コンテンツにスキップ

天使の誘惑 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天使の誘惑'84から転送)
「天使の誘惑」
黛ジュンシングル
初出アルバム『天使の誘惑』
B面 ブラック・ルーム
土曜の夜何かが起きる'95
リリース
ジャンル 歌謡曲
レーベル キャピトル・レコード/
東芝音楽工業
作詞・作曲 なかにし礼(作詞)
鈴木邦彦(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン
  • 1968年度年間18位(オリコン)
  • 黛ジュン シングル 年表
    乙女の祈り
    (1968年)
    天使の誘惑
    (1968年)
    夕月
    (1968年)
    テンプレートを表示

    天使の誘惑」(てんしのゆうわく)は、1968年5月1日に発売された黛ジュンの4枚目のシングル。

    解説

    [編集]

    黛ジュンは本楽曲で1968年の「第10回日本レコード大賞」を受賞した。

    黛のレコード大賞受賞が発表された「第10回日本レコード大賞」の発表音楽会はモノクロ映像で現存している(同回はモノクロ放送だった最後の回であり、TBSに現存するレコード大賞の映像は同回のものが最古である)。また、本楽曲がレコード大賞を受賞した1週間後にはレコード大賞開始10周年を記念し、それまでのレコード大賞各賞受賞者たちが勢揃いした特別番組「10周年記念音楽会」が放映され、そちらは本楽曲の映像も含めて、鮮明なカラーのビデオ映像の完全版VTRが現存している。

    同年の「第19回NHK紅白歌合戦」では本楽曲が歌唱された。同紅白では、当初和服姿で『夕月』を歌唱することになっていたが、本楽曲が12月21日に行われたレコード大賞を受賞したため(レコード大賞が大晦日の開催になるのは翌年から)、歌唱曲が変更され、黛の代名詞ともいえるミニスカートで出場した。

    B面「ブラック・ルーム」の編曲を手掛けた渡辺たかしは、後の三木たかしで、黛の実兄である。

    同年7月20日には本楽曲をもとに黛主演による同名映画『天使の誘惑』が松竹で公開された。

    1968年11月時点での売上は公称100万枚[1]

    1995年には、『恋のハレルヤ』とともに、『天使の誘惑'95』としてアレンジされたバージョンが発売された(カップリングも『土曜の夜何かが起きる』のアレンジバージョン)。

    阪急ブレーブス(→オリックス・ブレーブス/ブルーウェーブ)に在籍した柴原実外野手)の個人応援歌に替え歌が使用されていた。

    収録曲

    [編集]

    オリジナル盤

    [編集]

    定価は370円(当時)

    1. 天使の誘惑
      編曲:鈴木邦彦
    2. ブラック・ルーム
      編曲:渡辺たかし

    1995年盤

    [編集]
    • 両楽曲共に、作詞:なかにし礼/作曲:鈴木邦彦
    1. 天使の誘惑'95
      編曲:秋谷えりこ
    2. 土曜の夜何かが起きる'95
      編曲:奥井史生

    井上杏美のシングル

    [編集]
    「天使の誘惑'84」
    井上杏美シングル
    A面 天使の誘惑'84
    B面 瞳のマジック
    リリース
    ジャンル アイドル歌謡曲
    時間
    レーベル リバスター
    作詞・作曲 なかにし礼(作詞)
    鈴木邦彦(作曲)
    井上杏美 シングル 年表
    ゆうべの秘密
    1983年
    天使の誘惑'84
    1984年
    悲しみが許せない
    1986年
    テンプレートを表示

    天使の誘惑'84」(てんしのゆうわく'84)は、1984年7月21日に発売された井上杏美(現・井上あずみ)の3枚目のシングル。黛ジュンの「天使の誘惑」のカバー。

    収録曲

    [編集]
    1. 天使の誘惑'84(3分33秒)
      作詞:なかにし礼/作曲:鈴木邦彦/編曲:沢健一
    2. 瞳のマジック(4分7秒)
      作曲:みなみらんぼう/作曲:ハラオサム/編曲:石原慎二

    カバー

    [編集]

    CM

    [編集]

    脚注

    [編集]
    1. ^ サンデー毎日』1968年12月8日号、127頁。
    2. ^ Discography |”. 西田あい. 2019年6月12日閲覧。