8世紀
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| 千年紀: | 1千年紀 |
|---|---|
| 世紀: | 7世紀 - 8世紀 - 9世紀 |
| 10年紀: | 700年代 710年代 720年代 730年代 740年代 750年代 760年代 770年代 780年代 790年代 |
8世紀(はちせいき、はっせいき)は、西暦701年から西暦800年までの100年間を指す。日本では飛鳥時代から奈良時代へと移り変わり、さらに平安時代初頭にあたる。
目次 |
[編集] できごと
- 701年 - 大宝律令の撰定が完成する。刑部皇子・藤原不比等らに禄を賜う。
- 702年 - 倭が唐の武則天(則天武后)に使者を送り、国名を日本と定める。
- 705年 - 武則天没する。唐が再興される。
- 707年 - 文武天皇が没し、第43代元明天皇即位する。
- 708年 - 和同開珎鋳造。
- 710年 - 平城京へ遷都。奈良時代はじまる。
- 711年 - ウマイヤ朝、西ゴート王国を滅ぼしてイベリア半島を占領。
- 712年 - 太安万侶、『古事記』を撰上する。
- 712年 - 唐で皇太子李隆基が皇帝に即位(玄宗)。唐は最盛期を迎える。
- 713年 - 諸国に「風土記」の編纂を命ずる。
- 713年 - 震国が国号を渤海と改称。
- 714年 - 『続日本紀』に奄美・信覚・球美などの人々が来朝したとされる。
- 715年 - 元明天皇が譲位し、第44代元正天皇が即位する。
- 717年 - 東ローマ帝国でレオーン3世が皇帝に即位。イサウリア王朝を開く。
- 718年 - 東ローマ皇帝レオーン3世、コンスタンティノポリスを包囲したウマイヤ朝軍を撃退。
- 720年 - 『日本書紀』完成。舎人親王、『日本紀』30卷・系図1卷を撰上する。
- 723年 - 田地開墾のため、三世一身法を施行する。太安万侶没する。
- 724年 - 元正天皇が譲位し、第45代聖武天皇(首皇子)が即位する。
- 726年 - 東ローマ皇帝レオーン3世、キリスト教における聖像使用の禁止を命ずる。
- 729年 - 長屋王の変。
- 732年 - トゥール・ポワティエ間の戦いで、カール・マルテル率いるフランク王国軍がウマイヤ朝軍を破る。これによって、718年の東ローマ帝国の勝利に続いてイスラム帝国の進撃を止めることに成功。
- 734年 - 遣唐使留学生井真成36歳で長安で没する。その墓誌が2005年4月に発見される。玄宗皇帝から官位を授かったことや「国号日本」と記されている。「日本」表記の現存資料としては最古である。
- 743年 - 墾田永年私財法を施行。大仏建立の詔。
- 745年 - 唐の玄宗が楊太真を貴妃とする(楊貴妃)。
- 749年 - 聖武天皇が譲位し、第46代孝謙天皇即位する。
- 750年 - アブー・アル=アッバースがウマイヤ朝を倒してアッバース朝を起こし、バグダードを首都に定める。
- 750年ごろ - ベンガル地方にパーラ朝が成立。
- 751年 - 唐の高仙芝中央アジアに遠征し、タラス河畔でアッバース朝に敗れる(タラス河畔の戦い)。
- 751年 - フランク王国でカール・マルテルの子ピピン3世が国王となりカロリング朝成立。
- 752年 - 東大寺大仏の開眼供養が行われる。
- 753年 - 唐僧の鑑真が日本に着く。
- 753年 - ダンティドゥルガがラーシュトラクータ朝を興す
- 755年 - 唐で安史の乱が起こる。(- 763年)
- 756年 - 正倉院の始まり(聖武太上天皇の77回忌に当たり、遺品を東大寺に施入する)。
- 756年 - フランク王小ピピンが北イタリアをランゴバルドから奪い、ローマ教皇に寄進する。
- 756年 - ウマイヤ朝の王族アブド・アッラフマーン1世がイベリア半島で独立し後ウマイヤ朝を興す。イスラム帝国は分裂する。
- 758年 - 孝謙天皇が譲位し、第47代淳仁天皇が即位する。
- 764年 - 恵美押勝の乱後、淳仁天皇を廃して淡路国に配流し、孝謙上皇が重祚し、第48代称徳天皇となる。
- 768年 - カールがフランク王に即位する
- 769年 - 宇佐八幡宮神託事件で和気清麻呂が大隅国に流罪。
- 770年 - 称徳天皇が没し、第49代光仁天皇が即位する。道鏡を下野国に配流する。
- 770年 - 光仁天皇の皇后井上内親王と皇太子他戸親王が廃される。
- 775年 - 東ローマ帝国でコンスタンティノス5世・コプロニュモスに替わり、レオーン4世・ハザロスが皇帝に即位(在位775-780年)。
- 780年 - 唐、宰相の楊炎の建議により租庸調制から両税制へ税制を移行。
- 781年 - 光仁天皇病気のため譲位し、桓武天皇が即位する。
- 784年 - 長岡京に遷都。
- 785年 - 長岡京建設の責任者藤原種継が暗殺され、桓武天皇の弟早良親王が流罪となる。
- 786年 - アッバース朝で、ハールーン・アッ=ラシードがカリフとなる(-809年)。(アッバース朝の最盛期)
- 787年 - 第2ニカイア公会議でキリスト教が聖像使用の教義を確認。
- 788年 - 最澄は比叡山延暦寺を造る。
- 789年 - モロッコにイドリース朝が興る。
- 790年ごろ - インドネシアのシャイレーンドラ朝がボロブドゥールの建設を始める。
- 791年 - フランク王カールがアヴァールを征討
- 794年 - 平安京へ遷都し、平安時代はじまる。山背国を山城国へ改称。
- 797年 - 東ローマ帝国で皇帝コンスタンティノス6世が母エイレーネーによって廃位され、エイレーネーがローマ帝国初の女帝として即位。
- 800年 - フランク国王カール、ローマ教皇から「ローマ皇帝」の冠を受ける(カール大帝)。
- 800年 - 富士山の延暦噴火。
[編集] 人物
[編集] 中国と周辺国家
- 善無畏(637年 - 735年) - インド出身の僧侶・中国に密教(真言宗)を伝える
- 韋皇后(? - 710年) - 唐朝の第4代皇帝中宗の皇后・「武韋の禍」の一人
- 李思訓(651年 - 718年) - 唐代の画家・皇族であり官僚として玄宗に仕える・「北画の祖」とされる
- 呉道玄(生没年不詳) - 唐代の画家・玄宗に仕えて山水画の画法に変革をもたらし「画聖」と呼ばれる
- 玄宗(李隆基)(685年 - 762年) - 唐朝の第6代皇帝(在位712年 - 756年)・「開元の治」の君主
- 鑑真(688年 - 763年) - 唐代の僧侶・日本に渡り律宗を伝える・奈良の唐招提寺の開基となる
- 孟浩然(689年 - 740年) - 唐代の詩人・代表作に「春暁」がある
- 郭子儀(697年 - 781年) - 唐代の軍人・安史の乱を平定・後には吐蕃やウイグルの反乱も鎮圧する
- 王維(701年 - 761年) - 唐代の詩人で「詩仏」と称される・画家として「南画の祖」とされる
- 李白(701年 - 762年)- 唐代の詩人で「詩仙」と称される・代表作に「早發白帝城」がある
- 高仙芝(? - 755年)- 唐代の高句麗系軍人・タラス河畔の戦いで敗北
- 安禄山(705年? - 757年) - 節度使・安史の乱の首謀者・大燕皇帝を名乗る(在位756年 - 757年)が実子安慶緒に殺される
- 史思明(703年 - 761年) - 安禄山に続いて安史の乱を継続・大燕皇帝を名乗る(在位759年 - 761年)が実子史朝義に殺される
- 顔真卿(709年 - 785年) - 唐代の忠臣・書家として「争座位帖」や「祭姪文稿」がある
- 杜甫(712年 - 770年) - 唐代の詩人で「詩聖」と称される・代表作に「春望」がある
- 楊国忠(? - 756年) - 唐代の宰相・楊貴妃の親族として出世・安史の乱で長安を捨て四川に逃亡するが殺害される
- 楊貴妃(719年 - 756年) - 唐の玄宗の寵妃・安史の乱の原因とされ楊国忠に続き馬嵬で殺される
- 楊炎(727年 - 781年) - 唐代の政治家・皇帝徳宗に仕え両税法を創設
[編集] 南アジア・チベット
- ナラシンハヴァルマン2世(? - 728年頃)- インドのパッラヴァ朝の王(在位700年頃 - 728年頃)・マハーバリプラム海岸寺院を建立
- クリシュナ1世(? - 775年) - インドのラーシュトラクータ朝の王(在位756年 - 775年)・エローラ石窟のカイラーサ寺院を建立
- シャーンタラクシタ(? - 787年頃) - インドの大乗仏教の僧侶でナーランダ寺院の出身・チベットに仏教を伝えサムイェー寺を建立
- パドマサンバヴァ(8世紀後半頃) - インドの大乗仏教の僧侶でチベットに仏教を伝えニンマ派(紅教)の祖となる
- ティソン・デツェン(742年 - 797年) - チベットの吐蕃の王(在位755年 - 797年)・安史の乱に乗じて長安を占領・仏教興隆に尽力
[編集] イスラム世界
- ワリード1世(674年 - 715年) - ウマイヤ朝の第6代カリフでウマイヤド・モスクを建設(在位705年 - 715年)
- タリク・イブン・ズィヤード(689年 - 720年) - イベリア半島を征服したウマイヤ朝の軍指揮官
- アブー・ムスリム(700年頃 - 755年) - アッバース革命の指導者でアッバース朝建国における最大の功臣
- アブー・アル・アッバース(724年? - 754年) - アッバース朝の初代カリフ(在位750年 - 754年)
- マンスール(712年 - 775年) - アッバース朝の第2代カリフ・都バグダードを建設(在位754年 - 775年)
- アブド・アッラフマーン1世(731年 - 788年) - 後ウマイヤ朝の初代アミール(在位756年 - 788年)
- ハールーン・アッラシード(763年 - 809年) - アッバース朝の第5代カリフ(在位786年 - 809年)
[編集] キリスト教世界
- ボニファティウス(672年頃 - 754年) - キリスト教宣教師・「ドイツ人の使徒」
- ベーダ・ヴェネラビリス(672年/673年 - 735年) - キリスト教聖職者・歴史家として『イングランド教会史』を著す
- ダマスコのヨハネ(676年頃 - 749年) - キリスト教神学者・聖像崇敬を擁護
- レオーン3世(680年? - 741年) - 東ローマ帝国イサウリア朝の皇帝(在位717年 - 741年)・聖像崇拝を禁止
- カール・マルテル(686年 - 741年) - フランク王国の宮宰・トゥール・ポワティエ間の戦いで勝利
- ロデリック(687年以降 - 712年頃) - 西ゴート王国最後の国王(在位710年 - 712年頃)
- ピピン3世(小ピピン)(714年 - 768年) - カロリング朝の開祖(在位751年 - 768年)・カール・マルテルの子
- コンスタンティノス5世(コプロニュモス)(718年 - 775年) - 東ローマ帝国イサウリア朝の皇帝(在位741年 - 775年)
- デシデリウス(? - 786年) - ランゴバルド王国最後の国王(在位756年 - 774年)
- アルクィン(735年? - 804年) - 神学者でトゥール司教・フランク王国宮廷学校校長
- カール大帝(742年 - 814年) - フランク国王(在位768年 - 814年)・西ローマ皇帝(在位800年 - 814年)・小ピピンの子
- レオ3世(750年? - 816年) - ローマ教皇(在位795年 - 816年)・カール大帝の戴冠を行う
- エイレーネー(アテナイア)(752年 - 803年) - 東ローマ帝国イサウリア朝の女帝(在位797年 - 802年)・聖像崇敬を復活
[編集] 8世紀の日本の主要人物
- 藤原不比等(659年 - 720年) - 公卿・右大臣
- 柿本人麻呂(660年頃 - 720年頃) - 歌人・『万葉集』に歌が残る
- 太安万侶(生年不詳 - 723年) - 文官・『古事記』を編纂
- 行基(668年 - 749年) - 大僧正・東大寺大仏造造営の勧進としても活躍
- 舎人親王(676年 - 735年) - 天武天皇皇子・『日本書紀』を編纂
- 藤原四兄弟
- 橘諸兄(684年 - 757年) - 公卿・左大臣
- 長屋王(684年? - 729年) - 皇族・公卿・左大臣・長屋王の変で自害した
- 吉備真備(695年 - 775年) - 遣唐留学生・帰国後は右大臣
- 阿倍仲麻呂(698年 - 770年 - 遣唐留学生・帰国せず唐朝に仕え高官となる
- 聖武天皇(701年 - 756年) - 第45代天皇(在位724年 - 749年)
- 光明皇后(701年 - 760年) - 聖武天皇の皇后
- 藤原仲麻呂(706年 - 764年) - 公卿・太師(太政大臣)
- 藤原真楯(715年 - 766年) - 公卿・大納言
- 大伴家持(718年頃 - 785年) - 公卿・中納言・『万葉集』を編纂か
- 道鏡(? - 772年) - 太政大臣禅師・法王
- 和気清麻呂(733年 - 799年) - 公卿・民部卿
- 桓武天皇(737年 - 806年) - 第50代天皇(在位781年 - 806年)
- 藤原種継(737年 - 785年) - 公卿・中納言
[編集] 10年紀と各年
| 700年代 | 700 | 701 | 702 | 703 | 704 | 705 | 706 | 707 | 708 | 709 |
| 710年代 | 710 | 711 | 712 | 713 | 714 | 715 | 716 | 717 | 718 | 719 |
| 720年代 | 720 | 721 | 722 | 723 | 724 | 725 | 726 | 727 | 728 | 729 |
| 730年代 | 730 | 731 | 732 | 733 | 734 | 735 | 736 | 737 | 738 | 739 |
| 740年代 | 740 | 741 | 742 | 743 | 744 | 745 | 746 | 747 | 748 | 749 |
| 750年代 | 750 | 751 | 752 | 753 | 754 | 755 | 756 | 757 | 758 | 759 |
| 760年代 | 760 | 761 | 762 | 763 | 764 | 765 | 766 | 767 | 768 | 769 |
| 770年代 | 770 | 771 | 772 | 773 | 774 | 775 | 776 | 777 | 778 | 779 |
| 780年代 | 780 | 781 | 782 | 783 | 784 | 785 | 786 | 787 | 788 | 789 |
| 790年代 | 790 | 791 | 792 | 793 | 794 | 795 | 796 | 797 | 798 | 799 |
| 800年代 | 800 | 801 | 802 | 803 | 804 | 805 | 806 | 807 | 808 | 809 |