グッドスマイルカンパニー
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | GSC、グッスマ |
本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田三丁目16番12号 アキバCOビル8F |
設立 |
2001年5月1日 (有限会社グッドスマイルカンパニー) |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 6040001076781 |
事業内容 |
玩具・フィギュアの企画・制作・製造・販売 玩具・フィギュア・雑貨・アクセサリーの販売請負 映像・音楽・イベントの企画・制作 写真撮影・広告・パッケージデザイン制作 アーティストマネジメント |
代表者 | 代表取締役社長 安藝貴範 |
資本金 | 300万円(2010年9月30日現在) |
売上高 | 115億0000万円(2012年9月期) |
営業利益 | 12億9,500万円(2010年9月期) |
経常利益 | 12億8,500万円(2010年9月期) |
純利益 | 7億2,300万円(2010年9月期) |
総資産 | 38億7,000万円(2010年9月期) |
従業員数 | 50人(2010年9月30日現在) |
決算期 | 9月30日 |
主要株主 |
安藝貴範 100.00% (2012年5月1日現在) |
関係する人物 | MAX渡辺(マックスファクトリー代表) |
外部リンク | https://www.goodsmile.info/ |
特記事項:2012年5月1日、株式会社に改組 |
株式会社グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY, INC.、略号:GSC)は日本のフィギュア、玩具などの企画・制作・製造・販売を行うメーカー。愛称は「グッスマ」。設立から2012年4月までの社名は有限会社グッドスマイルカンパニーであった[1]。
概要
バンプレストで子会社の芸能事務所ミューラスの担当者だった安藝貴範が、2001年のミューラス解散時に一部の所属タレントの受け皿として創業。当初はイベント運営会社・タレント事務所だった。資本金は仕事で付き合いのあったマックスファクトリー代表のMAX渡辺から借り、芸能関係の仕事も少ないためマックスファクトリーとの提携で食玩の企画・開発、具店・フィールドショップ「釣侍」の運営も行っていた(現在は資本関係は離れている)[2]。看板タレントが脱退したことを機にホビー事業を事業の中核に据え、現在は玩具・フィギュアの企画・制作・製造・販売の他、アクセサリー・雑貨の企画・制作・製造・販売、玩具・フィギュア・雑貨・アクセサリーの販売請負なども行っている。なお、タカラトミーの関連商品なども手掛けている。
フィギュアは自社製品以外に代理店業務として、マックスファクトリー、アルター、FREEing、海洋堂(リボルテックSFOのみ)など各社の商品を扱っている。特にマックスファクトリーとは長らく補佐業務や販売請負を行ってきたことから関係は深く、ワンダーフェスティバルをはじめとする各種展示会・イベントにはマックスファクトリーと共同で出展しており、本社も2012年6月までは千葉県松戸市内に、同年7月からは東京スカイツリーイーストタワーの同一フロアに、2016年1月からは東京都千代田区の同一ビル内に置いている。
自社製品の開発や案内状況などを女性社員の目からアピールする形の「カホタンブログ(旧ミカタンブログ)」「あさのんブログ(現在は終了)」といった広報ブログを展開、関係するメーカーにも積極的にブログを保有させ、情報の広範囲にわたる発信を促してきた。「ユーザーと足並みを揃えた形」の経営方針はMAX渡辺の「業界随一のホビー好き」が社内に浸透した所以とも言われている。
沿革
- 2001年5月 - 千葉県松戸市新松戸に有限会社グッドスマイルカンパニー設立[3]
- 2002年1月 - 玩具の企画・制作OEM業務開始[3]
- 2003年11月 - アクセサリー事業部「dicokick」事業開始
- 2004年9月 - 初の自社ブランドフィギュア「1/8朝倉音夢」発売
- 2005年4月 - ホビー商材の自社流通開始
- 2006年2月 - ねんどろいどのシリーズ展開開始
- 2008年
- 2010年
- 3月 - 『ブラック★ロックシューター』を展開
- 8月 - ショールーム兼用カフェ「グッドスマイルカフェ」を開店(2012年5月31日閉店)
- 2012年
- 5月 - 株式会社に改組
- 7月 - 本社を東京都墨田区押上一丁目1番2号東京スカイツリーイーストタワー17Fに移転
- 2014年12月 - 鳥取県倉吉市の西倉吉工業団地に国内初の製造工場を新設(オンキヨーグループより賃借)[4][5]
- 2016年1月 - 本社を現在地に移転
- 2020年10月 - 経営破綻したアクアマリンとイージーエイトの破産管財人から、『宝多六花 水着style』『ムーンキャンサー/BB(第二再臨)』など一部製品の開発権・発売権を譲受[6][7][8]
- 2021年7月 - ブライスの製造・販売をタカラトミーから移管(ハズブロから許諾を受けて製造・販売を行い、プロデュースはクロスワールドコネクションズが継続)[9][10]
グッスマ星人とぐま子
同社のイメージマスコットとして展開されるキャラクター。本来はグッスマ星人の方が公式のマスコットである。
ぐま子は2008年4月1日に公式ブログでエイプリルフールのジョークネタとして公開された「ぐっすまうどん」のマスコットキャラであり、グッスマ星人を女の子に着せたようなデザインをしている。ただし、うどん屋のマスコットという事もあって頭部から延びるツインテール(グッスマ星人の手がモチーフ)は実はうどんである。ぐま子は本来、エイプリルフールネタであったため4月1日限定仕様のはずであったが、社内外から好評を博し、結果的にそのままもう1つのマスコットキャラとして定着している。
なお、グッスマ星人フィギュアはグッドスマイルカンパニーの「名刺」としても用いられている(フィギュアメーカーとしてのアピール。ミカタンが主に用いるため「ミカタン名刺」とも呼ばれている)。
主な商品
- シュラキ・トリニティBOX - レッド・エンタテインメントとのコラボレーション企画。フィギュアとドラマCDなどがセットとなっている。
- ねんどろいど
- figma - 企画・開発はマックスファクトリー。
- リボルテック - 企画・開発は海洋堂。
- MODEROID
- dicokick(アクセサリーブランド)
- ブラック★ロックシューター(アニメーション作品)
- actsta(アクスタ) - act・statueの意。
- Hint - ニッポン放送、Cerevoと共同開発したラジオ受信機。
タレントマネジメント部門「WHOOPEE」
俳優・タレント・声優の育成・マネジメント・プロモーションをおこなう部門として設立。2012年5月16日をもって閉鎖[11]。
過去の所属タレント
作品一覧
アニメ
グッドスマイルカンパニー
- 2008年
- 2009年
- 2010年
-
- いちばんうしろの大魔王
- ブラック★ロックシューター(幹事、ビデオグラム、商品化)
- 探偵オペラ ミルキィホームズ 第1期・第2期
- 2011年
- 2012年
-
- ブラック★ロックシューター TVアニメ版
- 戦姫絶唱シンフォギア 第1期・第2期
- ベルセルク 黄金時代篇
- TARI TARI
- うーさーのその日暮らしシリーズ(幹事、商品化)
- 2013年
- 2014年
- 2015年
-
- 冴えない彼女の育てかたシリーズ
- ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン
- 干物妹!うまるちゃんシリーズ
- ワンパンマンシリーズ
- 2016年
-
- 宇宙パトロールルル子(幹事、商品化、配信)
- 刀剣乱舞-花丸-シリーズ
- 2017年
-
- リトルウィッチアカデミア
- 時間の支配者(ビデオグラム)
- 活撃 刀剣乱舞
- 2018年
- 2019年
-
- 盾の勇者の成り上がり
- ケムリクサ(スペシャルサンクス)
- LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-(商品化)
- 2020年
- 2022年
-
- 咲う アルスノトリア すんっ!(配信、海外)
- RWBY 氷雪帝国
- くノ一ツバキの胸の内
- 時期未発表
グッドスマイルフィルム
- 2018年
-
- こみっくがーるず(企画、プロデュース、音楽制作、宣伝)
- 色づく世界の明日から(企画、プロデュース、音楽制作、宣伝)
- ゴブリンスレイヤー(プロデュース、音楽制作、宣伝)
- メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-(企画、プロデュース、宣伝)
- 2019年
-
- 五等分の花嫁(宣伝プロデュース)
- コップクラフト(プロデュース)
- ノー・ガンズ・ライフ(音響制作)
- 浦島坂田船の日常(プロデュース)
- BLACKFOX(音楽制作)
- 2020年
- 2021年
- 2022年
-
- 失格紋の最強賢者(プロデュース)
ゲーム
- 2016年
-
- グランドサマナーズ(配信、宣伝)
- 2019年
-
- 東京クロノス(商品化)
- 2020年
-
- 東方LostWord(配信)
- 2021年
-
- 咲う アルスノトリア(配信、宣伝)
その他
- 2016年
- 2017年
-
- 刀剣乱舞 おっきいこんのすけの刀剣散歩シリーズ(企画協力)
モータースポーツ
- ラリージャパン
- 2007年にラリージャパンに参戦したStreetLifeのメインスポンサーとなり、吉井崇博の運転するマシンにグッドスマイルカンパニーのロゴやイメージカラーなどをモチーフにしたカラーリングが施された。
- SUPER GT
- 2008年より初音ミクのイラストをボディにあしらった痛車仕様のGT300マシンで参戦したStudie GLAD Racingのメインスポンサーとなり、2010年からは子会社のグッドスマイルレーシングがチームオーナーとなってこれを継承したチームで参戦している。また、2013年のJAFグランプリで行われた「レジェンドカップ」においては冠スポンサーとなり、2014年シリーズの第2戦からはシリーズスポンサーとなっている[13]。
- 「Studie GLAD Racing」および「グッドスマイルレーシング」も参照
- 小林可夢偉
- 2010年8月27日F1ドライバーである小林可夢偉と個人スポンサー契約をした。当初の契約は同年の最終戦アブダビGPまでであったが[14][15]、翌2011年もシリーズ最終戦まで契約を延長した[16]。2010年の契約では小林のレーシングスーツに会社のロゴが記載されたが、2011年の契約よりヘルメットに会社ロゴが記載される。
- フォーミュラ・ニッポン/安田裕信
- 近藤真彦が代表・監督を務めるKONDO Racingと、フォーミュラ・ニッポンでの2012年シーズンのスポンサー契約を締結、マシンにロゴが記載される。同時にドライバーの安田裕信ともパーソナルスポンサー契約を行い、フォーミュラ・ニッポンやSUPER GT GT500クラスでのスポンサーとなる[17]。
- レッドブル・エアレース千葉
- 2015年5月16日、17日に初開催される同大会の開催に参画し、社長の安藝がエグゼクティブプロデューサーを務める[18]。また上位3名に贈られるトロフィーのデザインも担当した[19]。
関連・関係する企業
関連会社
- 株式会社グッドスマイルレーシング
- 株式会社グッドスマイルロジスティクス&ソリューションズ
- 株式会社グッドスマイルフィルム
- 株式会社グッドスマイルアーツ
- 株式会社グッドスマイルパートナーズ[20]
- 株式会社ジュウロクホウイ[21]
- Ultra Tokyo Connection, LLC
- 良笑(上海)商貿有限公司(グッドスマイル上海)
- 良笑塑美(上海) 文化艺术有限公司(グッドスマイルアーツ上海)[22]
- 株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ
提携・関係会社
- 株式会社マックスファクトリー
- 株式会社マックスグッドスマイルホールディングス[23]
- 株式会社ファット・カンパニー
- 株式会社ネイティブ
- 株式会社Gift
- 株式会社TRIKT
- 株式会社MAGES.
- 株式会社MEM
- 株式会社ハイチューブ
出典
- ^ 会社案内
- ^ アキバBlog内安藝のコラムより。設立10周年。グッドスマイルカンパニーの歴史の前半です、グッドスマイルカンパニーの歴史。 2003年頃のことです
- ^ a b “グッドスマイルカンパニー 会社概要 | 企業情報”. www.goodsmile.info. 2020年10月7日閲覧。
- ^ 倉吉にフィギュア製造拠点 県など企業と調印,読売新聞,2014年6月27日
- ^ 「ねんどろいど」まんが王国に立つ 鳥取県が工場誘致,朝日新聞,2014年12月4日
- ^ 「株式会社アクアマリン」「株式会社イージーエイト」発売商品についてのお知らせグッドスマイルカンパニー 2020年10月21日
- ^ 株式会社アクアマリン「時崎狂三 決意のafter date style」についてのお知らせグッドスマイルカンパニー 2020年10月28日
- ^ 株式会社アクアマリン発売商品についてのお知らせグッドスマイルカンパニー 2020年11月25日
- ^ 「ブライス」製造および製品流通についてグッドスマイルカンパニー 2021年12月3日
- ^ ブライスドールの発売元変更のお知らせクロスワールドコネクションズ 2021年4月6日
- ^ 皆様へご報告
- ^ “作品一覧”. グッドスマイルカンパニー. 2019年5月21日閲覧。
- ^ グッドスマイルカンパニー、日本最高峰のモータースポーツSUPER GTのシリーズスポンサーに!,株式会社グッドスマイルカンパニー,2014年5月2日
- ^ “小林可夢偉、グッドスマイルカンパニーとパーソナルスポンサー契約”. F1 Gate.com. (2010年8月27日) 2010年8月27日閲覧。
- ^ “「有限会社グッドスマイルカンパニー」とパーソナルスポンサーシップ契約締結”. 小林可夢偉オフィシャルサイト. (2010年8月27日) 2010年8月27日閲覧。
- ^ “小林可夢偉、クッドスマイルカンパニーとのスポンサー契約を延長”. F1 Gate.com. (2011年1月30日) 2011年1月30日閲覧。
- ^ KONDO RACING、及び、レーシングドライバー安田裕信選手とのスポンサーシップ契約を発表、有限会社グッドスマイルカンパニー、2012年4月12日
- ^ レッドブル、世界最速のモータースポーツという「Red Bull Air Race Chiba 2015」を日本初開催,Car Watch,2014年11月27日
- ^ “気品漂う千葉大会のトロフィー”. Red Bull Air Race (2015年5月17日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ 投資対象の活性化と事業拡大を実現しエンタテインメントの未来を拓く”グッドスマイルパートナーズ”設立。,株式会社グッドスマイルパートナーズ,2018年12月11日
- ^ 16 directions●株式会社ジュウロクホウイ公式サイト
- ^ 新会社「Good Smile Arts Shanghai, Inc.」設立についてのお知らせ
- ^ 株式会社マックスグッドスマイルホールディングスの情報|国税庁法人番号公表サイト
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- カホタンブログ - Ameba Blog(女性スタッフによる社内公式ブログ 基本的に平日更新)
- ぐま子 【おしらせがかり】 (@GSC_GUMA) - X(旧Twitter)(Webサイト・ブログの更新情報や商品情報、関連情報を配信)
- GOOD SMILE CHANNEL - YouTubeチャンネル(株式会社グッドスマイルカンパニー公式チャンネル!)
- グッスマチャンネル - ニコニコチャンネル
- GOODSMILE RACING (グッドスマイルレーシング)
- WHOOPEE
- グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ(ショールーム兼用の直営カフェ、鉄人化計画との共同運営。2014年3月閉店)
- GOOD SMILE×animate cafe秋葉原(ショールーム兼用の直営カフェ、アニメイトとの共同運営。2014年4月オープン)
- ファットカンパニー(GSC社内の独立ブランドとして設置されたフィギュアメーカーブランド)