シェアード・ワールド

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シェアード・ワールド(英語:shared world)は、小説などのフィクションにおいて、複数の著者が同一の世界設定や登場人物を共有して創作する作品群。または、世界設定を共有する行為、共有された世界設定。シェアワールドとも呼ばれる。

概要[編集]

ファンタジーサイエンス・フィクションにおいてしばしば見られる形態。英語ではシェアード・ユニバース (Shared universe) と呼ばれることが多く、当初は日本でもそのように紹介されていた[1]。シェアード・ワールドを用いて書かれた小説は、特にシェアード・ワールド・ノベルズとも呼ばれる。

設定やキャラクターは同じでも各作品間の歴史の流れが異なっていくパラレルワールド(並行世界)物とは違い、シェアード・ワールドにおける各作品は原則として完全に同じ世界上の出来事とされ、歴史の流れもまた相互に尊重される。つまり、各作品での出来事や事件は1枚の歴史年表に矛盾なく書き込むことができる、ということである。ただし、著者数や作品数の増加の結果、矛盾を生んでしまう(整合しきれなくなる)ケースも見られる。著作権上の問題は、各作品の著者間における同意や、元になる作品の著作権者の許諾といった形で解決されるのが一般的である。

また、世界を複数の人間で構築していくという方法が共通するテーブルトークRPGとの関連性は強く、下記一覧のシェアード・ワールドの多くが、小説とテーブルトークRPGの両方で展開している。

インターネット上のシェアード・ワールド[編集]

インターネットの発達により、Web上で共有されたオンライン小説のシェアード・ワールドも作られ、それを管理するウェブサイトがいくつか存在する。

これらインターネット上のシェアード・ワールドにおいて、誰でも創作・発表に参加できるものはオープンシェアワールド、その中で特に「フリー」なものはフリーシェアワールドと呼ばれている。ただし、これらの用語や「フリー」の範囲については、定義づけが曖昧な場合や「コンピュータソフトウェアにおけるフリーウェアシェアウェア」との混同と見られる用例も見受けられる。

代表的なシェアード・ワールド[編集]

ファンタジー[編集]

SF[編集]

ホラー[編集]

スーパーヒーロー物[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ソード・ワールド短編集『レプラコーンの涙』 解説(安田均)参照。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]