池田駅 (大阪府)

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池田駅
駅ビル全景
いけだ
Ikeda
HK-48 石橋 (2.4 km)
(1.3 km) 川西能勢口 HK-50
所在地 大阪府池田市栄町1番1号[1]
北緯34度49分17.59秒 東経135度25分32.92秒 / 北緯34.8215528度 東経135.4258111度 / 34.8215528; 135.4258111
駅番号 HK-49
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 宝塚本線
キロ程 15.9 km(梅田起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
51,728人/日
-2014年-
開業年月日 1910年明治43年)3月10日
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池田駅

池田駅(いけだえき)は、大阪府池田市栄町にある、阪急電鉄宝塚本線。駅番号はHK-49

2003年平成15年)8月30日ダイヤ改正以降、全営業列車が停車するようになった。

歴史

当駅は阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄の登記上の本店所在地で、平井車庫が開設される前には宝塚方に池田車庫が存在していた。その後、池田車庫の跡地はゴルフ場として利用されていたが廃止され、マンションなどに再開発された。

当駅西側で、線路がやや北よりになって猪名川を渡っている。これは、池田駅の高架化と猪名川橋梁のかさ上げが別事業だった[2]ことに加え、工法の違いがあった[3]ためである。実際、当駅付近が高架化された直後の数年間は線路は直進しており、その先にあった猪名川の旧橋梁(鉄橋、ガーター橋)を渡っていた。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する高架駅。宝塚側の上下本線間と下り線南側に引き上げ線が各1本設置されているため、停留所ではない。前者は宝塚発当駅終着の普通が、後者は梅田発当駅終着の普通が到着後に入庫する。翌朝2本とも宝塚行きの始発列車になる。改札コンコースは2階、ホームは3階にある。

のりば

号線 路線 方向 行先
1 宝塚本線 下り 宝塚神戸西宮北口今津方面
2 上り 大阪(梅田)十三箕面京都北千里方面

利用状況

2014年(平成26年)の1日平均乗降人員51,728人である。これは阪急電鉄全90駅中13位である。同市の石橋駅より3000人弱多い[8]

各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
出典
1995年 53,280 26,693 [9]
1996年 54,657 27,203 [10]
1997年 55,712 27,623 [11]
1998年 52,166 26,068 [12]
1999年 - -
2000年 52,929 26,675 [13]
2001年 51,821 26,058 [14]
2002年 50,878 25,414 [15]
2003年 50,814 25,425 [16]
2004年 51,076 25,679 [17]
2005年 51,103 25,577 [18]
2006年 51,285 25,787 [19]
2007年 52,583 26,367 [20]
2008年 52,615 26,241 [21]
2009年 52,101 26,145 [22]
2010年 50,005 25,010 [23]
2011年 50,804 25,453 [24]

駅周辺

五月山
池田泉州銀行池田営業部

駅西側の室町は阪急が沿線開発の一環として私鉄で初めて郊外住宅地の開発を行った地である[25]。住宅の分譲が開始されたのは1910年(明治43年)のことで、当時としては先進的な西洋風の住宅や生活協同組合といった生活スタイルが取り入れられた[25]。阪急の創始者である小林一三も当地に居を構え、小林に関連する文化施設も立地する[25]

バス路線

「池田」バス停があり、阪急バスの路線が乗り入れる。乗り場は東のりばと西のりばに分かれる。

東のりば(駅前)

  • 1番のりば(池田市内線)
    • 5系統 石橋北口 行(池田市役所前→八王子二丁目→園芸高校前経由)
    • 6系統 石橋北口 行(神田→ダイハツ本社前→阪急石橋経由)
    • 南部コースAルート 石橋北口 行(神田→宇保町→市立池田病院→光明公園前経由)
    • 南部コースBルート 石橋北口 行(市立池田病院→荘園一丁目→ダイハツ本社前→阪急石橋経由)
  • 2番のりば(池田市内線、130・135系統は東能勢線)
    • 3系統 井口堂 行(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→呉羽の里経由)
    • 3系統 井口堂 行(池田市役所前→下渋谷→呉羽の里経由)
    • 3系統 石橋北口 行(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→呉羽の里→文化会館前経由)
    • 3系統 石橋北口 行(池田市役所前→下渋谷→呉羽の里→文化会館前経由)
    • 4系統 井口堂 行(池田市役所前→下渋谷→付属池田小学校前→鉢塚経由)
    • 4系統 石橋北口 行(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→付属池田小学校前→鉢塚→文化会館前経由)
    • 130・135系統 市立池田病院 行(池田市役所前経由)
  • 3番のりば(池田市内線)
    • 1系統 大阪国際空港 行(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→井口堂→石橋北口→住吉経由)
    • 1系統 石橋北口 止(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→井口堂経由)
    • 1系統 井口堂 止(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里経由)
    • 1系統 呉羽の里 止(五月山公園・大広寺→東畑経由)
    • 1系統 石橋北口 行(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→文化会館前経由)

かつては豊中経由梅田行き、箕面経由千里中央行きなどの路線があったが廃止されている。

西のりば(案内所前)

  • 2番のりば(休止中)
  • 3番のりば(東能勢線)
    • 131系統 久安寺→伏尾台五丁目→伏尾台循環→伏尾台四丁目 行(吉田橋経由)
    • 132系統 伏尾台センター 行(吉田橋経由)
    • 133系統 伏尾台センター→伏尾台四丁目循環(吉田橋経由)
    • 139系統 吉田橋→久安寺→伏尾台五丁目→伏尾台循環→伏尾台四丁目→久安寺方面 行
    • 136系統 牧 行(吉田橋・久安寺・余野経由)
    • 136系統 久安寺 行(吉田橋経由)
    • 26系統  余野 行(吉田橋・久安寺経由、平日1回のみ)
    • 26系統 希望ヶ丘四丁目 行(吉田橋・久安寺・余野経由)※休日の一部便は余野で137番・妙見山上行きに連絡

かつては川西バスターミナルを経由して尼崎伊丹、清和台・日生中央方面などへの路線があったが廃止されている。 また、4番・5番のりばも存在したが、歩道拡張工事により使われなくなった(のりば跡は現在も残されている)。

隣の駅

阪急電鉄
宝塚本線
特急「日生エクスプレス」・通勤特急(梅田行きのみ)・急行・準急・普通
石橋駅 (HK-48) - 池田駅 (HK-49) - 川西能勢口駅 (HK-50)

脚注

  1. ^ 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、34頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ 正確には、池田市内高架化→池田駅付近高架化→猪名川橋梁かさ上げ→川西能勢口駅付近高架化の順。結果として、東から順に施工されたことになる。
  3. ^ 池田駅の高架化が仮線を振り出しての単線順次施工、猪名川橋梁かさ上げが完全なる別線施工でなされた。
  4. ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、14-17頁。ISBN 978-4-02-340141-9 
  5. ^ 阪急沿線NO.108(1984年10月1日、阪急電鉄発行)
  6. ^ 阪急沿線NO.119(1985年9月1日、阪急電鉄発行)
  7. ^ a b 『阪急コレクション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 1〉、2000年、134-135頁。ISBN 4-89485-038-9 
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年)
  25. ^ a b c 山下ルミ子『阪急宝塚線・能勢電鉄 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-5・32-33頁頁。ISBN 978-4-7791-1724-4 

関連項目

外部リンク