アメリカンファミリー生命保険会社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス
カンパニー オブ コロンバス(米国本社)
American Family Life Assurance
Company of Columbus
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 アフラック
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州コロンバス市
設立 1955年
業種 保険業
事業内容 保険
代表者 Daniel P. Amos
主要株主 Aflac Inc.(100%)
外部リンク http://www.aflac.com/
テンプレートを表示

アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス(American Family Life Assurance Company of Columbus)は、生命保険医療保険を販売するアメリカ合衆国保険会社である。
日本においては対外的に(特にパンフレット、ホームページなどでは)「オブ コロンバス」を抜いたほぼ直訳であるアメリカンファミリー生命保険会社の呼称(略称)を使っている。しかし、あくまでも米国社とは別の法人ではなく、日本における支社であるため、正式名称はアメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス(の日本における支社)であり金融庁の免許登録などや銀行取引、従業員の社会保険や厚生年金などの公的な面では正式名称を使用している。[1][2]
2005年から対外的な通称をAflac(アフラック)に統一し、企業ロゴも変更となった。現在は、日本でも広告など「アフラック」の呼称に統一されている。それ以前は(アフラック)アメリカンファミリーと名乗る事が多く、ロゴにも同様の記載があった。

なお、しばしばAIGグループ企業と勘違いされる事が多いがグループ企業ではなく無関係である。

持ち株会社であるアフラック・インコーポレッドAflac Incorporated、本社:ジョージア州コロンバス市NYSEAFL東証一部8686)の子会社であり、日本及びアメリカでの保険販売を行っている。

概要[編集]

ジョージア州コロンバス市にエイモス三兄弟(ジョン、ポール、ビル)によって1955年に設立された保険会社である。日本アメリカ合衆国で各種の保険を販売しており、がん保険分野ではパイオニアであるとされる。米国では、企業内代理店を中心とする代理店による販売方式(給与からの天引きによる保険料支払いとする)で業績を伸ばした。日本ではがん保険で有名であるが、民間医療保険が医療の原則である米国においては、日本でのような公的医療の補完としてのがん保険は存在しない。


日本支社[編集]

アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス
カンパニー オブ コロンバス 日本支社
のデータ
英文社名 American Family Life Assurance
Company of Columbus Japan Branch
種類 外国会社(日本支社)
略称 アメリカンファミリー生命保険会社
アフラック
本社所在地 163-0456
東京都新宿区西新宿2-1-1
新宿三井ビル
創業 1974年昭和49年)
代表者 外池 徹(日本における代表者・社長)
保険料等収入 1兆7,535億円(2012年3月期)
保有契約高 12兆3,382億円(2012年度末)
SM比率 609.6%(2012年3月末)
従業員数 3,930名(2012年3月末)
格付け AA-(S&P/2012年6月現在)
関係する人物 大竹美喜(日本支社設立者)
外部リンク http://www.aflac.co.jp/
テンプレートを表示

同社の社史によれば、大阪万博で来日した創業者長男のジョン・B・エイモスが、風邪予防の為にマスクをしていた多くの日本人から、衛生に対する意識の高さを感受して、日本市場への参入を決意したとある。後に日本支社長(日本における代表者)となる大竹美喜や松井秀文らの経営参画を経て、1974年(昭和49年)に「がん保険」を日本に引き下げて事業を開始した。なお、日本進出を図るに当っては現地法人方式ではなく、過去のアリコジャパンなどと同様に米国本社の日本支社外国会社)として参入している。(後にアリコジャパンはメットライフの傘下に入りメットライフアリコとなった後に日本法人化した)

がん保険を含む第三分野保険の販売事業は、事実上外資系保険会社のみに独占的に許可されており(アフラックは外資系企業ではなく純粋な外国会社であるが)その恩恵の下でのビジネスを展開した。結果、がん保険分野における寡占企業となり、1999年のがん保険販売におけるシェアは85%以上に達していた。2001年、米国の同意を得て、日本国内の生命保険会社損害保険会社の同分野への本格参入は初めて自由化された。

損害保険代理店(現在で言うプロ代理店)を営んでいた大竹美喜の発想から、自社に保険外交員を配置せず、提携した代理店(アソシエイツ)が対面型ないしは通販型で募集契約を行う体制をとり、低い営業活動コストを実現させている。
当初は、損害保険で言うプロ代理店よりも、企業や公共団体の労働組合・職域生協法人会傘下に福利厚生目的の代理店を設立させ、組合員ないしは従業員である勤労者個人が団体契約で若干の保険料割引がなされる形態での契約数が優勢であった。
1990年代以降、通販型とは異なる来店型代理店の「アフラックサービスショップ」の展開や、2000年末には第一生命と業務提携、2008年10月には郵便局とも提携(両社ともがん保険のみの取り扱い)を結び、勤務先の福利厚生(団体扱いによる保険料割引)の恩恵が無い世帯へも開拓を広げている。

日本における代表者[編集]

沿革[編集]

  • 1974年昭和49年)10月 - 事業免許を取得
  • 1974年(昭和49年)11月 - 「がん保険」を販売開始
  • 1982年(昭和57年)12月 - 総資産1,000億円突破
  • 1992年平成4年) 6月 - 保有件数1,000万件突破
  • 1992年(平成4年) 12月 - 総資産1兆円突破
  • 2000年(平成12年) 9月 - 第一生命との業務提携発表
  • 2002年(平成14年)1月 - <一生いっしょの医療保険 EVER>発売
  • 2003年(平成15年) - EVERの広告(日本でのオリジナル作品)でアフラックダックが登場。個人保険・個人年金保険合計の保有契約件数が業界第1位に
  • 2006年(平成18年)1月 - <未来の自分が決める保険 WAYS(ウェイズ)>を発売
  • 2007年(平成19年)9月 - <アフラックのがん保険f(フォルテ)>を発売
  • 2009年 (平成21年) 3月 - <アフラックの夢みるこどもの学資保険>、<家族に毎月届く生命保険GIFT(ギフト)>を発売
  • 2009年(平成21年)8月 - <もっと頼れる医療保険 新EVER>を発売
  • 2010年(平成22年)3月 - 個人保険・個人年金保険の合計保有契約件数が2000万件を超える
  • 2011年(平成23年)3月 - <生きるためのがん保険 Days(デイズ)>発売開始。
  • 2013年(平成25年)8月 - <ちゃんと応える医療保険EVER>発売開始予定。

不祥事[編集]

2005年10月後半、各生命保険会社から相次いで保険金および給付金の不当不払いが発表され、同年10月28日には同社から45件、金額にして961万円の不当な不払いがあったことが発表された[3]

2007年には、生命保険業界で不当不払い問題が新たに発覚し始めたため、同年2月1日に金融庁が日本の全生命保険会社(38社)に対して、2001年~2005年の5年間における不払いの実態調査を命令。同社はこれを受け同年4月13日に調査結果を発表した。これによると、合計で19,169件、金額にしておよそ19億円もの数が新たに不適切な不払い事案に該当していたことが判明した。なお、この調査結果は調査期日に間に合わせた中途結果であるので、この数値は確定的なものではない(今後、不払い件数や金額が増加する可能性がある)[4]

2007年7月26日、同社のある代理店の社員が所持していた携帯型パソコンが盗難にあったと発表。このパソコンには、15万2,758人分、20万4,716件分の顧客情報(契約内容、住所、氏名、生年月日など)が記録されており、保険業界では過去最大の紛失件数となった。なお、個人情報漏洩および悪用などの懸念される問題について、同社は顧客データ自体は暗号化されており、さらにパソコン起動用およびデータ復号用でパスワードが別に施されているなどセキュリティ対策を施してあることを理由に、第三者による顧客情報の閲覧や悪用は困難であるという見解を示している[5][6]

2010年10月22日、同社の代理店であるいずみライフデザイナーズ株式会社において、お客様情報を記録したCD-Rが所在不明になっていると発表。当該CDには30,555人分の顧客情報が記憶されていたとのこと。なお、CDにはパスワードが設定されていた[7]

主力商品[編集]

生きるためのがん保険 Days
保険料が上がらない終身型がん保険。
がん確定診断、入院、通院の際の保障を基本とし、プランに応じて手術治療、放射線治療抗がん剤治療を受けた場合の保障、がん診断後の生活サポート年金、再発時の給付金を受けることができる。
また、すべてのプランにおいて「プレミアサポート」というがん罹患時の相談サービスが付加されている。
新EVER
1入院60日間保障の終身型医療保険。
単品での医療保険として市場独占状態であったEVERを2009年8月にリニューアルした医療保険。
派生形として、引き受け条件緩和型(事前選択式の告知を採用)のもっとやさしいEVERが存在する。
WAYS
将来、医療保障、介護保障、年金のいずれかを選択して保障内容を変更できる低解約払い戻し型の終身保険。
死亡保険では主力商品となっている。
2010年末にメガバンクすべてでの取り扱いが開始された。銀行窓販で人気の商品である。

その他[編集]

柏レイソルの公式戦用ユニホームの背中スポンサーである。

広告・宣伝活動[編集]

米国本社では2000年にCMキャラクターとしてアフラックダックが登場した。日本では2001年の「Aflacケガの保険」発売開始に伴いテレビCM・商品パンフレットに登場。ジェットコースターに乗ったアヒル (AFLAC-duck) が災難に遭いそうになるブラックユーモアテイストの米国本社のCMを半ば流用(輸入)した形であったが、2003年から日本向けに収録・製作されたCM・広告が大々的に展開されている。このCMシリーズは数多くのニュース番組やバラエティショーの話題として2007年まで時折取り上げられたほか、効果を上げた広告に贈られるエフィー賞を受賞するなど、米国では話題のCMのひとつとなっている。なおCMに出演しているアヒルはロボットと本物を使い分けている。[8]

2009年8月から、日本オリジナルのコマーシャルとしてアヒルとが一緒に登場する「まねきねこダック」が使われている。従来のパペットを使ったコマーシャルと、アヒルと猫をミックスしたキャラクターのアニメーションを使用したコマーシャルが併用されている。

アヒルの声はギルバート・ゴットフリード(英語版)が務めていたが、Twitter2011年東北地方太平洋沖地震の被災者を逆なでする書き込みをしたことから、降板させることになった。

また、2013年度には日本市場向けに毒舌ダークヒーローとして黒鳥(こくちょう)の新キャラクター「ブラックスワン[9]」(声:有吉弘行)を新たに登場させている。尚、前者のアフラックダックが「アフラック(社名略称)」等としか発しないのに対し、同キャラクターは日本語を流暢に話すという設定。また実写CMでは「ブラックスワンがちょっかい出して後に出てくるアフラックダックにいじられる」といったストーリー展開となっている。

コマーシャルソング

2006年10月1日から放映されているコマーシャルソング『アヒルのワルツ』(歌:マユミーヌ)は当初、USENのプロモーション用のCDとして音源化されたが、好評につき2007年2月21日にポニーキャニオンからCDが一般発売された。

「まねきねこダック」のコマーシャルソング・「まねきねこダックの歌」も2009年に発売された。また、別のレコード会社へ移籍したばかりの未成年(※放映当時)お笑いコンビ・まえだまえだ[10]による「まねきねこダックXのテーマ」も2012年2月に発売されている。

コマーシャル出演者[編集]

現在[編集]

過去[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]