第19回国民体育大会

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第19回新潟国体
参加人数 21,115人
競技数 32競技
開会式 1月26日
閉会式 6月11日(春季閉会式)
開会宣言 塚田十一郎
主競技場 県営新潟陸上競技場

第19回国民体育大会(だい19かいこくみんたいいくたいかい)は1964年昭和39年)に新潟県を中心に開催された。春季大会の大会スローガンは「国体へ県民一致の力こぶ」。

スケート競技は神奈川県箱根町箱根スケートセンター、スキー競技は新潟県高田市(現・上越市)で開催。

1964年東京オリンピックがその年の10月に開催される関係から、オリンピックと開催が重ならないように秋季大会を春季大会に前倒しすることとなり、同年6月6日から6月11日にかけて開催された。しかし、同年8月に予定されていた夏季大会は新潟地震発生のため中止となった。従って、天皇杯・皇后杯争いはこの春季大会までの成績で順位が決定された。新潟県が天皇杯・皇后杯を同時に獲得した。開催県の天皇杯獲得は1957年静岡大会以来2度目。

冬季大会[編集]

冬季大会スケート競技会
開催地 神奈川県箱根町
開催日 昭和39年1月26日 - 昭和39年1月29日
公式サイト 氷都八戸デジタルアーカイブ - 第19回国民体育大会冬季大会スケート競技会のプログラム1
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スケート競技会[編集]

第19回国民体育大会冬季大会スケート競技会は、1月26日1月29日神奈川県箱根町で開催された。[1]

実施競技・会場一覧[編集]

競技名 会場地 会場
スケート スピード 箱根町 駒ケ岳スケートセンター
フィギュア
アイスホッケー

スキー競技会[編集]

第19回国民体育大会冬季大会スキー競技会は、2月13日2月16日新潟県高田市 (現上越市)、妙高高原町 (現妙高市)で開催された。

春季大会[編集]

会場[編集]

夏季大会[編集]

会場[編集]

  • 水泳: (中止)

総合成績[編集]

天皇杯[編集]

皇后杯[編集]

エピソード[編集]

  • 笹団子が新潟みやげ菓子として広く認知されるきっかけになった[2]。詳細は「笹団子#歴史」を参照。
  • 柏崎アクアパークは、この大会のために作られた屋外プール施設(柏崎市営海岸公園総合プール)を原点としている[3]
  • 山岳競技実施のために県内の各山岳団体が大同団結し、現在の新潟県山岳協会が発足するきっかけとなった[4]

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ 新潟名物「笹団子」のルーツに迫る 国体きっかけに全国で有名に ヒモの縛り方に地域差も”. NST新潟総合テレビ. 2023年4月28日閲覧。
  3. ^ 途絶えることのなかった60年の歴史”. 柏崎市教育委員会. 2021年12月14日閲覧。
  4. ^ 新潟県山岳協会 (1967). “新潟県山岳協会 会報 第1号”. 新潟県山岳協会 会報. 

参考文献[編集]

  • 『国民体育大会50年のあゆみ』日本体育協会編集・発行、1998年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]