フランケンシュタイン (1931年の映画)

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フランケンシュタイン
Frankenstein
監督 ジェイムズ・ホエール
脚本 フランシス・エドワード・ファラゴー
ギャレット・フォート
(ノンクレジット)
ロバート・フローリー
ジョン・ラッセル
原作 メアリー・シェリー
製作 カール・レムリ・ジュニア
出演者 コリン・クライブ
メイ・クラーク
ジョン・ボールズ
ボリス・カーロフ
音楽 ベルンハルト・カウン
撮影 アーサー・エディソン
編集 クラレンス・コルスター
モーリス・ピーヴァー
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1931年5月21日
上映時間 71分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $262,007
興行収入 $12,000,000[1]
次作 フランケンシュタインの花嫁
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ボリス・カーロフの演じた「フランケンシュタインの怪物」

フランケンシュタイン』(原題Frankenstein)は、1931年アメリカユニバーサル映画が製作したホラー映画メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』の映画化作品。主演コリン・クライブ、監督ジェイムズ・ホエール

本作は世界的に大ヒットし、モンスター役を演じたボリス・カーロフもまた、怪奇スターとして世界にその名を知られた。

ストーリー[編集]

男爵家の嫡男である若き科学者ヘンリー・フランケンシュタイン(コリン・クライヴ)は、生命創造の研究に没頭していた。助手のフリッツと共に墓地から盗み出した死体を接合し、雷光の高圧電流を浴びせ新たな人間を創造するという実験を行う。だが、その肉体には犯罪者の脳が埋め込まれてしまったため、凶暴な怪物が誕生してしまった。怪物は研究室から脱走し、村で無差別に殺人を犯す。怒れる村人たちに風車小屋に追い詰められた怪物は、燃え盛る小屋諸共崩れ去った。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 製作:カール・レームル・Jr
  • 監督:ジェイムズ・ホエール
  • 脚本:ギャレット・フォート、ロバート・フローリー、フランシス・エドワード・ファラゴー
  • 原作:メアリー・シェリー
  • 撮影:アーサー・エジソン
  • 音楽:バーンハルド・カウン
  • 特撮:ジョン・P・フルトン
  • メイキャップ:ジャック・P・ピアース
  • 配給:ユニバーサル映画

作品解説[編集]

1931年に『魔人ドラキュラ』を大ヒットさせたユニバーサル映画は、ホラー映画第2弾としてメアリー・シェリーによるゴシック小説の名作『フランケンシュタイン』の映画化を企画する。同作は1910年にエジソン社によって映画化された事があった。ユニバーサルはドラキュラを演じて怪奇スターとなっていたベラ・ルゴシをフランケンシュタイン・モンスター役にキャスティングしようとした。しかしルゴシが台詞のない厚いメイクの怪物役を拒否した為、コリン・クライブをモンスターの創造者である科学者ヘンリー・フランケンシュタインとして主演に起用、モンスター役は脇役俳優だったボリス・カーロフに配役された。

完成・公開された映画は、スローテンポが特徴だった『魔人ドラキュラ』とは対称的に、スリリングな展開を持つ傑作との評価を受け、前作を上回る世界的大ヒットを記録した。そして、オープニングでモンスター役の俳優名を「?」とクレジットされたカーロフ(エンディングでは「ボリス・カーロフ」とクレジットされている)もまた、世界に知られる怪奇スターとなった。

原作ではモンスターの容貌について、極めて醜い事が強調されるが具体的描写は乏しい。現在「フランケンシュタインの怪物(Frankenstein's monster)」として一般的にイメージされる「面長で平らな頭部に広くせり出した額、首から突き出した(首に刺さった)ボルト」といった容貌は、本作においてメイクアップ師のジャック・P・ピアースが造形し、カーロフに施したものである。このピアースの技量に加えて、カーロフによる怪物の恐怖と、人造人間の哀感を表現した演技により、モンスターのデザインは世界的スタンダードとなった。モンスターの印象が強すぎた為、創造者の名である「フランケンシュタイン」が、本来名前のないモンスターの名と誤解されて広まってしまった程であった。

『魔人ドラキュラ』に次ぐ本作の大ヒットにより、ユニバーサルは1940年代半ばまでホラーのヒットメーカーとして多くの作品を製作する。フランケンシュタイン・モンスターの登場する映画も、本差を含め8本作られた(後述)。

ボリス・カーロフについて[編集]

本作でフランケンシュタイン・モンスター役に起用される以前のボリス・カーロフについて、無名俳優であったとの記述が書籍やネット等でも見られるが、カーロフは1930年当時のハリウッド映画で4-7番手位にクレジットされる重要な役を多く演じており、脇役俳優として一定の評価を得ていた。主演スターではないが「無名」との表現は適当ではない。ポール・ムニ主演のギャング映画の傑作「暗黒街の顔役」ではムニ扮するトニー・カモンテと敵対するガフニー役としてムニ、ジョージ・ラフトらと並んで上位にクレジットされている。

シリーズ作品[編集]

本作のヒットによりユニバーサル映画はカーロフをモンスター役として2本の続編を製作した。カーロフはそこまでで降板するが、その後もシリーズはモンスター役を変えながら継続される、第5作では第1作で拒否したベラ・ルゴシも演じた。その第5作以降、シリーズは狼男やドラキュラなど複数の怪物が競演する怪物エンターテインメント的作品になっていく。カーロフは第6作にマッドドクターのニーマン博士として再出演している。シリーズ作は以下の通り。

  1. フランケンシュタイン (1931年 本作)
  2. フランケンシュタインの花嫁 (1935年 モンスター役:ボリス・カーロフ)
  3. フランケンシュタインの復活 (1939年 モンスター役:ボリス・カーロフ)
  4. フランケンシュタインの幽霊 (1942年 モンスター役:ロン・チェイニー・ジュニア
  5. フランケンシュタインと狼男 (1943年 モンスター役:ベラ・ルゴシ
  6. フランケンシュタインの館 (1944年 モンスター役:グレン・ストレンジ
  7. ドラキュラとせむし女 (1945年 モンスター役:グレン・ストレンジ)
  8. 凸凹フランケンシュタインの巻 (1948年 モンスター役:グレン・ストレンジ)

脚注[編集]

  1. ^ Box Office Information for Frankenstein” (英語). The Numbers. 2013年5月12日閲覧。

外部リンク[編集]