アルファルファ (お笑いコンビ)

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アルファルファ
メンバー 豊本明長
飯塚悟志
結成年 1995年
解散年 2003年(コンビでの活動終了年)
事務所 プロダクション人力舎
活動時期 1995年 - 2003年3月
2003年9月19日 - 9月20日
出身 スクールJCA2期(飯塚)
スクールJCA3期(豊本)
出会い スクールJCA
旧コンビ名 αルファ
黒板USA、マンティス(飯塚)
現在の活動状況 角田晃広が加入し「東京03」を結成
芸種 コント
ネタ作成者 飯塚悟志
過去の代表番組 爆笑オンエアバトル
爆笑BOOING
チャンネル北野 など
同期 飯塚
渡部建アンジャッシュ
ダンディ坂野など
豊本
アンタッチャブル
おぎやはぎなど
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アルファルファは、プロダクション人力舎で活動していた豊本明長飯塚悟志で構成されていたお笑いコンビお笑いトリオ東京03」の前身に相当する。

メンバー[編集]

愛知県出身、血液型A型、身長174cm、体重63kg、スクールJCA3期生。
千葉県出身、血液型O型、身長170cm、体重60kg、スクールJCA2期生。

概要[編集]

1995年コンビ結成、デビュー当時のコンビ名は「αルファ」だった。豊本のシュールなボケと、飯塚の強烈なツッコミによるネタを持ち味とした。

1999年より「爆笑オンエアバトル」(NHK総合)に出演。オンエアを重ねて以降番組の常連となるが、本人たちの希望により2003年3月からコンビでの活動を休止。

約半年の充電期間を経て、2003年9月19日20日に同じく芸能活動を休止していた角田晃広(元プラスドライバー)を客演に迎え、単独ライブ「プラスアルファ」を恵比寿エコー劇場にて開催。その後、角田が正式に加入し2003年9月30日に「東京03」が結成された。

芸風[編集]

コントの設定も内容もユニークで、飯塚のキレかかったツッコミが強烈なのが特徴。この飯塚のツッコミは、東京03のコントにも受け継がれている。

一方で豊本はハイテンション且つシュールなボケが特徴的であった(ただし、東京03結成以降は角田が加入した影響もあってか、それらのボケは減少傾向にある)。また、この頃から女装して女性役を演じることも多く、この形は東京03結成以降も受け継がれている。

エピソード[編集]

  • 東京03結成以降も『ゴッドタン』の「芸人マジ歌選手権」では、角田が歌手として出演するのに対し、審査員として出演する2人は「アルファルファ」として紹介されている[1][2]。DVDや未公開シーン放送回を中心に触れられるスタッフの悪戯であるが、「芸人マジ歌選手権」の定番ネタになっており[3]、同番組内で「アルファルファ」時代のネタを実演させられることもある[4]
  • 2018年1月23日放送回の『火曜サプライズ』(日本テレビ)に「東京03」として生出演する予定だったが、当日角田がインフルエンザに感染したため欠席となり、急遽飯塚と豊本2人のみが番組に出演することとなった。このため、ネットではファンから「角ちゃんインフルでアルファルファになってる」「火曜サプライズにアルファルファ。懐かしい」などの声が上がった[5]

出演[編集]

テレビ[編集]

  • 爆笑オンエアバトル(NHK総合) 戦績17勝5敗 最高505KB
    • アルファルファ、東京03の両方を合わせると、豊本と飯塚は1999年度から2008年度まで10年連続で出場している。
    • ゴールドバトラーの条件は得ているが、「東京03」結成のため認定されていない(後の東京03で認定された)。
    • 通常回では100~500KB台まで全て経験している(東京03としての出場の際には300KB台以下は経験した事が無い)。
    • 初挑戦から無傷の8連勝を記録し、好調だったが、2001年1月7日放送回で197KBを記録し、初のオフエアを記録。連勝が8でストップした芸人は彼らが初である。また、彼らをきっかけに連勝が8でストップした芸人が数多く登場する事となり、番組では「9連勝の壁」と呼ばれるようになる。
    • 1999年9月26日放送回に出場した際にスタッフがバケツを置き忘れるというハプニングが発生してしまい、これが影響し、この回の記録は345KBだったが、ギリギリ5位でオンエアされた。この模様は同年12月19日放送の番外編でオンエアされた。
    • 2002年7月20日放送回で401KBを記録して2位で通過したが、この回において400KB台以上を記録したのはフットボールアワーとアルファルファのみとなり、かなり辛口な審査が目立った回となった。因みにフットボールアワーはこの回で413KBを記録しており、これは当番組内でトップ通過を記録した芸人の中でも歴代最低KBである。
    • 地方収録回には強く、4回出場して全てオンエアを勝ち取っている。通常収録では100KB台を喫してオフエアになったネタを地方収録で再度披露した所、高得点を記録してオンエアとなった事もあった[6]
    • 第4回チャンピオン大会では通常回を含めても初となるショートコントを披露したが、370KB[7]というかなりの低KBを記録してしまい、最下位となってしまった。因みにこのKBは第6回チャンピオン大会セミファイナルBブロックで18KINが354KBを記録するまでチャンピオン大会(審査方法が変わった第4回以降)における歴代ワースト1位の記録であった(現在は総合でワースト6位の記録となっている)。
    • 2019年3月23日に放送された復活特番「爆笑オンエアバトル20年SPECIAL ~平成最後の年に一夜限りの大復活!~」においては飯塚・豊本共に東京03として出演したが、アルファルファとして初挑戦初オンエアを飾った時の映像も流されていた。
      • 第2回チャンピオン大会 本選5位
      • 第4回チャンピオン大会 セミファイナル10位敗退
      • 第5回チャンピオン大会 セミファイナル6位敗退
  • 日曜ソリトン 夢ときどき晴れ!(NHK教育、お笑いニューフェイス奮戦中!お嬢様の挑戦)
  • 爆笑BOOING関西テレビ放送、勝ち抜けず)
  • TVデパート(TBS)
  • バクマリヤ(フジテレビ)
  • ブレイクもの!(フジテレビ)
  • チャンネル北野フジテレビ721
  • 嗚呼!バラ色の珍生!!日本テレビ
  • しんパラ THE NEXT GENERATION(日本テレビ)
  • お笑い向上委員会 笑わせろ!テレビ朝日
  • GameWaveテレビ東京
  • ゴッドタン(テレビ東京)「芸人マジ歌選手権」審査員 ほか
    • 「東京03」結成以降で、「アルファルファ」として紹介されているのは、この番組のみ。
    • 2016年9月3日の「マジ歌ルーキーオーディション」では3人が審査員として揃っていたが、2人は「アルファルファ」、角田は「プラスドライバー」として紹介された。

ラジオ[編集]

出演作品[編集]

VHS[編集]

  • アルファルファ -改-(2001年、VHSのみ)
    • 2001年3月に開催された、同名の単独ライブの模様を収録。購入方法はプロダクション人力舎に直接予約しなければならないという、いわば完全予約生産の限定作品であった(現在は廃版であり、入手困難)。2023年現在、「アルファルファ」単独名義での映像作品はこの1本のみとなっている。

DVD[編集]

  • 爆笑オンエアバトル アンジャッシュ(2001年6月20日、ポニーキャニオン
    • 当時、アルファルファとして活動していた飯塚が少しだけナレーションに参加している。
  • アンジャッシュ ~クラダシ~(2002年10月23日、TDKコア)
    • 「Dead Body Blues」というコントに客演で参加[8]
  • 完売地下劇場REVENGE Basement9 奪取/Basement10 混迷(2006年4月19日、ポニーキャニオン
    • Disc2に参加。「エレクトリックマン」というコントが収録されている[9]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ベッキー、『ゴッドタン』SP出演 小木博明と初の“マジ歌”デュエット 2枚目”. ORICON NEWS (2017年8月22日). 2022年2月24日閲覧。
  2. ^ 仲直りハライチに進展? 年末「マジ歌」にヒム子、野爆、後藤ら大集合”. ザテレビジョン (2018年12月20日). 2019年2月25日閲覧。
  3. ^ “出番5分”に捧げる芸人の本気「マジ歌選手権」本日、アルファルファのくだりも復活”. お笑いナタリー (2021年12月29日). 2022年2月22日閲覧。
  4. ^ “東京03豊本&飯塚、伝説のコンビ再結成に「永久保存したい!」”. テレビドガッチ. (2022年1月9日). https://plus.tver.jp/news/109339/detail/ 2022年2月24日閲覧。 
  5. ^ “「東京03」角田がインフルで生放送欠席 ネット反響「アルファルファになってる」”. Sponichi Annex. (2018年1月23日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/23/kiji/20180123s00041000133000c.html 2019年1月1日閲覧。 
  6. ^ 2003年1月25日放送回にて「ジョンソン和尚」というコントを披露して165KBを記録してオフエアとなってしまったが、それから約1か月後の3月1日放送回の名古屋収録にて再度このネタを披露して481KBを記録し見事リベンジを果たした。また、このオンエアのおかげでボール1個差で年間ランキング20位に滑り込み、この年のチャンピオン大会にも進出している(因みに年間ランキング21位はシャカであり、また彼らがチャンピオン大会の出場条件を満たしたのはこの年が最後となってしまったため、通算で1度も大会に出場する事なく番組を卒業する事となってしまった)。
  7. ^ 今大会から審査員が200人制となり、満点も倍の1090KBとなった。
  8. ^ お笑い映像情報記録 アンジャッシュ<クラダシ>
  9. ^ ポニーキャニオンによる販売サイト

外部リンク[編集]