朝鮮大学校 (日本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

朝鮮大学校
各種表記
チョソングル 조선대학교
漢字 朝鮮大學校
平仮名
(日本語読み仮名)
ちょうせんだいがっこう
片仮名
(現地語読み仮名)
チョソンデハッキョ
英語 Korea University
  
朝鮮大学校

朝鮮大学校(ちょうせんだいがっこう)は、東京都小平市に本部を置く、朝鮮学校の一つである。略称朝大(ちょうだい、チョデ)。

大韓民国(韓国)の朝鮮大学校(英名:Chosun University)とは無関係であり、英名が同じ「Korea University」である韓国の高麗大学校とも無関係である。

目次

[編集] 概要

日本における朝鮮学校の最高教育機関に位置づけられる。大学水準の教育を行っているが、文部科学省から大学としての認可を受けていない為、法律上は各種学校扱いである。設置者は、日本国の「私立学校法」に基づく『学校法人東京朝鮮学園』であり、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総聯)や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)当局から支援を受けている。また、日本国内で文部科学省以外の省庁が管轄している「省庁大学校」には該当しない。朝鮮大学校の学長は北朝鮮の代議員(国会議員)に選出されている[1]

戦後の開学から50年余の歴史を有し、諸々の組織改編を経て現在は4年制8学部(一部3年制)に在学生が学んでいる。開講科目は基本的に朝鮮語ですすめられるが、日本人講師も多く採用しており日本語の講義科目も多い。在学生の大半が朝鮮高級学校の出身者であるが、一部日本の高校卒業生も在籍する。日本学校出身者は編入班と呼ばれるグループに入り(留学生別科に相当)、朝鮮語の習得などを行っている。学生には韓国籍、日本国籍の者も若干ではあるが在籍している。卒業生の進路は朝鮮総聯職員、朝鮮学校教員などに就く者のほか、様々な事情から在日同胞企業などへの就職が多い。一方で他大学の学部、大学院進学者もおり、国内の大半の私立大学と一部を除く国公立大学は同校卒業生に大学院(法科大学院を含む)受験資格の門戸を開いている。

在学生の生活では全寮制を採用しており、一部寮生活が困難な者を除く全員が寄宿舎生活を行っている。寄宿舎から学外への出入りは比較的自由なため放課後はアルバイトに励む学生も多いが門限もある。部外者の普段のキャンパス内への入場は制限されており、訪問者は所定の手続きが求められる。以前より、学園祭期間中にはキャンパスが開放され、近隣住民などで賑わいを見せていた。しかし、2007年に、以降の学園祭は非公開とすることが決定された。

[編集] 沿革

  • 1956年昭和24年) - 東京朝鮮中高級学校東京都北区)の敷地にて創立、2年制
  • 1958年 - 4年制となる
  • 1959年 - 東京都小平市に移転(校舎は1962年度の日本建築年鑑賞を受賞)
  • 1964年 - 図書館及び講堂を竣工
  • 1964年 - 文学部・歴史地理学部・政治経済学部(政治経済学科)・理学部(物理数学科)・師範教育学部(師範科、体育科、音楽科、美術科)の5学部体制となる
  • 1967年 - 工学部(機械工学科、電子工学科)を設置
  • 1968年 - 当時の美濃部亮吉東京都知事により各種学校扱いとなる
  • 1968年 - 工学部に金属工学科を新設
  • 1970年 - 朝鮮語研究所を新設
  • 1970年 - 外国語学部(英語科、仏語科)を設置
  • 1974年 - 研究院(日本の大学の大学院にあたる)、民族教育研究所を新設
  • 1975年 - 歴史地理学部に歴史学科と地理学科を新設
  • 1977年 - 政治経済学部に経営学科を新設
  • 1978年 - 政治経済学部に哲学科と師範教育学部に保育科を新設
  • 1982年 - 創立25周年記念館竣工
  • 1982年 - 政治経済学部経営学科が経営学部に昇格設置、社会科学研究所を新設
  • 1985年 - 師範教育学部に3年制の師範科を新設
  • 1990年 - 第3研究棟と体育館を竣工
  • 1999年 - 理学部と工学部を統合して「理工学部」に改称、理工学部に情報処理学科を新設、政治経済学部に「法律学科」を新設、師範教育学部を「教育学部」に改称し教育学科を4年制と3年制に改編、研究院を前期2年・後期3年に改編
  • 2003年 - 短期学部を新設、文学部と歴史地理学部を統合して「文学歴史学部」に改称
  • 2004年 - 単位制を導入
  • 2006年 - 創立50周年を迎える
  • 2007年 - 蹴球部が東京都大学サッカー・リーグ優勝、関東大学サッカーリーグ(2部)に昇格

[編集] 学部

朝鮮大学校は、全寮制であり、東京都小平市小川町1-700にキャンパス(校舎)を有している。人文科学社会科学自然科学3分野の各学部が存在する。

[編集] 附属施設

  • 記念館
  • 附属図書館
  • 出版部
  • 研究院
  • 社会科学研究所
  • 朝鮮語研究所
  • 民族教育研究所
  • 自然科学研究所
  • 朝鮮歴史博物館
  • 朝鮮自然博物館
  • 講堂
  • コンピューター室
  • 体育館
  • 寄宿舎
  • 同窓会事務局

[編集] 国際交流関係

[編集] 著名な出身・関係者

[編集] 脚注

  1. ^ 在日同胞6人も選出 朝鮮新報 2009.3.11

[編集] 参考項目

[編集] 外部リンク

大韓民国では国家保安法により、接続が遮断されている。
在日コリアンの暮らしと権利、民族文化活動をフォローする相談窓口。 ソ ムンギョン代表。