アクアシティお台場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
東京臨海副都心 > お台場 > アクアシティお台場
アクアシティお台場
Aquacity Odaiba.jpg
店舗概要
所在地 135-0091
東京都港区台場1丁目7番1号
座標 北緯35度37分40.1秒 東経139度46分24.8秒 / 北緯35.627806度 東経139.773556度 / 35.627806; 139.773556 (アクアシティお台場)座標: 北緯35度37分40.1秒 東経139度46分24.8秒 / 北緯35.627806度 東経139.773556度 / 35.627806; 139.773556 (アクアシティお台場)
開業日 2000年4月1日
2000年4月21日(東エリア、旧メディアージュ)[1]
施設管理者 ソニー企業株式会社(旧:メディアージュ)
三菱地所リテールマネジメント[2]三菱地所プロパティマネジメント[3]
設計者 BT21共同設計室[1]
施工者 (仮称)BT21商業施設新築工事共同企業体[1]
敷地面積 約25,000 m²[1]
延床面積 約94,000 m²[1]
商業施設面積 約75,000 m²[1]
中核店舗 #ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
店舗数 約120店
営業時間 11:00 - 23:00(一部深夜営業店舗あり)
前身 バッテリータウン二十一(計画当初)[1]
最寄駅 ゆりかもめ 台場駅りんかい線 東京テレポート駅
最寄バス停 都営バス フジテレビ前
東京都道482号台場青海線沿い)
最寄IC 首都高速11号台場線 台場首都高速湾岸線 臨海副都心
Mitsubishi Estate logo.svg
テンプレートを表示
手前の中層棟がアクアシティお台場、そのうち左側部分が東エリア(旧メディアージュ)(奥の建物はフジテレビ)
アクアシティお台場の建物全景(フジテレビ本社屋22階から)
女神のゲート

アクアシティお台場(アクアシティおだいば、英語名称:AQUA CiTY ODAIBA)は、2000年4月に開業した東京都港区台場に所在する複合商業施設である。本項では、シネマメディアージュの後身となるシネマコンプレックス、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場についても記述する。

概要・歴史[編集]

1990年11月、第1回東京テレポートタウン進出希望公募に三菱地所などのグループが当選。コンペ当選当時は世界都市博覧会も開催する予定となっていたことから、隣接して先に開業する商業施設「デックス東京ビーチ」と一体となって、「人々に楽しんでいただく装置・施設」をつくる構想が描かれた[4]。翌年3月、三菱地所を中心に竹中工務店東亜建設工業日本興業銀行(現:みずほ銀行)、角川書店(現:KADOKAWA)、新日本製鐵(現:日本製鉄)などの共同出資よって運営会社の「バッテリータウン二十一」を設立。当初計画ではミュージカル劇場を併設する案も検討された[4]

だが、その後の都市博開催の中止決定や、フジテレビのお台場への本社移転、オフィスやホテルの進出などにより、「お台場」自体の立地が徐々に変化していった[4]。それを踏まえ、当時の基本コンセプトは守りながらも、社会情勢などを鑑み、計画自体に修正が加えられることになり、1997年にはSCの目指す「エンターテイメント」をともに表現していく企業としてソニーの参画が決定。運営会社と密接にコミュニケーションを取りながらSCのイメージを固めていった[4]

1998年6月に都から賃借した土地に建物が着工され[5]、8月には公募によって「アクアシティお台場」に名称が決定。 中心ターゲットを赤ちゃんや小さなこども連れのファミリー層を想定し、年代的には30代を中心としたベビーカーを押す若いファミリーをイメージし[6]2000年4月1日にオープンした(メディアージュは4月21日)。

なお、運営会社のバッテリータウン二十一は、開業時にアクアシティに社名を変更。後に三菱地所が完全子会社化し、2007年7月、三菱地所リテールマネジメントに再度改称され、それを機に三菱地所グループで開発する商業施設の運営管理が全面的に委託されることになった[2]が、2021年4月1日に、三菱地所リテールマネジメント三菱地所プロパティマネジメントと合併される形で、三菱地所プロパティマネジメントに社名が変更された[7]

お台場海浜公園に隣接し、東京臨海副都心を代表する商業スポットとして人気を集めている。毎年夏にジャンプショップ臨時店舗が開店する。

当初は、非接触型ICカードを利用した総合ICカードサービスを導入していた。来場者は利用初回に「メディアージュ ファンカード」と呼ばれる非接触型ICカードを発行してもらい、チケットカウンターや自動前払い入金機などにて、同カードに電子チケット情報を記録したり電子マネーを現金で入金したりしてもらい、電子チケット情報で各アトラクションに入場したり、ICカードの電子マネーを使用して店舗利用代金の決済をしたりする、というシステムであった。

後にアトラクションパスポート制度が導入されてからは、パスポート購入時にデータ(有効日などの情報)がICカードに記録されるようになった。また、併設されている映画館「シネマメディアージュ」では、シネマカウンターにて、チケット購入時にICカードにデータが入力され、ゲートにカードをかざすだけで劇場に入館できる、というサービスがあった[8][9]。ほかにも オプションとして、ファンカードの利用によりポイントが貯まり、特典と交換できる会員制ポイントカードの機能もあった。 これらの仕組は、メディアージュの運営会社の親会社であるソニーが開発した非接触型ICカードFeliCaによる各種サービスの実証実験であり、非接触型ICカードの一般向けプロモーションの位置付けであった。またパートナースポンサーである凸版印刷も非接触型ICカードの技術などで関わっていた。その実験のために非接触型ICカードによる電子マネーを導入したり、アトラクションや映画館では、あえて紙のチケットや磁気カードのチケットの代わりにICカードを導入したものであり、世にICカードによる電子チケットや非接触型電子マネーというものを知らしめることに繋がったと思われる[独自研究?][10][11]

その後のメディアージュの全面リニューアルにより、2002年3月にメディアージュファンカードの発行や電子チケット機能・会員制ポイントカードのサービスが終了。電子マネーの入金・決済のサービスが終了し、翌4月から電子マネーの払戻しを開始。2011年8月15日をもって資金決済に関する法律に基づき、メディアージュファンカードの電子マネーの利用を廃止。2011年10月31日をもってメディアージュファンカードの電子マネーの払戻しの申出期間が終了し[12]、メディアージュファンカードのシステムが消滅した。

なお、シネマメディアージュの映画のチケットについては他の劇場と同様に紙のチケットで発行されていた(2006年現在)。

また現在より多くのアトラクションを備えており、子供の来客が多かった。

その中でも設立当時からあった「イエロー・サブマリン・アドベンチャー」は、ビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』を題材にしたアトラクションで、イエロー・サブマリン内部を模した中にスクリーンがあり、CGで動く船長のフレッドと会話をしながら海を探検していき、最後には敵のブルー・ミーニーズとグローブを倒すところでエンディングを迎える。探検する海は7パターンあり、それぞれ内容や登場する曲が異なるので、何度でも楽しむことができた。また5.1ch対応の曲は高い臨場感を醸し出していた。更に潜水艦内部は揺れるので、あたかも海の中にいるかのような体験ができた。所要時間は約15分。また、グッズ販売コーナーも併設され、同映画やビートルズのグッズが購入できた。

その他にも様々なテーマのアトラクションや関連レストランがあったが、2002年の全面リニューアル時に、誕生当時からあったアトラクションは全て無くなってしまった。

施設構成・テナント[編集]

ゆりかもめ台場駅から徒歩1分の施設は地上6階建ての7層。1階のシーサイド入口には水陸両用のKABAバスが乗り入れる。

かつては、ソニーが3分の1にあたる全6フロアをマスターリースした上で、ソニーグループおよび一般テナントにサブリースして、都市型エンターテイメント施設「メディアージュ」(現・アクアシティお台場 東エリア)を核テナントとして開業していた[13]。全体のプロデュースや協賛企業の募集などの事業企画・企画運営は、ソニー出資による100%子会社のソニーアーバンエンタテイメントが行っていたが[13]、後に同社は親会社のソニーと吸収合併し、事実上ソニー直営の施設ということになっていた。但し、実際の施設運営は、ソニーの子会社である「ソニー企業株式会社」が行っていた。

上述の通り、2017年2月23日にシネマメディアージュが閉館され、施設名が現在の『アクアシティお台場 東エリア』に改名された事に伴い、現在の運営会社は事実上、アクアシティお台場と同様に「三菱地所プロパティマネジメント」が行っている。

なお、ソニーに関係する建築物や施設としては、ソニービルソニーシティ(ソニー本社ビル)も有名である。

アクアシティお台場のフロアーのうち3Fと4Fからは東エリアと直接連絡可能。なお、4Fからは、東エリア内のエンターテインメント・レストランゾーン「グリエンパサージュ」の通路を通るかたちとなる。

シネコンや飲食店、ソニーとは直接関係にない各種アトラクションも海外から持ち込み、利益を上げる事業モデルを描いたが、日本での知名度の低さなどが響いて稼働率が上がらないアトラクションが目立ち、軌道修正を迫られ、2002年から翌年にかけブランドイメージ作りの拠点と位置づけた大型リニューアルが行われ[14]、その後もリニューアルが行われた。

ほかに各種店舗、レストラン、結婚式場、東京レジャーランドお台場店、ラーメン国技館 舞などが入る。7階にはお台場唯一の神社としてアクアシティお台場神社(芝大神宮から分霊)がある。

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場[編集]

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
United Cinemas Aquacity Odaiba
情報
正式名称 ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
旧名称 シネマメディアージュ
完成 2000年4月22日
開館 2017年4月29日
収容人員 (13スクリーン)2,915人
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DLP
用途 映画上映
運営 ユナイテッド・シネマ株式会社
所在地 アクアシティお台場1階
外部リンク http://www.unitedcinemas.jp/odaiba/
特記事項 完成年月日はシネマメディアージュとしての開業日。開館年月日は現施設の開業日。
テンプレートを表示

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場(旧メディアージュ)は、2017年4月29日に開館した、東京都港区台場に所在する複合商業施設・アクアシティお台場内に所在するシネマコンプレックス。

13スクリーン、約3,000シートのシネコン。これまでのシネマメディアージュの後を受ける形で開業し、3Dシステムとして「REAL D 3D」を採用。同年初夏には4DXScreenXも稼働している[15]

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場 スクリーン詳細
スクリーンNo. 座席数 備考
1 612
2 156
3 321 RealD対応
4 156 RealD対応
5 114
6 114
7 222
8 108 4DXシアター
9 193
10 243
11 256
12 243
13 177 ScreenX

かつて存在した施設[編集]

  • シネマメディアージュ(1F)- 2000年4月22日オープン、13スクリーン、約3,000シート[19]の都内初のシネコン、経営はソニー アーバン エンタテインメント、運営は東宝が担当[20]。ただし、vitおよびシネマイレージのサービスは対象外など、他のTOHOシネマズとは若干サービス内容が異なっていた。2017年2月23日閉館。
  • ソニー・エクスプローラサイエンス(科学館、5F)

ほか

沿革[編集]

  • 1990年11月 - 第1回東京テレポートタウン進出希望者公募に当選。
  • 1991年3月 - 運営会社バッテリータウン二十一株式会社設立。
  • 1998年
    • 6月 - 着工。
    • 8月 - 施設名称を「AQUA CiTY ODAIBA(アクアシティお台場)」に決定。
  • 1999年
    • 5月20日 - メディアージュを運営する会社として、ソニーによる100%出資の子会社「ソニー アーバン エンタテインメント株式会社」を設立。
    • 9月 - 親会社のソニーが、東京台場のアクアシティお台場内に、エンターテイメント施設「メディアージュ」をオープンすると広報発表される。
  • 2000年4月 - 建物竣工、施設開業。運営会社の商号をアクアシティ株式会社に変更。同時に映画館「シネマメディアージュ」がオープンする。また、メディアージュファンカードの発行が開始される。
  • 2001年7月 - 夏の館内イベント「Big Island Big Bangee」開催、国内初の屋内バンジージャンプがおこなわれる 〜8月末まで開催された。
  • 2002年
    • 3月1日 - メディアージュの運営会社「ソニー アーバン エンタテインメント株式会社」が親会社のソニーに吸収合併される。
    • 同月末 - 館内リニューアルに伴い、アトラクションの営業が終了する。同時にメディアージュファンカードの発行と各種サービスが終了する。
    • 4月1日 - メディアージュファンカードの電子マネーの払戻しが開始される。
    • 7月6日 - 館内リニューアルオープン、従来のアトラクションにかわり、「ソニーエクスプローラサイエンス」と「ソニースタイル ショールーム」、「スタジオドリームメーカー」がオープンする。
  • 2004年
    • 7月 - 館内の主なテナントにて電子マネー「Edy(現・楽天Edy)」の取扱いを開始、Edyのチャージ(現金入金)機も設置される。結果的に実証実験として、ここメディアージュでも始まったFeliCaを利用した電子マネーが事業化・全国展開され、「里帰り」してきたことになる[21]
    • 11月 - 累計来館者数1億人達成。
    • 12月24日 - アクアシティお台場神社建立。
  • 2007年7月 - 運営会社の商号を三菱地所リテールマネジメント株式会社に変更。
  • 2009年
    • 5月 - 累計来館者数2億人達成。
    • 12月 - リニューアル。
  • 2011年
    • 8月15日 - この日をもって資金決済に関する法律に基づく、メディアージュファンカードの電子マネー利用を廃止。
    • 10月31日 - この日をもって、2002年4月1日から実施されていたメディアージュファンカードの電子マネーの払戻しの申出期間が終了する。
  • 2016年9月9日 - TOHOシネマズが2017年2月にシネマメディアージュの営業を終了すると発表[19]
  • 2017年
    • 2月23日 - シネマメディアージュの営業が終了。
    • 2017年4月29日 - ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場がオープン。

その他[編集]

  • 2007年X JAPANが再結成の場として、この施設の屋上においてファンの前に姿を現すというイベントを行った。
  • 2015年、開業15周年を記念して3月20日から4月5日までアイドルグループ私立恵比寿中学とコラボして、様々な企画が実施された。

アクセス[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g ショッピングセンター 2000, p. 41.
  2. ^ a b 「三菱地所、アクアシティ 社名変更、商業専用施設の運営集約」『日経産業新聞』2007年6月25日
  3. ^ https://www.mjpm.co.jp/integration/advertising_001.html
  4. ^ a b c d ショッピングセンター 2000, p. 38.
  5. ^ 月刊レジャー産業資料 2000, p. 104.
  6. ^ ショッピングセンター 2000, p. 38 - 39.
  7. ^ https://www.mjpm.co.jp/pdf/mjpm20210322.pdf
  8. ^ 指定座席番号表が紙で発行されたが、発行されたカードは繰り返し利用可能であった。
  9. ^ オープン当初、映画館では、利用初回のファンカードの発行に時間や手間がかかるため。後にファンカードを使用しない方のために従来形式の紙のチケットも発券する形に変わった。
  10. ^ これが後にEdy(現・楽天Edy)やSuicaなどにつながっていく。
  11. ^ 以前、「現金が使えない仕組みであった」が、実際には、アトラクション以外の物販や飲食店舗では現金も通用している。
  12. ^ 「メディアージュファンカード(Mediage電子マネー)」サービス廃止のお知らせ」 Archived 2012年3月5日, at the Wayback Machine.
  13. ^ a b 月刊レジャー産業資料 2000, p. 105.
  14. ^ 「ソニーのメディアージュ 独自性演出、若者に発信(わが社の視点)」『日経産業新聞』2003年12月12日
  15. ^ お台場にユナイテッド・シネマが4月29日開業。都内最大13スクリーン、4DXも,AV Watch,2017年3月13日
  16. ^ スターアドベンチャーは、館内回遊型アトラクションで、受付が4F、チェックポイントが5Fと6Fにあった。また、スターアドベンチャーのキャラクターグッズのショップも併設していた。
  17. ^ モーリス・センダック作の絵本「かいじゅうたちのいるところ」の世界を再現したアトラクション。入り口は4Fだった。
  18. ^ カフェと、ノートPCの貸出、ネットTVの発信イベント、外部からのメッセージを壁面に流すメッセージゴーラウンドを備えていた。
  19. ^ a b “シネマ メディアージュ 閉館のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), TOHOシネマズ株式会社, (2016年9月9日), http://www.tohocinemas.co.jp/news/pdf/2016/160909a.pdf 2018年6月14日閲覧。 
  20. ^ 「2000年映画界の出来事」『キネマ旬報2001年平成13年)2月下旬号、キネマ旬報社、2001年、 225頁。
  21. ^ Edyの普及の一環として、台場地区の大部分の商業施設でEdyが導入される。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]