UFO仮面ヤキソバン

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日清焼そばU.F.O. > UFO仮面ヤキソバン

UFO仮面ヤキソバン(UFOかめんヤキソバン)は、1993年から1995年にかけて放映された、日清食品の「日清焼そばU.F.O.」のテレビコマーシャルのシリーズ、およびそれに登場した架空のキャラクター。

キャラクターデザインはアニメーターさとうけいいちが担当した[1]

登場人物[編集]

ヤキソバン / 日川清太郎
演 - マイケル富岡
地球から100億km離れた「麺惑星ヤキソバーン」の王子で、頭上にU.F.O.の容器を載せ、腹部のバックルもU.F.O.の容器の形で、スーツの胸には「U.F.O.」のロゴが書かれている。必殺技はバックルからの「メンアタック」ソース瓶型の拳銃から放つ「ソースビーム」「青のりフラッシュ」「青のりタイフーン」「あげ玉ボンバー」。専用の乗り物は、透視と会話の能力を持つ「マッハUFO」。弱点は水で、かけられると麺がフニャフニャになるばかりか、武器も湿気って威力を失ってしまう。しかし、お湯をかけると麺がしっかりするためパワーアップして大盛り仮面ヤキソバングレートになり、頭上とバックルのU.F.O.も四角い大盛りの形になる。普段は京東スポーツ新聞社の社員食堂の調理助手として活動している。ビデオ映画ではパワーアップした際、「ソースバズーカ」でケトラーを倒している。帰宅後に「ヤキソバン一輪車」で遊ぶのが趣味で、就寝時はパジャマの代わりにヤキソバンのスーツ型の寝袋(いずれも当時のキャラクターグッズ)を着る。
【2016年のCM】
2016年から展開されているCM「日清焼きそばU.F.O. エクストリーーーム!編」では、下記のような経緯で悲しい復活を果たす[2]
全盛期から数十年が経過し、すっかり世間から忘れられ、人々からはことごとく笑い物・不審者扱い[3]を受けたヤキソバン(54歳無職)は酒に溺れるホームレス生活を送っていたが、居合わせた居酒屋の客からも「ヤキソバマン」と名前を間違われ、逆上してトレードマークでもある頭上のU.F.O.を「焼きそばなんてこりごりなんだよぉ!」と地面に投げつけて割ってしまう。そしてついに「焼きそばなんて滅びてしまえばいいんだ…地球ごと滅びてしまえばいいんだぁ!」と叫んでヒーローである事をやめ、それから数十年後、レイジアウト帝国の皇帝バッド・ゲドウへとその身を暗く染める(この時点でヤキソバンの衣装は完全に脱ぎ捨て、黒いマントを着た往年のスペースオペラSFのラスボス的な服装になり、叩き割ったU.F.O.を目からのビーム(このビームには『エクストリーーーム』の文字が入っている)で完全に破壊したのち、謎の男(Mr.マリック)から渡された水牛のような大きな角と悪魔的な顔をした仮面をかぶる)。
CM第1弾「エクストリーム! 篇」では多数の腕に様々な武器を持った戦闘形態となり、彼と対峙したさすらいの賞金稼ぎのヒーロー・ソース(演:吉川晃司)との激闘の末に仮面が割れ、その下の素顔を見たソースは「ファーザー!?」と叫ぶ(その理由はCM第2弾「エクストリームZERO! ~ヤキソバンの悲劇~ 篇」で語られており、幼いソースにヤキソバンがソースビームを教える回想が出てくる)。このCMは映像演出やストーリーが、スター・ウォーズ・シリーズを彷彿とさせる物になっている。
ヤキソバンの変わり果てた姿である皇帝バッド・ゲドウはある目的(詳細不明)でヒロインのエクストリーム姫(演:水原希子)を狙っており、「スタービリヤード」「スタータコヤキ」などの残酷な方法で幾多の惑星を滅ぼしてきた。地球などの星々は「大きめのボール」としか見ていない。某カップ焼きそばの容器に大きな角を生やしたようなデザインの宇宙戦艦「キラ・ゴーズノズケー」を乗艦としている。
ヒロイン
演 - 千葉麗子
ヤキソバンと馴染みのある女性。ヤキソバニー篇・ビデオ映画には登場しない。
UFOガール ヤキソバニー
演 - 松雪泰子
1995年に登場。ヤキソバンのいとこ。必殺技は「ミラクルソース」「キャベツハリケーン」。ヤキソバンと違い普段は人間に扮している。契約期限切れで故郷に帰ったヤキソバンに代わって地球にやってきた。
ケトラー
演 - デーブ・スペクター
ヤキソバンの宿敵。シカゴ出身で、日本中のやかんを独り占めしようと企む。のちのヤキソバニー篇では「ケトラー・デラックス」にパワーアップした。
にせヤキソバン
演 - オスマン・サンコン
スーツが黒く、胸に「U.S.O.」(嘘)と書かれている。ヤキソバンに変身することができるが、些細なことでヒロインに正体を看破される(ビデオ映画では演じるサンコンの決まりのフレーズである「1コン2コン・サンコン!」で、ケトラーたちに正体を看破されている)。CMではケトラーに造られたことになっているが、ビデオ映画では外人仲間の余趣味としてケトラーに雇われたことになっている。腰のバックルと頭には他社のカップ焼きそばを示唆するかのような四角いカップ容器を着けている。

関連商品[編集]

オリジナルテーマソング[編集]

あいつが正しいヤキソバン
歌:影山ヒロノブ&プチエンジェルス、作詞:斎藤和典、作曲・編曲:大森俊之
CM懸賞用のプレゼントセットに、CD版が添付されていた。また、ビデオ映画の主題歌としても使用されている。長らく非売品であったが、影山ヒロノブの20周年記念BOX「エタニティ」に収録された。

ビデオ映画[編集]

UFO仮面ヤキソバン 怒りのあげ玉ボンバー
発売:ビクターエンタテインメントVHS1994年6月24日発売。
製作著作:ヤキソバン制作委員会
制作協力:日清食品、電通、レオナ(現:レオナ企画)
主題歌:「あいつが正しいヤキソバン」
監督:植木善晴 脚本:小杉哲大 企画・原案:長沢隆之、斎藤和典
技斗:矢車猛 技術協力:映広 美術協力:アイ・アール
製作者:田中重年、石川博 プロデュース:久保一郎、小野文彦
キャスト
ヤキソバン / 日川清太郎:マイケル富岡
ケトラー:デーブスペクター
にせヤキソバン / サンコン:オスマン・サンコン
かやくみこ:高田万由子
セラ・モリーン:戸川京子
執事:下川辰平
社員食堂のオバチャン:柴田理恵
人事課長:吹越満
紙芝居屋:佐藤正宏
調理師:村松利史
オカマ:梅垣義明
その他:森雅晴アジャ・コング ほか
CMの設定を使ったオリジナルストーリーであり、ヤキソバンの花嫁探しを軸足としたコメディ仕立てとなっている。主対象は一般のファミリー層と推測されるが、性的な意味のセリフなど、家族向けとは考えにくい場面も多い。

ゲーム[編集]

UFO仮面ヤキソバン
ケトラーの黒い陰謀
ジャンル ベルトスクロールアクションゲーム
対応機種 スーパーファミコン
発売元 DEN'Z
人数 1人
メディア 8Mbitロムカセット
発売日 1994年10月14日
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UFO仮面ヤキソバン ケトラーの黒い陰謀』というタイトルで、懸賞用の非売品ゲームソフトとして製作され、後に商品化された。ゲーム内容は、ケトラーにさらわれた婚約者を助け出すためにヤキソバンが戦うベルトスクロールアクションゲームである。本やテントや一輪車などのゲーム以外の懸賞景品がアイテムとして登場する。

懸賞版からの変更点は「パッケージやラベルシールが写真からイラストに変わっている」「起動直後のロゴマークが"NISSIN"から発売元である"DEN'Z"に変更されている」「冒頭のヤキソバンからのメッセージ(「このたびは 当選おめでとう!」などプレゼントに関する文言が含まれている)が削られている」「タイトル画面に著作権表記が追加されている」など。

玩具[編集]

CM展開当時、バンダイからアクションフィギュアが発売されている。また、UFOキャッチャーの景品ぬいぐるみになったこともある。

漫画[編集]

月刊コロコロコミック』1994年3月号から6月号に『正しい!?UFO仮面ヤキソバン』というタイトルで掲載された。作者は天越え〜すけ

その他[編集]

出典[編集]

  1. ^ さとうけいいちデザインのK-1非公認キャラクター!? タロー誕生!!関根勤氏に息巻く! PR TIMES 2015年11月9日
  2. ^ “U.F.Oの「ヤキソバン」がまさかの復活を果たすも54歳無職からの悪落ちEND 日清の新CMに悲しみが止まらない”. ねとらぼ. (2016年7月8日). http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/08/news079.html 
  3. ^ 親子連れの母親が、ヤキソバンを指さし何か言おうとした娘の目を「見ちゃいけません!」と手で覆う、雑誌では「あの人は今!?」「落ちぶれたヒーロー」と特集を組まれる、小学生からは胸の「U.F.O.」の文字を「ウフォだってよ!ウフォウフォ!!」とゴリラのモノマネでからかわれる、当時のヤキソバングッズが質流れ品として格安で売られている、それを食い入るように見ていると警官に署まで同行を求められる、日清のオフィスビルに出向いて仕事をもらおうとするも誰からも全く相手にされない、など。
  4. ^ FOOD factory|グッジョバ!! よみうりランド