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'''オーラルセックス'''([[英語]]:Oral sexから由来、'''口内性交'''とも言う)とは、唇や舌を駆使して行う[[性行為]]全般のこと。これは、[[男性器]]を口腔などで愛撫する[[フェラチオ]]、[[女性器]]を口唇などで愛撫する[[クンニリングス]]、また同時に相互の性器を口で愛撫しあう[[シックスナイン]]などの種類に分かれる。
'''オーラルセックス'''([[英語]]:Oral sexから由来、'''口内性交'''とも言う)とは、[[]][[]]を駆使して行う[[性行為]]全般のこと。これは、[[男性器]]を口腔などで愛撫する[[フェラチオ]]、[[女性器]]を口唇などで愛撫する[[クンニリングス]]、また同時に相互の性器を口で愛撫しあう[[シックスナイン]]などの種類に分かれる。


== 概要 ==
== 概要 ==
厳格な法律が多いことで有名な[[シンガポール]]では、前戯の延長線上以外の目的でオーラルセックスをすることが[[2006年]]まで法律で禁止されていた。
厳格な[[法律]]が多いことで有名な[[シンガポール]]では、前戯の延長線上以外の目的でオーラルセックスをすることが[[2006年]]まで法律で禁止されていた。


== 場面 ==
== 場面 ==
オーラルセックスは、[[性行為]]の[[前戯]]としての役割が強く、ベッドなど性交が行われる場所でその延長線上的に行われることが多い。
オーラルセックスは、[[性行為]]の[[前戯]]としての役割が強く、[[ベッド]]など性交が行われる場所でその延長線上的に行われることが多い。


[[吉行淳之介]]の小説『夕暮まで』(1978年)では、オーラルセックスは許すが、性交は許さないという処女の女性が主人公である。
[[吉行淳之介]]の小説『夕暮まで』(1978年)では、オーラルセックスは許すが、性交は許さないという[[処女]]の女性が[[主人公]]である。


== 性病、口腔癌、舌癌、喉頭癌の危険性について ==
== 性病、口腔癌、舌癌、喉頭癌の危険性について ==
オーラルセックスでも相手の体液に直接接触するので、[[性感染症]]に感染する危険性がある。
オーラルセックスでも相手の[[体液]]に直接接触するので、[[性感染症]]に感染する危険性がある。


フェラチオをする者が歯を磨いた後や[[歯周病]]などにより出血している場合、キスなどと同様に相手の男性をヘルペスウイルスなどに感染させるもしくは自分が感染させられる可能性がある。
フェラチオをする者が[[]]を磨いた後や[[歯周病]]などにより出血している場合、キスなどと同様に相手の男性をヘルペスウイルスなどに感染させるもしくは自分が感染させられる可能性がある。
[[ヒト免疫不全ウイルス]] (HIV) は、血液や男性の精液に多く含まれる。このため、もし男性がHIVに感染していて、相手の口の中や目の周囲に射精した場合、相手をHIVに感染させてしまうという通常の性行為同様の危険性がある。
フェラチオでの性病の予防には[[コンドーム]]の使用が望ましいが、通常のコンドームは[[ゴム]]特有のにおいと味があるので好まれず、また男女ともゴムを介することにより刺激が少なくなるのであまり好まれない。


また、2006年に、米マルム大学の学部の研究は、HPV([[ヒトパピローマウイルス]])に感染している人に対して無防備なオーラルセックスを行うことが口腔ガンの危険性を増す可能性が高いことを明らかしている。調査では、がん患者における[[ヒトパピローマウイルス]]に感染した者の率は36%で、健康な人々における感染者率1%と比較して明らかに高い確率でHPVを持っていることされている<ref>[http://www.medindia.net/news/view_news_main.asp?x=5822 MedIndia: "Oral Sex Linked To Mouth Cancer Risk".]</ref>。
[[ヒト免疫不全ウイルス]](HIV)は、[[血液]]や男性の[[精液]]に多く含れる。このもし男性がHIVに感染していて、相手の口の中や目の周囲に[[射精]]した場合、相手をHIVに感染させてしまうという通常の性行為同様の危険性がある。
性病の予防には[[コンドーム]]の使用が望ましい。
[[2006年]]に、米マルム大学の学部の研究は、HPV([[ヒトパピローマウイルス]])に感染している人に対して無防備なオーラルセックスを行うことが[[口腔癌]]の危険性を増す可能性が高いことを明らかしている。調査では、がん患者における[[ヒトパピローマウイルス]]に感染した者の率は36%で、健康な人々における感染者率1%と比較して明らかに高い確率でHPVを持っていることされている<ref>[http://www.medindia.net/news/view_news_main.asp?x=5822 MedIndia: "Oral Sex Linked To Mouth Cancer Risk".]</ref>。


== 直接的に性器・性器周辺を愛撫する行為 ==
== 直接的に性器・性器周辺を愛撫する行為 ==
*[[フェラチオ]]
* [[フェラチオ]]
*[[クンニリングス]]
* [[クンニリングス]]
*[[シックスナイン]]
* [[シックスナイン]]


== 関連項目==
== 関連項目==
*[[性行為]]
* [[性行為]]
*[[ペッティング]]
* [[ペッティング]]
*[[セーファーセックス]]
* [[セーファーセックス]]


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク==
== 外部リンク==
*[http://inforal.blog93.fc2.com オーラルセックスの基礎知識]
* [http://inforal.blog93.fc2.com オーラルセックスの基礎知識]


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2018年7月31日 (火) 12:09時点における版

フェラチオ
クンニリングス

オーラルセックス英語:Oral sexから由来、口内性交とも言う)とは、を駆使して行う性行為全般のこと。これは、男性器を口腔などで愛撫するフェラチオ女性器を口唇などで愛撫するクンニリングス、また同時に相互の性器を口で愛撫しあうシックスナインなどの種類に分かれる。

概要

厳格な法律が多いことで有名なシンガポールでは、前戯の延長線上以外の目的でオーラルセックスをすることが2006年まで法律で禁止されていた。

場面

オーラルセックスは、性行為前戯としての役割が強く、ベッドなど性交が行われる場所でその延長線上的に行われることが多い。

吉行淳之介の小説『夕暮まで』(1978年)では、オーラルセックスは許すが、性交は許さないという処女の女性が主人公である。

性病、口腔癌、舌癌、喉頭癌の危険性について

オーラルセックスでも相手の体液に直接接触するので、性感染症に感染する危険性がある。

フェラチオをする者がを磨いた後や歯周病などにより出血している場合、キスなどと同様に相手の男性をヘルペスウイルスなどに感染させる、もしくは自分が感染させられる可能性がある。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、血液や男性の精液に多く含まれる。このため、もし男性がHIVに感染していて、相手の口の中や目の周囲に射精した場合、相手をHIVに感染させてしまうという通常の性行為同様の危険性がある。

性病の予防にはコンドームの使用が望ましい。

2006年に、米マルム大学の学部の研究は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している人に対して無防備なオーラルセックスを行うことが口腔癌の危険性を増す可能性が高いことを明らかしている。調査では、がん患者におけるヒトパピローマウイルスに感染した者の率は36%で、健康な人々における感染者率1%と比較して明らかに高い確率でHPVを持っていることされている[1]

直接的に性器・性器周辺を愛撫する行為

関連項目

脚注

  1. ^ MedIndia: "Oral Sex Linked To Mouth Cancer Risk".

外部リンク