三宅唱
みやけ しょう 三宅 唱 | |||||
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生年月日 | 1984年7月18日(38歳) | ||||
出生地 |
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職業 | 映画監督、脚本家、編集技師 | ||||
ジャンル | 映画、ミュージック・ビデオ | ||||
主な作品 | |||||
映画 『Playback』 『きみの鳥はうたえる』 『ケイコ 目を澄ませて』 ドラマ 『呪怨:呪いの家』 | |||||
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三宅 唱(みやけ しょう、1984年7月18日 - )は、日本の映画監督である。
経歴[編集]
1984年[1]、北海道札幌市東区に生まれる[2]。北海道札幌北高等学校卒業[2]。2007年に映画美学校第10期フィクション・コース初等科を修了[1]。2009年に一橋大学社会学部を卒業した[1]。
『1999』『4』『マイムレッスン』『スパイの舌』といった短編作品を手がけたのち[3][4]、初長編『やくたたず』を監督した[5][6]。ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された[7][8]『Playback』で第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した[9]。2013年、大橋トリオのアルバム『MAGIC』に特典DVDとして収録される短編『TREEHOUSE』を監督した[10]。2017年、森岡龍主演の時代劇『密使と番人』を監督した[11]。2020年、Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』(全6話)を監督。
ビデオインスタレーション作品として「ワールドツアー」(山口情報芸術センター)、「July 32,Sapporo Park」(札幌文化芸術交流センター)などがある。
フィルモグラフィ[編集]
長編映画[編集]
- やくたたず(2010年) - 監督
- Playback(2012年) - 監督・脚本・編集
- THE COCKPIT(2014年) - 監督・編集
- 無言日記/201466(2014年) - 監督
- 密使と番人(2017年) - 監督・脚本
- きみの鳥はうたえる(2018年) - 監督・脚本・編集[12]
- ワイルドツアー(2019年) - 監督・脚本
- ケイコ 目を澄ませて(2022年)- 監督・脚本[13]
- 夜明けのすべて(2024年2月公開予定)- 監督・脚本(和田清人との共同脚本)[14]
短編映画[編集]
- 1999(1999年) - 監督
- 4(2005年) - 監督
- マイムレッスン(2006年) - 監督
- スパイの舌(2008年) - 監督
- ブラジル旅行(2013年) - 監督
- TREEHOUSE(2013年) - 監督
- Me Ke Aloha〜Letter From Tomomi〜(2013年) - 監督
- エミリーの日記(2017年) - 監督[15]
ドラマ[編集]
ミュージック・ビデオ[編集]
受賞[編集]
- 2012年 - 第27回高崎映画祭 - 新進監督グランプリ(『Playback』)[17]
- 2013年 - 第22回日本映画プロフェッショナル大賞 - 新人監督賞(『Playback』)[18]
- 2022年 - 第77回毎日映画コンクール - 監督賞(『ケイコ 目を澄ませて』)[19]
- 2022年 - 第96回キネマ旬報ベスト・テン - 読者選出日本映画監督賞(『ケイコ 目を澄ませて』)[20]
- 2022年 - 第32回日本映画批評家大賞 - 監督賞(『ケイコ 目を澄ませて』)[21]
脚注[編集]
- ^ a b c 小川, 志津子 (2013年). “三宅唱さんインタビュー”. 映画美学校. 2013年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
- ^ a b “映画:生まれ故郷で上映 三宅監督「通った劇場、光栄で楽しみ」 札幌で来月15〜28日 / 北海道”. 毎日新聞 (2013年5月25日). 2013年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月28日閲覧。
- ^ 田中, 竜輔 (2009年6月9日). “『4』『マイムレッスン』『スパイの舌』三宅 唱”. Nobody. 2013年6月12日閲覧。
- ^ “作家 三宅唱 LOADSHOW”. LOADSHOW. 2014年12月10日閲覧。
- ^ 松井, 宏 (2010年6月10日). “『やくたたず』三宅唱”. Nobody. 2013年6月12日閲覧。
- ^ 渡辺, 進也 (2010年6月12日). “『やくたたず』三宅唱”. Nobody. 2013年6月12日閲覧。
- ^ 藤井, 仁子 (2012年11月9日). “日本映画二極化の果ての希望 三宅唱の『Playback』”. 読売新聞. 2013年6月12日閲覧。
- ^ 吉村, 成夫 (2012年7月23日). “震災直後の水戸とらえた映画、スイスの映画祭に 茨城”. 朝日新聞. 2013年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月12日閲覧。
- ^ “前田敦子が4冠達成、主演女優賞受賞”. モデルプレス (2013年4月25日). 2013年10月25日閲覧。
- ^ “大橋トリオ新作×沢尻エリカ、特典DVD短編映画に特別出演”. ナタリー (2013年10月23日). 2013年10月25日閲覧。
- ^ “三宅唱監督×森岡龍、超異色時代劇 「密使と番人」で目指した“新しいものづくり””. 映画.com (2017年7月23日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ “佐藤泰志原作「きみの鳥はうたえる」に柄本佑×染谷将太×石橋静河!”. 映画.com (2017年6月3日). 2017年12月11日閲覧。
- ^ "岸井ゆきのがプロボクサー役に挑戦、トレーナー役で三浦友和が共演". ORICON NEWS. oricon ME. 7 January 2022. 2022年1月7日閲覧。
- ^ "松村北斗と上白石萌音が瀬尾まいこ原作「夜明けのすべて」でW主演、監督は三宅唱". 映画ナタリー. ナターシャ. 13 February 2023. 2023年2月13日閲覧。
- ^ “アルバム特典映像 短編映画企画「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」”. ユニバーサルミュージック. 2017年12月11日閲覧。
- ^ “河西智美「キエタイクライ」”. YouTube (2013年12月18日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ “第27回高崎映画祭各賞発表”. 高崎新聞 (2012年12月30日). 2015年4月8日閲覧。
- ^ “【日プロ大賞】主演男優賞・井浦新、故若松孝二監督に改めて感謝「思いに報いることができた」”. 映画.com (2013年6月16日). 2015年4月8日閲覧。
- ^ “「第77回毎日映画コンクール」『ケイコ 目を澄ませて』最多5冠 沢田研二、岸井ゆきのら受賞”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
- ^ “『ケイコ 目を澄ませて』日本映画作品賞はじめ4冠「第96回キネマ旬報ベスト・テン」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月1日). 2023年2月1日閲覧。
- ^ “第32回日本映画批評家大賞の結果発表、作品賞は「メタモルフォーゼの縁側」”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年4月6日). 2023年4月6日閲覧。
外部リンク[編集]