錬金術

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ウィリアム・ダグラス作 『錬金術師』
ピーテル・ブリューゲル作『錬金術師』16世紀の錬金術師の実験室。

錬金術(れんきんじゅつ、: خيمياء: alchemia, alchimia : alchemy)は、最も狭義には化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に)を精錬しようとする試みのこと。広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象としてそれらをより完全な存在に錬成する試みを指す。

錬金術の起源は古代エジプト古代ギリシアに求められる[1]。錬金術は、ヘレニズム文化の中心であった紀元前のエジプトアレクサンドリアからイスラム世界に伝わり発展した。万物は四元素から構成されていると考えたアリストテレスら古代ギリシアの哲学者の物質観は、中世アラビアの錬金術に多大な影響をもたらした[2]。12世紀にはイスラム錬金術がラテン語訳されてヨーロッパでさかんに研究されるようになった。

錬金術の試行の過程で、硫酸硝酸塩酸など、現在の化学薬品の発見が多くなされており[3]実験道具が発明された。17世紀後半になると錬金術師でもあった化学者のロバート・ボイルが四元素説を否定[4]アントワーヌ・ラヴォアジェが著書で33の元素や「質量保存の法則」を発表するに至った[5]。これらの成果は現在の化学に引き継がれている[6][7]。歴史学者フランシス・イェイツは16世紀の錬金術が17世紀の自然科学を生み出した、と指摘した。

語源

語源については通説は定まっていない。

英語の Alchemy(アルケミー)はアラビア語 Al kimiya に由来し、Al はアラビア語の定冠詞(英語では the に相当)であり[8]、この技術がイスラム経由で伝えられたという歴史的経緯を示す[9]。 chemyは、

  1. エジプトの地の意の Kham(聖書でもHamとして使われた)から、Khemeia はエジプトの術の意味だという。
  2. 古希: χυμός : Khumos(植物の汁の意)で、古希: χημεία : Khemeia は汁を抽出する術の意味だという。

歴史

古代ギリシア

古代ギリシアの四元素説

錬金術の源は古代ギリシャや古代エジプトに求められる[1]。1828年、エジプトのテーベで古代の墓地からギリシア語で書かれたパピルスが発掘された。これらは現在所蔵する都市の名をとって「ライデンパピルス(Leyden Papyrus)」「ストックホルムパピルス(Stockholm Papyrus)」と呼ばれている[10]。 3世紀頃に書かれたとみられるこれらのパピルスには、金や銀に別の金属を加えて増量する方法や染色法が記述されている[11]

錬金術で使用されたバン・マリ

4世紀初めのアレクサンドリアの錬金術師、パノポリスのゾシモスギリシア語版アラビア語版英語版(ゾーシモス)[12]は膨大な著作を残したとされ現在に残っているものも多い[13]ユダヤ婦人マリア英語版ギリシア語版は4世紀頃の錬金術師で、密閉した容器に金属片を入れて蒸気を当てるケロタキス(kerotakis)という装置を発明したとされ、今も「バン・マリ」(bain-marie、湯煎)の名で残っている[14]。しかしこの時代の錬金術には賢者の石エリクサーは登場しない[11]

イスラム錬金術

アレクサンドリアの錬金術は、ギリシアの諸学とともにアラビア・イスラム世界に伝わった[11]。有名なのは8世紀の人物で、中世アラビア錬金術の祖といわれるジャービル・イブン=ハイヤーンとされる。西欧では、ラテン語化したゲベル(誤記にジーベルやジャビルがある)の名で知られる。ついで、9世紀アル・ラーズィー(ラテン名ラーゼス)や10世紀イブン・スィーナー(ラテン名アウィケンナ)などが名高い。十字軍以降イスラムの文献が徐々にラテン語に翻訳されて西欧に紹介され、12世紀には錬金術書もひろく知られるようになった。

西ヨーロッパの錬金術

『賢者の石を求める錬金術師』ライト・オブ・ダービー作(1771年)

1144年チェスターのロバート (Robert of Chester) が『Morienus(モリエヌス)』を『錬金術の構成の書』としてアラビア語からラテン語に翻訳したものが西欧における最初のラテン語による錬金術書である[15]。また、バスのアデラードも錬金術を紹介した。それから錬金術が注目を集めるようになり、13世紀以降に大きく発展した。初期の有名錬金術研究者、スコラ学者のアルベルトゥス・マグヌスヒ素を発見したとされる[16])、トマス・アクイナスロジャー・ベーコンは金属生成の実験に関心を持ったが、彼らの実践については定かではない。多くの偽書が彼らの名に帰されたことが大きい。

ルネサンス期の有名な医師・錬金術師にパラケルススがいる[17]。彼はアリストテレスの四大説を引き継ぎ、アラビアの三原質(硫黄、水銀、塩)の結合により、完全な物質であるアルカナが生成されるとした[18]。なお、ここでいう塩、水銀、硫黄、金などの用語は、現在の元素や化合物ではなく象徴的な表現と解釈する必要がある。彼を祖とする不老長生薬の発見を目的とする一派はイアトロ化学(iatrochemistry)派と呼ばれた。またゲオルク・アグリコラが「キミア(chymia)」の語を広範に用いたことで、錬金術は秘教的な実践を指すようになり、薬剤や経験主義の長い伝統の「化学」と区別されるようになった[19]

インドの錬金術

インド錬金術の歴史は、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された ヴェーダに端を発し[20]紀元前4世紀カウティリヤ実利論も錬金術にふれている。 インドの練金術者は27人の達人の名前が「ラサラトナ・サムッチャヤ」という本に記載され、その中に龍樹が含まれる。龍樹には「龍樹菩薩薬方」「龍樹菩薩養生方」「龍樹菩薩和香方」「龍樹眼論」などの著述がある。この「眼論」により、龍樹が眼科医の祖とされることもある。 「ラサラトナーカラ」というベンガルで発見された錬金術のタントラ(密教)の写本は、大乗仏教のタントラである。これらと中国仏教の三蔵の中に見いだせるものと比較すると、他の金属を金に変えるハータカという薬液や石汁ともいわれる山水シャイローダカなどが共通しており、中国の錬金術との類似点となっている。これらはインドのものが中国に密教とともに伝わったのではないかとされている。これに次ぐ錬金術書としては、カルカッタのアジア協会の図書館に秘蔵されている「ラサールナヴァカルパ」がある。

インド錬金術については、タントラ教インド伝統医学も影響を与えたとされる。

水銀は通常は液体であって人間の精神と同様に流動的であるが、固形化されると、人間の精神集中をもたらすという。[21]

中国の錬金術

『抱朴子』内篇

中国では『抱朴子』などによると、金を作ることには「仙丹の原料にする」・「仙丹を作り仙人となるまでの間の収入にあてる」という二つの目的があったとされている。辰砂などから冶金術的に不老不死の薬・「仙丹(せんたん)」を創って服用し仙人となることが主目的となっている。これは「煉丹術(錬丹術、れんたんじゅつ)」と呼ばれている。厳密には、化学的手法を用いて物質的に内服薬の丹を得ようとする外丹術である[22]

仙丹を得るという考え方は同一であるが、を整える呼吸法や瞑想等の身体操作で、体内の丹田において仙丹を練ることにより仙人を目指す内丹術とは区別される[22]

錬金術への批判

すでに、アルベルトゥス・マグヌスは『鉱物書』において、自分で錬金術をおこなったが金、銀に似たものができるにすぎないと述べており、金を作ることに対して疑問がだされていた[23]。 後世に数々の検証から化学が成立していった。

錬金術の思想

アタノール。中に「哲学者の卵」フラスコがある。

賢者の石

錬金術における最大の目標は賢者の石を創り出す(あるいは見つけ出す)ことだった。賢者の石は、卑金属を金などの貴金属に変え、人間を不老不死にすることができる究極の物質と考えられた[24]。また後述の通り、神にも等しい智慧を得るための過程の一つが賢者の石の生成とされた。

賢者の石を作る「大いなる業」には「湿った道(湿潤法)」と「乾いた道(乾式法)」の2種類があった[25]。「湿った道」は材料を「哲学者の卵」と呼ばれる水晶でできた球形のフラスコに入れて密閉、外的条件が整ったら「アタノール(en:Athanor)」という炉で加熱する方法で、完成まで長い期間、少なくとも40日を要したが[26]、ヨーロッパの錬金術においてもっともよく行われた。「乾いた道」は土製のるつぼだけを用いてわずか4日間で完成させるもので、実験を行う環境に恵まれなかった錬金術師たちが用いた[27]

この作業で材料は黒、白、赤と色を変える。賢者の石は、赤くかなり重い、輝く粉末の姿であらわれるとされた。この賢者の石を、水銀や熱して溶かした鉛や錫に入れると大量の貴金属に変じたという[28]。赤い石は卑金属を金に、白い石は卑金属を銀に変えるとされた[29]

エリクサー

エリクサー(錬金霊液、エリクシル)は、賢者の石と同じように金属変成や病気治癒を可能にする霊薬である[30]。ジャービルはエリクサーを瀕死の病人に飲ませ容態を回復させたと伝えられている[31]。パラケルススは錬金術の知識を医学に応用し、人間の健康を守る薬を求めた[17]

錬金術文書

ヘルメス・トリスメギストスは錬金術の始祖であり、錬金術の守護神とされた[32]。『ヘルメス文書』は、ヘルメス・トリスメギストス(3倍もの偉大なヘルメスという意味)の著作とされる文書で、その数は3万冊を超えるといわれる。紀元前3世紀から紀元後3世紀までの6世紀にわたって書かれたとされており[33]、実際は匿名の複数の著者による文書をまとめたものである[34]。文書には、デモクリトスの原子論、アリストテレス四元素説など随所にギリシャ哲学の影響が見られる[35]

『エメラルド・タブレット』は『ヘルメス文書』の中で、もっともよく知られている短い文献である。錬金術師たちはヘルメス自らがエメラルドの板に刻み、ヘルメスの墓地から発見されたと信じた。実際は10世紀ごろのアラビア語文献の翻訳で、さらにその元は4世紀ごろのギリシア語文献と推測されている[36]

宇宙観

錬金術の宇宙観は、マクロコスモスとミクロコスモス(天上界=マクロ、地上界=ミクロ)は対応関係があるというものだった。金属変成実験というミクロコスモスはマクロコスモスという世界の構造が映し出され、実験とともに世界の仕組みを明らかにできるとされた[37]

またホムンクルスのように、無生物から人間を作ろうとする技術も、一般の物質から、より完全な存在に近い魂を備えた人間を作り出すという意味で錬金術と言える。

錬金術に携わる研究者を錬金術師と呼ぶ。特に高等な錬金術師は、霊魂の錬金術を行い神と一体化すると考えられたので、宗教や神秘思想の趣きが強くなった。

錬金術と科学

影響

現代人の視点からは、卑金属を金に変性しようとする錬金術師の試みは否定される。だが、歴史を通してみれば、錬金術は古代ギリシアの学問を応用したものであり、その時代においては正当な学問の一部であった。そして、他の学問同様、錬金術も実験を通して発展し各種の発明、発見が生み出され、旧説、旧原理が否定され、ついには科学である化学に生まれ変わった。これは歴代の錬金術師の貢献なくしてはありえなかったともいえる[6]。文献からは、成立し始めた自然科学が錬金術を非科学的として一方的に排斥しているわけではなく、むしろ両者が共存していたことが見てとれる。様々な試行錯誤を行う錬金術による多様な分離精製の事例は、化学にとって格好の研究材料であった[7]

錬金術師たちは、俗にイメージされるような、魔法使いマッドサイエンティストのような身なり・研究一辺倒の生活をしていたのではなく、他の職業を持ちながら錬金術の研究も行うといった人物も多く存在していた。例えば、万有引力の発見で知られるアイザック・ニュートンも錬金術に深く関わり膨大な文献を残した一人である[38]。最近ではこれらの文献を集めた研究書も刊行されるなど、いわば錬金術的世界観の再評価が行われていると言える[39][40]

錬金術の成果

アランビック
磁器の製法の再発見(ヨーロッパ、18世紀)
ヨーロッパでは磁器を中国・日本から輸入しており非常に高価な物だった。それをヨーロッパで生産する方法を再発見したのは錬金術師である。ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに研究を命じ、ベトガーは1709年に[41]白磁の製造に成功した[42]
蒸留の技術(中東、紀元前2世紀頃)
アランビック蒸留器の発明(ジャービル・イブン=ハイヤーンが考案したとされる)とそれによる高純度アルコールの精製、さらに天然物からの成分単離は化学分析、化学工業への道を開いた。日本では江戸時代にランビキの名で使用された。
火薬の発明(中国、7 - 10世紀頃)
中国の煉丹術師の道士仙丹の製作中、硫黄硝酸木炭を混合して偶然発明したといわれる[43]。のちに西洋に伝わる。
硝酸硫酸塩酸王水の発明(中東、8 - 9世紀頃)
緑礬明礬などの硫酸塩鉱物[44]硝石を混合、蒸留して硝酸を得た。錬金術師ジャービル・イブン=ハイヤーンは、緑礬や明礬などの硫酸塩鉱物を乾留して硫酸を得[45]、硫酸と食塩を混合して塩酸を得、塩酸と硝酸を混合して王水を得た。

その他

錬金術とユング

心理学者カール・グスタフ・ユングは、錬金術に注目し、『心理学と錬金術』なる著書を書いた。その本の考察のすえにユングが得た構図は、錬金術(のみならずいっさいの神秘主義というもの)が、実は「対立しあうものの結合」をめざしていること、そこに登場する物質と物質の変化のすべてはほとんど心の変容のプロセスのアレゴリーであること、また、そこにはたいてい「アニマとアニムスの対比と統合」が暗示されているということである[46]

錬金術と文芸作品

神秘的、超自然的要素を含んだ錬金術は文芸術作品漫画小説)においても、特にスペキュレイティブ・フィクションというファンタジーサイエンス・フィクションなどのジャンルに大きな影響を与えた。神話伝説をベースとし、現実世界とは大きくかけ離れた世界観を持つファンタジー作品において、魔術と並ぶ空想の能力の一つとなった。また、通常の科学技術と並立し超科学的な分野として確立している例もあり、作品ごとに詳細かつ複雑に体系化されていった。さらにはアニメゲームなどの娯楽のメディアにも錬金術の要素を組み込んだり、題材とすることが多い。

現代の科学による金の生成

周期表上の金の位置

卑金属から貴金属を生成することは、原子物理学の進展によって、理論的には不可能ではないとまで言及できるようになった。

核分裂によるもの

錬金術の目的の一つである「金の生成」は、採算は合わないが現在では可能とされている[47]。金よりも原子番号が一つ大きい水銀の同位体196Hgに中性子線を照射すれば、原子核崩壊によって197Auに変わる[48][49]

中性子星の合体によるもの

日本語の「錬金術」

「金」の字を「金銭」と解釈し、株式不動産投資などの利殖行為や、悪徳商法などを「錬金術」と例えることがある。

錬金術師および関係のある人物の一覧

比喩的に魔術師とも呼ばれる人物を含む

関連書籍

著名な書

原典の邦訳

  • 『沈黙の書/ヘルメス学の勝利』白水社〈ヘルメス叢書〉、1993年。ISBN 4560022895 
  • 『自然哲学再興 ヘルメス哲学の秘法』白水社〈ヘルメス叢書〉、1993年。ISBN 4560022879 
  • フラメルニコラ『象形寓意図の書 賢者の術概要・望みの望み』白水社〈ヘルメス叢書〉、1993年。ISBN 4560022852 
  • クラッセラームマルク=アントニオ『闇よりおのずからほとばしる光』白水社〈ヘルメス叢書〉、1994年。ISBN 4560022917 
  • 『賢者の石について 生ける潮の水先案内人』有田忠郎編訳、白水社〈ヘルメス叢書〉、1994年。ISBN 4560022909 
  • 『立昇る曙 中世寓意錬金術絵詞』大橋喜之編訳、八坂書房、2020年

2次文献

歴史研究

ユング系

神秘学

一般もの

脚注

  1. ^ a b 澤井 2008, p. 23.
  2. ^ 1.2 古代ギリシャの原子論(2)解説:アリストテレス”. 理科ねっとわーく,国立教育政策研究所. 2020年2月2日閲覧。
  3. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 117
  4. ^ 吉村 2012, p. 46.
  5. ^ 3.2 ラボアジェの元素論 解説:ラボアジェの元素論”. 理科ねっとわーく,国立教育政策研究所. 2020年2月2日閲覧。
  6. ^ a b 松本浩一 (2006), 中国人の宗教・道教とは何か, PHP研究所, p. 55, ISBN 9784569657714, "西洋錬金術が現代の化学の先駆けになった" 
  7. ^ a b 小山田了三 (2001), 材料技術史概論, 東京電機大学, p. 137, ISBN 9784501618605, "錬金術が多くの実験事実を提供したことも、化学の発展に寄与した" 
  8. ^ Partridge E Staff; Partridge, Eric (1977), Origins: Etymol Dict Mod Englsh (改訂4 ed.), Routledge, pp. 484-485, ISBN 9780203421147 
  9. ^ Ferrario, Gabriele (2007), “Al-Kimiya: Notes on Arabic Alchemy”, Chemical Heritage (Chemical Heritage Foundation) 25 (3), ISSN 0736-4555, http://chemheritage.org/pubs/ch-v25n3-articles/feature_al-kimiya_p1.html 2009年7月19日閲覧。 
  10. ^ ライデンパピルス 錬金術断片集
  11. ^ a b c 吉村 2012, p. 20.
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  13. ^ ユタン 1972, p. 55.
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  18. ^ 草野, 巧『図解 錬金術』新紀元社、2006年、118頁。ISBN 978-4-7753-0433-4 
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  20. ^ ブリタニカ百科事典Encyclopædia Britannica, the Vedas describe a connection between eternal life and gold.
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  23. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 101
  24. ^ 澤井 2008, pp. 130–131.
  25. ^ アロマティコ 1997, p. 80.
  26. ^ ユタン 1972, p. 150.
  27. ^ アロマティコ 1997, pp. 80–84.
  28. ^ ユタン 1972, pp. 116–118.
  29. ^ 澤井 2008, p. 147.
  30. ^ 吉村 2012, p. 18.
  31. ^ 澤井 2008, pp. 75–76.
  32. ^ アロマティコ 1997, p. 103.
  33. ^ 澤井 2008, pp. 53–54.
  34. ^ 澤井 2008, p. 64.
  35. ^ アロマティコ 1997, pp. 26–28.
  36. ^ ユタン 1972, pp. 61–63.
  37. ^ アロマティコ 1997, pp. 28–29.
  38. ^ 田中和明 (2006), 図解入門よくわかる最新金属の基本と仕組み, 秀和システム, p. 62, ISBN 9784798014869, "ニュートン…は、最後の錬金術師でした" 
  39. ^ 吉本秀之. “ニュートンの錬金術年表”. 2015年6月20日閲覧。
  40. ^ 吉本秀之. “ニュートン錬金術に関する邦語文献”. 2015年6月20日閲覧。
  41. ^ 呉善花 (2009), 日本の曖昧(あいまい)力: 融合する文化が世界を動かす, PHP研究所, p. 107, ISBN 9784569708294 
  42. ^ 伊藤建彦 (2002), 危機管理から企業防衛の時代へ: 渦巻くグローバリズムの奔流の中で, 文芸社, p. 251, ISBN 9784835540832 
  43. ^ 石田太郎 (2003), 知は力か, 文芸社, p. 197, ISBN 9784835556529 
  44. ^ 当時は硫酸塩ということなど知る由もない
  45. ^ マイクロソフト (2009), “硫酸”, MSN エンカルタ百科事典 ダイジェスト, http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761566936/content.html 2009年7月18日閲覧。 
  46. ^ 松岡正剛の書評より
  47. ^ Sherr, R.; Bainbridge, K. T.; Anderson, H. H. (1941), “Transmutation of Mercury by Fast Neutrons”, Physical Review (American Physical Society) 60 (7): 473-479, doi:10.1103/PhysRev.60.473 
  48. ^ 水銀から金を作る研究、クラウドファンディングで 財経新聞
  49. ^ 東京都市大学 水銀から金をつくる「原子炉錬金術」を実証する! 学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」

参考文献

関連項目

外部リンク