カンクロウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

カンクロウは、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。アニメでの声優加瀬康之


概要[編集]

砂隠れの忍者。第一部では下忍であったが、ナルトの修行中に上忍となる。烏(カラス)黒蟻(クロアリ)山椒魚(サンショウウオ)といったカラクリを仕込んだ傀儡人形を操って戦う傀儡師。黒子衣装に歌舞伎役者のような隈取をしており、特に隈取は登場の度に変わっている。四代目風影の実子で、砂の三姉弟の真ん中に当たる。姉を気遣い弟を心配する姉弟思いの一面もあるが、敵と見なした相手には容赦せず、残忍な殺し方も厭わない性格。やや短気で敵の挑発に乗りやすいところがある。口癖は「~じゃん」。

第一部では我愛羅テマリと共に任務に当たる。登場当初、姉のテマリとの関係はそれなりに良かったのに対し、弟の我愛羅からは兄と思われておらず兄弟仲は険悪だった。しかしナルトの影響で我愛羅の心境に変化が生じたのに伴い、徐々に打ち解けていった。

第二部では我愛羅が風影に就任したことで、姉弟でスリーマンセルを組むことはなくなった。外交を担当するテマリに対し、里の警備に従事することで弟を支えている。五影会談では我愛羅の護衛として鉄の国に同行した。

第一部[編集]

15歳。身長167cm。体重61kg。中忍試験への参加の為に木ノ葉隠れの里を訪れる。

試験ではカラスを利用したカンニングで第一試験を突破。個人戦となった第三試験の予選では木ノ葉隠れ(正体は音隠れからの密偵)の剣ミスミを撃破。本選は木ノ葉崩しの作戦優先のために直前で棄権するものの、本戦会場からの逃走中に対戦相手だった油女シノに勝負を挑まれ、事実上ダブルノックアウトに終わる。

木ノ葉崩しの後のサスケ奪回任務では、援軍として姉弟と共に砂隠れから派遣された。犬塚キバを助け、音の四人衆の左近、右近を倒している。

第二部[編集]

18⇒19歳。身長175cm。体重65kg。我愛羅をさらったデイダラ赤砂のサソリを単独で追跡してサソリと対決するが、手持ちの傀儡人形の製作者であるサソリ相手に戦略を発揮できず敗北。毒により死にかけるが、支援に訪れた春野サクラの治療で一命を取り留める。ナルトに暁の情報を提供し、我愛羅救出を懇願した。回復すると国境の警備に駆り出されていたテマリを呼び戻し、ナルトたちの援護に向かう。

五影会談では我愛羅の護衛として鉄の国に赴き、会談を襲撃したうちはサスケと交戦する。

第四次忍界大戦では、奇襲部隊隊長を任される。敵の領地に入ったところを同じく奇襲部隊であるサソリたちに発見され、奇襲部隊同士で交戦することになった。自らの傀儡の術と、サイやオモイをはじめとした隊員たちの能力を上手くコントロールして戦闘を優位に進め、サソリとシンを戦闘不能、デイダラを拘束することに成功。忍界大戦の緒戦を勝利で飾るとともに、サソリに対しては風影奪還任務からの因縁を晴らす形となった。

その後、穢土転生された半蔵が口寄せした山椒魚・イブセの毒霧に冒されるが、第5部隊の侍たちに救助される。

能力[編集]

カラクリを多数仕込んだ傀儡人形を指先から放出するチャクラの糸で操って攻撃する【傀儡の術】を使う。傀儡師は人形の操作に意識を向けなければならないため、自身が無防備になりやすいという弱点を持つ。またチャクラ糸は人形に対してだけでなく、敵の足を取って転ばせたり、生身の人間を操ったりすることも可能。同時に扱える傀儡人形の数は、その傀儡師の実力に比例する。

またカンクロウは戦闘中に変わり身の術のように傀儡人形と入れ替わり、敵を翻弄する。

傀儡人形[編集]

当初は包帯で覆い隠した状態で背負う形で持ち歩いていたが、第二部からは巻物に封印し、使用時に口寄せで取りだしている。

カラス(烏)
攻撃に特化。初期から使用していた人形。毒針や毒煙玉など多数の隠し武器を搭載している。武器はパーツの1つ1つに仕込んであるため、バラバラになっても攻撃を継続できる。
クロアリ(黒蟻)
敵の捕獲に特化。サスケ奪回任務から登場。腕に刃がついている。敵を閉じ込める腹部には複数の隙間が設けられており、そこに対になっているカラスで攻撃を加える。
サンショウウオ(山椒魚)
防御に特化。暁による砂隠れ襲撃から登場。4足歩行の動物を模した形状で、人間サイズである前2体と違い大きめ。原作では戦闘が描かれないままサソリに破壊されてしまったが、第四次忍界大戦でのサソリとの戦闘で再び使われた。アニメではサソリとの戦闘、また罠にはまったカンクロウたちを瓦礫から守る様子が描かれた。また数万トンの瓦礫の衝撃にも耐えられる防御力を誇るが、他の傀儡と同様間接部分が脆いという弱点が存在する事が判明した。
上記3種はサソリが砂隠れにいた頃に設計・製作した作品であり、どこかに蠍のマークのラベルが貼られている。また、量産もされている模様で、第四次忍界大戦ではクロアリを2体使用していた。
サソリ(蠍)
五影会談から登場。自身を傀儡化していた暁のサソリの人傀儡。両肩に飛行と殺傷を兼ねたプロペラのような羽が装備され、腹部には毒が染み込み先端が尖ったロープがある。胸の穴から放出したチャクラの糸で百体以上の傀儡を同時に操ることができる。彼の死後はカンクロウに回収され、五影会談での戦闘において使用される。

使用術一覧[編集]

  • 忍具
    • 傀儡の術
      • 黒秘技・山椒魚
      • 黒秘技・機々一発
      • 黒秘技・機々二発(劇場版、シカマルと協力して)
      • 黒秘技・機々三発
      • 赤秘技・機々三角

映画[編集]