ミラノ〜サンレモ

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ミラノ〜サンレモ
2005年のゴールシーン
概要
開催地域 イタリアの旗 イタリア北西部
地域名 Milano–Sanremo(イタリア語)
愛称 La classica di Primavera
ラ・クラッシカ・ディ・プリマヴェーラ
分野 ロードレース
カテゴリー UCIワールドツアー
形態 ワンデイレース
主催者 RCSスポルト
歴史
初回開催年 1907年
開催回数 104回(2013年)
初代優勝者 フランスの旗 ルシアン・プティブルトン
最多優勝者 ベルギーの旗 エディ・メルクス(7回)
直近優勝者 ノルウェーの旗 アレクサンダー・クリストフ(2014年)
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ミラノ〜サンレモ (Milan-Sanremo) とは、自転車プロロードレースの一つ。文字通りミラノサンレモ間を走るレースで、1907年から行われている。

概要[編集]

最多優勝者はカニバルことエディ・メルクスの7回(1966、67、69、71、72、75、76年)。数あるクラシックレースの中でも、もっとも早く開催され、イタリア語で春を意味する「プリマヴェーラ」 (la primavera, the spring) との愛称を持ち、レースファンに春の訪れを知らせるレースである。

秋に行われるジロ・ディ・ロンバルディアと兄弟レースとも言われており、ミラノ〜サンレモを「スプリンターズクラシック」、ジロ・ディ・ロンバルディアを「クライマーズクラシック」と呼ぶことがある。すべてのワンデーレースの中で最長の距離(2008年や2010年は298km)を走るのが特徴であり、その異名どおり、スプリンターたちからは、最も勝ちたいレースに挙げられる。

UCIワールドカップでは、このミラノ〜サンレモをもって開幕戦することが恒例だった。

コースレイアウト[編集]

前述の通り全ワンデーレースで最長距離を走るのが特徴。コースレイアウトは年により若干微調整されるが基本的には変更が無く、スタートとゴール地点も名前の通りミラノとサンレモに固定される。

勝負所は主に3つ、最初からだらだらと登る事になるトゥルキーノ峠。雨が降った場合にはここのダウンヒルが非常にデンジャラスな物になり、速度域も高いだけに転倒してしまうと鎖骨骨折の危険性が高まる。

2つめはレ・マニエ峠。5kmで318mを登る、平均勾配6.36%というコース中最大平均勾配を持つこの峠がスプリンターの足を削りに来る。

3つめは1982年追加のチプレッサ峠、そして1960年追加のポッジオ峠という2つの山。高低差自体は234mと136m、平均勾配は4.1%と3.7%とたいした事は無いが、レースの終盤残り28km地点から始まること、そして最大勾配は9%と8%できつめなことが数々の問題を生む。レースの最終盤で逃げ切り勝ちを狙いに行くルーラーTTスペシャリスト。そして純スプリンターを振り落としたいパンチャーをエースに持つチームのアシスト達がものすごい勢いでアタック合戦を繰り広げるため、山であるのにも関わらず山頂までの平均時速は40km/hを超える激戦区となる。

ポッジオ峠の山頂からゴールまでは7km、降りきった所からは3kmしかなく、平地に出たタイミングでスプリント力に自信の無いタイプの選手はアタック合戦となる。ここからの逃げ切り勝ちというのも数は少なくないが、大半は高速ヒルクライムで生き残ったスプリンターの勝負となる。ラスト1キロは非常にカーブが多く、最後の直線も短いため、3~4人のトレインで最高速度を稼いで勝負というスプリンターよりは、単独あるいは少人数トレインで爆発的な加速を持つタイプのスプリンターの方が有利になる。

エピソード[編集]

長い歴史を誇るレースだけあって数多くのエピソードがあるが、近年で有名なものと言えば、2004年のレースであろう。レースは逃げが決まらず最終局面でのスプリント勝負となった。

この時は、当時T-モバイルに所属していたエリック・ツァベルがリード。最後の最後でゴールラインを超える瞬間に通算5回目の勝利を確信し、ガッツポーズをとった。ところがその後方から最後まで勝利をあきらめずに懸命のスプリントで追い上げをみせたオスカル・フレイレが、ハンドルを投げ出して(ゴールの瞬間にハンドルを突き出すようなポーズをとる渾身の走りで)ゴールへ飛び込んだ結果、わずかにツァベルをかわしていた[1]

ツァベルも最後の最後まで油断せずハンドルを投げていたならほぼ間違いなくツァベルの勝利に終わっていただろうというのが観客・レース解説者の一致した見解であった。

歴代優勝者[編集]

 
優勝者
2014 アレクサンダー・クリストフ ノルウェーの旗 ノルウェー
2013 ゲラルト・シオレック ドイツの旗 ドイツ
2012 サイモン・ジェラン オーストラリアの旗 オーストラリア
2011 マシュー・ゴス オーストラリアの旗 オーストラリア
2010 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン
2009 マーク・カヴェンディッシュ イギリスの旗 イギリス
2008 ファビアン・カンチェラーラ スイスの旗 スイス
2007 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン
2006 フィリッポ・ポッツァート イタリアの旗 イタリア
2005 アレサンドロ・ペタッキ イタリアの旗 イタリア
2004 オスカル・フレイレ スペインの旗 スペイン
2003 パオロ・ベッティーニ イタリアの旗 イタリア
2002 マリオ・チポリーニ イタリアの旗 イタリア
2001 エリック・ツァベル ドイツの旗 ドイツ
2000 エリック・ツァベル ドイツの旗 ドイツ
1999 アンドレイ・チミル ウクライナの旗 ウクライナ
1998 エリック・ツァベル ドイツの旗 ドイツ
1997 エリック・ツァベル ドイツの旗 ドイツ
1996 ガブリエーレ・コロンボ イタリアの旗 イタリア
1995 ローラン・ジャラベール フランスの旗 フランス
1994 ジョルジオ・フルラン イタリアの旗 イタリア
1993 マウリツィオ・フォンドリエスト イタリアの旗 イタリア
1992 ショーン・ケリー アイルランドの旗 アイルランド
1991 クラウディオ・キアプッチ イタリアの旗 イタリア
1990 ジャンニ・ブーニョ イタリアの旗 イタリア
1989 ローラン・フィニョン フランスの旗 フランス
1988 ローラン・フィニョン フランスの旗 フランス
1987 エリッヒ・メヒラー スイスの旗 スイス
1986 ショーン・ケリー アイルランドの旗 アイルランド
1985 ハニー・クイパー オランダの旗 オランダ
1984 フランチェスコ・モゼール イタリアの旗 イタリア
1983 ジュゼッペ・サローニ イタリアの旗 イタリア
1982 マーク・ゴメス フランスの旗 フランス
1981 フォン・デヴォルフ ベルギーの旗 ベルギー
1980 ピエリーノ・ガバッツィ イタリアの旗 イタリア
1979 ロジェ・デフラミンク ベルギーの旗 ベルギー
1978 ロジェ・デフラミンク ベルギーの旗 ベルギー
1977 ヤン・ラース オランダの旗 オランダ
1976 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1975 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1974 フェリーチェ・ジモンディ イタリアの旗 イタリア
1973 ロジェ・デフラミンク ベルギーの旗 ベルギー
1972 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1971 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1970 ミケーレ・ダンチェッリ イタリアの旗 イタリア
1969 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1968 ルディ・アルティヒ 西ドイツの旗 西ドイツ
1967 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1966 エディ・メルクス ベルギーの旗 ベルギー
1965 アリー・デン・ハルトク オランダの旗 オランダ
1964 トム・シンプソン イギリスの旗 イギリス
1963 ジョセフ・グルサール フランスの旗 フランス
1962 エミール・ダーム ベルギーの旗 ベルギー
1961 レイモン・プリドール フランスの旗 フランス
1960 ルネ・プリヴァ フランスの旗 フランス
優勝者
1959 ミゲル・ポブレット スペインの旗 スペイン
1958 リック・バンローイ ベルギーの旗 ベルギー
1957 ミゲル・ポブレット スペインの旗 スペイン
1956 フレット・デ・ブリュイヌ ベルギーの旗 ベルギー
1955 ヘルマン・デライク ベルギーの旗 ベルギー
1954 リック・バンステーンベルヘン ベルギーの旗 ベルギー
1953 ロレット・ペトラッキ イタリアの旗 イタリア
1952 ロレット・ペトラッキ イタリアの旗 イタリア
1951 ルイゾン・ボベ フランスの旗 フランス
1950 ジーノ・バルタリ イタリアの旗 イタリア
1949 ファウスト・コッピ イタリアの旗 イタリア
1948 ファウスト・コッピ イタリアの旗 イタリア
1947 ジーノ・バルタリ イタリアの旗 イタリア
1946 ファウスト・コッピ イタリア王国の旗 イタリア王国
1945 中止
1944 中止
1943 チーノ・チネッリ イタリア王国の旗 イタリア王国
1942 アドルフォ・レオーニ イタリア王国の旗 イタリア王国
1941 ピエリーノ・ファヴァッリ イタリア王国の旗 イタリア王国
1940 ジーノ・バルタリ イタリア王国の旗 イタリア王国
1939 ジーノ・バルタリ イタリア王国の旗 イタリア王国
1938 ジュゼッペ・オルモ イタリア王国の旗 イタリア王国
1937 チェザーレ・デル・カンチア イタリア王国の旗 イタリア王国
1936 アンジェロ・ヴァレット イタリア王国の旗 イタリア王国
1935 ジュゼッペ・オルモ イタリア王国の旗 イタリア王国
1934 ヨゼフ・デミュイセル ベルギーの旗 ベルギー
1933 レアルコ・グエラ イタリア王国の旗 イタリア王国
1932 アルフレード・ボヴェット イタリア王国の旗 イタリア王国
1931 アルフレッド・ビンダ イタリア王国の旗 イタリア王国
1930 ミケーレ・マーラ イタリア王国の旗 イタリア王国
1929 アルフレッド・ビンダ イタリア王国の旗 イタリア王国
1928 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1927 ピエトロ・ケージ イタリア王国の旗 イタリア王国
1926 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1925 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1924 ピエトロ・リナーリ イタリア王国の旗 イタリア王国
1923 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1922 ジョバンニ・ブルネーロ イタリア王国の旗 イタリア王国
1921 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1920 ガエターノ・ベローニ イタリア王国の旗 イタリア王国
1919 アンジェロ・グレモ イタリア王国の旗 イタリア王国
1918 コスタンテ・ジラルデンゴ イタリア王国の旗 イタリア王国
1917 ガエターノ・ベローニ イタリア王国の旗 イタリア王国
1916 中止
1915 エツィオ・コルライタ イタリア王国の旗 イタリア王国
1914 ウーゴ・アゴストーニ イタリア王国の旗 イタリア王国
1913 オディル・ドフレイエ ベルギーの旗 ベルギー
1912 アンリ・ペリシエ フランスの旗 フランス
1911 グスタブ・ガリグー フランスの旗 フランス
1910 オージェヌ・クリストフ フランスの旗 フランス
1909 ルイジ・ガンナ イタリア王国の旗 イタリア王国
1908 シリル・バンホーヴェルト ベルギーの旗 ベルギー
1907 ルシアン・プチブルトン フランスの旗 フランス

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]