クリスチャン・ローゼンクロイツ

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クリスチャン・ローゼンクロイツChristian Rosenkreutz,1378年-1484年)は、ヨーロッパ中世伝説上の魔術師である。

概要[編集]

古代の英知を守り伝え、人類を正しい方向に導くため密かに活動しているとされる薔薇十字団の開祖とされている。 ローゼンクロイツの生涯は、ドイツ聖職者であるヨハン・ヴァレンティン・アンドレーエの作とされる『化学の結婚』や、1614年頃にドイツで書かれたパンフレット『薔薇十字団の名声』、翌年には『薔薇十字団の告白』に語られている。

それらの資料によればローゼンクロイツは、ドイツのブロッケン山近くの貧乏な没落貴族の家系に生まれ、修道院で育ち、後に薔薇十字団をともに結成することになる3人の盟友と知り合ったのも、このときである。16歳になるとエルサレムへの巡礼に向かうが、その途中、アラビア半島の賢者について耳にし、現在のイエメンにあるダムカルに向かい、ダムカルの賢者たちは、ローゼンクロイツのことを、長いこと待ち望んでいた人物として手厚く迎えたという。

ローゼンクロイツはダムカルで、アラビア語学、自然学を学び、奥義書『Mの書』と呼ばれる書物をラテン語に翻訳、その後モロッコフェズで四大精霊人と呼ばれる人物と出会い、多くの知識を得た後ドイツに帰国し3人の盟友に4人の仲間を加え薔薇十字団を結成。

ローゼンクロイツは106歳で死亡したが、死後120年を経た1604年、ある会員が彼の秘密の墓に通じる隠し戸を偶然発見し、中に入ると、七角形の埋葬室の天井には永遠に消えることのないランプが輝き、ローゼンクロイツの遺体は腐らずに完全なままに保たれていた上、「我は120年後に蘇るであろう」と記された碑文も発見されたという。

参考文献[編集]