ブラバム・BT3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月6日 (土) 21:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 3 件をウィキデータ上の (d:Q2923207 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ブラバム・BT3
BT3
BT3
カテゴリー F1
コンストラクター モーター・レーシング・デベロップメント
デザイナー ロン・トーラナック
後継 ブラバム・BT7
主要諸元
シャシー 鋼管スペースフレーム
サスペンション(後) 4リンク
トレッド 前:
後:
エンジン コヴェントリー・クライマックス,FWMV 1,494cc V8 NA ミッドエンジン、縦置き
トランスミッション 6速 MT
重量 501.2kg
タイヤ ダンロップ
主要成績
チーム ブラバム・レーシング・オーガニゼーション
イアン・レイビー・レーシング
ドライバー オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム
イギリスの旗 イアン・レイビー
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1962年ドイツグランプリ
出走優勝ポールFラップ
3000
テンプレートを表示

ブラバム・BT3Brabham BT3 )はブラバム1962年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。設計者はロン・トーラナック。

若手ドライバーのためのF3マシンの製作から出発したブラバムはその改良発展型のF1マシンBT3を製作して1962年第6戦ドイツグランプリからジャック・ブラバム自身が乗り、F1への参戦を開始した。この時はリタイヤに終わったが第8戦アメリカグランプリ4位、第9戦南アフリカグランプリ4位となり、計6ポイントを得た。

当時スタンダードだった鋼管スペースフレーム、4リンクリアサスペンション、葉巻型とオーソドックスな構成だったが機能性と安全性を備えており、この保守的で着実なマシン製作は以降のブラバムの基本姿勢となった。

F1における全成績

(key)

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ポイント 順位
1962 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション クライマックス FWMV V8 D NED
オランダの旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
RSA
南アフリカ共和国の旗
6 7位
オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム Ret 4 4
1963 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション クライマックス FWMV V8 D MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
NED
オランダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
RSA
南アフリカ共和国の旗
30+ 3位
オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム Ret 5
1964 イアン・レイビー・レーシング BRM P56 V8 D MON
モナコの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
7- 6位
イギリスの旗 イアン・レイビー Ret DNQ
1965 イアン・レイビー・レーシング BRM P56 V8 D RSA
南アフリカ共和国の旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
NED
オランダの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
5- 7位
ニュージーランドの旗 クリス・エイモン DNS
イギリスの旗 イアン・レイビー 11 DNQ DNS
  • + BT7が獲得した28ポイントを含む。
  • - BT11が獲得。

脚注

参考文献

  • ジョー・ホンダ『F1サーカスのヒーローたち』グランプリ出版