「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の版間の差分
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2020年4月8日 (水) 18:25時点における版
岐阜かかみがはら 航空宇宙博物館 Gifu-Kakamigahara Air and Space Museum | |
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岐阜かかみがはら航空宇宙博物館本館 | |
施設情報 | |
正式名称 | 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 |
愛称 | 宇宙博(そらはく) |
前身 |
かかみがはら航空宇宙博物館 かかみがはら航空宇宙科学博物館 |
専門分野 | 航空宇宙 |
管理運営 | 各務原市 |
開館 | 1996年3月23日 |
所在地 |
〒504-0924 岐阜県各務原市下切町5丁目1番地 |
位置 | 北緯35度23分17.1秒 東経136度51分44.9秒 / 北緯35.388083度 東経136.862472度座標: 北緯35度23分17.1秒 東経136度51分44.9秒 / 北緯35.388083度 東経136.862472度 |
プロジェクト:GLAM |
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(ぎふかかみがはらこうくううちゅうはくぶつかん)は、岐阜県各務原市にある博物館。
概要
国産の航空機や実験機、航空関連資料、さらに宇宙開発関連資料などを収集、展示すると共に体験的な学びの機会を提供する。
周辺には現存する日本最古の飛行場で航空自衛隊の飛行開発実験団が所在している岐阜基地や、日本では数少ない航空機製造工場である川崎重工業岐阜工場が基地の反対側にあり、「飛行機の街・各務原」の中心となっている。
1996年(平成8年)3月23日に「かかみがはら航空宇宙博物館」として開館した。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の作者である松本零士が名誉館長を務めていた(2018年まで)。2005年4月より、科学関連資料の展示を充実をはかり、「かかみがはら航空宇宙科学博物館」に改称した。
2016年(平成28年)から建物増築による展示スペースの増床、展示レイアウト大幅変更、飛燕などの展示物を増やす[1]などの全面的なリニューアルを行うため一時閉館となり[2]、各務原飛行場開設100年にあたる2017年度(平成29年度)に、リニューアルオープン(2018年(平成30年)3月24日オープン)。リニューアル後は各務原市と岐阜県の共同所有、共同運営となり、名称も「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」に変更され、愛称は「空宙博」(そらはく)となる[3]。
また、本館閉館の期間中は収蔵庫を限定公開し、以後は完全閉館となってのリニューアル[4][5]。
約49億円をかけたリニューアルで展示面積は9400平方メートルと従来の1.7倍になった。世界で唯一、戦時中の姿をとどめる旧陸軍三式戦闘機「飛燕」の機体などが展示されている[6]。
展示機種
屋外展示
屋外展示の機体は、それぞれ数年 - 10年おきに塗り直しを行っている。
- KV-107ⅡA-4 51804
- YS-11A-213 JA 8731
- US-1A 9078
- P-2J 4782
-
屋外展示機
-
KV-107ⅡA-4輸送ヘリコプター
-
YS-11A-213中型輸送機
-
US-1A救難飛行艇
-
P-2J対潜哨戒機
屋内展示
- グラーデ単葉機 (レプリカ)
- 乙式一型偵察機 (レプリカ) 1001
- 三式戦闘機二型「飛燕」(キ61-II改) 川崎6117
- 十二試艦上戦闘機(A6M1)(レプリカ) 三菱201
- 飛鳥(STOL(短距離離着陸)飛行実験機)
- VTOL実験機フライングテストベッド(JR100リフトジェットエンジンによるVTOL試験機)
- BK117P5(先進飛行安全技術実証機)
- OH-1 (モックアップ)
- ベル式47G3B-KH4
- OH-6J改(川崎KA370)「新ローター・システム」飛行試験に使用された機体
- UF-XS(実験飛行艇)
- F-104J戦闘機 36-8515
- T-1B(飛行開発実験団特別仕様機・ADTW50周年特別塗装)
- T-2(ブルーインパルス)19-5173
- T-2 CCV研究機
- T-33A改(飛行開発実験団特別仕様機)
- FA-200改型STOL実験機
- KAL-1連絡機 JA3074
- KAT-1練習機 JA3084
- T-3初等練習機
- サーブ・サフィール91B改 X1G1B(高揚力研究機)
- N-62 イーグレット
- SS-2型上級単座滑空機
- 三田式3改1型上級複座滑空機
- N-70 シグナス モーターグライダー
- HYPER・CHick KoToNo Limited 人力飛行機
- 人力ヘリコプター YURI-I[7]
- H-IIロケットの衛星フェアリング
- 火星探査車「愛・地球博」アメリカ館で展示された実物大複製車と同探査車が撮影した火星表面の写真パネルを展示
- ほか、実験機など多数
-
乙式一型偵察機 1001号機レプリカ
-
三式戦闘機二型 6117号機
-
十二試艦上戦闘機 201号機レプリカ
-
KAL-1 JA3074号機
-
F-104J 36-8515号機
-
T-2 19-5173号機
-
飛鳥
交通アクセス
- バス
- 各務原市ふれあいバス稲羽線、川島線「航空宇宙博物館」下車すぐ。
- 名鉄各務原線 各務原市役所前駅からの所要時間は、川島線(平日5便、土日祝4便)で約15分、稲羽線(平日7便、土日祝3便)で約20分。
脚注
出典
- ^ “「飛燕」お帰り 戦後70年、各務原で修復”. 岐阜新聞 (岐阜新聞社). (2015年9月9日). オリジナルの2016年11月16日時点におけるアーカイブ。 2017年7月8日閲覧。
- ^ “リニューアル工事に伴い博物館本館を一時閉館します”. 各務原市 (2016年8月23日). 2017年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月8日閲覧。
- ^ 2017年7月12日岐阜新聞記事による
- ^ “航空宇宙科学博物館の収蔵庫が公開中”. 各務原市 (2017年1月10日). 2017年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月8日閲覧。
- ^ “収蔵庫公開中(平成29年11月13日まで)”. 各務原市 (2017年7月6日). 2017年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月8日閲覧。
- ^ “「飛燕」の機体など展示 岐阜の航空宇宙博物館新装”. 中日新聞. (2018年3月24日) 2018年3月29日閲覧。
- ^ 2017年以降は収蔵庫で保管。人力ヘリコプター”YURI-1”特別公開(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館)2019年9月24日