三菱・トライトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
三菱・トライトン
トライトン
Triton.jpg
L200(フロント)
Mitsubishi L200 front 20071012.jpg
L200(リア)
Mitsubishi L200 rear 20071012.jpg
製造国 タイ王国の旗 タイ
販売期間 2005年8月 -
乗車定員 ・2人
・5人
ボディタイプ ・2/4ドアピックアップトラック
エンジン6G74(MPI) 3.5L V型6気筒SOHC24バルブ
・6G74(MPI) 3.5L V型6気筒SOHC24バルブ(電制)
4D56 2.5L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D
4M41 3.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D
駆動方式スーパーセレクト4WD
・イージーセレクト4WD(一部グレード)
最高出力 ・3.5L 178ps/4750rpm
・3.5L 186ps/4750rpm(電制)
・2.5L 178ps/4000rpm
・3.2L 163ps/3500rpm
最大トルク ・3.5L 30.1kg・m/3750rpm
・3.5L 30.9kg・m/3750rpm(電制)
・2.5L
 MT 40.8kg・m/2000-2850rpm
 AT 35.7kg・m/1800-3500rpm
・3.2L 35.0kg・m/2000rpm
変速機 4AT/5AT/5MT(欧州向けのみ)
サスペンション F ・ダブルウイッシュボーン・コイルスプリング式独立懸架
R ・楕円リーフスプリング式車軸懸架
・5リンク式コイルスプリング(一部グレード)
全長 4,995mm - 5,185mm
全幅 1,750mm - 1,815mm
全高 1,775mm - 1,800mm
ホイールベース 3,000mm
車両重量 1,770kg - 1,885kg
先代 三菱・ストラーダ
-自動車のスペック表-

トライトンTriton)は、三菱自動車工業が製造・販売するピックアップトラックSUT)である。世界戦略車として位置付けられており、タイで生産が行われて、ほぼ全世界(北米などを除く)に輸出される。日本においては2011年8月まで(輸入)販売されていた。

シャーシ・ボディ[編集]

  • シャーシには、新開発のラダーフレームを採用している。ボディは、クラブキャブ・シングルキャブ・ダブルキャブの3種類を用意。
  • フォルテを起源とする三菱製ピックアップトラックであり、タイでストラーダの後継として2005年8月に登場した。ちなみにトライトンの名称は以前からオセアニア向けに使用されていたものである。欧州では引き続きL200の名称で販売されている。
  • また、現在販売されているパジェロスポーツのベースとなっている。
  • 日本の三菱ディーラーで正規輸入販売されたのはダブルキャブのみ。保安基準上サイドアンダーミラーが装備され、後席より広い荷台である為ボンネットトラックと見なされ、貨物登録(貨客兼用の普通貨物車・1ナンバー)であった。

エンジン[編集]

  • エンジンは、ガソリンに6G74(MPI) 3.5L V型6気筒SOHC24バルブとディーゼルに4D56 2.5L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D・4M41 3.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-Dである。日本では、3.5L V型6気筒SOHC24バルブのみの発売だった。
  • また、欧州仕様の4D56 2.5L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-Dは欧州の自動車排ガス規制 ユーロ5に適合している。

サスペンション[編集]

  • サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン・コイルスプリング式独立懸架、リアは楕円リーフ ・ スプリングを採用。また、一部グレードのリアサスペンションに5リンク式コイルスプリングを採用している。

四輪駆動システム[編集]

  • パジェロに搭載されたスーパーセレクト4WDを採用している。この駆動システムは、トランスファーにビスカスLSD付きセンターデフを追加し、4WD時にはセンターデフ式フルタイム4WDとほぼ同等の舗装路での走行性能を有している。 センターデフにはデフロック機構を装備し、直結4WDと同等の悪路走破性も持つため、パートタイム4WDとフルタイム4WDの長所を兼ね備えたシステムである。また、走行中でも駆動方式が変更可能で、前後輪への駆動力の配分は50:50であり、必要に応じて、100:0に近い配分まで変化することが可能となる。
  • 一部グレードは、イージーセレクト4WDを採用。
  • また、M-ASTC (Mitsubishi_Active_Stability_and_Traction_Control)を一部グレードに装備されている。これは、滑りやすい路面や、緊急回避時の急なハンドル操作による車両の不安定な動きや車輪のスリップを抑制して安定走行を支えるアクティブスタビリティコントロールASC)。また雪道やぬかるみなどでの発進時や、急勾配での登坂・降坂時に駆動輪のスリップを感知すると、そのタイヤにブレーキをかけるとともにエンジンの出力を最適に制御するアクティブトラクションコントロール(ATC)。

歴史[編集]

2005年8月25日
  • タイで販売開始。
2005年12月23日
  • 2006年ダカールラリーに三菱・レーシングトライトンエボリューションが参戦。
2006年8月7日
  • 日本国内で予約受注を開始。
2006年9月21日
  • 日本国内販売を開始。
2009年2月26日
  • マイナーチェンジ。
  • インストルメントパネル中央部に2DINサイズのナビゲーションが収まるスペースを確保。ボディカラーはレッドメタリックと入れ替えでディープブルーマイカを追加。
2010年4月22日
  • マイナーチェンジ。
  • エクステリアではフロント周り、16インチアルミホイール、サイドステップのデザインを変更。さらに、オーバーフェンダーをボディ同色に、フロントとサイドのターンランプのレンズをクリアに変更し、より力強く、スタイリッシュな印象に。ボディカラーはディープブルーマイカに替わり、クォーツブラウンメタリックを追加。インテリアでもフロアコンソールのデザインを変更し、アームレストを兼ねた生地張りのリッド(蓋)を追加し、一部装備品の盤面色やステッチをブラックに変更、シート生地も変更され全体的に落ち着いた印象に。また、フロントシート形状を変更し、ホールド性を向上。エンジンには電子制御スロットルバルブを採用し、出力・トルク共に向上。クルーズコントロール機能も追加された。
2011年8月
  • 日本市場での発売が終了。 
2014年11月
  • 9年ぶりのフルモデルチェンジとなる2代目を発表(L200としては5代目)。従来の走行性はそのままに、乗用車並みの快適性も追求。エンジンは高い信頼性を誇る2.5Lディーゼルターボエンジンと2.4Lガソリンエンジンの他、2.4Lのクリーンディーゼルも追加された。尚、本モデルの日本への導入は見送られた。
  • 2代目トライトン

2018年11月9日
  • ビッグマイナーチェンジ。
  • タイ・バンコクで世界初披露された[1]
  • 外観はフロントフェイスに「ダイナミックシールド」デザインコンセプトを採用。ホイールアーチ形状も台形に変更され堅牢な印象を強調した。内装については小幅な変更にとどまるが操作パネルやアウトレットをフレームで囲み、フロアコンソール・アームレスト・パーキングブレーキにはソフトパッドやステッチが施された。
  • 4WDシステムは「スーパーセレクト4WD-II」と「イージーセレクト4WD」の2種類が用意され、「GRAVER(未舗装路)」・「MUD/SNOW(泥道/新雪)」・「SAND(砂地)」・「ROCK(岩場、走行モードが4LLc時のみ)」の4モードを設定し、エンジン・トランスミッション・ブレーキを統合制御することでタイヤのスリップ量をコントロールする「オフロードモード」が新たに搭載された。併せて、急な坂道や滑りやすい路面を下る際に電子制御によって低車速に抑える「ヒルディセントコントロール」が採用された。
  • 安全性能も強化され、衝突被害軽減ブレーキ(FCM)、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付、BSW/LCA)、後退時車両検知警報システム(RCTA)、誤発進抑制機能(UMS)が採用されたほか、マルチアラウンドモニターやパーキングセンサーも採用された。
  • その他、フロントブレーキのディスク、キャリパーピストン、リアサスペンションのダンパーが大型化され、オートマチックトランスミッションは5速から6速へ多段化された。
  • 同年11月17日にタイでの販売を皮切りに、アセアン、オセアニア中東、欧州、アフリカ中南米など約150ヶ国に順次展開する計画となっている。

販売[編集]

日本市場向けはガソリン車のみの設定であったこと、全長5mを超える大きさによる取り回しの悪さ、重量税などが影響し、一般ユーザーには全く見向きもされず、5年間の販売台数はわずか1800台余りという散々たる結果となった。

基本グレード[編集]

1ユーロ=約126円で換算

グレード 製造年 エンジン型式 エンジン 排気量 最大出力 最大トルク 変速機 牽引能力 価格
日本仕様
ベースグレード 2006年9月
-2010年4月
6G74
(MPI)
V型6気筒SOHC24バルブ 3496cc 178ps/4,750rpm 30.1kg・m/3,750rpm 4速AT 2,700kg 2,940,000円
2010年4月
-2011年8月
V型6気筒SOHC24バルブ
(電制)
186ps/4,750rpm 30.9kg・m/3,750rpm 2,980,000円
欧州仕様
2.5 DI-D 4WD 4Work
Club/Single/Double Cab MT
2005年8月 - 4D56
(DI-D)
直列4気筒DOHC16バルブ
(DI-D)
2477cc 178ps/4000rpm 40.8kg・m/2000-2850rpm 5速MT 2,700kg £17,950
~£19,858
(約2,274,596円
~約2,516,375円)
2.5 DI-D 4WD 4Life
Single/Club/Double Cab MT
£19,014
~£21,658
(約2,409,425円
~約2,744,468円)
2.5 DI-D 4WD Trojan
Double Cab MT
£21,598
(約2,734,604円)
2.5 DI-D 4WD Warrior
Double Cab MT
£22,798
(約2,886,541円)
2.5 DI-D 4WD Warrior
Double Cab AT
35.7kg・m/1800-3500rpm 5速AT £24,478
(約3,099,252円)
2.5 DI-D 4WD Barbarian
Double Cab MT
40.8kg・m/2000-2850rpm 5速MT £25,798
(約3,266,382円)
2.5 DI-D 4WD Barbarian
Double Cab AT
35.7kg・m/1800-3500rpm 5速AT £27,478
(約3,479,093円)

車名の由来[編集]

スリーダイヤに因んだ「3つの」を意味するトライ(tri)と、1トンピックアップに因んだトン(ton)を合わせた造語。日本仕様の最大積載量は400kg。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ “三菱自動車、新型『トライトン』/『L200』を世界初披露” (プレスリリース), 三菱自動車工業株式会社, (2018年11月9日), https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2018/detail5255.html 2018年11月9日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]