三菱・カリスマ

カリスマのプラットフォームを利用した、プロトン・ワジャ
カリスマ(Carisma )は、三菱自動車工業・ボルボ・オランダ政府の合弁(当時)によるネッドカーで製造され、三菱自動車工業が輸入していた乗用車。
概要[編集]
日本では同社のミラージュ/ランサーとギャランの間に投入されたモデル。欧州市場向けMPVのスペーススターおよびボルボ・S40/V40とはプラットフォームを共有している。日本仕様はFF4ドアセダンのみだが、欧州仕様は3ボックスセダン風の5ドアハッチバックも設定された。 エンジンは日本仕様は1.8リットルのみだったが、欧州仕様はルノー製のディーゼルエンジンも設定された。日本での取扱はカープラザ店専売だった。かつて、欧州版のランサーエボリューションはカリスマGTの名で販売されていた。
同社のギャランなどのセダンとは異なり、日本仕様のみ5ナンバー枠のボディであったことも特徴のひとつであった。
車名の由来[編集]
「神からの授かり物」というギリシア語の"KHARISMA"と、英語の"CAR"を合わせて、『CARISMA』とした造語。
歴史[編集]
三菱・カリスマ DA2A型 |
|
---|---|
カリスマ(前期型・5ドア)
カリスマ(後期型・5ドア)
カリスマ(後期型・5ドア・リア)
|
|
販売期間 | 欧州: 1995年 - 2005年 日本: 1996年10月 - 2001年3月 |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
エンジン | 4G93 1.8L SOHC 16バルブ 4G93 1.8L DOHC 16バルブ(GDI) (日本市場向けのみ) |
サスペンション | F マクファーソンストラット R マルチリンク |
全長 | 4450 mm |
全幅 | 1695 mm |
全高 | 1405 mm |
後継 | 三菱・アスパイア(日本市場) |
-自動車のスペック表- |
- 1996年10月 - 発売。エンジンは全車1.8LSOHC16バルブ(4G93)。グレードは「L」、「LX」、「LS」の3バリエーション。LSのみフロントスポイラー、サイドエアダム、フルオートエアコンが標準装備。
- 1997年10月 - 一部改良、全車1.8L DOHC16バルブGDIエンジン(4G93)に差し替え。内装色がグレー系からブラック系に変更されたのに伴い、シート生地の変更をうける。外観ではフロントグリルがボディ同色のものに変更やマフラーがデュアルタイプになり、スポーティーな外観となる。グレードは「LX」、「LS」の2バリエーションに縮小される。
- 2000年4月 - 日本向け仕様の輸入終了。
- 2001年3月 - 日本向け仕様の在庫分の販売終了。直接的な後継車はいないが、実質的な後継車は国内製造車種にして8代目ギャランの姉妹車種であるアスパイアとなる。
- 2001年 - マイナーチェンジを行うが、マイナーチェンジ後も日本には輸入されなかった。
- 2005年 - 販売終了。
販売[編集]
元々日本では逆輸入車ということもあり、車自体の知名度も低く、当初から販売は低迷した。そのため日本に残る現存個体は非常に少ない。また、ディーラーによっては、廉価グレードを大幅値引きして販売するというテコ入れもあったが、焼け石に水であった。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- カリスマ - 三菱自動車のグローバルウェブサイト内のページ
|