カワサキ・ゼファー

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ゼファー400
1989年C1仕様
No motorcycle.png
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
メーカー 川崎重工業
車体形式 ZR400C
エンジン 399cc 4ストローク
内径x行程 / 圧縮比 55mm x 42mm / 9.7:1
最高出力 46PS/11,000rpm
最大トルク 3.1kgf・m/10,500rpm
乾燥重量 181kg
車両重量 198kg
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カワサキ・ゼファー(ZEPHYR)とは、かつて川崎重工業が製造販売していたオートバイであり、排気量別にシリーズ車種として製造されていた。

目次

概要 [編集]

レーサーレプリカ全盛時代に、懐古的なカウルなしのスタイルを前面に押し発売。これがフルカウル以外の選択肢を求めるユーザーに受け爆発的な売れ行きを見せ、ネイキッドブームの立役者となる。自主規制を意識しない馬力設定は、過熱しすぎていたカタログスペック競争に一石を投じることとなり、ユーザーのバイクの選びのスタイルが変わるターニングポイントとなった。

このゼファーのヒットは、レプリカブームにおいての販売不振により撤退も検討されていた川崎重工業の二輪車事業を、同社の大きな収益源に生まれ変わらせる原動力ともなった。

ゼファー(ZEPHYR)とは英語で西風を意味し、川崎重工業二輪車製造拠点工場の明石から吹く業界への新風となる様にとの願いを込めて名付けられた。なお当時、すでに商標としてのZEPHYRはフォード社が製造する四輪車用として取得していたが、川崎重工業はどうしてもこの新車にZEPHYRと名付けたいためにフォードとの交渉を行い、名称の使用権を得たという経緯がある。

国内二輪メーカー四社の製造するオートバイは燃料タンクにメーカーロゴ、サイドカバーに車種名を表記するのが一般的であるが、逆に燃料タンクに『ZEPHYR』、サイドカバーに『Kawasaki』と表記されたそのデザインも当時は非常に新鮮であった。

後にZEPHYR(400cc)は、他社のネイキッドバイクに対抗するために、4バルブ仕様のZEPHYRχ(ゼファーカイ・399cc・53馬力)として発売されたが、2バルブの初代400ccも2年程度併売され続けた。また750ccモデルは、大型自動二輪の教習車としても用いられている。

なお2008年9月に自動車排出ガス規制が強化されることが決定したことから、750ccモデル・1100ccモデルとも一足速く2006年末をもって生産終了となり、Z-1・Z-2の初代モデルを髣髴させるファイヤーボールカラーやシート・エンブレムを変更したファイナルエディションモデルが販売された。

400ccのZEPHYRχについては規制強化後の2008年9月に生産終了が公表され、2009年3月に発売された上位車種と同じファイナルカラー仕様をもって販売終了となった。

ZEPHYERχ [編集]

ゼファーχ
1996年G8仕様
Zephyr400kai.jpg
ファイナルカラー
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
メーカー 川崎重工業
車体形式 ZR400C
エンジン ZX400AE型 399cc 4ストローク
内径x行程 / 圧縮比 55mm x 42mm / 10.3:1
最高出力 39kW (53PS)/11,500rpm
最大トルク 35Nm (3.6kgf・m)/9,000rpm
乾燥重量 186kg
車両重量 208kg
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ZEPHYER750 [編集]

ゼファー750
Kawasaki Zephyr750 red.jpg
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 川崎重工業
車体形式 BC-ZR750C
エンジン ZR750CE型 738cc 4ストローク
空冷DOHC2バルブ並列4気筒
内径x行程 / 圧縮比 66mm x 54mm / 9.5:1
最高出力 50kW (68PS)/9,500rpm
最大トルク 54Nm (5.5kgf・m)/7,500rpm
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当初は400ccのみの計画であり、発売と同時に大量のバックオーダーを受けた際にも、「750ccモデルは出すつもりはない」というリリースがオートバイ専門誌に掲載されたが、日本国外からの要望も強く、半年もたたないうちに750ccモデルが(日本国外輸出用モデルとして既にZ750GT(空冷4気筒)を製造しており、開発期間は比較的短期間で収まった)、遅れて1100ccモデルの開発が開始され、その後発売された。結果的に、どちらもロングヒット車種となっている。ゼファーシリーズの特徴となった鋼管フレーム、丸目一灯、ノンカウル、空冷直列4気筒エンジン、2本リヤサスなどは踏襲され、モデル車種であるZ-2(もしくはZ650、Z750FXII)の雰囲気を伝えている。特にZ-2と同じ「ナナハン」である750ccモデルは、丸みを帯びた燃料タンク、カムカバー、テールの造型がZ-2を強く連想させるものになっている。

また、Z-1・Z-2の雰囲気をより濃くするため、標準仕様のキャストホイールをスポークホイール(チューブタイヤ仕様)に変更し、「Kawasaki」の立体エンブレム(但しZ-1・Z-2のものとは書体が違う)をフュエルタンクに配したゼファー750RS・1100RSも一時期併売された。

ZEPHYER1100 [編集]

ゼファー1100
Kawasaki Zephyr 1100.jpg
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 川崎重工業
車体形式 BC-ZRT10A
エンジン ZR750CE型 1062cc 4ストローク
空冷DOHC2バルブ並列4気筒
内径x行程 / 圧縮比 73.5mm x 62.6mm / 8.7:1
最高出力 63kW (86PS)/7,500rpm
最大トルク 83Nm (8.5kgf・m)/7,000rpm
乾燥重量 245kg
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製造初年 [編集]

  • ZEPHYR(400cc) - 1989年
  • ZEPHYR750 - 1990年
  • ZEPHYR1100 - 1992年

エンジン [編集]

4ストローク DOHC 2バルブ 空冷直列4気筒エンジン

  • ZEPHYR(400cc) - 46馬力 398cc (1979年に登場したZ400FXがルーツ)
  • ZEPHYR750 - 68馬力 738cc (1976年に登場したZ650(通称ザッパー)系のエンジンを使用)
  • ZEPHYR1100 - 86馬力 1062cc (1986年に登場したボイジャーXIIのエンジンを空冷化して使用、1気筒あたり2本のスパークプラグを使用)

フレーム [編集]

  • 鋼管ダブルクレードル

サスペション [編集]

  • フロント:正立テレスコピック(デバイスはない)
  • リア:窒素ガス封入式ショックアブソーバー2本(ユニトラックシステムではない)

モデルチェンジによる仕様の変遷 [編集]

  • ZEPHYR750・ZEPHYR1100 → 1993年・RS(スポークホイール仕様)追加

姉妹車 [編集]

輸出仕様のZEPHYR550

過去には輸出専用車のZEPHYR550も存在した。各国の馬力規制に合わせた仕様で、アメリカ仕様やカナダ仕様はフルパワーで1クラス上の実力を持つ反面、最高出力により保険金額が異なる制度を取っていたドイツ仕様や排ガス規制の厳しいカリフォルニア州仕様は34馬力と差が大きい。型式番号はZR550Bとなっている。

脚注 [編集]

注釈 [編集]

出典 [編集]

参考文献 [編集]

  • カワサキバイクマガジン 2005年7月号, pp.32-33

外部リンク [編集]