カラー (映像制作会社)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 非公開[1] |
設立 | 2006年5月 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2011301013919 |
事業内容 | 映像作品の企画・原作・脚本・デザイン等の開発、映像作品の製作・制作・配給・宣伝等、出版 |
代表者 | 庵野秀明(代表取締役) |
関係する人物 |
安野モヨコ(取締役) 鶴巻和哉(取締役) 摩砂雪(取締役) |
外部リンク | http://khara.co.jp/ |
株式会社カラー(英称:khara)は、映像作品の企画と製作を主な事業内容とする日本の企業。
概要
ガイナックスの映像企画担当取締役だった庵野秀明が、取締役を辞して2006年5月に設立した映像製作会社である。株式会社カラーの設立から4ヵ月後の2006年9月には、自社企画のアニメーションを制作するための制作スタジオであるスタジオカラーが設立された。代表取締役には庵野秀明、取締役には摩砂雪、鶴巻和哉、安野モヨコ(庵野夫人)らが名を連ねる[2]。
社名
社名の「カラー」は、取締役の安野モヨコが命名した。英語の「Color」ではなくχαραと表記し、ギリシャ語で「歓喜」を意味する[3]。また、同社の社名のロゴも安野が手がけている[2]。
特徴
人材育成と労働環境の改善
代表取締役の庵野は「動画の人材育成をしないとスタジオの血が若返らない」と主張し、動画マンや新人の育成に注力する考えを表明している。庵野は「アニメーション業界全体を改善するのはかなり難しい」と指摘しつつ「せめて自分のできる範囲ぐらいは何とかしよう」と述べており、その具体策としては「安定した収入や保険など可能な限り環境をよくしたい」と語り、「賞与だけでなく社員旅行や福利厚生にも力を入れていく」としている。経営に関しては「社員の老後まで考えて、きちんとした会社を作っていく。社長として安定した経営を心がける」とし、「アニメーションや特撮と行った文化を遺していく作業にも従事していきたい」と意気込みを述べている[2]。
その他
月刊ニュータイプ2011年6月号のスタジオカラー特集では、スタジオジブリの宮崎駿と鈴木敏夫、キングレコードの大月俊倫、Production I.Gの石井朋彦、ボンズ取締役の南雅彦、サンライズ代表取締役社長の内田健二、アニメーション監督の神山健治がカラーへ応援メッセージを送っている。
作品
劇場アニメ
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ
- 前編 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 - 製作(2007年9月1日公開)
- 中編 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 - 製作(2009年6月27日公開)
- 後編 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年秋公開予定)
- 完結編 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?』(2013年公開予定)
実写映画
漫画
- 新世紀エヴァンゲリオン(貞本義行) - 原作
- 新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画(高橋脩) - 原作
- ぷちえう゛ぁ(濱元隆輔) - 原作
- 新世紀エヴァンゲリオン 学園堕天録(眠民) - 原作
小説
- エヴァンゲリオン ANIMA(山下いくと・陰山琢磨) - 原作
制作協力等
劇場用アニメ
- 崖の上のポニョ - 制作協力(2008年・スタジオジブリ)
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- (2010年・サンライズ)
- 劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(2011年・ビックウエスト)
- 攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年・Production I.G)
- コクリコ坂から(2011年・スタジオジブリ)
OVA
- 機動戦士ガンダムUC episode 3 「ラプラスの亡霊」(2011年・サンライズ)
脚注
関連項目
- ガイナックス
- 庵野秀明
- 轟木一騎(カラー取締役・企画部長)
- 鶴巻和哉(カラー取締役・所属アニメーション監督・演出家)
- 摩砂雪(カラー取締役・所属アニメーター・演出家)
- 樋口真嗣(特技監督・演出家)
- 松原秀典(所属アニメーター)
- 本田雄(所属アニメーター)
- 田中達也(所属アニメーター)
- 平松禎史(所属アニメーター)
- 村田康人(所属アニメーター・動画検査)
- 井関修一(所属アニメーター)
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