オンライン小説

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オンライン小説(オンラインしょうせつ)とは、インターネットパソコン通信にて全文公開されている小説のこと。オンラインノベルオンノベネット小説ネットノベルウェブノベルWeb小説とも呼ばれる。

インディーズ作家の作品が大半を占め、通常は無料で閲覧することができる。

歴史[編集]

日本においては、1980年代半ばから草創期のパソコン通信アマチュア作家の作品が公開されるようになった。日本初のオンラインの連載小説と言われる作品は、神奈川県の小田原マイコンクラブが運営した草の根BBS「マイコンセンター」に連載された原田えりかの『シシャノミルユメ』と言われる[1]。草の根BBSや大手の商用パソコン通信サービスでは小説用のコーナーが設けられることが多く、アマチュア作家や作家志望者の活躍の場となった。

NECが運営する大手のパソコン通信サービスのPC-VANでは1986年に「アマチュアライターズクラブ」という同好の士が集まるSIG(Special Interest Group)と呼ばれるコーナーが設置。リレー小説やコンテスト、オンラインマガジンの試みが行なわれた。

1993年から1996年にかけては、朝日新聞社系のパソコン通信サービスのASAHIパソコンネット(現・ASAHIネット)が「パスカル短編文学新人賞」を主催。ASAHIネットは、筒井康隆俵万智らの有名作家の参加が売り物で、文芸に強いと言われた。「パスカル短編文学新人賞」は、パソコン通信で応募して、応募作はASAHIネットで全て無料で読める体裁だった。この賞からは後に芥川賞を受賞する川上弘美が生まれている。

1994年頃のパソコン通信ニフティサーブ内の小説フォーラム・SFフォーラム(電子掲示板)がオンライン小説(オンライン文芸)の主軸となっていた。

1990年代後半以降、パソコン通信が廃れてからは、アマチュア作家の活動の場は小説投稿サイトに移行した。また、自分のサイトを持っている場合には、小説検索サイトを利用することもある。しかし2007年現在、かつてのパソコン通信のような中心となるようなサイトがないため、オンライン小説を検索するのには一苦労する場合がある。

近似形態[編集]

なお、インターネットにて有料公開されている小説は「オンライン出版」と呼び、オンライン小説とは区別される。また、携帯電話から執筆・閲覧される「ケータイ小説」と呼ばれる形態もみられる。

参考文献[編集]

  1. ^ 『パソコン通信開拓者伝説―日本のネットワークを作った男たち』49頁。

関連項目[編集]