第59回朝日杯フューチュリティステークス
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2007 朝日杯フューチュリティS レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画 |
2007年12月9日に中山競馬場で施行された第59回朝日杯フューチュリティステークスについて記述する。
レース概要
[編集]2008年より施行週が1週ずれるため、12月の第2週に施行されるのは今回が最後である。
レース施行前の状況
[編集]各オープン競走の結果
[編集]施行日 | レース名 | 着順 | 競走馬名 | 出否 |
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8月11日 | ダリア賞 | 1着 | スズジュピター | 出走 |
8月25日 | ひまわり賞 | 1着 | メッサーシュミット | 回避 |
クローバー賞 | 1着 | ウイントリガー | 出走 | |
9月2日 | 第27回小倉2歳ステークス | 1着 | マルブツイースター | 回避 |
2着 | ミリオンウェーブ | 出走 | ||
9月16日 | 野路菊ステークス | 1着 | オースミマーシャル | 回避 |
9月29日 | 芙蓉ステークス | 1着 | フォーチュンワード | 出走 |
第42回札幌2歳ステークス | 1着 | オリエンタルロック | 回避 | |
2着 | サブジェクト | 出走 | ||
10月13日 | 第42回デイリー杯2歳ステークス | 1着 | キャプテントゥーレ | 出走 |
2着 | タケミカヅチ | 回避 | ||
3着 | ウイントリガー | 出走 | ||
10月27日 | 萩ステークス | 1着 | フローテーション | 回避 |
11月4日 | 福島2歳ステークス | 1着 | スマートギャング | 出走 |
11月10日 | 第43回京王杯2歳ステークス | 1着 | アポロドルチェ | 出走 |
2着 | ドリームシグナル | 出走 | ||
3着 | レッツゴーキリシマ | 出走 | ||
11月17日 | 第12回東京スポーツ杯2歳ステークス | 1着 | フサイチアソート | 回避 |
2着 | スズジュピター | 出走 | ||
11月23日 | 京都2歳ステークス | 1着 | アルカザン | 回避 |
各馬の状況
[編集]上記にも示した馬のうち、ミリオンウェーブは11月10日の第43回京王杯2歳ステークス8着を経て本競走に出走する。
その他500万下競走の勝ち馬では、11月3日に京都の500万下競走を制したエーシンフォワード、11月11日の黄菊賞でトールポピーに勝利したヤマニンキングリーなどが本競走に出走する。11月18日のもちの木賞を制したレインボーペガサス(後に回避)、11月18日に東京の500万下競走を制したギンゲイ、11月24日のベゴニア賞を制したドリームガードナー、11月25日に東京の500万下競走を制したセレスハントなどが本競走に出走する。
なお、地方からの出走馬はなかった。
レース施行週の状況
[編集]11月25日に発表された最終登録時点では、出走可能頭数(フルゲート)16頭に対し29頭の特別登録があり、収得賞金上位16頭は出走可能となっている。それ以下の収得賞金400万円の11頭は上位馬の回避がなければ除外される。12月6日に出馬投票が行われ、収得賞金上位馬のレインボーペガサスが回避し、収得賞金400万円の11頭うち8頭による抽選が行われ、ゴスホークケンが当選した。そして登録のあったアグネスクリスタル、オーロマイスター、シルクストレングス、スマートファルコン、ダンジグマスター、ノットアローン、フェイムロバリー、マルターズオリジン、ミスティフォレスト、ミッキーチアフルの10頭が出走に至らなかった。
12月7日に枠順が発表され、12月8日より馬券が発売された。前日最終オッズ時点では、アポロドルチェが4.4倍で1番人気、スズジュピターが4.7倍で2番人気、キャプテントゥーレが7.3倍で3番人気、ゴスホークケンが7.8倍で4番人気、エーシンフォワードが8.2倍で5番人気で続き、5頭が10倍を切るオッズとなった。
出走馬と枠順
[編集]枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | オッズ | 調教師 | 馬主 |
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1 | 1 | ゴスホークケン | 牡2 | 勝浦正樹 | 6.2(3人) | 斎藤誠 | 藤田与志男 |
2 | セレスハント | 牡2 | 蛯名正義 | 119.2(15人) | 松永幹夫 | 岡浩二 | |
2 | 3 | レッツゴーキリシマ | 牡2 | 幸英明 | 28.2(10人) | 梅田康雄 | 西村新一郎 |
4 | ドリームシグナル | 牡2 | C.ルメール | 13.4(8人) | 西園正都 | セゾンレースホース(株) | |
3 | 5 | ギンゲイ | 牡2 | 北村宏司 | 67.7(14人) | 岩戸孝樹 | 加藤信之 |
6 | ウイントリガー | 牡2 | 四位洋文 | 40.6(12人) | 山内研二 | (株)ウイン | |
4 | 7 | キャプテントゥーレ | 牡2 | 川田将雅 | 8.3(4人) | 森秀行 | (有)社台レースホース |
8 | フォーチュンワード | 牝2 | 松岡正海 | 27.1(9人) | 古賀慎明 | 里見治 | |
5 | 9 | スズジュピター | 牡2 | 柴田善臣 | 4.2(1人) | 高橋裕 | 小紫芳夫 |
10 | エーシンフォワード | 牡2 | 福永祐一 | 11.7(6人) | 西園正都 | 平井宏承 | |
6 | 11 | ヤマニンキングリー | 牡2 | 武豊 | 10.7(5人) | 河内洋 | 土井肇 |
12 | ミリオンウェーブ | 牡2 | 小牧太 | 148.7(16人) | 宮本博 | 万波健二 | |
7 | 13 | スマートギャング | 牡2 | 岩田康誠 | 58.5(13人) | 畠山吉宏 | 大川徹 |
14 | アポロドルチェ | 牡2 | 後藤浩輝 | 4.3(2人) | 堀井雅広 | アポロサラブレッドクラブ | |
8 | 15 | ドリームガードナー | 牡2 | 吉田隼人 | 37.1(11人) | 中村均 | セゾンレースホース(株) |
16 | サブジェクト | 牡2 | 安藤勝己 | 12.1(7人) | 池江泰郎 | (有)ノースヒルズマネジメント |
負担重量は牡馬55kg、牝馬54kg。
レース結果
[編集]レース展開
[編集]好スタートを決めたのはゴスホークケンで、そのまま逃げの体勢でレースを進め、最後の直線でも後続を引き連れずスタートからゴールまで先頭で走りぬけた。
レース着順
[編集]着順 | 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | ゴスホークケン | 1.33.5 | |
2 | 2 | 3 | レッツゴーキリシマ | 1.33.9 | 2馬身1/2 |
3 | 4 | 7 | キャプテントゥーレ | 1.33.9 | クビ |
4 | 2 | 4 | ドリームシグナル | 1.34.1 | 1馬身1/2 |
5 | 5 | 9 | スズジュピター | 1.34.7 | 3馬身1/2 |
6 | 4 | 8 | フォーチュンワード | 1.34.8 | クビ |
7 | 6 | 11 | ヤマニンキングリー | 1.34.8 | ハナ |
8 | 1 | 2 | セレスハント | 1.34.8 | クビ |
9 | 5 | 10 | エーシンフォワード | 1.34.9 | 1/2馬身 |
10 | 3 | 6 | ウイントリガー | 1.35.0 | クビ |
11 | 7 | 14 | アポロドルチェ | 1.35.0 | アタマ |
12 | 8 | 15 | ドリームガードナー | 1.35.1 | 1/2馬身 |
13 | 8 | 16 | サブジェクト | 1.35.2 | 1/2馬身 |
14 | 6 | 12 | ミリオンウェーブ | 1.35.3 | 3/4馬身 |
15 | 7 | 13 | スマートギャング | 1.35.4 | クビ |
16 | 3 | 5 | ギンゲイ | 1.36.2 | 5馬身 |
データ
[編集]1000m通過タイム | 58.3秒(ゴスホークケン) |
上がり4ハロン | 47.2秒 |
上がり3ハロン | 35.2秒 |
優勝馬上がり3ハロン | 35.2秒 |
単勝 | 1 | 620円 |
複勝 | 1 | 260円 |
3 | 730円 | |
7 | 330円 | |
枠連 | 1-2 | 2,530円 |
馬連 | 1-3 | 8,290円 |
馬単 | 1-3 | 13,340円 |
3連複 | 1-3-7 | 23,810円 |
3連単 | 1-3-7 | 139,620円 |
ワイド | 1-3 | 2,590円 |
1-7 | 1,220円 | |
3-7 | 3,250円 |
エピソード
[編集]- 優勝騎手の勝浦正樹、優勝調教師の斎藤誠、優勝馬主の藤田与志男は朝日杯フューチュリティステークス初勝利で、調教師及び馬主にとってはJpnI(GIも含めて)初勝利となった。
- 調教師の斎藤はレース後「中山マイルは大外に入るときつい。だからあまり使いたくなかった」と発言した。これを受けて東京スポーツ記者の山口心平は、「枠順による有利不利が大きい」朝日杯フューチュリティステークスが「クラシックを目指す馬にとって適切な舞台でないのは明白」と評した。[1]
出走馬のその後
[編集]※主な勝ち鞍は朝日杯FS以降のオープン特別競走(リステッド、重賞含む)のみ記載。太字はGI級競走。
着順 | 競走馬名 | 戦績 | 主な勝ち鞍 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ゴスホークケン | 15戦2勝 | 2007年JRA賞最優秀2歳牡馬 | [2] | |
2 | レッツゴーキリシマ | 25戦5勝 | 関屋記念(GIII) | [3] | |
3 | キャプテントゥーレ | 20戦5勝 | 皐月賞(JpnI)、朝日チャレンジC2回(GIII) | [4] | |
4 | ドリームシグナル | 19戦2勝 | シンザン記念(JpnIII) | [5] | |
5 | スズジュピター | 53戦5勝 | [6] | ||
6 | フォーチュンワード | 16戦3勝 | [7] | ||
7 | ヤマニンキングリー | 44戦7勝 | 札幌記念(GII)、シリウスS、中日新聞杯(GIII/JpnIII)、白百合S、アンドロメダS(OP) | [8] | |
8 | セレスハント | 61戦12勝 | サマーチャンピオン、東京スプリント、北海道スプリントC2回(JpnIII)、ペルセウスS2回、KBC杯(OP) | [9] | |
9 | エーシンフォワード | 31戦6勝 | マイルCS(GI)、阪急杯(GIII) | [10] | |
10 | ウイントリガー | 21戦3勝 | 兵庫CS(JpnII)2着 | [11] | |
11 | アポロドルチェ | 50戦3勝 | バーデンバーデンC(OP) | アイビスサマーダッシュ(GIII)2着 | [12] |
12 | ドリームガードナー | 29戦2勝 | シンザン記念(JpnIII)2着 | [13] | |
13 | サブジェクト | 23戦2勝 | ラジオNIKKEI杯2歳S(JpnIII) | [14] | |
14 | ミリオンウェーブ | 26戦3勝 | 葵S(OP) | [15] | |
15 | スマートギャング | 13戦2勝 | [16] | ||
16 | ギンゲイ | 76戦11勝 | [17] |
脚注
[編集]- ^ 大阪スポーツ 2007年12月11日、21面
- ^ “ゴスホークケン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “レッツゴーキリシマ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “キャプテントゥーレ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ドリームシグナル | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “スズジュピター| 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “フォーチュンワード | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ヤマニンキングリー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “フロンティア | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ダブルシャープ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ウイントリガー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “アポロドルチェ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ドリームガードナー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “サブジェクト | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ミリオンウェーブ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “スマートギャング | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ギンゲイ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- 今週の注目レース-朝日杯フューチュリティステークス - JRAホームページ内ページ