リック・バンローイ
リック・バンローイ(Henrik ("Rik") van Looy。1933年12月20日- )はベルギーの元自転車競技選手。史上3人しかいないモニュメントと呼ばれる5大クラシックレース全制覇を果たした他、世界自転車選手権においても史上5人しかない2連覇を果たし、キングオブクラシックの異名を取った。
経歴 [編集]
バンローイは典型的なスプリンター型の選手であった。したがってシングルデーレースの制覇やステージレースの区間優勝に主眼が置かれた。その結果、アマチュア時代を含めて通算492勝を挙げた。
1952年のベルギー国内選手権制覇(アマチュア)をひっさげて1953年にプロへ転向。デビュー年度から毎年、年間20勝以上を挙げたが、1959年には38勝を挙げ、グランツールにおいてもブエルタ・ア・エスパーニャではポイント賞受賞&総合3位、ジロ・デ・イタリアでも総合4位に食い込むなど、レースキャリアとして最高潮を迎える。
1961年はバンローイにとって金字塔を打ち立て続けた年度となった。この年、モニュメントとしては取り残していたパリ〜ルーベとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュを制して完全制覇を果たした他、当時史上3人目となる世界選手権の連覇も果たした。また1963年にはツール・ド・フランスでもポイント賞を受賞。
1965年には年間42勝を挙げ、2度目となるブエルタのポイント賞も受賞。しかしながらこの年を境に次第にバンローイにも陰りが見え始めた。バンローイが衰退基調を迎えた頃に、同胞のエディ・メルクスが日の出の勢いで勝ち続けるようになったが、バンローイも依然としてクラシックレース制覇を果たしていたことから、ベルギーの第一人者という地位を譲ったというわけではなかった。1969年の世界選手権前にはどちらをリーダーに据えるかについてベルギーチーム内で揉め、バンローイのほうを選択することになったため、メルクスは「自主欠場」することになったという。
しかしその翌年となる1970年に、バンローイは現役を引退した。
主な戦績 [編集]
| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
| 金 | 1960 K-M-S | プロ・個人ロード |
| 金 | 1961 ベルン | プロ・個人ロード |
| 銀 | 1956 コペンハーゲン | プロ・個人ロード |
| 銀 | 1963 ロンセ | プロ・個人ロード |
- 世界自転車選手権
- 1960,1961
- モニュメント…通算8勝
- ミラノ〜サンレモ…1968
- ロンド・ファン・フラーンデレン…1959,1962
- パリ〜ルーベ…1961,1962,1965
- リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ…1961
- ジロ・ディ・ロンバルディア…1959
- その他
- ツール・ド・フランス…ポイント賞1回(1963)、通算7勝。
- ジロ・デ・イタリア…通算12勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ…ポイント賞2回(1959,1965)、通算18勝。
- ヘント〜ウェヴェルヘム…1956,1957,1962
- フレッシュ・ワロンヌ…1961,1968
- パリ〜ツール…1959,1967
- ベルギー国内選手権(プロ)…1956,1958
- 6日間レース(トラックレース)…通算11勝。
外部リンク [編集]
- リック・バンローイ - サイクリングアーカイヴス (英語)
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