た妖怪を倒したとして珊瑚の会話に存在を伺い知ることができ、珊瑚からはじいさんと呼ばれている。
刀秋(とうしゅう)
声 - 飛田展男
刀鍛冶。己の人間としての非力さから、最強の刀を鍛えたいという願望を持って合戦の後を放浪していた。竜人と出会った後は恐怖より喜びを覚え、竜人の鱗をもらい「奪鬼(だっき)」を鍛え始める。そして犬夜叉と竜人を戦わせ、敗れた竜人の妖力を吸い取り、完璧な奪鬼を完成させた。剣術の修行も重ねており犬夜叉と互角以上に渡り合うが、鉄砕牙の力で折れることを恐れた奪鬼によって、ダメージを全て受けさせられ死亡する。
瞳子(ひとみこ)
声 - 折笠富美子
小さな村に住まう巫女。巫女としての霊力は桔梗に匹敵するほど高かったが、奈落の策により殺される。己の死後に首と胴を分けて埋葬しろと村人に言い残したが実行されず、魂と肉体を奈落に捕らえられ、かごめを殺す刺客として差し向けられる。身の自由は利かないが自我は保っている。アニメでは15年前に奈落に命を狙われるが、霊力で追い払った。最期に、かごめに「何か(曲霊)があなたの本当の霊力を生まれた時から封印している」と言い残す。

その他の登場人物(妖怪)[編集]

百足上臈(むかでじょうろう) 声 - 五十嵐麗
現代の日暮神社の骨喰いの井戸から現れ、日暮かごめを戦国時代に引き込み、すべての始まりとなった。アニメ版では、一度はシャコの率いる妖怪退治屋たちに頭を潰され息の根を止められるが、体内に取り込んだ四魂の玉の力で復活。倒されてから3日後に、退治屋たちを奇襲しシャコに傷を負わせるが、シャコに飛来骨で体を真っ二つに両断され命からがら逃げ出す。その後、四魂の玉を奪い返すすべく各地を放浪[15]。楓を人質に四魂の玉を奪おうとしたところを犬夜叉に散魂鉄爪でトドメを刺され、桔梗によって骨を骨喰いの井戸に封じられたことになっており、現代に甦ったかごめの四魂の玉に反応して現れたようである。
屍舞烏(しぶがらす)
死体に巣食うことで人を操る妖怪鳥。本体は弱く、野盗の死体を操りかごめから四魂の玉を奪ったが、かごめにより玉ごと射貫かれ、四魂の玉が欠片となって四散することになった。
逆髪の結羅(さかさがみのゆら) 声 - 矢島晶子
髪の毛を操ることができる鬼。見た目は普通の人間の少女であり、胸元や背中、脚が大きく露出しているくノ一のような着衣を身にまとう。人間を獲物としてその髪の毛を首ごと集め、それを武器や住処の材料として利用している。集めた髪は自身の櫛により自在に操ることができ、ワイヤーのように張り巡らせて罠としたり自身の移動のために用いる他、気絶した人間を人形のように操るなどもしている。戦闘では髪を使った術のほかに腰に帯刀している宝刀「紅霞」も利用する。魂を櫛に移しており、肉体がどんなに傷つけられても死ぬことはなく、犬夜叉に腕を切断されたり胸部を貫かれても動じず、逆に切断された腕を髪で操作して攻撃するなどした。アニメでは傷を髪によって再生する描写もされ、全身を切り裂かれても五体満足で復活した。四魂の玉に反応し、その欠片欲しさに犬夜叉やかごめらを襲い、前述の不死の肉体と髪を操る能力で一行を苦戦させるが、魂を移している櫛の存在をかごめに察知されて破壊され、紅霞と頭のリボン以外の着衣全てを残して消滅した。
無女(むおんな)
飢えや戦で子を失った母たちの無念の魂が寄り集まってできた妖怪。犬夜叉から父の墓の場所を聞き出すために、犬夜叉の母に化けて殺生丸が差し向けた。子を思う情念の妖怪でもあり、殺生丸の爪から犬夜叉をかばって死んだ。
九十九の蝦蟇(つくものがま)
声 - 立木文彦
ある国の領主の体を乗っ取っていた齢三百年の蛙の妖怪。舌以外に攻撃方法は無いが、体を傷つけられても女の魂を食べることで再生できる。犬夜叉のツッコミ攻撃で一瞬領主の意識がもどったこともあった。最後はかごめのヘアスプレーと火を使う攻撃で領主から魂が離脱し、逃げようとしたところを犬夜叉の散魂鉄爪で倒された。後に別個体・九十九の蝦蟇次郎が登場。
灰刃坊(かいじんぼう)
声 - 青野武
妖怪の刀鍛冶。かって刀々斎の弟子であったが、最高の刀を作る事にのみ固執するがゆえにその過程と手段を選ばない姿勢に加え、あまりにも邪悪な刀ばかり作っていたため、刀々斎の怒りを買って破門された。だが自身はその事に対して深い怨みを持っている。殺生丸の依頼で護心鬼の牙を素材とした宝剣・闘鬼神を作り上げたが、刀の邪気に取り憑かれ犬夜叉一行を襲撃する。最後は闘鬼神の力に耐えきれず死亡。アニメ版では星黄泉の依頼で乾坤の薙刀も打っている。
多宝塔の鬼(たほうとうのおに)
声 - 川津泰彦
アニメオリジナルキャラクター。椿の修行していた寺の多宝塔で代々封印してきた巨大な鬼。幾重にも重ねられた封印を椿が破り復活。だが椿の持っていた四魂の玉に取り込まれた。しかし取り込まれてもなお、その膨大な妖力は椿の体から溢れだしてきた。鬼の持つ力は鉄砕牙を素手で受け止め、風の傷に耐えたり技は手から雷を出したり、口から炎を出すなど。最期は爆流破により討ち倒される。
大獄丸(たいごくまる)
声 - 槐柳二
血玉珊瑚によって強い結界を張ることができる百鬼蝙蝠(ひゃっきこうもり)という妖怪の長。通常の百鬼蝙蝠と違い強力な妖気を放ち極めて巨大。口から凄まじい輪状の光線を放つ。人間に絆された息子(月夜丸)に失望し殺害、孫(紫織)を人質にとるなど作中でも稀に見る凶悪な妖怪。自ら肉親を殺めた唯一の存在でもある。紫織の結界にはじき出され、犬夜叉の爆流波に倒されるが、血玉珊瑚に蓄えられていた大獄丸の妖力はなおも紫織を殺そうとしていた。同じく血玉珊瑚に蓄えられていた月夜丸の妖力による結界にはじかれ、最後は犬夜叉の鉄砕牙によって討ち滅ぼされた。犬夜叉の結界破りの力はこの大獄丸の妖力によるものである。
月夜丸(つくよまる)
声 - 鈴木琢磨
大獄丸の息子で紫織の父。百鬼蝙蝠でありながら人間は襲わず、人間の娘との間に子供を作った。紫織が生まれてからは人間を襲わないよう仲間を説得した。大獄丸の跡を継ぎ、結界の守り役となったが、娘の紫織とその母を守るために一族を去ろうとするが父に殺される。その魂は紫織と紫織の母親を大獄丸の怨霊から守った。
牛頭(ごず)/馬頭(めず)
声 - 千葉進歩/巻島直樹
火の国にあるあの世とこの世の境の扉の門番。通常は扉の脇に鎮座する巨大な石像の姿をしている。門を通ろうとするものを死者にして通すのが役目。ひとたび動き出せば門が開いて閉じるまで止まらない。この世の物では無く、この世の刀では傷つけることができないがあの世の刀である天生牙を持つ殺生丸は通ることができた。
岳山人(がくさんじん)
声 - 側見民雄
数えきれないほどの宿り蛹を宿していた山の大妖怪。争いを望む妖怪ではなく、不妖璧という玉により妖気を隠してただの山として眠っていたが、奈落により不妖璧を持ち去られ目覚めてしまい、奈落を追っている。犬夜叉たちに不妖璧のありかを探すための妖気の結晶を与える。その後も一人で奈落を追うが御霊丸の配下の子供たちによって滅ぼされる。
御霊丸(ごりょうまる)
声 - てらそままさき
人間の行者。右腕は妖怪に喰われてしまったが、その妖怪の力を法力でねじ伏せて自分の武器としている。御霊丸自身の魂が生きていたため、白童子に殺されたと思われていたが、奈落に幽閉されていた。後に魍魎丸の肉体と融合する。
ムジナ
声 - 桑谷夏子
打ち損じの妖刀「奪鬼」を持った妖怪の美少女。自分に好意を持った七宝を仲間に引き入れ犬夜叉と戦い鉄砕牙の妖力を奪った。
本人の腕が未熟だったため犬夜叉に敗北する。
実は少女の姿は変化した姿であり、本性は単なるおっさん狸(声 - 茶風林)である。
変身前と変身後の姿の落差は七宝を落胆させた。
三つ首の狼
声 - 菊本平
妖狼族の聖域の番人。五雷指を守っていた。
灼熱の炎を吐き、この世ならぬ妖怪のため何度砕いても蘇る。
竜人(りゅうじん)
声 - 飯島肇
刀秋に自分の鱗を与え、奪鬼を鍛えさせる。竜人の持つ盾も妖力を吸う力を持っており、犬夜叉を圧倒するが、爆流波によって粉砕される。最期は刀を持つことは考えていなかったと言い残し、刀秋に妖気を吸われ死亡。
冥界の主(めいかいのぬし)
声 - 西前忠久
冥界の最深部、冥界の闇にいる冥界の主。
人間の遺体を山のように積み上げる死の臭いを発する漆黒の巨人。
冥界の闇をあやつり生きた人間の意識を引き込む力を持つ。
りんの魂と遺体を奪ったが冥界の闇に侵入した殺生丸に倒される。
花皇(かおう)
声 - 矢尾一樹
丁寧な物腰の神官風の男。その正体は人間の苦しみと悲しみを養分にする植物の妖怪。
花皇に養分を吸われた者は幸福を感じながら花を育てる土となる。
桔梗の死を悲しむ犬夜叉とそれに傷つくかごめを狙った。
植物の蔓でできた不気味な本性を現し戦うが、かごめと犬夜叉の連携に敗れる。
根の首(ねのくび)
特別編の敵。犬夜叉と出会う前の桔梗が封印していた妖怪で、桔梗の封印が破れ塚から抜け出した。巨大な木の根のような妖怪で人間を好んで食らい、首だけを自分の身体に吸収する。
封印されていたため、四魂の玉が滅びたことを知らず、かごめを桔梗と思い込んでいる。
殺生丸が言うには雑魚妖怪らしいが、犬夜叉一行が総出でも苦戦する厄介な妖怪。一度は犬夜叉の刃を逃れ、人を吸収しながら楓の村の地下にひそむ。
楓がかつて封印に使われた桔梗の矢で破魔の矢を射ち、それに反応し姿を現したところを犬夜叉とかごめによって退治された。

半妖[編集]

地念児(じねんじ)
声 - 江川央生
森の精霊の美男子の妖怪の父と人間の母の間に生まれた半妖。巨大な体と剛力を持つ。気が優しくおとなしいため、村の人間から迫害されており体中に古傷がある。老婆になった人間の母(声:藤夏子)と薬草を育てながら暮らしている。かごめが妖怪に襲われた際、本来の力を発揮した。アニメでは人間の姿の時に(隠れているので姿は不明)りんと会っている他、三年後、巫女見習いとなったかごめに薬草のことを教えている。
紫織(しおり)
声 - 水橋かおり
百鬼蝙蝠の父、月夜丸と人間の母の紫津(声:山口由里子)との間に生まれた半妖の少女。血球珊瑚を持ち、月夜丸から結界を張る力を受け継いでいる。祖父の大獄丸に守り役として人質にされていたが、犬夜叉一行によって救出される。
牛王/出雲(ぎゅうおう/いずも)
声 - 松本大
アニメオリジナルキャラクター。人間の父と牛妖怪の母の間に生まれた半妖。出雲とは父の名前である。昼間は人間の姿に、夜は巨大な牛妖怪の姿になるが、本人は人間になることを望み、新たな四魂の玉を生み出そうとしていた。オロチ太夫(声:中村大樹)と九十九の蝦蟇次郎(声:立木文彦)と協力している。普段は知的で冷静な性格だが、牛王での姿では激情的な一面も持ち声も変わる。劇中では四魂の玉を調べるため諸国を旅していた人間「出雲」として妖怪に襲われていた芝居をして犬夜叉達に近づき、かごめの魂を核にして四魂の玉を作り出そうとしていた。だがその目論見を犬夜叉とかごめに阻止された後、正体を現した牛王は未完成の四魂の玉を大量に吸収して戦闘力を増大化させて犬夜叉と最後の戦いを行う。四魂の玉の力で増大化された力で犬夜叉と互角の戦いを繰り広げながら同じ半妖の犬夜叉に「半妖の姿が憎くは無いのか」と問い詰める。最後には風の傷で致命傷を負った後、夜が明けたために妖怪の力を失い敗北。紛い物の玉の力に蝕まれ、かごめに「私は人として死ねるのだろうか?」と言い残し死亡した。形態上「半妖」の姿が存在しない特殊な半妖。
娑蘿姫(さらひめ) 
声 - 折笠富美子
アニメオリジナルキャラクター。奈落や神久夜と同じ部類に入る特殊な半妖。ただし、つなぎとなった人間の姿が基本で妖怪による新たな姿は持たず妖怪の意思に支配される。奈落や神久夜のような強大な力を持つ存在にはなれなかった。本来は人間で、阿佐野城という城の姫だった。城が攻め落とされる直前に、犬夜叉との戦闘で左腕を斬り落とされた直後の殺生丸の姿を目撃する。偶然その場に降り立った殺生丸は向かって来た兵士達を倒したため、結果的に娑蘿や阿佐野城を救ったことになってしまう。その後娑蘿は城近くの森で傷ついた殺生丸を見つけ、うわ言で犬夜叉の名と鉄砕牙を求めていることを知る。その時から娑蘿は殺生丸に恋心を抱き、何度も殺生丸に会いに行くが、父親である阿佐野城の殿に妖怪(殺生丸)に娑蘿が誑かされていると誤解し、娑蘿の制止も無視して殺生丸討伐に乗り出すが、返り討ちに遭い、父親は乱心し自ら城を焼き、娑蘿は近くの村で尼として生きる事となる。
その後流行病に掛かり、死を目前にしていたが、偶然通りがかった犬夜叉の姿を見て、殺生丸への思いを強く思い出してしまう。その心を常人には見えない妖怪達に付け込まれ、「身体を差し出せば力を提供する」と取引を受ける。
犬夜叉達に罠を仕掛け、娑蘿は鉄砕牙を奪い取るが、その場所に殺生丸が現れ娑蘿の妨害を始める。一方殺生丸は娑蘿のことを思い出すとかつて娑蘿と逢った森へと向かう。そこで再び自分の前に現れた娑蘿は今までの自分の経緯と殺生丸の思いを告白する。だが娑蘿が無意識に妖怪達に取り込まれていると気づいていた殺生丸は娑蘿に斬りかかり正体を現した妖怪は娑蘿を乗っ取り鬼のごとき醜い姿で殺生丸をも取り込もうと襲い掛かった。彼女に自分を殺せと懇願された殺生丸は恨みの念を糧とする妖怪に闘鬼神では倒せないと判断すると、鉄砕牙の結界に拒まれながらも風の傷で致命傷を与える。そして鉄砕牙を取り返した犬夜叉の風の傷とかごめの破魔の矢で妖怪達は倒される。妖怪達と一体化していた娑蘿は解放されるが、遺言を残し安らかな笑みを浮かべると光となって消滅した。形見の笛は殺生丸がその場に残した。

雷獣一族[編集]

七宝の父の仇。いい女をさらって食べてしまうという説もある。アニメでは雷鳴谷と言われる谷に住んでいた。
飛天(ひてん)
声 - 神奈延年
雷獣兄弟の兄。若い人間の男の姿をしている。足元に付いている滑車で空を飛びまわり、「雷撃刃(らいげきじん)」と呼ばれる矛を使って攻撃する。姿は人間に近いが弟より凶暴な性格で、満天のマヌケ振りに激怒した勢いで口説いた女妖怪の頭をぶち抜いた。四魂のかけらを持っている犬夜叉と対決。非常に弟想いで、満天の死に際しては亡骸を抱いて人目も憚らず号泣し、その心臓を喰らい妖力を取り込んだ。弟の仇を討とうするが、かごめに滑車を破壊され、最後は犬夜叉の鉄砕牙で雷撃刃ごと一刀両断にされ消滅した。アニメでは満天の心臓ではなく四魂のかけらを体内に取り込んだ。また、珊瑚も犬夜叉達と出会う前から雷獣兄弟の噂は知っていたようである。
満天(まんてん)
声 - 稲田徹
雷獣兄弟の弟。飛天とは違い怪物のような顔をしており(アニメでは飛天が父親似で満天が母親似だという事が判明)、雲に乗って空を飛び、口から雷撃波を吐く。飛天のように髪の毛を多くして女にもてるのが夢らしい。冷酷で人をバカにした態度をとるが、兄である飛天には逆らえない。3本しかなかった自分の残り少ない髪を散らされ激怒し攻撃。その後、かごめをさらって毛生え薬の材料にしようとした。犬夜叉と飛天の対決の際、最後の髪の毛一本を七宝に散らされ本気で激怒し、七宝やかごめを襲って殺そうとするが、犬夜叉の投げ飛ばした鉄砕牙に貫かれて倒される。
蒼天(そうてん)
声 - 水谷優子
アニメ版のみ登場。雷獣兄弟と同族の妖怪。実は女子。紅竜を従がわせ、犬夜叉一行を罠に落とし入れ七宝をさらった。七宝の持っていたもの(かごめが現代から持ち込んだクレヨン)を欲しがるようになり、それを掛けて対決をする。しかし、七宝との戦いは団栗の背比べで一方に決着が着かなかった。そして彼女が女子だと知った七宝は呆れて負けを認めた形となり、彼からクレヨンを受け取った。その後、クレヨンを譲られたことで七宝に好意を持った彼女は野原で七宝の似顔絵を書いていた。ちなみに、雷撃刃を持っているが七宝との戦いでは使っていない。
紅竜(こうりゅう)
声 - 大谷育江
アニメ版のみ登場。蒼天の配下。三回殴られると雲のような物体に変身する。蒼天の指示で犬夜叉一行を罠に落とし入れた。最初の内は成功していたが、犬夜叉とかごめの時は見事に失敗して捕まる。その後、犬夜叉をうまく利用して雲に変化し、矢を乱れ打ちして犬夜叉とかごめを襲うが、その矢はこけおどしだとばれてあっけなく敗れ、蒼天のアジトへの道案内をさせられた。

豹猫族(ひょうねこぞく)[編集]

アニメのみ登場。犬夜叉の父率いる西国の妖怪がかつて闘った東国の猫妖怪の集団。犬夜叉と殺生丸の父との戦から150年後、今度は殺生丸や妖怪たちと戦をした。豹猫族は逃げたが、多くの妖怪達も死んだ。それからさらに50年後、とある城を根城にして、城下町の人間をお館様復活の生贄に捧げようとしたが犬夜叉や殺生丸たちに負け、犬夜叉たちと和解し、東国に帰った。

お館様(おやかたさま)
声 - 西前忠久
200年前、西国で猛威を振るった猫の大妖怪。犬夜叉の父や竜骨精にも並ぶ圧倒的な巨体を誇る大化け猫。犬夜叉の父に敗れミイラ化していたが、四魂のかけらを取り込み復活。春嵐、夏嵐、秋嵐の魂を取り込んで再び肉体を得た。
しかし、殺生丸が天生牙で春嵐、夏嵐、秋嵐を蘇らせたことで、吸収した3人の魂を失い再びミイラ化。最期は犬夜叉の風の傷を受け、四魂のかけらを斬り出され完全に死亡した。
邪見曰く、四魂のかけらの妖力を考慮すると竜骨精よりも強い。
一睨みで相手を昏睡状態に陥れ、爪から光線を放つ。風の傷も全く通用しない。天生牙によって倒せはしたものの、殺生丸でさえ実力では手も足も出なかった。
豹猫四天王
豹猫族の四姉弟で、豹猫族を率いる幹部的存在。姉弟仲は良く、それぞれの妖気を活かして連携する。春嵐、夏嵐、秋嵐はお館様に殺され魂を取り込まれ死亡するが、殺生丸の天生牙により蘇生。殺生丸との不和が解消された。なお、容貌は人間とそれほど変わらず、いわゆる『猫耳キャラ』ではない。
冬嵐(とうらん)
声 - 冬馬由美
豹猫四天王の長女。50年前の戦いではお館様に代わり戦いの指揮を執った。その強さは四天王でも別格であり、殺生丸と互角に渡り合う凄まじい実力を誇る。氷を操る力を持ち、氷の刃を創り出す。
春嵐(しゅんらん)
声 - 増田ゆき
豹猫四天王の次女。裾の短い着物を着た少女。花の幻術を使うことができ、この幻術を使って犬夜叉たちを気絶させてかごめを攫った。
夏嵐(からん)
声 - 鉄炮塚葉子
豹猫四天王の三女。逆立った赤髪の少女。火を操る力を持つ。四天王の中で最初に犬夜叉たちを襲った。
秋嵐(しゅうらん)
声 - 高塚正也
豹猫四天王の末弟。巨漢で、雷を操る力を持つ。

妖忍衆[編集]

星黄泉率いる妖怪の忍集団。妖忍四人衆と呼ばれる四人の妖忍がいる。アニメ版のみ登場。

星黄泉(ほしよみ)
声 - 中井和哉
妖忍の首領で乾坤の薙刀の持ち主。昔は月黄泉(つきよみ、声 - 天野由梨)という人間の女性と恋仲にあり、星黄泉という名も彼女に出会ってから名乗るようになった。体の弱い月黄泉を戦わせなくてすむようにと願っており、その願いから月黄泉の霊力と同等の力を求めて灰刃坊に「乾坤の薙刀(けんこんのなぎなた)」を打たせるが、乾坤の薙刀の凄まじい力にとりつかれたため薙刀の力に危険を感じた月黄泉に封印され、乾坤の薙刀も乾の刃・坤の刃に分かたれてそれぞれ封印された。復活後は月黄泉に裏切られたと思い人間を儚み、全ての人間を滅ぼすために乾坤の薙刀を再び復活させた。最期は犬夜叉とかごめを自分と月黄泉に重ね、自らの妖気を爆流破と破魔の矢で返され、「これで良かったんだ」と言い遺して月黄泉と共に成仏した。坤の刃を使った時は黒い爆風を放ち、乾坤の薙刀を使った時はブラックホールのような黒い穴を発生させたり火炎球を使う。
朱雀(すざく)
声 - 岩田光央
妖忍四人衆の一員。二つ名は「花の朱雀」。オカマ。乾の刃を狙ううちに乾の刃の持ち主である北条秋時に一目惚れする。本来の姿は焔の鳥。
青龍(せいりゅう)
声 - 西前忠久
妖忍四人衆の一員。二つ名は「月の青龍」。自身の鱗を使った攻撃を得意とする。
玄武(げんぶ)
声 - 田中一成
妖忍四人衆の一員。二つ名は「闇の玄武」。回転での攻撃を得意とする。
白虎(びゃっこ)
声 - 川中子雅人
妖忍四人衆の一員。二つ名は「雪の白虎」。攻撃方法は爪。

妖忍四人衆はそれぞれ犬夜叉、珊瑚、弥勒、七宝を追い詰めるが、全員弥勒の風穴により次々に吸い込まれた。

脚注[編集]

  1. ^ そのため犬夜叉たちは黒真珠からあの世とこの世の境に行くことを断念せざるをえなかった。
  2. ^ 原作者は邪見やりんについて少年サンデーのマンガの描き方を教える「第12回まんがカレッジ特別講座」において「漫才のボケとツッコミみたいに役割分担させるとうまくキャラの配置ができる。お堅いキャラの脇にはいい加減なキャラを置くとお互いのキャラが強調し合って魅力を引き出しあうだけでなくお話もうまく運ぶ。」とコメントしている。
  3. ^ 銀太と白角は喧嘩になるのを心配していた。
  4. ^ 本作中では武器として使用したのは魍魎丸に取り込まれそうになった時のみ。また、アニメ放送開始以前に少年サンデーのアニメ紹介のCMの中では犬夜叉の鉄砕牙と刀で打ち合う場面もあった。
  5. ^ 自分ではその人格は肉体を構成する妖怪のどれでもないと語っている。原作者の高橋留美子はインタビューで奈落自体の人格は犬夜叉、かごめらと変わらない普通の人間と語っている。
  6. ^ 原作では、「この体は心のままに動く」といった旨の発言があり、その頃既に体内に赤子が入っていたため、赤子の意思がそのまま表出していただけの可能性もある。
  7. ^ アニメ第二期・完結編では魍魎丸と御霊丸が融合し自我が生まれた。
  8. ^ アニメでは冥王獣の鎧甲のみを取り込み、金剛槍破の代わりに雷冥胞を放つ。その後の犬夜叉との戦いで金剛槍破を取り込んだ。
  9. ^ 男性にした理由は「犬夜叉が女の子に勝ってもなぁ」とのこと(奥義皆伝より)。
  10. ^ イギリスなどの海外では両性具有を思わせる描写の放映規制に引っかかるため、女性という設定になることが多い。
  11. ^ しかし仮病の内容が、リウマチや痛風等と年寄りじみたものばかりである。
  12. ^ 場所は最初は背中だったが、後に首の後ろに変更されている。
  13. ^ 演じた島津は、アニメ化された高橋長編作品の「うる星やつら」、「めぞん一刻」、「らんま1/2」、そして「犬夜叉」のすべてに出演している。
  14. ^ 因みにこの武田家は室町時代に甲斐武田氏から分出した上総武田氏で、信長は1401年 - 1477年に実在した武田家の当主(武田信長)がモデル。そこまでの言及はアニメ、コミックともになされていない(アニメ版スタッフが武田信玄の家臣で二十四将の一人甘利虎泰にちなんでつけたものであると思われる)
  15. ^ 犬夜叉は、朔の日に人間となり隠れていたところ、百足上臈の独り言を聞き四魂の玉の存在を知ることとなる。