ムーディーズ

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ムーディーズ
Moody's Corporation
種類 株式会社 (NYSEMCO)
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
北緯40度42分48.2秒 西経74度0分43.7秒 / 北緯40.713389度 西経74.012139度 / 40.713389; -74.012139
設立 ニューヨーク (1909年)
業種 格付け機関
売上高 20.4億ドル (2006年)
営業利益 12.6億ドル (2006年)
純利益 7億5400万ドル (2006年)
外部リンク www.moodys.com
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ムーディーズ(Moody's Corporation)は、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(MCO)はアメリカの民間企業で米大手債券の格付け機関業務を行っている。スタンダード&プアーズ(S&P)と並ぶ2大格付け会社の一つで、企業債券などの信用力を調査し信用格付けを行っている。主に債券の発行会社から格付け手数料収入を得て格付けを行っている。

概要[編集]

ジョン・ムーディー (John Moody)によって1900年に設立され、1909年から格付けを行っている。現在ではアメリカだけでなくヨーロッパや日本オーストラリアでも格付けを行い、世界の格付けの40%のシェアを持っており、ニューヨーク証券取引所に上場している。ウォーレン・バフェットはムーディーズの大株主である。

ムーディーズでは、米国金融危機の原因の一端であるサブプライムローン関連債権CDO(債務担保証券)などに、最上級であるトリプルAなど高い格付けを行っていた。それらをわずか数日で一挙にジャンク格にまで格下げを行った事で市場に大混乱をもたらした。また格付けの対象である債券発行側から手数料収入を得て格付けを行っているという構造なども問題になり、金融危機を引き起こした原因の一角として米国公聴会が開かれ格付け機関の責任が問われる事態となった。

格付け[編集]

世間では最高位格付けをAAA(トリプルA)と称する事が多いが、これはスタンダード&プアーズ社の長期発行体格付け記号である。ムーディーズの長期債務格付けの最高位はAaaとなる。BBB、CCCに相当する記号も二番目以降の文字はaで、Baa、Caaとなる。またS&P社では、AAからCCCまでのランクに対して+及び-の記号を付加する事で3段階(例えばAAならば、AA+、AA、AA-)に細分化するが、ムーディーズの場合はAaからCaaまでのランクに対して1,2,3の数字を付加(1の方が格付けは上)して3段階に細分化する。 ムーディーズの格付け記号を最上位から並べると次のようになる。 Aaa,Aa1,Aa2,Aa3,A1,A2,A3,Baa1,Baa2,Baa3,Ba1,Ba2,Ba3,B1,B2,B3,Caa1,Caa2,Caa3,Ca,C

ムーディーズは2008年9月のリーマンショック以前にリーマンブラザーズに対してA3と格付けしていた。格付けが引き下げられたのは、リーマンブラザーズが破綻した後でB3に変更された。これ以降、ムーディーズの格付けの信用は失墜し影響力は低下している。

ムーディーズは14年12月1日、日本国債の格付けを従来のAa3から、上から5番目のA1へ1段階引き下げたと発表した。この格付けは中国や韓国を下回り、イスラエルやチェコ、オマーンなどと同水準である。消費税再増税の延期によって、中期的な財政赤字を削減する目標の達成に不確実性が高まったと判断したという[1]

日本の13年末の対外純資産は過去最高の約325兆70億円と、23年連続で世界最大の債権国の地位にある。家計の金融資産は1645兆円に上り、日本国債の90%以上は国内資金で消化されている。なのにIMF破綻処理を受けた韓国などより低いなど、ムーディーズなどの格付け機関に対して多くの批判がある。

ムーディーズは格付けは安定的であるとし、その理由として、「A1の格付けは、規模が大きく多様な経済、強固な対外支払いポジション、非常に強い制度の頑健性など極めて高い政府の信用力を反映している。日本政府がどのような課題に直面している状況であれ、日本は高い信用力を維持しており、経済力は「強い」、イベント リスクに対する感応性は「低い」。日本は過去20年間にわたり、世界的にも極めて低い名目金利で財政赤字がまかなわれており、政府が外部資金に依存しなくとも、民間部門の黒字は依然として財政赤字を十分にまかなわれている。さらに果断で実行力のある中央銀行の存在を含む制度、構造の頑強性が資金調達上の優位性を支えており、格付けの見通し期間においてそれが損なわれるとは極めて考えにくい。」としており、ますますA1の格付けの根拠は乏しい[2]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ 日本の政府債務格付けをAa3からA1に格付け、格付け見通しは安定的 ムーディーズ ニュースリリース
  2. ^ 日本の政府債務格付けをAa3からA1に格付け、格付け見通しは安定的 ムーディーズ ニュースリリース