カワサキ・Z650

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カワサキ・Z650
カスタム車両
Flickr - ronsaunders47 - KAWASAKI Z650.UK 1976-1983..jpg
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー カワサキ
エンジン 652cc 
内径x行程 / 圧縮比 62mm x 54mm / 9.5:1
最高出力 64ps/8,000rpm
最大トルク 5.8kg-m/6,500rpm
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カワサキ・Z650(ゼットろっぴゃくごじゅう)とは、川崎重工業が製造販売していたロードスポーツタイプ大型自動二輪車。 通称「ザッパー / ZAPPER」。北米仕様はKZ650

解説[編集]

Z1 / Z2のすぐ下のクラス、750SSマッハ / 500SSマッハの代替車種として1976年に発売された。開発コードネームは「サーロインステーキ」(ちなみにZ1は「ニューヨークステーキ」であった)。その優れた運動性能から、後継のZ750FXII・Z750FXIIIが1980年に発売されるまで、ジムカーナ等の競技ではワンメイク状態であった。また4ストロークに由来して「4サイクルマッハ」、1クラス上の750ccと互角以上の性能という意味合いで「750キラー」とも呼ばれた。

仕様と沿革[編集]

Z650B
標準仕様のベースモデル。前輪19インチ、後輪18インチ、スポークホイール採用。前輪シングル・ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ。「1-2/3-4」方式の並列2本出しマフラー。テールカウルあり。
国内モデルとしては1976年に「Z650」として発売された。
  • Z650-B1(1976年 - 1977年)
    • 1976年9月発売。
    • キャンディスーパーレッド / キャンディエメラルドグリーン
  • Z650-B2(1978年)
    • 1978年7月発売。
    • ルミナスダークブルー / ルミナスバーントレッド
  • Z650-B3(1979年)
  • Z650-B4(1980年)
Z650C
別仕様の派生モデル「Z650CUSTOM」。輸出専用車種。
前輪19インチ、後輪18インチ、キャストホイール採用。前輪ダブル・ディスクブレーキ、後輪シングル・ディスクブレーキ。「1-2/3-4」方式の並列2本出しマフラー。テールカウルあり。
  • Z650-C1(1977年)
  • Z650-C2(1978年)
  • Z650-C3(1979年)
  • Z650-C4(1980年)
Z650D
別仕様の派生モデル「Z650SR」。輸出車種。
前輪19インチ、後輪18インチ、キャストホイール採用。前輪ダブル・ディスクブレーキ、後輪シングル・ディスクブレーキ。「1-3/2-4」方式の交差2本出しマフラー。厚めのダブルシート。
国内モデルとしては1979年にトリプルディスク装備の「Z650LTD」として発売された。
  • Z650-D1(1978年)
  • Z650-D2(1979年)
  • Z650-D3(1980年)
  • Z650-D4(1981年)
Z650E
別仕様の派生モデル「Z650LTD」。輸出専用車種。
前輪19インチ、後輪16インチ、キャストホイール採用。前輪シングル・ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ。「1-3/2-4」方式の交差2本出しマフラー。厚めのダブルシート。
  • Z650-E1(1980年)
Z650F
別仕様の派生モデル「Z650F」。輸出専用車種。
前輪19インチ、後輪18インチ、キャストホイール採用。前輪シングル・ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ。「1-2/3-4」方式の並列2本出しマフラー。テールカウルあり。
  • Z650-F1(1981年)
  • Z650-F2(1982年)
  • Z650-F3(1983年)
  • Z650-F4(1984年)
Z650H
別仕様の派生モデル「Z650CSR」。輸出専用車種。
前輪19インチ、後輪16インチ、スポークホイール採用。前輪シングル・ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ。「1-2/3-4」方式の並列2本出しマフラー。段つきシート。
  • Z650-H1(1981年)

エンジンの系譜[編集]

Z650に搭載されたエンジンは、基本設計をそのままに738ccに拡大され、「ZR750CE型エンジン」として後継機種にも搭載し続けられた。Z750FX-II・Z750FX-IIIをはじめ、Z750GPからGPz750Fへと進化(輸出用としては750ターボにも使用)。 新型の水冷エンジン「ZX750GE」を搭載するGPZ750Rニンジャへのバトンタッチで、いったんは日本向けモデルの製造が終了するものの、海外向け専用モデルのZ750P / GT750用として製造を継続。ゼファー750の登場により国内でも復活。ZR-7へも流用され、派生車種のZR-7Sにも搭載。ゼファー750最終モデルの2007年まで、四半世紀以上にわたって製造される息の永いエンジンとなった。

ZR750CE搭載車種
  • Z750FX-II(1980年)
  • Z750FX-III(1980年)
  • Z750GP(1982年)
  • GPzZ750F(1983年)
  • GPzZ750turbo(1983年)
  • GT750(1982年 - 1991年)
  • ZEPHYR750(1992年 - 2007年)
  • ZR-7(1999年 - 2003年)
  • ZR7S(2002年 - 2006年)

外部リンク[編集]