アウディ・A3

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アウディ・A3(エースリー)は、ドイツの自動車会社アウディが製造・販売する小型乗用車である。

プラットフォームには、アウディの親会社であるフォルクスワーゲンの小型乗用車・ゴルフなどと共通のフォルクスワーゲンAを使用する。

ここでは、A3の高性能バージョンのS3についても述べる。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代(1996年-2006年)

アウディ・A3
初代
3ドア フロント(欧州仕様)
Audi A3 front 20070324.jpg
3ドア リア(欧州仕様)
Audi A3 rear 20070324.jpg
販売期間 1996年 - 2003年
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア/5ドア ハッチバック
駆動方式 FF/4WD
全長 4,152mm
全幅 1,735mm
全高 1,415-1,427mm
ホイールベース 2,513-2,518mm
車両重量 1,090-1,320kg
ステアリングの位置 左/右
-自動車のスペック表-

「小さな高級車」のコンセプトで、1996年に発売された。デビュー当時はアウディのエントリーモデル。後に発売されるゴルフIV(1997年-)のベースともなる関係もあり、縦置きエンジンFFというアウディ独自のスタイルではなく、より一般的な横置きエンジンFFとなっている。ガソリンエンジンのうち、5バルブシステムを採用した1.8L直4DOHCには、ターボモデルも設定された。

[編集] 日本での販売(初代)

日本では、1997年初頭に発売された。初期にはNAエンジンの3ドアハッチバックボディとFFに4速ATという仕様であったが、1998年にはFFのターボモデル、さらに1999年には4WDであるquattro(クワトロ)・5速MT仕様が加わり、NAモデルには5ドアボディが与えられた。2000年にはquattroが廃止され、NA FFの5ドアのみになると同時にマイナーチェンジが施され、インテリア、ヘッドライトとテールライトを中心としたデザインの大幅な変更がなされた。2001年にはFFのターボモデルである1.8Tが導入され、1.8Tには5速ティプトロニック(マニュアルモード付AT)、ESP(横滑り防止機構)、スポーツサスペンション、16インチアルミホイール、スポーツシートが採用された。2002年には、2001年型の1.8Tに相当するモデルはステアリングにティプトロニック操作スイッチを追加される共に名称が1.8T Sportに変更された。また1.8T Sportのローダウンサスペンション、16インチホイール、スポーツシートがNAと同等のものに変更され、インテリアにウッドを採用したモデルに1.8Tの名称が与えられた。2代目が発売される直前の2003年7月には、1.8Tをベースに一体型ナビゲーションシステム MMS(マルチメディアステーション)と15インチスターデザインアルミホイールが装備された1.8T Limitedが500台限定で発売され、初代A3の最終モデルとなった。高性能バージョンのS3は2001年モデルが210ps、2002年モデルが225psという最高出力である。左ハンドル車が存在するのは1998年のquattroとS3のみである。

[編集] 2代目(2003年-)

アウディ・A3
2代目
3ドア フロント(欧州仕様)
Audi A3 front 20071026.jpg
3ドア リア(欧州仕様)
Audi A3 rear 20071026.jpg
販売期間 2003年 -
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア/5ドア ハッチバック
駆動方式 FF/4WD
全長 4,203-4,292mm
全幅 1,765mm
全高 1,421-1,423mm
ホイールベース 2,578mm
車両重量 1,205-1,565kg
ステアリングの位置 左/右
-自動車のスペック表-

[編集] 3ドアモデル

2003年に発売。基本的なメカニズム、シャーシエンジンなどは先代同様、ゴルフV(2003年-)と共有。フロントグリルは、当時のアウディが採用していた「ダブルグリル」の形状であった。前後のフェンダーラインをつなぐ凹んだラインは、シングルフレームグリルの5ドアのスポーツバックに備えるのと、3ドアモデル自身もフェイスリフトでシングルフレームグリルをはめ込めるようになっていた。ガソリンエンジンのひとつにはFSIと名づけられた2L直噴の直4DOHCがあり、6速ATの設定もある。最上級グレードとして3.2LV6DOHCを積む3.2quattroが用意され、quattroとSトロニック(S-tronic)が組み合わされている。

[編集] 日本での販売(3ドアモデル)

2006年7月まで生産されたモデルで現在は廃止になっている。2004年2月に1.6L直4エンジンと6速ティプトロニックを組み合わせたAttractionが追加された。2005年8月、グリルが「シングルフレームグリル」に変更された。

  • 直4 1.6L FWD 6AT
    • A3 Attraction
  • 直4 2.0L FWD 6AT
    • A3 2.0 FSI
    • A3 2.0 FSI Sport
  • V6 3.2L 4WD(quattro) S-tronic
    • A3 3.2 quattro

[編集] 5ドアモデル(スポーツバック)

ボディスタイルは当初3ドアハッチバックのみだったが、2004年に5ドアのスポーツバックを追加設定。3ドアモデルの全長を70mm拡大した5ドアハッチバックモデルである。ホイールベースは3ドアモデルと共通。全長の拡大は、ラゲッジスペースの拡大分である。名称が「スポーツバック」なのはこれまでのハッチバックでもワゴン(Avant)でもない新感覚のスポーツユーティリティカーだからだという。ラゲージスペースは370L(クワトロは302L)で、分割可倒式の後席を倒せば1,120L(クワトロは1,052L)の容積となる。

[編集] 日本での販売(5ドアモデル)

基本的なメカニズム、シャーシエンジンなどは先代同様、ゴルフV(2003年-)と共有。グレードは3ドアモデル同様の直噴2L直4の2.0L FSI+ティプトロニック付き6AT+FFと、3.2L V6+6速S-tronic+クワトロに加えて新開発の直噴ターボを積む2.0L TFSI+6速S-tronic+FFが新設定された。当初、スポーツバックには3ドアモデルには存在する1.6LモデルのAttractionの設定はなかったが、2005年8月のラインナップ変更により、Attractionが追加されることとなった。それと同時に、全グレードに「オープンスカイルーフ」がオプションとして加わり、2.0FSIと3.2quattroには「S-lineパッケージ」オプションが用意された。 2009年モデルよりフェイスリフトが施された新モデルに変更となる。エンジンの設定も変更となり1.4L直噴ターボと1.8L直噴ターボ、トップモデルでは2.0L直噴ターボのquattroモデルが導入となった。トランスミッションもFF駆動のモデルは7速となる。3.2quattroはS3へ移行される。

  • 直4 2.0L FWD 6AT
    • A3 Sportback 2.0 FSI
  • 直4ターボ 2.0L 4WD S-tronic
    • A3 Sportback 2.0 TFSI
  • V6 3.2L 4WD(quattro) S-tronic
    • A3 Sportback 3.2 quattro(導入打ち切りへ・S3へ移行)

[編集] その他

quattroシステムは横置きエンジンでも採用可能である。A3を横置きエンジンにした理由はゴルフと共有箇所が多いのと、縦置きにするとノーズが短いためにトランスミッションがあるスペースにまで食い込んでしまうからである。

アウディはquattroシステムを開発以降、四輪駆動にしやすいという理由でFWD車の車種でもエンジンを縦置きで積む仕様の車種が一般的で、A3はアウディ初のエンジン横置き仕様と思われがちだが、実際には1974年に登場したアウディ・50が初採用車種である。この50は翌年にデビューするフォルクスワーゲン・ポロ姉妹車でゴルフより一回り小さく、初代ポロと同様、日本には輸入されていない。

[編集] 外部リンク

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